日本経済

2016年6月20日

【三橋貴明】バブル期並に銀行の貸出態度が緩んでいる現実

From 三橋貴明

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少子高齢化に伴う生産年齢人口比率の低下。
深刻化する人手不足の中、鈍化する日本の成長。

しかし、この人手不足こそ次なる成長への鍵だった。
これから起ころうとしている第4次産業革命とは一体?

『月刊三橋』最新号
「第四次産業革命〜日本発の産業革命が世界をこう変える!」
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「ハ_フ_ル期並に銀行の貸出態度か_緩んて_いる現実」
From 三橋貴明

【今週のNewsピックアップ】
資本主義の死
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12171185430.html
Dead end(デッドエンド)
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12171441717.html

数少ない「まともなエコノミスト」の代表であるソシエテジェネラル証券の会田卓司氏の分析によると、日本の長期金利の水準は
「中小企業貸出態度DI」+「政策金利x調整ファクター」+アメリカの長期金利−「ネットの資金需要+日銀当座預金残高の変化」
で説明可能とのことです。

「中小企業貸出態度DI」とは、中小企業に対する銀行の貸出態度について、「1. 緩い」、「2. さほど厳しくない」、「3. 厳しい」のいずれかアンケート調査を行い、集計されます。

当たり前ですが、貸し出し態度DIが緩ければ緩いほど、長期金利は下がります。貸し出し態度DIが緩いとは、
「銀行が企業にお金を貸したがっている」
わけでございます。銀行は「安い金利」であっても、企業にお金を貸したがっているという話になります。

というわけで、貸出態度DIをグラフ化しました。

【日本の銀行の貸出態度判断DI(16年3月まで)】
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_53.html#DI

驚くなかれ。現在の銀行の中小企業に対する貸出態度は、リーマンショック前と比べてすら緩くなっているのです。と言いますか、中小企業の貸出態度DIが「20」に達したのは、何とバブル最盛期の1989年以来のことです。

すなわち、現在の銀行は大企業、中堅企業はもちろんのこと、中小企業に対してすら「お金を貸したがっている」というのが真実なのです。

もちろん、個別の案件を見れば、銀行側が貸し渋りをしているケースもありますが、ここで問題にしているのは国民経済という「マクロ」であり、ミクロの事例ではありません。

貸出態度DIがバブル期並みに「緩い」ということは、日本銀行がこれ以上の金融緩和を推進しても「無駄」という話になります。特に、マイナス金利政策の拡大は最悪です。日本銀行のマイナス金利政策は、政府が負うべき責任を銀行に丸投げしたに過ぎません。

問題になっているのは「企業が金を借りない」であり、「銀行が金を貸さない」ではないのです。

それにも関わらず、日本国内では相変わらず「政府の国債発行と財政出動」という、唯一の解答から目を背け、
「マイナス金利であるにも関わらず金を貸さない、銀行が悪い!」
などと無茶苦茶を言っている連中が少なくありません。彼らは、銀行の貸出態度DIが「バブル期」並に緩くなっているという現実を、いかに説明するのでしょうか。

いずれにせよ、我が国では次々に「国債発行+財政出動」を否定するレトリックが出現します。この種のレトリックを一つ一つ、しつこくしつこく、潰していかなければ、日本のデフレ脱却の日は遠のくばかりです。

ーーー発行者よりーーー

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しかし、この人手不足こそ次なる成長への鍵だった。
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【三橋貴明】バブル期並に銀行の貸出態度が緩んでいる現実への1件のコメント

  1. たろう より

    みずほ銀行や東京三菱銀行など日本のメインバンクが 韓国や中国の企業や反日企業への貸出を政府が後押ししてるようなものですね。彼らは借りるだけ借りまくって踏み倒しすることを何とも思いません。ソフトバンクは返してほしければもっともっと貸せと脅して のうのうと生きています。技術が中韓に盗まれまくって家電メーカーが壊滅的な打撃を受けてるのに放置してます。これに地方分権化 移民推進で財政健全化と経済活性化を目指してるわけで、このままだと日本は滅亡しかないと思います。

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