From 三橋貴明@ブログ
北朝鮮情勢が、再び緊迫化してきました。
『北朝鮮、グアム沖に4発発射「検討中」 広島など日本上空通過も予告
http://www.sankei.com/world/news/170810/wor1708100007-n1.html
米領グアム周辺へのミサイル発射に言及している北朝鮮は9日、
戦略軍司令官の談話として、グアム沖30~40キロ沖に
新型中距離弾道ミサイル「火星12」を4発同時に
発射する作戦案を「検討している」と警告した。
朝鮮中央通信が10日伝えた。
発射された場合、島根、広島、高知3県の日本上空を
通過するとしており、日米同盟への挑戦姿勢をあらわにした。』
8月9日、国営の朝鮮中央通信(KCNA)は、
中距離弾道ミサイル4発を米領グアムに向け
発射する計画を8月中旬までにまとめ、金正恩に提示。
実行に移すかどうか、金正恩の判断を
待つ方針であることを報じました。
KCNAによると、発射予定のミサイルは、
「朝鮮人民軍が発射する『火星12』は日本の
島根県、広島県、高知県の上空を通過する」
「1065秒で3356.7キロ飛行し、
グアム沖30─40キロの海域に着弾する」
とのことでございます。
また、同日、北朝鮮の報道官は、
「日本列島を瞬時に焦土化できる」と警告する声明を発表。
8月4日に、小野寺防衛大臣が「敵基地反撃能力の保有」の
検討をほのめかしたことに対し、名指しで、
「我が国への先制攻撃を正当化するための口実を確保すること」
「無知で狡猾で軽薄」
と強い口調でののしりました。
日本列島を瞬時に焦土化とは、一体全体、いかなる魔法を使うのか、
といった皮肉はともかく、現実に「敵国」が国土を「焦土化」すると
脅しをかけているのが、現在の日本国および
日本国民が置かれている状況なのです。
国土を焦土化すると叫んで切る狂国に対し、
安倍総理大臣はどのように「国民の安全に万全を期す」おつもりなのでしょうか。
もちろん、我が国の同盟国であるアメリカもまた、
北朝鮮に対し、強い姿勢を示しています。
トランプ大統領の警告に続き、マティス国防長官が8月9日、
「北朝鮮は孤立をやめ、核兵器の追求を放棄することを選ぶ必要がある」
「北朝鮮は体制の終焉、および自国民の破滅に
つながるようないかなる行動の検討もやめる必要がある」
と、発言。
北朝鮮危機の深刻化を受け、マスコミではまたぞろ
「アメリカが~」「中国が~」「ロシアが~」「韓国が~」という、
タコクガーな論評が始まるのでしょう。
もちろん、アメリカという同盟国と共同して動くという
姿勢は大事ですが、日本政府が日本国民のために
「万全を期す」ならば、まずは「我が国は」という言葉で
議論を始めなければならないはずです。
そういう意味で、小野寺防衛大臣の
「(自衛隊は)敵基地反撃能力の保有を検討するべき」(8月4日)
という発言は、まさに「我が国はどうするべきなのか?」という話であり、
「万全を期す」への第一歩と言えます。
それに対し、北朝鮮側が小野寺大臣を名指しで批判し、
「日本列島を焦土化」などと狂ったことを言いだしているわけで、これを受け、
「小野寺大臣の敵基地反撃能力に関する発言が、
北朝鮮を怒らせたのだ! 敵基地反撃能力の保有など、議論もまかりならん!」
といった論調でマスコミが騒ぎ、議論すら封じられるというのが、
これまでの日本のパターンでした。
真っ当な国であれば、とっくに日本は核武装に
向かい始めなければならない段階です。
この期に及び、情報戦で政治家が口を封じられ、
敵基地反撃能力の保有に踏み出せないならば、
北朝鮮がミサイルを撃とうが撃つまいが、
いずれにせよ我が国は「亡国」に追い込まれることになります。
北朝鮮が何を言おうが、決して敵基地反撃能力保有の
議論を封じられてはなりません。
それは、日本国民にとって「亡国」そのものに繋がるのです。
【三橋貴明】敵基地反撃能力保有の議論を封じられてはならないへの4件のコメント
2017年8月11日 8:32 AM
現実を直視使用♪
日本は 被占領国家
主権など ありません。。。」
自衛権など ありません。。。」
ごきげんよう さようなら。。。」
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2017年8月11日 8:50 AM
私は我が国は核武装をした方がいい。戦争をできる国にした方がいい。という意思を持っています。
ただその前に、日本は最高責任者が誰なのかを明確にしてほしい。
安倍さんが最高責任者だとは思えないからです。
誰かの意思で動かされているという風にしか見えません。
安倍さんに国民を守る意思はないように思います。
安倍さんに国民を豊にする意思は無いように思います。
安倍さんは特定の権力者に使われている風に見えるのです。
そして国民は今そこにある危機に対して鈍感です。
北朝鮮が日本を攻撃することなんてないだろう。と自分に都合がいい想像をしています。金儲けを最優先に考えるアメリカがただで北朝鮮に反撃してくれるはずがありません。
テレビ新聞で金儲けをしているエリートは、外しまくっている自分達の想像力をいまだに信じています。
もう他人に人生の主導権を渡すのはやめましょう。
今日と同じ明日は無いんです。今日より悪い明日か、今日よりいい明日しかないんです。
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2017年8月11日 11:18 AM
根本的な話するけど本来、財務、政治の敵が軍隊ですよ。
軍隊と言う実力組織(現実派)があって初めて安全保障に対しての財務、政治が動くんですよ。いわば財務、政治の目の上のタンコブが軍隊なんです。憲法の解釈がどうであれ、警察組織の延長上の力しか持たない自衛隊が財務、政治の力に太刀打ちできるんでしょうか?
本来、安全保障に対し財の圧力をかけるのは軍隊です。ただし軍隊の力が強すぎると高橋是清暗殺の様なクーデターが起きますが、軍の力が弱すぎると安全保障及び、それに類するエネルギー、インフラ、食料などの財が使われなくなり、つまり異常なまでの緊縮財政が横行する事になります。これはどちらの例もシビリアンコントロールが効いていないと私は判断しています。
本来、軍の力を抑え込むはずの政治が軍の力を膨張させようとする政治思想は危険です。しかし軍の力が弱すぎる国家はもっと危険です!それどころか日本には軍が存在していません!絶望……
最近、フランスでも軍に対しての緊縮が始まっていますが、グローバリズム(金融資本家)の最後の敵は国家主権、つまり軍隊の弱体化です。『軍隊がなくなれば平和になる〜』と思っている頭に花が咲いた妄想は辞めていただきたく思います。軍が無くなるとは主権がなくなる事であり民主主義がなくなり、豪族(金融資本家)が己の都合の良い軍隊を作るだけに過ぎないのです。
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2017年8月11日 6:16 PM
現在、北の核とICBMの保有は秒読み状態です。いまごろ、敵基地攻撃能力の保有を言い出すなんて、間抜けすぎます。たった今、必要な能力なのですから。今から議論して、出来上がったころには、アメリカと北が軍事的に同格となり、まったく使えない状況になっている可能性大。つまり、小野寺防衛大臣は、敵基地攻撃に関する兵器をアメリカ様から購入するから、北を攻撃するのを、やめにしませんか?と、取引しようとしているように、私には、みえますがーー。日本の国会議員は、朝鮮寄りの人がおおいからーー。ほんと、けしからんことですーー。日本の血税をそんな取引に使おうなんてーー。そう、思いませんか?三橋先生はーー。
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