From 三橋貴明@ブログ
———————————————
【PR】
日本が国連に2億ドル払える理由
財政赤字国のどこにそんな大金が?
TVが放送を自粛する意外な真実とは
http://www.keieikagakupub.com/sp/38DEBT/index_mag.php
———————————————
【今週のNewsピックアップ】
グローバリズムとの戦い(前編)
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12200419882.html
グローバリズムとの戦い(後編)
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12200625983.html
例えば、貴方がグローバリストで、英語が流暢に話せ、国境や国籍など意識せず、それなりの資産を持ち、
「どこの国に投資しても、投資利益(配当金・キャピタルゲイン)を獲得できる」
立場にいることを想像してみてください。貴方は、日本国に住み続ける必要がありますか。
もちろん、我が国は犯罪が極めて少なく、交通インフラは時刻通りに運行され、清潔で、人々が温和で優しい国です。
とはいえ、グローバリズムの蔓延で所得格差が拡大し、日本国が暮らし難い国になったら?
グローバリストたちは、単に「他の国」に行くだけの話です。
彼らに、祖国、My Contryという価値観はありません。あるのは、「お金を稼げるか?」だけです。
無論、人々が生産者として働き、他の国民の需要を満たすためにモノやサービスを生産し、
所得を稼ぐという意味で「お金を稼ぐ」なら構いません。とはいえ、彼らは違うのです。
グローバリストの稼ぐ「所得」とは、モノやサービスの生産による創出されるインカムゲインではないのです。
特定の企業などにお金を投資し、支払われる配当金や、値上がり益(キャピタルゲイン)なのです。
もちろん、三橋は株式投資を否定しているわけではありません。
とはいえ、本来、株式投資とは、特定企業の資本を持ち、その企業に売上、
利益を稼いでもらい、配当金をもらうというシステムなのです。
売上が伸びない中、人件費を削り、政治的に法人税を減税させ、強引に純利益を拡大し、自らの配当金を最大化するという発想は、
「違うでしょ!」
という価値観を三橋は持っているのです。
そもそも、国民の人件費を削減していくと、当たり前の話として購買力低下により内需は低迷します。
もちろん、グローバリスト的には、「国内がだめなら、グローバルに稼げばいいじゃん」
という話なのでしょうが、全ての国で「人件費削減、購買力の低下」が起きたらどうなるのでしょうか。
国民総貧困化どころか、地球人類総貧困化の状況になりかねません。
と言いますか、論理的には必ずそうなります。
無論、地球人類総貧困化が起きるのは、今日明日の話ではなく、「将来の話」です。
将来的に、グローバリズムが地球を嘗め尽くせば、人類総貧困化になりますが、
それまでに自分たちは死んでいるでしょう。
自分の子供たち、孫たち、あるいはその先の子孫について「どうでもいい」と思っているならば、
グローバリズムの思想を受け入れることもできるのでしょう。でも、わたくしは嫌です。
結局のところ、問題は「価値観」なのです。
グローバリズムという価値観を持っている人々は、民主主義という政治により状況を覆されることを恐れます。
だからこそ、グローバリストは「国民を分断」しようとします。
これは、帝国主義時代から綿々と続く、「支配」の構造なのです。
現代の日本では、様々な人々が国民を分断しようとします。
結果、我々はグローバリズムに抗う術を失いつつあります。
それでいいのでしょうか。
三橋は嫌です。嫌だからこそ、状況を改善するために言葉を発し、キーボードを叩き続けます。
この地道な、一見は効果がなさそうな一人の行為が、最終的に世界を変える可能性があることを知っているためです。
世界は、そう簡単には変わりません。とはいえ、たった一人の行為が変えてしまった歴史もあるのです。
ーーー発行者よりーーー
【PR】
日本を第二の韓国にしたくないあなたへ…
月刊三橋最新号
「韓国の研究〜なぜ、日本は翻弄され続けるのか?」
http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980/index_mag.php
【三橋貴明】地球人類総貧困化への5件のコメント
2016年9月19日 10:29 AM
グローバリズムの歴史…興味がわきますね。第二次世界大戦の「争点」は「需要の奪い合い」だったのではないか、と思うのです。つまり、今の状況は「いつか来た道」なのでは…?
コメントに返信する
メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です
2016年9月19日 10:54 PM
銀行屋の儲け。 (すみません、計算が苦手で1年ごとに計算します。) 1850年頃から法律で銀行の自己資本比率を10%とすると、資金の9倍の貸付ができるようになりました。それ以前は、架空の資金(紙幣の大元は金細工商の金塊預かり証ですが話を簡略にします)を貸し付ける行為は詐欺として絞首刑です。 100億円の資金があるとして貸付金利の利ザヤを2%とすると、貸付金利2%_900億円(資金100億円(新規預かり金は省略)の9倍)=18億円。 経費は初期貸付総額の1%くらいで900億円_1%=9億円として変わらないものとする。 支払い金利を0%(異常時代)とすると100億円_0%=0億円。 金利の変動がありますが貸付金利2%で計算します。貸付金利収入 900億円_2%=18億円収入も9倍に貸し付けられるので、9億円_9倍=81億円 (計算を簡素にするため金利収入も瞬時に貸し付けるとします。)貸付金利収入 81億円_2%=1.62億円支払い金利 0円銀行運営経費 9億円小計 18億円−0円−9億円+1.62億円=10.62億円元金+金利収入=100億円+10.62億円≒110.6億円 2年目元金110.6億円110.6億円_9倍=995.4億円995.4億円_2%≒20億円20億円_9倍=180億円180億円_2%≒3.6億円経費 初年度と変わらず9億円110.6億円+20億円+3.6億円−9億円≒125億円3年目 125億円_9倍=11250億円 _2%=26.46億円26.46億円_9倍≒238億円 _2%=4.8億円125億円+26.46億円+4.8億円−9億円≒147億円4年目147億_9倍=1323億円 _2%=26.46億円26.46億円_9倍=238億円 _2%≒4.8億円147億+26.46億円+4.8億円−9億円≒169億円5年目169億円_9倍=1521億円 _2%=30.42億円30.42億円_9倍=273.78億円 _2%≒5.5億円169億円+30.42億円+5.5億円−9億円≒196億円6年目196億円_9倍=1764億円 _2%=35.28億円35.28億円_9倍=317.52億円 _2%=6.35億円196億円+35.28億円+6.35億円−9億円≒229億円7年目229億円_9倍=2061億円 _2%=41.22億円41.22億円_9倍=370.98億円 _2%≒7.42億円229億円+41.22億円+7.42億円−9億円≒269億円8年目269億円_9倍=2421億円 _2%≒48.42億円48.42億円_9倍=435.78億円 _2%≒8.7億円269億円+48.42億円+8.7億円−9億円=317億円9年目317億円_9倍=2853億円 _2%≒57億円57億円_9倍=513億円 _2%≒10億円317億円+57億円+10億円−9億円=375億円10年目375億円_9倍=3375億円 _2%≒67.5億円67.5億円_9倍=607.5億円 _2%≒12億円375億円+67.5億円+12億円−9億円≒446億円446億円_100億円=4.46倍≒4.5倍20年目446億円_4.5倍≒2007億円(元金が増えるのでもっと加速がつきます)2007億円_100億円≒20倍デフレ時代でも20年で元金が20倍になりました。 ちなみに資金100億円、貸付金利5.0%、支払い金利3.0%(利ザヤ2.0%)で上記の計算をすると、100億_9倍_5%=45億45_9_5%=20.25100_3%(支払金利等)=345+20.25−3−9(100_9倍_1%=9億円、銀行経費として固定)=53.25億期末残高 100億+53.25億=153.25億10年目7546_9_0.05≒33963396_9_0.05≒15283396+1528−3−9=49127546+4912=12458(1兆2458億円)1兆2458億円_100億円≒125倍20年目100億_125倍_125倍≒156兆2500億円(種銭が膨らむので実際はもっと大きい)。10年目に約125倍の1兆2500千億円。20年目に最低でも1兆2500千億円_125倍≒156兆円になります。 世界中で大戦後の経済再生期における銀行の儲けは目がくらむばかりです。100億円が20年で156兆円、30年で1京9500兆円という結果になります。インフレ期の貸付金利5.0%は最低水準ですので、30年で100億円が1京9500兆円は当たらずとも遠からずと考えられます。 自己資本比率10%が立法されたあと10年から20年くらいで金融業者の勝負がついたものと考えられます。(100億円が1兆2500千億円から156兆円になります)。 自己資本比率10%の銀行貸付制度は詐欺的金融制度でこれを許してしまったのは意図的なものと思われます。これだけの利益があると世界中の政官財は金融業者の意のままと考えられます。200年前では全員絞首刑になります。 150年の歴史の銀行貸付制度(自己資本比率)が人間社会にとって益があるのか、有害なのかは疑問の余地はありません、有害です。成長のスピードコントロールができないガンのように世界中が銀行貸付(高利貸し)の植民地と化しています。東ドイツ出身ののメリケル首相は現在の銀行制度は質が悪いと判断している模様です。 銀行は預金を預かって運用し、事業をしていると考えるのは大間違いで元金100億円がたった30年で1京9500兆円になりました。つまり高利貸しが本職です。銀行貸付制度を適切なものに変更しないと経世済民を助けたり足を引っ張ったりの繰り返しになります。 中国共産党による世界への事業輸出(結果として中国元の新規貸し出しは上記の異常な儲けにつながる)が結実しないのは、現物よりも合法の銀行貸付制度を利用した金儲けにしか興味がないからと思えます。 日本円が1ドル360円の時に米国銀行(資金100億ドル)が900億ドル建て融資を日本国内の子会社に行い、円札(360円_900億ドル=32億4000万円)を金庫に保管します、10年たって1ドル180円の時に32億4000万円をドルと交換します。(1円当たりのドルとなり1/180と計算)32億4000万円_180円=1800億ドルとなり、元金だけで10年で1800億ドル_100億ドル=18倍(貸付金利抜き)になります。金へのドル兌換を廃止する内部情報は大統領筋には伝わっていたはずです。
コメントに返信する
メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です
2016年9月21日 1:39 AM
紙切れ(カネ)の価値を一番理解しているのが実は投資家なのです。ここで言う投資家とはカネでカネを稼ぐ人達の事ですがこの人達は己の力で価値を生み出す事が出来ない残念な生き物であります。ゆえに紙切れが持つ幻想の価値を必死で守ろうとする、もしくは量で価値を測るのです。つまり己に自信が無い為パラサイト的行動になるのです。簡単に言えばブランドを集める人かブランドを自ら作る人かの違いであります。無論この人達は前者のブランドを集める人です。ブランドに国境はありません。個人の行き方は自由です。しかし国家はブランドを自ら作る存在であらなければなりません。国家のブランドとは経世済民!国民が豊かで安全に暮らしていける社会であります。
コメントに返信する
メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です
2016年9月21日 9:57 PM
>株主様のご機嫌を伺い人件費を出来るだけ抑え、>配当金を高くし株価を釣り上げ体力をデカくし>最も効率的な大規模生産が出来たからです。まったくです。基礎的な技術開発を行わず、他社の育てた人材を奪って充当し、という点強調したいですね。ひとつ援護するとすれば、デフレ時代にあった戦略、つまり良いモノ、良い生活、良い未来というインフレな世界でなく、安いモノ、生活も未来も自己責任で、安物をイメージ戦略でかっこよく販売した、というのもありそうです。品質にこだわる日本企業はデフレの世界では飛べない鳥で絶滅危惧種でしょうか。そろそろ「失われた○○年」をやめて脱デフレしないと技術を担う会社が重態から死亡になるかもしれません。デフレが終わったとき、もうみんないなくなった、では意味が無いのです。日本の家電メーカーは随分死んじゃいましたか。。これも企業が悪かったのでしょうか。政治家のセンス、危機感を期待したいです。>(日本の自動車産業が依然強いのはコピー>しづらいアナログ的要素が多いため)完全同意です。ISOだとか何だとか、やたら文書化しろだとか、ルールを作れとか、「アメリカ人労働者の平均レベルでも生産できるよう技術を開示・具体化しろ」っていう運動にしか思えない、そしてそれに乗ぜられて日本の産業の良さ、技術力、これは個人だけでなく人と人とのかかわり合い、(団結力とは言いませんが・・団結って左翼的手垢が強そうなので)を捨ててきた、個性のない企業になってきた、それが戦後日本の(経済の側面での)良さをすべて消してしまった歴史ではないかと思うのです。銀行も潰してはいけない存在だったかもしれませんし、いろいろ振り返って考え直すべき時期ですよね。
コメントに返信する
メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です
2016年9月22日 3:05 PM
韓国のサムスン電子が日本の家電メーカーを圧倒した理由は、資本を最大限にデカくし資金力に物を言わせ日本の技術者を買い漁り大規模設備で安価でかつ比較的良質な製品を大量生産し日本の製品を駆逐してしまったからです。もっと分かりやすく言えば株主様のご機嫌を伺い人件費を出来るだけ抑え、配当金を高くし株価を釣り上げ体力をデカくし最も効率的な大規模生産が出来たからです。個人的に言えば今まで強すぎた日本の産業を弱らすためアメリカに仕組まれたと考えていますが(日本の自動車産業が依然強いのはコピーしづらいアナログ的要素が多いため)、ただ、このことから言えることは蓄積された技術 伝統や実績よりも企業の時価総額を手っ取り早く大きくした方が企業は繁栄することになります。世界中のグローバル企業が時価総額を上げようとする流れは止まらないのかな?とさえ思えます。それにしてもグローバル化や自由競争と言った美しい言葉を連発してるアメリカは 何か利益を得たのでしょうか?日本やドイツだけでなく中国韓国に自国市場を奪われその分雇用を失い 1%の大金持ち以外は全員貧しくなってます。その貧しくなった人を支えるため(?)に戦争を起こし石油利権を強奪し その下で無辜の人が多数亡くなっています。 何だが間違った方向に世界は動いてると思わざるを得ません。輸出を増やすってことはその分相手国の雇用奪い貧しくしている。グローバル化は人を幸せにしない。このことを世界の人々が認識し、出来るだけ自国生産自国消費を行いカネを国内に循環さすることが人類の幸せに繋がると思います。世界の主要国が法人税引き上げ金融自由化の制限と関税貿易に戻ることですね。
コメントに返信する
メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です
コメントを残す
メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です