コラム

2016年1月10日

[三橋実況中継]毎日講演に行っています

FROM 三橋貴明 http://keieikagakupub.com/38news/

——————————————————-

2015年、世界はまさに激動の年となった。中東問題はフランス・パリでの同時多発テロやトルコ軍機によるロシア軍機撃墜にまで至った。また、南沙諸島では中国による人口島の埋め立てに対し、アメリカが自由航行権を主張すべく、米軍機を飛行させた。ウクライナ問題は解決の糸口さえ見えない。さらには、シリア情勢を受け、EU諸国へ大量の難民が流入している。

こうした世界情勢の中、各国経済はこぞって低調。なかでも、これまで世界経済牽引の一翼を担っていたように見えた中国経済が、著しく失速している。2016年の世界はどうなるのか。そして、日本にはどのような影響があるのか。

三橋貴明が2016年の世界と日本を語る、、、

『月刊三橋』最新号はこちら
http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980/index_mag.php
※この音声を聞くには1/10(日)までにお申し込みください※

——————————————————-

1月7日から、またもや講演の日々が始まりました。今週は東京、福岡、仙台と、旅をしています。来週は、月曜日から日曜日まで、毎日、講演でございます。

三橋は講演「サービス」の生産において、東京に住みながら、九州・沖縄から北海道まで、日本全国を「市場」あるいは「商圏」としているわけでございます。新幹線や高速道路、空港といった交通インフラがなければ、弊社のビジネスの「成長」は抑制されてしまいます。

上記の三橋のケースは、二つ、重要なことを示唆しているのですが、お分かりになられたでしょうか?

ミクロ的にはビジネス(粗利益)の拡大、マクロ的にはGDPの成長とは、以下二つの条件が成立したときに実現するのです。

(1) 市場が存在すること=総需要が供給能力を上回るインフレギャップ状態であること
(2) 過去に生産性向上のための投資が行われたこと

生産性向上のための投資とは、何度も書きましたが「設備投資」「人材投資」「公共投資」「技術開発投資」の四投資になります。
特に、(2)において交通インフラの整備という「投資」は重要です。全国に「講演サービス」の市場が存在したとしても、えっちら、おっちら、歩いて三橋が講演に回るのでは、「成長」は抑制されてしまいます。

また、交通インフラの整備はそれ自体が「需要」になるため、公共投資等でインフラを整備すると、その時点で経済が「成長」します。その上、建設されたインフラの上で様々なビジネスが展開され、またもや「成長」をもたらします。

交通インフラの整備は、「整備自体が経済を成長させる」フロー効果、整備されたインフラの上で「ビジネスが展開され、経済が成長する」ストック効果と、一粒で二度美味しいのでございます。

しかも、二度目の美味しさ(ストック効果)は長期間、継続します。

上記を理解しても、公共投資や交通インフラの整備に反射的に拒否感を持つ人が少なくないことこそが、我が国の「成長」を抑制していると確信しているわけでございます。

◆SAPIO(サピオ) 2016年 02 月号に、「”内憂外患”の韓国経済はもはや打つ手なし 日本は反面教師として「内需拡大」に舵を切れ」が掲載されました。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00HQZTVAW/

◆ビジネス社「これからヤバイ世界経済-2016年を読み解く5つのポイント-」が刊行になりました。
http://www.amazon.co.jp/dp/4828418571/

◆小学館「中国崩壊後の世界」が刊行になりました。
http://www.amazon.co.jp/dp/4098252465/

◆週刊アサヒ芸能 連載「三橋貴明の列島丸わかり報告書」今週は年末進行につきお休みです。
http://www.asagei.com/

◆週刊実話 連載「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」今週は年末進行につきお休みです。
なお、週刊実話の連載は、以下で(二週遅れで)お読み頂くことが可能です。
http://wjn.jp/article/category/4/

◆Klug連載 三橋貴明の「経済ニュースにはもうだまされない」 第339回 日本の現場力と亡国のレトリック
http://www.gci-klug.jp/mitsuhashi/2016/01/05/025044.php

◆有料メルマガ 週刊三橋貴明 〜新世紀のビッグブラザーへ〜 週刊三橋貴明 Vol346 企業の現金預金
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
企業は「現預金を減らす」と「黒字を出す」の両立が可能なのですが(当たり前の話として)、意外と知らない人が多いのです。

◆メディア出演

1月13日(水) 文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」に出演します。
http://www.joqr.co.jp/tera/

1月4日(月) チャンネル桜「新年キャスター討論・反日マスメディアの行方 !」 に出演しました。
【新春キャスター討論】反日マスメディアの行方 Part2[桜H28/1/4]https://youtu.be/bOJmuzGTrS8

1月6日(水) チャンネル桜「桜プロジェクト」に出演しました。

【エネルギー危機】ペルシャ湾緊迫、反安保法制・反原発派の見解は?[桜H28/1/6] https://youtu.be/-A3o30nIKKQ
【TPP】恩恵はいつから?政府とマスコミの印象操作は最早詐欺行為[桜H28/1/6] https://youtu.be/hXelB6zggRM
【明るい経済教室】中国経済失速、爆食消滅後の世界経済はどうなる?[桜H28/1/6] https://youtu.be/DkyK7C_3t58
【三橋貴明】超技術革命で世界最強となる日本!首都高速シールドトンネル工事編[桜H28/1/6] https://youtu.be/RVYOi6eqKQg

◆三橋経済塾

三橋経済塾 2016年 第五期第一回講義は1月17日に開催となります。お申し込みは以下から。
http://members5.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?p=1344

「事前学習用チャート GDP、経常収支、国富、資産・負債について」が掲載されますので、五期にご入塾頂いた方は事前にご視聴ください。
http://members5.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?p=1358

◆チャンネルAJER 今週の更新はありません。

↓↓発行者より↓↓

2015年、世界はまさに激動の年となった。中東問題はフランス・パリでの同時多発テロやトルコ軍機によるロシア軍機撃墜にまで至った。また、南沙諸島では中国による人口島の埋め立てに対し、アメリカが自由航行権を主張すべく、米軍機を飛行させた。ウクライナ問題は解決の糸口さえ見えない。さらには、シリア情勢を受け、EU諸国へ大量の難民が流入している。

こうした世界情勢の中、各国経済はこぞって低調。なかでも、これまで世界経済牽引の一翼を担っていたように見えた中国経済が、著しく失速している。2016年の世界はどうなるのか。そして、日本にはどのような影響があるのか。

三橋貴明が2016年の世界と日本を語る、、、

『月刊三橋』最新号はこちら
http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980/index_mag.php
※この音声を聞くには1/10(日)までにお申し込みください※

関連記事

コラム

[三橋実況中継]地方から完全雇用に至りつつある日本国

コラム

[三橋実況中継]移民政策のトリレンマと、社会保障へのただ乗り

コラム

[三橋実況中継]世の中にはどうしようもない人間がいます

コラム

[三橋実況中継] 資本主義の基本

コラム

[三橋実況中継] 現場の声

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です

名前

メールアドレス

ウェブサイト

コメント

メルマガ会員登録はこちら

最新記事

  1. 日本経済

    【三橋貴明】パズルを解く選挙

  2. アメリカ

    政治

    日本経済

    【藤井聡】立民・維新の「食料品だけの消費減税」は,まっ...

  3. 日本経済

    【三橋貴明】日本人はどこから来たのか?

  4. 日本経済

    【三橋貴明】「低所得者 対 高所得者」のルサンチマン・...

  5. 日本経済

    【三橋貴明】付加価値税という世界的詐欺

  6. 日本経済

    【三橋貴明】鳥は三匹しかいないわけではない

  7. 日本経済

    【三橋貴明】混迷の政局

  8. アメリカ

    政治

    日本経済

    【藤井聡】小泉八雲『日本の面影』の読書ゼミを本日開催....

  9. 日本経済

    【三橋貴明】石破を引きずりおろす手法がない

  10. アメリカ

    政治

    日本経済

    【藤井聡】なぜ,『石破茂という恥辱』という特集号を編纂...

MORE

タグクラウド