アーカイブス

2015年2月23日

【三橋貴明】ニュー・ノーマルの時代へ

From 三橋貴明 http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/

——————————————————-

●世界を動かす力の正体とは?

https://www.youtube.com/watch?v=xSpcGUoATYk&feature=youtu.be

※※月刊三橋『激流グローバルマネー』より

——————————————————-

【今週のNewsピックアップ】
●安全保障と「ムダ」
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11991358137.html

●ニュー・ノーマルの時代へ
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11991793711.html

三橋経済塾第四期「経済時事」第二回講義が開催されました。
http://www.mitsuhashi-keizaijuku.jp/

第二回のゲスト講師は、角川新書から「資本主義の預言者たちニュー・ノーマルの時代へ」を刊行されたばかりの中野剛志氏でした。中野氏の講演を含め、すでに三橋経済塾のインターネットにアップされております。
これを機に、是非とも三橋経済塾へのご入塾をご検討下さいませ。(ちなみに、第三回の講師は青木泰樹先生、第四回は藤井聡先生がゲスト講師です)

中野氏の講演があまりにもインパクトがあったもので、あちこちのメディアで取り上げさせてもらっているわけですが、例えばISIL問題に関連し、
「日本は人道支援するとはいえ、そもそも中東に関与するべきだったのか?」
という問題について、中野氏はずばり「関与するしかない」と断言しています。「関与するべき」ではなく「関与するしかない」という点がポイントです。

我が国は、原発を停止していることもあり、エネルギー安全保障が揺らいでいます。中東の原油へのアクセスが途絶えると、途端に「エネルギー危機」になります。

だからこそ、「日本は中東に関与するしかない」という中野氏の持論には、久しぶりに「目から鱗が落ちた」という印象を受けました。

さて、ニュー・ノーマルの時代とは、リーマン・ショックにより世界金融危機が発生し、結果的に金融のみでは成長を引き起こせなくなり、それでも各国政府が財政出動の拡大に乗り出さず、
「低い経済成長率と高い失業率」
が続く停滞状況を意味しています。すなわち、「財政均衡主義」が成長の足を引っ張り、全体的に沈滞していく環境のことです。

逆に言えば、世界を覆い尽くす「財政均衡主義」から正しく脱却した国こそが、次の世界の経済的リーダーになるという話なのでしょう。

無論、財政均衡主義から抜け出たとして、
「政府が【何】に対し、財政を出動するのか?」
という問いは、やはり重要です。

日本の場合、「防衛」「防災」「防犯」「エネルギー供給」「食料供給」「医療サービスの供給」「介護サービスの供給」「流通網の維持」など、国民の生活やビジネスの「基盤」である安全保障の強化を、やはり優先するべきでしょう。

エネルギー一つとっても、我が国が「中東に関与しなければならない」のは、現実に安全保障が揺らいでいるためです。日本がエネルギー輸入国の多様化を図り、メタンハイドレートなど近海の資源開発を実施し、国民のエネルギー需要を「中東にそれほど頼らず」維持できる体制を確立する。そのために政府がお金を使うのであれば、国民からそれほど反対の声が上がるとは思えません。とはいえ、実際に政府が「エネルギー安全保障の強化」のために支出をしようとしても、財政均衡主義がそれを阻みます。

そして、98年以降の日本だけが苦しんでいた「財政均衡主義の呪縛」が、世界の多くの国々を縛り付けるようになったというのが「ニュー・ノーマルの時代」というわけでございます。
結局のところ、その国の行く末を決めるのは「主権者」です。国民主権国家である日本の場合、日本国民になります。

我が国が早期の段階で「ニュー・ノーマルの時代」にサヨナラを告げることができるよう、そのための知見を日本国民の大多数が入手できるよう、三橋は本日もキーボードを叩き続けるわけでございます。

PS
世界を動かす力の正体とは?(月刊三橋『激流グローバルマネー』より)
https://www.youtube.com/watch?v=xSpcGUoATYk&feature=youtu.be

関連記事

アーカイブス

【施 光恒】「企業担当制」という約束

アーカイブス

【島倉原】株価対策にご用心?!

アーカイブス

【三橋貴明】常識的な政策とは

アーカイブス

【古谷経衡】”大減税”で大繁栄した江戸時代の日本

アーカイブス

【柴山桂太】TPP

【三橋貴明】ニュー・ノーマルの時代へへの2件のコメント

  1. 神奈川県skatou より

    >という問題について、中野氏はずばり「関与するしかない」と断言しています。>「関与するべき」ではなく「関与するしかない」という点がポイントです。うーむ・・・中野先生は日本の言論の橋頭堡を築く海兵隊、海軍陸戦隊ですね。なんだか他のメディアを観ないで済ましてしまいそうでダメですね。とおもって先週桜chの討論番組を拝見したところ、西部御大の話が、珍しく自分には難しすぎて、言葉ってものが怖くなった次第です。

    返信

    コメントに返信する

    メールアドレスが公開されることはありません。
    * が付いている欄は必須項目です

  2. dai より

    日本の主権者は国民と書いてありました。建前はそうかもしれませんが実質はどうでしょうか。はななだ疑問です。日本の主権者はテレビ局の経営者およびテレビ局に指示を与えて管理しているCIA・米国務省ではないのでしょうか。三橋さんがいくら正しいことを言っていても、影響を与えられるのはせいぜい1万人〜10万人。テレビでそれと違うことを大量に流せば馬鹿視聴者1000万人に影響を与え、馬鹿視聴者に選ばれた傀儡政治家だけが当選できるようになります。テレビ局をアメリカから国民の手に取り戻さない限りきついと思います。

    返信

    コメントに返信する

    メールアドレスが公開されることはありません。
    * が付いている欄は必須項目です

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です

名前

メールアドレス

ウェブサイト

コメント

メルマガ会員登録はこちら

最新記事

  1. 政治

    日本経済

    【三橋貴明】最悪の世代

  2. 政治

    日本経済

    【三橋貴明】事実という武器を取ろう!

  3. アメリカ

    政治

    日本経済

    【小浜逸郎】全体主義体制下で考えるべき事

  4. 政治

    日本経済

    【藤井聡】出鱈目だらけの菅・所信表明演説。この政権が続...

  5. 政治

    日本経済

    【室伏謙一】通常国会はコロナ対応国会ではなくコロナ・シ...

  6. コラム

    【竹村公太郎】なぜ日本人は小さいモノを愛するか-未来文...

  7. 政治

    日本経済

    【三橋貴明】緊縮財政の転換なしに、コロナ禍の収束はない

  8. 政治

    日本経済

    【三橋貴明】キッチンでも分かる「生産性向上」の本質

  9. 政治

    日本経済

    【藤井聡】「感染者数」抑止から「重症者数」抑止へと目標...

  10. 政治

    日本経済

    【三橋貴明】大東亜戦争とコロナ禍

MORE

タグクラウド