From 島倉原@評論家
——————————
●
https://www.youtube.com/user/
——————————
おはようございます。
今回は、先週「チャンネルAJER」に出演して行った「
http://keiseisaimin4096.blog.
このプレゼンテーションは、タイトルが示す通り、
「積極財政を行うと政府の財政は健全化し、
という内容です。
こう書くと、
「アレ、財政健全化って緊縮財政のことじゃないの?」
と思われた方もいるかもしれません。
確かに、「財政健全化(あるいは財政再建)のためには、
(参考記事)政府、補正予算の対応に苦慮 歳出削減危うく、公共工事進まず(産経ニュース、
http://www.sankei.com/economy/
かつて「第4の矢は財政健全化」と述べた大臣も、よもや「
(参考記事)財政健全化を「第4の矢に」 諮問会議、骨太方針策定へ(日本経済新聞、
http://www.nikkei.com/article/
でも、ちょっと待ってください。
そもそも「財政健全化」って何でしょう?
「政府の収入から支出を差し引いた『収支』
これに対して「緊縮財政」とは、収入を増やそうとする(→
したがって、
「でも、
本当でしょうか?
実はこの「常識」も、「自分が行為を変えたとしても、
実際は、
「誰かの支出は、別の誰かの所得である」
「誰かの収支が改善する時は、別の誰かの収支が悪化している(
という「常に正しい前提」が存在するがゆえに、
「政府が緊縮財政を行うと、
のが現実の経済です(積極財政を行った場合には、
つまり、財政収支への影響を考えれば、
緊縮財政=ミクロレベルではプラス要因、
積極財政=ミクロレベルではマイナス要因、
というように、どちらの政策にも「財政健全化」にとってプラス、
したがって、
だとすれば、プラスの影響がより大きいのはどちらの政策なのか、
そして、事実は冒頭に述べた結論、
「積極財政を行うと政府の財政は健全化し、
が妥当であることをどうやら示しているのです。
その実現メカニズムを詳しく述べたのが、
http://keiseisaimin4096.blog.
しかも、緊縮財政は財政悪化をもたらしているのみならず、
だとすれば、今行うべきなのは緊縮財政か積極財政か、
http://on.fb.me/1wUHmu8
(島倉原からのお知らせ1)
世界経済の先行きに不安がささやかれる中、
手前味噌ですが、株式投資に全く興味がない方にとっても、
http://keiseisaimin4096.blog.
(島倉原からのお知らせ2)
フェイスブックページを開設しました。「いいね!」
https://www.facebook.com/
PS
三橋貴明公式YouTubeチャンネルでは最新動画を続々公開中
https://www.youtube.com/user/
【島倉原】「財政健全化」と「緊縮財政」は似て非なるものへの1件のコメント
2014年11月6日 3:50 PM
目的と手段がいつのまにかすり替わっていて、議論が循環論の迷子になることよくありますね。「財政健全化」は政策目的であり、「緊縮財政」 「積極財政」はともに手段としての政策です。手段と目的がすり替わってしまい、 支出を減らすことが目的になると、支出を減らすために支出を減らすという堂々巡りに陥ります。さて「財政健全化」を政策目的として考える時、「健全」とはどういう状態なのかを定義しなくてはなりません。 島倉先生の記事では健全な財政とは 税収が増えて収支の均衡が取れることのように考ておられるようです。それだけなら手段としての「積極財政」が目的合理的かもしれません。しかし現在の日本の財政は借金漬け。 この状態を放置しておいて、健全な財政とは言えないでしょう。積極財政の財源は増税か借金を増やすことによってしか得られないわけですから、積極財政で投入する金がどのようにして、どれだけのGDPの成長をもたらすのか、それでどのように税収が増え、借金が減らせるのか。 また企業の自己資本にあた税金と債務に相当する国債による調達資金の割合がどのくらいであるのが健全なのか、 つまり財源のうちの借金の割合をどこまで減らすべきなのかの目標設定が必要でしょう。このように目的である健全財政の定義とそれに対する合意ができて、初めて緊縮財政か積極財政かという二律背反議論でなく目的合理な政策はなにかが見えてくるはずです。
コメントに返信する
メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です
コメントを残す
メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です