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2014年9月6日

【浅野久美】滝が消える夏

From 浅野久美@チャンネル桜キャスター&月刊三橋ナビゲーター
http://keieikagakupub.com/38news/

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●三橋貴明が無料Video「EUの闇」とは?
https://www.youtube.com/watch?v=DID9wg3PIVo

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空気の感触が少し変わって来ましたね。
あれほど耳を劈いていた蝉の大合唱が遠のき、路上の植え込みからは鈴虫の鳴き声・・・
大股でカツカツ歩いていた急ぎ足を緩め、虫の羽音に耳を澄ませてみる今日この頃です。

猛暑だ〜残暑だ〜と騒いでも、新しい季節は約束もしないのに必ずやって来るのですから律儀です
そして、春夏秋冬真っ盛りよりも、むしろ季節の変わり目にこそ濃厚な季節感を覚える我々は、豊かな情緒を育む背景には存分に恵まれているのですねぇ。
したらば、その恵みを題材に、さりげなく一句詠んだりして「おおっ、さすが」なんて周囲をあっと言わせたいところなのですが、残念ながらそんなセンスもなし。毎日バタバタしているうちにすっかり情緒のない日々になってしまっています。
子供の頃、軒下の風鈴を箱にしまう時に感じた、寂しいような大人っぽいような、ちょっぴり甘苦いあの気持ち・・・いつ頃から薄れてしまったのでしょうか。

・・・・とはいえ、この季節にとんぼを見つけるたびに、胸がきゅっと痛くなります。
『ああ、赤とんぼか・・もう秋ね』という感慨・・・ではなくて、
『ああ、赤とんぼか・・シッポに絹糸を巻いて飛ばして遊んだなぁ・・・』という後ろめたい痛み。
誰がいちばん高く飛ばせるか、を競うわけですね(低学年の子供って酷い)。
・・・そして何故かこういうのは男の子が滅法上手くて、それに対抗意識を燃やし、脇に逸れた糸を強くたぐり寄せると、シッポが千切れて残酷な結果になることもあり・・・
蚊に刺されながら、必死で捕獲した可愛いMYとんぼの痛々しい姿に、急にシラーッとなる草むらの子供サークル・・・思わず泣き出す下級生の子や、落ち込んで黙り込む子もいたりして、それぞれがもやもやした気分で肩を落としながら家に帰ることになるのです。
おまけに、大事なミシン用の絹糸をムダにしたのが母にバレて烈火の如く叱られるわけですから、益々元気もなくなってしまう夏の終わり。しょんぼり。
始めは無邪気に盛り上がった『とんぼ飛行大合戦』は、文字通りの『シリ切れとんぼ』で幕を閉じるわけですね。
ということで、毎年赤とんぼには贖罪の痛みを伴いながらも、ふわりと捕まえてじっくりと目を合わせたい衝動にもかられる、元とんぼ捕獲、ちょい名人の浅野です。
みなさま、今週もお仕事お疲れさまでした。

あちこちでちいさい秋をみつける季節ですが、
実は私は最近、ものすごい間違いを見つけてしまいました。
というより、自らの長年の勘違いに気づいただけの話ですが・・・

街や交通機関、あるいはテレビCMなどの耳慣れたアナウンスを聞き間違えることはよくありますよね。
荒城の月の歌詞、『めぐる盃』を『眠る盃』と長年誤解していたというお話は、あまりに有名な向田邦子さんのエッセイですが、さらに、よくこのテの話で盛り上がるのは『うさぎ美味しいあの山』や巨人の星の『重いコンダラ、試練の道』のネタですか。
私も昔、ピンクレディのSOSの歌詞『今日もまた誰か、乙女のピンチ』を『今日もまたされた、乙女のピンチ』だと思っていましたもん・・てへ。

で、今回の発見は@JR品川駅コンコース内にある大きな洗面所。
鉄道のトイレなんか滅多に使わないわよ・・・という、ダサイことが嫌いなおすましOLさんたちも、鏡が30面近くはあろう、ここの広いパウダールームは別らしく、アフターファイブなどはいつも真剣にメイク直しをする女性で混雑している秘密のスポットなのですね。

私も品川駅がキレイに改装してからは度々立ち寄る場所ですが、化粧直しをしながらいつも気になっていたのが、化粧室の奥にあるという『滝のトイレ』。
この施設は、少し前まで入口でお金を払う有料洗面所だったくらいだし、(チャンネル桜のゲストコーナーのスタジオのように)壁に水がさらさら流れているようなシャレた個室、もしくは滝の爽やかなカムフラージュ音声がゆったりと流れていたりする広々とした個室、きっとそんなランクアップスペースなのでしょう・・
よし、そのうち時間がある時にぜひ使ってみよう・・などと思いつつ2年以上は経ったつい先日のこと。
珍しく待ち合わせまでたっぷり時間があったので、いよいよ憧れの『滝のサラサラ流れる個室』を贅沢気分で使ってみることにしました。
しかし、『右が女子トイレです。左手奥が滝の、おトイレです』的な、さんざん聞き慣れた声のシンプルなアナウンスを元に探してみましたが、どうも場所がよくわからない。
あるのは車いすの方や赤ちゃんのおむつ替えママさんが使うスライドドアの大きな個室だけ。しかも、全体奥のスペースも鏡と洗面台が交互に入り組んでいるせいか、益々迷路をさまようような『?』な心持ちの、なにやってんだ私・・な私。

結局、広大なスペースを都合三周ほど隅々まで探検した挙げ句、入口の壁の案内図を、メガネを取り出し、改めてじっくり研究してみました。
さあ、そしてじわじわとやってくる、こんがらがった糸がほぐれるような、あるいは凍てついた氷山が太陽に晒されるような、溶解の予感・・
「はっ!」(顔文字ないのが残念)・・・・も、もしや・・・
『滝の、おトイレ』って、『タキノオトイレ』『タキノートイレ』
・・・ひえっ『多機能トイレ』!!!!!
私の憧れの贅沢スペースが消滅、豊かに流れる滝の水が、一気に干上がった、衝撃の瞬間でした。
・・・ってことは、さっき何度も覗いた、車いす&ベビーベッド個室がその『滝のトイレ』・・じゃなかった、THE『多機能トイレ』だったわけですね。・・・ふう、掃除のおばさんに聞かなくて本当によかったです。
いえね、高々トイレのくせに、今どき『お』がついているなんて、ずいぶん上品ぶってるじゃあないか・・・なんて、一応は思っていたことはいたのですがね。
てなわけで、数年にわたる大いなる勘違いは、とりあえずは人サマも巻き込まず、恥をかくこともなく、無事に自己完結しちゃいました・・っていう、どうでもいい・・っちゃどうでもいい、秋の訪れとはまったく関係ない、現場からの『ちいさい滝、見つけ・・・なかった』レポートでした。

ところで、ここで再び思い出してしまうのが、向田邦子さんのエッセイ『おの字』というお話。
ラストは「いまのところ私は、お酒と酒、お尻と尻の間を行ったり来たりしている。」
という一文で、『お』をつけるかつけないかで、甘口になったり、居心地が変わったりする、という、短いながら大きく頷いてしまう絶品の向田ワールドなのです。

そうそう、大好きな作品の中に、もうひとつ、『あ』というタイトルのエッセイがあったのを思い出し、いま無性に読みたくなりました。(明日、実家に帰ったら久しぶりに読み返してみよう)
向田さんの作品は、どれも取り立てて季節感の押し売りなどしていないにもかかわらず、醸し出される空気感だけで、胸の中で自在に様々な風が起きるのはすごい。そしてその風にほっこりしたり締めつけられたり、気づけば目頭が熱くなったりするのですから、誰もが虜になってしまいます。

暑い暑い。秋だ秋だ。蝉だとんぼだ鈴虫だ・・・と、大げさに口にしがちな最近の傾向・・もちょっと静かに世の中を見つめることを覚えたいものね、という気持ちになったところで、長くなりそうなのでこの辺にしておきます。
せっかくなので、この秋は、関東の滝めぐりを目標にしようかな。

ではでは、みなさまよい週末を!

PS
月刊三橋の次号のテーマは、「朝日<慰安婦>誤報問題」です。
http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980/index_sv.php

PPS
知識人、各界の専門家に大好評。
月刊三橋今月号「グローバル競争の勝ち組ドイツ経済の光と闇」の配信は9月10日まで。
ユーロという壮大な失敗のカラクリがわかります。

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【浅野久美】滝が消える夏への4件のコメント

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  2. たかゆき より

    PS凧 アオ だるま諸説ありますけど陰陽五行による吉野裕子さんの説がぼく好みです。

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  3. たかゆき より

    ドヨウのウシの日土曜日でもないのにドヨウ丑の日なのにウナギ、、、小学生に陰陽五行や平賀源内の知謀など理解できるはずもなく陰陽師といえば大人になっても蝶を殺してドヤ顔してるくらいのイメージ凧はどうして烏賊のぼり?神事の白馬はなぜアオと呼ぶ?ダルマさんはなんで赤いの?等々この歳になってやっと理解できるようになりました。今年の秋の土用は10月20日 20:36から11月6日 21:06までとか季節の変わり目僕も大好きでございます。

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  4. メイ より

     あるある、そういう事!と、頷きながら拝読いたしました(笑)。 佐々木主浩投手がベイスターズで活躍していた頃、「浜の大魔神」と呼ばれていましたが、野球を良く知らない私は彼の事をしばらくのあいだ「浜野さん」だと思っていました。 「ハンスト」はハンガーストライキ・・だと思うのですが、「ゴハン食べないストライキ」の略だと思っていました。 昔、若かりし頃、「革マル派」という言葉を耳で聞いて、「角材と丸太で革命を起こす人」の事だと思っていました。 自分が気づいていないだけで、まだ勘違いしている事がありそうな気がします・・・。

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