FROM 藤井聡@京都大学大学院教授
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国会では今,様々な論点が議論されています.
そんな中で,今国会で注目されているのが,「特区」の構想です.
この特区構想はアベノミクス第三の矢の一つの具体的な取り組みと
アベノミクスの目的はもちろん,デフレ脱却.
今回の議論は,
そのためには,様々な「投資」が誘発されることが必要で有り,
そして,そんな「投資」を呼び込むための起爆剤として,
この特区が構想されている訳です.
言うまでもありませんが,国会という場所は,
したがって,この特区構想についても,賛否両論含めた,
そんな中,この議論について,
http://business.nikkeibp.co.
この記事では,
#ちなみに,このソフトウェア,筆者は若い頃,
SASは,あの自由の国,アメリカ,
が!
このSASという企業,何と「終身雇用」
で,「それによって」
こういうことは,「企業の活力が奪われているのは,
が!
実を言いますと,このSASの事例の様な事が起こるのは,
もう絶版になってしまいましたが,例えば下記書籍などに,
ちなみに,この書籍の著者とは,
Forced commitment promotes attitudinal commitment and trust in an organization
(http://www.union-services.
この研究では,このタイトルの通り,
1)組織を重視して,少々強制的に組織運営をする組織(
2)メンバーはその組織に対する愛着(attitudinal commitment)を深めると共に,
3)そのリーダーは高い信頼(Trust)を得る事ができる,
ということをパネルデータで明らかにした研究です.
こういった研究は,一般に「組織心理学」と言われますが,
ですから,SASを論じた上記記事での,筆者の主張というのは,
で,こういった研究の全てが含意(imply)しているのは,
「企業組織は生き物であって,
そのパフォーマンス(あるいは,『競争力』)は,
その組織の『活力』に依存している」
ということです.
ここに,その(集団的なレベルで想定される)
もちろん,こういう心理学的,あるいは,社会学的な議論は,
しかし!
「雇用政策」というマクロな視点での政府の取り組みは,
で,そういう「企業のあり方」は,それぞれの企業の「活力」
したがって,今回,国会で検討されている「雇用政策」,
是非とも,
PS
こんな議論を含めて,グローバル資本主義,
http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.
PPS
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【藤井聡】雇用に関する興味深い記事への8件のコメント
2013年11月5日 5:37 AM
新自由主義払拭の戦士として、歩んで行きたいと、常々想いを馳せております。 (^_^)v
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2013年11月6日 8:04 AM
本来、「言うべき人」がソッポ向いてしまい過ぎてます。
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2013年11月7日 7:02 AM
同感であります!
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2013年11月7日 12:50 PM
>したがって,今回,国会で検討されている「雇用政策」,すなわち,「流動性>を高める」,さらに言うなら,「Forced Commitmentを低下させる自由化の>方針」が,組織愛着や組織への信頼,さらにはそれらを構成要素とする「組織」>の活力」にどの様な影響を与えているか,ということを考えることは,重要>な論点の一つではないかと...思います. 「凝集力の高い組織は経済的パフォーマンスが高い」ということが真だと仮にする。 仮にそうだとして、それが、「凝集力の高い組織」の創出・保持を政治の責務にすべきだとする理由になるのか、という反論があり得る。 本当に「凝集力の高い組織は経済的パフォーマンスが高い」のならば、「経済的パフォーマンスを求めて組織の凝集力を高める」のは、むしろ、経営者の選択と裁量に帰して差し支えないのではなかろうか、と。
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2013年11月8日 6:38 PM
>デフレ脱却を図るにあたっては内需の拡大が必要で有り,そのためには,様々な「投資」が誘発されることが必要で有り,そして,そんな「投資」を呼び込むための起爆剤として,この特区が構想されている訳です.竹中氏などが主張するこの論拠を聞くたびに、いつもいつも不思議に思うことがあります。それは、1)日本には企業と個人の貯蓄など既に十分な自己資金があるにもかかわらず、それを海外の投資に向かわせ、国内経済の活性化には外資の資金と投資を当てにする。2)財務省は小さな政府を目指して「増税」、「国土強靭化」を妨げるような緊縮予算編成を「財政健全化」を掲げて進める一方で、「必要のない外為資金」「政府の特殊法人資産」など隠し持っている膨大な国家資金・資産などについては議論のテーブルにすら乗せずに温存する。それでも、特区制度の「明らかな成功例」があれば問題はないのですが、「成功」とはあくまで、「短期的な経済成長」のことではなく、社会・経済両面での「長期に渡る好影響」とすると、こういう先例が無い。にもかかわらず、かなり「実験的」な特区を急いで導入するとなると、国内での影響以上に「今後10年以内に世界で何が起きるのか」の予想に基づいて考えるべきではないのか。このところ目立つのは、あと数年で中・韓が経済破綻するという数々の予想です。中国からは既に外資が逃げ出し、政府幹部の家族とその膨大な資金も海外に逃げていることを考慮すると、この予想は現実化すると思ってほぼ間違いない。そうなった時、隣国である日本に海外から人と資金が自由に入れる「特区」があればどうなるのか。本当に熟慮・警戒すべきは、こちらの問題ではないか、と思うのですが。今の日本には内外から「複合的な脅威が同時に迫っている」気がします。「国土強靭化」と共に「国民強靭化」も同時に進めなければ。
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2013年11月9日 11:52 AM
「雇用の流動化」と聞くと「人様をなんだとおもっているんだあ〜!!!」と怒ってしまいましたが、やはり利益追求型であるとおもっていた米国人さんたちも少々収入が減ろうとも、やりがいとか、人と人とのつながりとか、尊厳とか重要視する人もたくさんいらっしゃるんだなあと。。言われてみれば何人であろうが人は人ですもんね。人間にとって(もしかしたら生物全てかもしれませんが)「安定」「安心」「平穏」が最重要視されるもの。それは金だけでは買えず、それだけの金を得る為には争いがあり競争があり。。。運よく手に入れても奪われる可能性多々。あ〜やだやだ新自由主義なんて。
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2013年11月11日 2:32 AM
私、30代の頃に南米に駐在しておりました(15年前。)経済危機の業績不振で帰任したのですが、直前に上司(拠点長)が交代し、その時の最後の仕事が”解雇”でした。候補者リストを作れといわれたものの結局は上から指示された人員を解雇することになりました。創業当時の苦楽を共にした仲間や父親ほどの年配者を、ペーペーの私が面接し解雇しました。その時、「経営は人と繋がる事!」「人をリスペクトする事!」を強く学びました。帰国して驚いたのは、リストラを臆面なく実行できる経営者が賞賛され、そこを歯を食いしばって耐えている経営者を蔑視する日本の雰囲気です。今もその雰囲気にあふれています。終身雇用だとか能力評価とか、なにかと制度的な話ばかりで(特区にしても・・・)本質的な事(私は”人の繋がり方”と思っています。)が余り語られていないように思っています。皆さんのようなオーソリティーの方々には、これからも”当たり前の事”を大きな声で発信していただきたいと思います。
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2013年11月12日 1:54 PM
雇用の流動化は下駄屋之平蔵(gETAya NO HEIZOU)クン(竹中)が執拗に主張し続けていることです。彼が会長を務める口入れ屋のパソナの利益の為に動いているなどと考える人々もいるが、それだけではなくて、個人と家業と切り離すことです。これは維新会が政策に挙げた遺産全額徴収ともからんでいる。要するに平蔵クンの所行は全てをリセットした上での部落解放です。彼が企んでいることが人間の実状に合わないのではなくて、壊すことが最初からの目的だからそれでもいいんです。彼は机上の議論を重ねる学者ではなくして被差別階級出身な革命家です。そして産業競争力会議に集う馬鹿な鼠たちが一緒になって騒いでいるという構図です。平蔵クンも勿論、人間の中の鼠です。
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