FROM 三橋貴明
————————————————————–
●月刊三橋最新号のテーマは「尖閣沸騰」。
無料音声「尖閣“侵略”問題」を公開中。
http://www.keieikagakupub.com/sp/38NEWS_SAMPLE_SENKAKU/index_mag_sl.php
・対日強硬姿勢で中国が陥ったジレンマとは?
・なぜ、日本は優位なカードを手に入れたのか?
・武力衝突の可能性は?
・自衛隊は人民解放軍に勝てるのか?ー他
————————————————————–
仕事(〆切)に追いまくられ、ふと気がつくと、秋になろうとしています。出張で全国を飛び回っているわけですが、あるとき、帰京していきなり「涼しく」なっているのに吃驚しました。季節を感じる暇もない生活というのは、なかなか寂しいものです。
全国各地を講演で回り、現地の皆様とお話しさせて頂くのですが、「気分」の割に「所得」の盛り上がりがなく、忸怩たる思いを禁じ得ません。特に、地方経済が低迷していることについて、「地方は怠けている」「地方はイノベーションが足りない」などと、東京にいながら勝手なことを言う人が少なくないのが、腹立たしいわけです。地方の国民の皆様も、精一杯、努力をされています。努力を積み重ね、以前よりも懸命に働いても所得が増えない(むしろ減る)のがデフレの残酷なところです。
デフレとは、国民が合理的に「借金返済」「銀行預金」に走り、これまた合理的に「消費を減らす」「投資を先送りする」ことで深刻化していきます。デフレは国民が合理的であればあるほど、深まっていくタイプの経済現象なのです。そして、日本国民は極めて合理的です(ある意味で、困ったことに)。
デフレを解決できるのは、非合理的に動ける政府しかありません。
政府が金融政策と財政政策のパッケージ、つまりは「ケインズ的政策」を打たない限り、デフレは終わりません。
そして、現在の「経済学」は「ケインズ的政策」を「古い」だの「時代遅れ」だの、レッテルを貼って批判します。
経済学(新古典派経済学)という「学問」のために、世界中で経済が混乱し、国民が困窮する。1930年代に一度通った道を、今の人類は「なぞるように」歩んでいっています。こんなバカバカしい状況は、早期に終わらせなければなりません。
日本にとって第一の「関門」である「消費税増税の判断」は、間もなくです。
◆一般参加可能な講演・イベント
10月19日 13時半〜 文京区シビックセンターで【シンポジウム】「日本企業、台湾企業の在中経済犯罪被害報告会 中国民事訴訟法231条、国防動員法の危険性を訴える」が開催されます。わたくし以外のゲストは黄文雄先生、大高未貴さんです。詳しくは↓こちらを。
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11613422415.html
◆扶桑社「国富新論」が発売になりました。
http://amzn.to/14hypxg
本書は扶桑社の「長く売れるシリーズ(「ぼくらの日本」とか「国民の教養」など)」の一冊です。国家とは何か、国家の階層とは何か、国富とは何か、労働とは何か、所得とは何か、などなど、現在の日本国民が「常識」として知らなければならない各事項について解説し、さらに例のFIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)の「闇」を暴く(恐らく)日本最初の一冊になっています。
◆マガジンハウス「「TPP参加」を即刻やめて「エネルギー安全保障」を強化せよ! 安倍総理「瑞穂の国の資本主義」への直言」が発売になりました。
http://amzn.to/1aYxXt5
本書は安倍総理大臣が総選挙前に語っていた「瑞穂の国の資本主義」について集中的に取り上げた一冊です。要は、
「総理、現在の安倍政権が推進しようとしている政策は、明らかに『瑞穂の国の資本主義』とは違うでしょう!」
という、安倍総理への直言の本なのです。巻末では、中野剛志氏と「エネルギー安全保障」を巡り、対談しております。中野氏との対談は「売国奴に告ぐ」以来でございますね。
◆廣済堂出版「検証・アベノミクスとTPP 安倍政権は「強い日本」を取り戻せるか」が発売になりました。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4331517659/
本書は「新古典派経済学」が、いかにして日本に「浸食」していったのかを知って頂くために企画された一冊です。本問題の第一人者でいらっしゃる関岡英之先生との対談本です。
http://amzn.to/1bicSdb
◆ 「WiLL (ウィル) 2013年 11月号 」に連載「生き抜く経済学」第13回「マンデル・フレミング・モデルに騙されるな」が掲載されました。
http://amzn.to/1hau4i2
WiLLの連載は、次回(12月号)が最終回になります。その後、巻頭の「HEADLINE」に異動(?)となります。
◆「経済界 2013年 10/1号」に連載「実践主義者の経済学」第34回「格差のつくり方」掲載されました。
http://amzn.to/15AXYwc
◆週刊実話 連載「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」第45回「国家的自殺」
なお、週刊実話の連載は、以下で(二週遅れで)お読み頂くことが可能です。
http://wjn.jp/article/category/4/
◆Klug連載 三橋貴明の「経済ニュースにはもうだまされない」第223回 減り続ける「国の借金」
http://www.gci-klug.jp/mitsuhashi/2013/09/24/020022.php
◆有料メルマガ 週刊三橋貴明 Vol227 すばらしい新古典派の世界
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
今週は皆様が大好きな「マンデル教授」のお話です。
◆メディア出演
10月2日(水) 6時から文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」に出演します。
http://www.joqr.co.jp/tera/
10月2日(水) チャンネル桜「桜プロジェクト」に出演します。キャスターのお仕事です。
http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1520
10月5日(土) チャンネル桜「経済レジリエンス宣言」討論会に出演します。
(すみません、放送予定日が分かりません)
◆三橋経済塾
三橋経済塾第二期最終回「ザ・レント・シーキング」のコンテンツが掲載されました。
https://m-keizaijuku.com/contents
9月末日を持って、ダウンロード期間が終了になりますので、お急ぎください。
◆チャンネルAJER更新しました。
『アニマル・スピリット(後編)3』三橋貴明 AJER2013.9.24(3)
http://youtu.be/CiFRRJQHZWg
PS
月刊三橋、最新号のテーマは『尖閣沸騰』。無料音声を公開中
http://www.keieikagakupub.com/sp/38NEWS_SAMPLE_SENKAKU/index_mag_sl.php
[三橋実況中継]デフレの残酷さへの2件のコメント
2013年9月30日 5:43 AM
全てのインフラの中心は東京へと成る今の傾向は最悪の危機管理。地震の危険性。根幹の地面は3ツのプレートが重なる関東平野。海に面しているのに、津波に対して脆弱な地下開発と埋め立て地開発。富士山の噴火に依る火山灰には無対策に近い状態。福島原発事故処理の遅れと燃料棒プールが屋上に放置状態。愚かな民主党や左翼は廃炉技術でさえ否定し全面停止を叫ぶ愚か極りない状態。汚染と汚染の種を移動も除去も出来無い上に津波対策も未完成。又、今回はオリンピック、リニアの東京から名古屋優先工事。効果は雰囲気や熱病を煽れば良いが政策は雰囲気や熱病の外側に無ければ成ら無い。再生可能エネルギー買い取り制度も嘘のドイツ情報を持ち出し成立させた。今はドイツで買い取り制度を入札制度へ変更しようとして居る。インフラはアメーバの様に拡げていかなければならない。クモの糸の様な毎回中央を経由して移動では脆弱で再生力が無い。地方へ行脚し中央での発信を繰り返して下さい。それと、もう限界に近づいて来ているかもしれ無い体力に休養を与へる事も検討して見てはいかがですか?三橋さん。
コメントに返信する
メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です
2013年10月1日 3:44 AM
>日本にとって第一の「関門」である「消費税増税の判断」は、間もなくです。安倍晉三首相におかれては、第二次安倍政権の一般有権者にとっての存在理由と、御自身の欲望とを、くれぐれも取り違えないで頂きたいものです。
コメントに返信する
メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です
コメントを残す
メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です