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2013年8月20日

【藤井聡】昭和恐慌下も同じだった

FROM 藤井聡@京都大学大学院教授

「報道」は公正なのかどうなのか。。。。と言う問題は、民主主義国家における、最大、かつ、永遠のテーマ、といえるものです。

この問題について、いろんな研究が重ねられてきてるのですが、その中の一つとしまして、当研究室の昨年の卒論で、一年分の、大手新聞五紙の(経済に関する)「社説」を分析した結果、

新自由主義的主張をする社説が、全体の88.3%
ケインズ主義的主張をする社説が、全体の1.7%

という、度肝を抜かれる程の超絶な格差があることが明らかになりました。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=415947065172909&set

つまり、

「日本は貿易立国で、少子高齢化で内需の拡大は望めない。
だから、日本が経済成長するには外に打って出るしかない.
また公共事業の効果(乗数効果)は既に小さく、また、
借金で、日本政府は破綻寸前。
だから、デフレ脱却のためにも,
構造改革と自由貿易推進による、成長戦略が必要だぁぁ!!」

な論調が9割近くで、

「デフレの原因は「需要不足」であり、これを埋めるためにも
日銀による金融緩和と政府による財政出動のセットが不可欠.
一方、日本の国債は大半が国内で消化され、
かつ、全て円建てであり、国債の発行に大きな支障はない.
だから、国債による資金調達で大規模な財政出動を行うと同時に、
大規模な金融政策実施し、デフレ脱却→財政健全を果たすべき」

な論調を唱えている社説は、全体の1.7%っていう、ほっとんど誤差じゃねぇの?程度しかない。。。。

ということが、客観的に明らかになってしまったわけです。

(分析の詳細は、こちらを!
http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/tba/images/stories/PDF/institute_paper/2012_06_haru/tanaka.pdf

こんな状況で、国民にまともな判断をしろといったって、難しいかもしれませんよねぇ。。。。

だって、新聞が読める程度の知性があれば、その人々は常に、

・もう日本は破綻するぅ。。。
・緊縮財政しかしかたねぇ。。。。
・外に打って出るしかねぇ。。
・改革断行せにゃぁいかんのじゃぁ。。。

なんて事を、念仏の様に毎日毎日きかされているわけですから、それに洗脳されない方が、珍しい、ってことになりますよね。

そうなると、自ずと、堺屋太一先生や竹中平蔵先生達が主導する「第三の矢」が脚光を浴びるのも、致し方無い、ということもいえそうです。

だってもう、こんだけ物量作戦で報道されてれば、何が正しい正しくないかとは全く「無関係」に、単なる「空気」や「ノリ」の問題として、

やっぱここは成長戦略っしょ!
改革しかないっしょ!

となってしまうのは、仕方ないかもしれません。
(注:ちなみに、当方は今のところここでは何が「正しくて」何が「間違っているのか」については、一切言及していません)

————————————————————

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ボロボロに搾取されるアメリカ国民たちの哀れで悲しい現実。
日本人が今、やるべきこととは・・・・

————————————————————

一方で、

・第二の矢をガンガンうつべし!
・それで成長して、財政を健全化する!
・そもそも今、過剰に一千兆円の借金の問題を恐れていれば、
先行きはさらに暗くなるんです!!

なんていくら言ったって、

「こいつ、頭おかしぃんじゃねぇの??」
「時代おくれな事言ってるよ、このバカが。。。」

なんて思われるのも必然だとも言えそうですね。

(注1:しつこいですが、当方は今のところここでは何が「正しくて」何が「間違っ
ているのか」については、一切言及していません)
(注2:ちなみに、「そんなツッコミほんとにあんの?」なんて事をちらりとでもお
感じになった方は、この動画を一度最後までご鑑賞になってみてください 苦笑
http://www.youtube.com/watch?v=dujV4dwbRLU

・・・・

で、こんな状況に今、なっちゃったんだから、まぁ、第二の矢も厳しいだろうし、第三の矢がドンドン太くなんとのも仕方なのかなぁ。。。。なんて思ってしまうかもしれませんが。。。。。

断じて、そう、あきらめる必要はないのです!!
(※ え?あきらめるってどういうこと?なんて聞かないで下さいね 笑)

なぜなら、かの、第二の矢をガンガン打ちまくった、昭和大恐慌下の高橋是清の時代でも、メディア環境は、今とほとんど同じで、

いわゆる、新自由主義的な論調が大半で、
いわゆる、ケインズ主義的な論調は、たった4.2%しかなかった!

という、実証研究が報告されているのです!

(_https://www.facebook.com/photo.php?fbid=415955638505385&set__)

。。。。ってことで、実は、昭和大恐慌下の当時も、新聞屋さんたちには、

「積極財政なんてやめちまえよ、
こんだけ不況なんだから、緊縮財政しかねぇじゃねぇかよぉ。
そいでもって、構造改革やって、貿易拡大するしかねぇんだよ。」

とさんざん、書きまくってたわけですが、それをおして、高橋是清は、ケインズ政策、今で言うところの

「第二の矢」

をガンガンに打ちまくったわけです!!

そしてそうやって日本が救われたのは、本メルマガ読者の方々はよくご存じなところではないでしょうか。

。。。。。ということで、

「歴史は繰り返す」

というのは、本当の様ですね。

だからこそ、我々は、きちんと歴史を知り、理性的な存在たらねばならないのですが。。。これ以上、自由に書いているとなにやら良からぬことを書いてしまいそうになりますので(笑)、今週はこれにておしまい。

では、また来週!

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【藤井聡】昭和恐慌下も同じだったへの10件のコメント

  1. nanashi より

    >とさんざん、書きまくってたわけですが、それをおして、高橋是清は、ケインズ政策、今で言うところの「第二の矢」をガンガンに打ちまくったわけです!!現在の高橋是清は誰ですか。安倍さんが竹中氏を推しているとき誰が今の高橋是清なのでしょうか。三橋さん、東田さん、藤井さんではなさそうですね。倉山さんでも上念さんでもない。ちなみにヒトラーも反対を押し切って第二の矢をガンガンに打ちまくって経済復興したみたいですね。

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  2. arakawa より

    面白い分析データですね。マスコミでコメンテーターなどが、ほとんど同じようなことを根拠無しにまくし立てている理由が分かります。いまでも、中国、韓国との関係改善に必死ですからね。。。「繰り返しません過ちは」というのは、朝日新聞、毎日新聞の本社前にこそ掲げてもらいたいものです。経済はリフレ派という名の新自由主義の亜種の思惑通りに進む気がします。第二の矢は中途半端になり、消費税は一時延期になるが、構造改革はTPPなどで推進しまくる可能性が日増しに高くなっています。TPPは議会で否決すればOKという楽観的な反対派がいますが、優勢民営化の事を考えれば、そううまくいくでしょうかねぇ。。。

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  3. syouen より

    甘利の薄ら笑いがホント腹立ちます。柴山さんが討論された時もそうでしたが、コイツを見ているとへらへらするのが新自由主義者の特徴であるかのようにも感じてしまいます。

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  4. 土瓶 より

    動画見たけど民主党の議員の質問がまともなのが衝撃でした。それに対する甘利大臣の認識は絶句ものですね。自民党が何故下野したのか全く理解していないんですね。(僕は当時自分のイオンの隣接店舗に自民党のポスター貼らせてご法度だけどもお客さんに民主党じゃ全然駄目だと言ってましたが見事惨敗)なんか絶望したくなっちゃいますが頑張って一人でも多く現実を知ってもらえるよう藤井さん中野さん三橋さん柴山さんの本を配ってます。下請けの職人達にも読めと強要してます(笑)京大→スタンフォードだった兄はバリバリの新自由主義者でしたが中野さんの本に感動してましたよ!藤井さんも御体に気を付けて頑張って下さい。応援しています。

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  5. 反動世代A より

    藤井先生、ほんとうにお疲れ様です。結局歴史観の問題なのではないですかね。誰にでもある問題に直面した時、過去のある状況が思い浮かび、その時の自分を参考にすることで乗り越えようとしたことがあるのではないでしょうか。歴史のどこかには現代と同じような状況にあった時代があるもの。まったく同じ状況などありませんが似た状況はあるんですよね。国家がある問題に直面した時には、歴史の中のある時代が打開のヒントを与えてくれるわけです。わたしにも歴史はあたかも繰り返されているかのように思えます。円環的とか螺旋的な歴史観といったりしますね。対して甘利大臣はどんな歴史観かというと、動画に収められた答弁に「一世代前の〜」というくだりがありますが、この発言から察するに、というかこのグローバリストな大臣に関する報道などで既に察しをつけていましたが、いわゆる進歩史観ですね。歴史は常に進歩しており、古いものは価値のない遺物に過ぎないというわけです。一世代前であれ何世代前であれ、ある時代を生きた人々の営為を参考にしようなどという発想はない人です。既に何度も目にしてきたマルキストとグローバリストの奇妙な結合がここでも見られます。両者のその理想の世界へ向かって決して振りかえることなく前へと直線的に突き進んでいく姿は、端からは見分けがつかなくなる時があります。一見全然違うように見えて、根っこが同じだからでしょうね。

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  7. 名前はまだ無い より

    藤井先生は何が正解かには言及しないとおっしゃいますがどうもある方向に誘導しているように感じますねぇ。。。まるで大手新聞の9割方の論調が大間違いの間抜けなペテンを書いているように感じますねぇ。。。まあ、気のせいですよね。先生は単なる分析の結果を全く中立の立場で表明されているだけですよね。きっと日本は貿易立国で少子化で未来はないのでしょう。龍馬伝の坂本龍馬さんも「国開ぜよ」とおっしゃっていたようですし。まさか150年近く前の人物がプロパガンダをするはずはありません。ご紹介の動画中の甘利大臣の「藤井先生の持論は財政出動をすればするほど経済が成長するという一世代前の考え」という素晴らしい発言に後ろにおられる保守政権の閣僚の方々がみなさん笑っておられましたがいったい何が面白かったのでしょうねぇ。。。正直私は反社会的な言葉を書いてしまいたい気持ちになりましたよ。とりあえずボクシングでも習いに行こうかな(ダイエットのためです)。それともプロレス技の方が派手で良いのでしょうか?(もちろんダイエットのためです)おそらく「棚田を守るべき」などと申し上げれば進歩を目指す保守政党の大臣は笑いながらこうお答えになられるのではないでしょうか。「棚田というのは非効率な非常に古い農業形態で、これからは攻めの農業の方向性でイノベーションを・・・」

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  8. バーバリアン より

    甘利大臣の発言は酷いですねどう考えても藤井先生は二世代前なのに先生が本当の意味での維新を成し遂げるのを期待しています

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  9. 真田清秋 より

    藤井先生の論調を為政者が、余計なことをせず(第三の矢)、第二の矢 に300兆円をかけ10年間30兆円を継続して財政出動すれば、それだけで6%の経済成長をし、10年以内に日本の名目GDPは、現在の2倍になるでしょう。 デフレ下の増税は論外ですが、それに替わる、『ボーナス・プレゼント80万円』を日本国民1億2000万人全員に提供する事案を大阪から真田が提案しています。内訳は、40万円は現金で、後の40万円は二年間限定の期限付き商品券です。これなら、お金持ちでも必ず使って、二年間で最低40兆円のGDPが増えて、税収も増えます。 この原資は、為替介入時の政府短期証券が銀行に100兆円以上保有しているのを、日銀が買取り、その分を通過発行すれば、済む話です。しかも、国の借金(正しくは政府負債)が100兆円減るわけで、誰にも迷惑をかけずに、デフレ脱却の火付けになると確信いたします。 藤井先生のさらなるご活躍を念じています。

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  10. 古事記 より

    甘利大臣様  ・・あんまりだ・ 藤井先生は年寄りなのか?まだそんなに老人の年齢では無いはず。 甘利さんは障害物を外してサイドブレーキを外してアクセルを踏むこれが日本のスピードアップ(デフレ脱却)。と指導する教官?甘利さんには防御壁、落下防止壁が障害物に見えるのですね。海に落ちたり、屋上から落下したりしませんか?命を無くすか重傷で立ち直りが出来なくなりませんか?デフレは坂を降っている状態では? ブレーキ外してスピード上げれば車が全損のスクラップにはなりませんか?屋上パーキングでブレーキとアクセル間違えて落下しませんか?甘利大臣 様                           敬具

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