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FROM 藤井聡@京都大学
先週,第一回目のナショナル・レジリエンス(防災・減災)
新自由主義,新古典派経済学と,経済構造の「脆弱化」
東大の松原先生のご発言,ご紹介いたしましたが,
懇談会では,他にもいろいろと,
ついては(近日中に議事録も公開される予定ですが),取り急ぎ,
第二弾の興味深いご発言,紹介差し上げたいと思います.
ナショレジ懇談会では,
その中のお一人に,
南海トラフ地震で激甚被害を被ることが決定的....
「レジリエンス」に対する思想の深みと広がりと真剣さは,
ご発言頂く度に,いつも,
なんといっても,南海トラフ地震では,
人口75万人の高知県で,実に,
県民の四分の三が避難民となる....
「想像を絶する」ものではありますが,
我々はそれをおして,あらん限りの精神力を持ってして
目を見開いて「想像」しなければならないわけであります.
...さてその高知県の尾崎知事,
第1回目のナショレジ懇談会にて次のようにご発言になっておられ
( http://resiliencehomeland.
の報道記事より)
『高知県の尾崎正直知事は・・・・
このご発言に対して,具体的,かつ,
各委員,事務局,マスコミ,そして,
誰もおられなかったのではないかと....
....この当方の指摘は,財政の問題だけに限らず,
全ての問題について共通するものだと思います.
しばしば,レジリエンス/強靭化の議論をしていると,
「でも,レジリエンスは経済合理性と相反するからねぇ...」
というご反応があり,これが,レジリエンス投資のあり方に,
「決定的な影響」を及ぼし得る可能性があるやに思われます.
「もしも」,この世の中に一切のリスクがなければ,
レジリエンスのために投資をするのは愚かな事かもしれません.
「しかし」,リスクが存在する状況では,
そのリスクに見合ったレジリエンス投資は
「極めて合理的」である事は,論理的に明白です.
「そうである以上」,巨大地震の危機を含めた,
大小様々なリアルな危機が現実的に懸念される今日では,
それなりのレジリエンス投資は「極めて合理的な選択」
だと言う事ができるのではないかと思います.
・・・・そうしたあたりをイメージしつつ,第一回の懇談会でも,
皆様のご議論を踏まえた最後のとりまとめの発言として
次のように申し上げた次第であります.
「しばしば合理性とレジリエンス、
そして,長期的広域的な合理性を考えたときに、
・・・・
これからもこうした議論を重ねながら,
「合理性」が必要だというのなら,短期的で,
「真の合理性」あるいは「真っ当な合理性」とは何かを考えつつ,
日本の国益にかなう強靭な国づくりが進められますよう,
懇談会では引き続き,様々なご意見を賜って参りたいと思います.
以上,ご紹介まで.
PS
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