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FROM 三橋貴明
【今週のNewsピックアップ】
●一歩後退、半歩前進
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11494941307.html
●戦った相手は・・・
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11495552836.html
日本最東端の南鳥島のEEZ(排他的経済水域)の海底から、レアアースを含む泥が採掘されました。(何と、水深5600〜5800メートル)しかも、採掘された海底の泥は、レアアースの鉱床としては世界最高濃度だったのです。
また、愛知県沖の東部南海トラフからは、次世代資源と言われるメタンハイドレートが採掘されました。一週間のガス産出試験で取り出されたメタンガスの量は、1万3千立法メートル。このメタンガスの量は、08年にカナダが陸上で産出試験に成功したときを上回っています。
さらに、より有望と考えられている日本海側のメタンハイドレートの本格的な調査が始まりました。
この手の海底資源の採掘事業は、民間企業がリスクをとって投資をするのは、なかなか難しい分野です。特に、デフレ環境下では尚更です。
だからこそ、政府が率先してリスクを引き受け、資金を投じ、「資源大国日本」実現のためにイニシアティブをとる必要があるのです。この種の事業こそが、アベノミクスの三本目の矢、すなわち「成長戦略」であったはずです。
しかも、日本海側のメタンハイドレートの採掘事業が本格化すると、間違いなくロシア、韓国、中国が妨害をしてきます。彼らは「海軍」を動員しても、日本のメタンハイドレート事業化を食い止めようとするでしょう。
近隣の無法国の妨害に立ち向かうには、こちらも「軍隊」を出動させるしかありません。表向きは知りませんが、海上自衛隊の装備や練度は、間違いなく「海軍」です。日本を資源大国化するという「大目的」のためには、海軍である海上自衛隊を採掘試験船の護衛のために派遣しても、国家としては一向に構わないはずなのです。別の言い方をするならば、海底資源を「我が国の国富」にするためには、国家の管轄下にある軍隊が必要です。
あるいは、スーパーコンピューターや宇宙開発、先端医療など、民間がリスクを負うことが難しい分野に政府資金を投じ、成長をもたらすイノベーションの土壌を造ることこそが、アベノミクスの「成長戦略」だったはずなのです。
現実の「成長戦略」は、妙な方向に進んでいるように思えてなりません。
電力自由化、労働規制の緩和、そしてTPP。いやいや、産業競争力会議の皆様がお気に入りのこれらの政策は、単なる構造改革ではありませんか。十年一日のごとしとは、まさにこのことです。と言いますか、いつまで同じことを言っているんですか、あの連中は。
もちろん、三橋は経済産業省の官僚が、
「○○の産業を活性化させるのだ! 産業政策だ!」
などとやることについても反対です。何しろ、経済産業省の官僚に「○○の産業」が成長産業か否かなど、分かるはずがありません。と言いますか、「○○が成長産業になる」などということは、この世の誰にも分かりません。成長産業になるかどうかは、それこそ市場が決める話です。
とはいえ、だからと言って構造改革主義者たちが「○○産業」の規制(法律)を政府に変えさせ、レント・シーキング(過剰利潤の獲得)の草刈り場とすることも願い下げです。国家には、競争にさらしても構わない産業と、そうではない産業があるのです。この種の「国家の階層」を意識しない構造改革主義者とは、今後は真正面から戦っていかなければならないと思います。
昨年まで、三橋は構造改革主義者、新自由主義者、グローバリスト、新古典派経済学「かぶれ」の方々と、あまり面と向かって衝突するケースはありませんでした。理由は、当時は「民主党」という、より問題がある連中が政権の座についていたためです。
とはいえ、現在は戦いのフェーズが変わりました。今後の三橋は、構造改革主義者の皆様とガチンコで戦っていくつもりですので、引き続きご支援よろしくお願いいたします。
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【三橋貴明】ガチンコでへの2件のコメント
2013年3月25日 6:27 AM
>昨年まで、三橋は構造改革主義者、新自由主義者、グローバリスト、新古典派経済学「かぶれ」の方々と、あまり面と向かって衝突するケースはありませんでした。理由は、当時は「民主党」という、より問題がある連中が政権の座についていたためです。>とはいえ、現在は戦いのフェーズが変わりました。今後の三橋は、構造改革主義者の皆様とガチンコで戦っていくつもりですので、引き続きご支援よろしくお願いいたします。この言葉、信じていいんですね?(たとえ相手が首相でも?w)期待してます!
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2013年3月26日 7:02 AM
三橋さん、エネルギー戦略、成長戦略のお話、全く持って同意します。私も微力ながら応援しています。
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