【近況】
1月21日に三橋経済塾
第十二期第一回講義が開催されました。
https://members12.mitsuhashi-keizaijuku.jp/
ゲスト講師は、藤井聡先生でした。
第二回以降のスケジュールとゲスト講師は、
以下の通りとなっています。
第二回 2月18日
安藤裕先生 前・衆議院議員
第三回 3月18日
岩尾俊兵先生 慶應義塾大学商学部准教授
第四回 4月15日
河添恵子先生 ノンフィクション作家
第五回 5月20日
saya様 シンガー
第六回 6月17日
中野剛志先生 評論家
第七回 7月15日
森永康平先生 株式会社マネネCEO
第八回 8月19日
室伏健一先生 政策コンサルタント
第九回 9月16日
篠原信先生 京都大学博士 農業研究者
第十回 10月21日 非公開
第十一回 11月18日
望月慎先生 一般社団法人
「経済学101」所属翻訳者・経済研究家
最近、仕事の都合上、
ニッコロ・マキャヴェッリの
「君主論」を改めて読み返したのですが、
驚愕しました。
2022年2月24日以降を生きる日本国民は、
君主論を読むべきです。
君主論から、
特に印象に残った部分を引用いたします。
「他者が強大になる要因を招いた者は、
自らは滅びゆく。」
「自分自身の力だけを頼りにして、
武力の使用をためらわない者だけが、
危機を回避することができる。」
「まさに君主が国を失う第一の原因は、
軍事への関心を失うことにある。」
「過去の歴史から学ぶことによって得た知識が
財産となっていけば、どんな逆境も乗り越え、
国難を打ち砕いて好機をつかむことが
可能になるはずだ。」
「時の流れに従って自分を変えないと、
運命は変わらない。
運命は変化し続けるのに、
人間はそれまでのやり方に固執しすぎである。」
いかがですか?
まさに「今」の日本国民が
読むべきでだと思われませんか。
現代の民主制の国民国家において、
主権者は国民です。
つまりは、マキャヴェッリのいう
「君主」とは、現在は国民なのです。
日本国の主権者である我々は
「国民論」として「君主論」を
読む必要があると思うのです。
◆「岸田総理の大嘘
メッキが剥がれた新しい資本主義
(経営科学出版)」が刊行になりました。
https://in.38news.jp/38kisi_blog
◆「マンガ 財政破綻論の大嘘
(経営科学出版)」が刊行になりました。
https://in.38news.jp/38zase_blog
◆週刊実話 連載
「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」
第499 真の「異次元の少子化対策」
◆メルマガ 週刊三橋貴明
Vol716 貨幣と購買力
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
貨幣の本質は何なのか?
「大転換」において、
カール・ポランニーが
見事に定義しています。
すなわち「購買力」です。
◆メディア出演
三橋TV、続々公開中です。
高家望愛先生に学ぶ
日本の少子化の解消方法は?
[三橋TV第652回]三橋貴明・高家望愛
https://youtu.be/w-GgdP6KLKI
情けない・・。
野口悠紀雄のあまりにも幼稚な
貨幣のプール論
[三橋TV第653回]三橋貴明・高家望愛
https://youtu.be/RGcmAeJtMfA
異次元の少子化対策という名の
消費税増税推進路線を叩き潰せ!
[三橋TV第654回]三橋貴明・高家望愛
https://youtu.be/G6vWw_wDKUA
特別コンテンツ配信。
【年末シンポジウム特別編】
戦争難民のウクライナ人美女
ユリヤさんとポルウナカベーサを踊ってみた
https://youtu.be/v5hoA5lX0QY
日本は経済成長していない。
確かにその通りです。
ならば、日本経済を成長させるためには
どうしたら良いのでしょうか。
日本経済の成長に本当に必要な
指標、考え方、そして政策を、
わたし、シンガーsayaと共に
学んで頂くのが
「シンガーsayaの3分間エコノミクス
第二巻」です。
さあ、私と共に経済成長について
「ゼロ」から学んで下さい。
特別コンテンツとして、
三橋貴明&saya
「シンガーsayaが三橋先生に
ひたすら聞いてみた 第一回」
の全編もご視聴頂けます。
https://keiseiron-kenkyujo.jp/economics/
◆三橋経済塾
23年1月21日、
第十二期第一回講義が開催されました。
ゲスト講師は藤井聡先生でした。
https://members12.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?page_id=75
インターネット受講の皆様はしばらくお待ちください。
◆チャンネルAJER
今週の更新はありません。
【三橋貴明】ニッコロ・マキャヴェッリの君主論への2件のコメント
2023年1月23日 1:12 AM
エドマンド・バークさんじゃないですが、国民にも色々な人が居るので全国民が「それなりに及第点をとれるレベルの君主」になるのは難しいですよね。民主制というのは難易度高いシステムなんだなあと改めて思いました。日々の生活に追われている人は考えてる余裕なんてないでしょうしね。
バークさんの出身地であるイギリスでは先ごろスナクさんにバトンタッチして新たな政権がスタートしましたが、日本ではスナク政権について緊縮政権であるかのように報道されているそうです。
室伏謙一『霞が関リークス』 TVを見るとバカになるⅠ財務省がフェイクニュースを量産するカラクリ
によると、ジェレミー・ハントの取りまとめたスナク政権の政策AUTUMN STATEMENT 2022を読む限り、少なくとも緊縮政権ではないとのこと。
内容としては、5年間で日本円にして100兆円のインフラ投資をすることを決めている他、外国人旅行者への非課税枠の縮小や富裕層への増税、そして貧困層への補助金など計画しているのだそう。
富裕層への増税については土地や株などでバブルを起させないようにするための対策。外国人旅行者の非課税枠の縮小は、そもそも消費に占めるインバウンドの割合は1%に満たないのでそんなものやめてしまえと言うこと。加えて、国民生活の要の電力確保のため、原発など発電施設を新たに建設することも盛り込まれている。
聞いている限りスナク政権の経済対策はよく考えられていると思える。
スナクさんというと財務省出身で元ゴールドマンなのでバリバリの新自由主義政権になると思っていましたが、どうもそうではない様子。スナクさんのことを悪しざまに書いてしまったことをお詫びしないといけないですね。日本もこういったまともな経済対策をうてる君主を誕生させることができるくらい国民が政治に対して熱心になってくれるといいのですが…
話は変わりますが、以前、経産牛を一頭減らした場合15万~20万の補助金を出す方針が政府から打ち出されていましたが、それについて次のようなやり取りがあったとかなかったとか…
日本の酪農家「文句ばっか言ってても始まらねえ」
日本の酪農家「その補助金で老いた牛を減らして若い牛に新陳代謝させれば生産量ふえるし、使い方次第で俺達が助かる目もあるじゃねーか」
政府「あ、それダメですよ。飲料用の牛乳が余ってしまってるから減らしてくれって言ってるわけでね」
日本の酪農家「いや、何かあって足りなくなった時のためにも普段は余るくらいで丁度いいんですよ」
日本の酪農家「海外の輸出国だって余ってる分を輸出してるわけだし」
日本の酪農家「何なら余った分を政府が買い取って海外にダンピングして売ってくれてもいいんですよ」
政府「ダメです。とにかく減らしてください」
日本の酪農家「そうですか、しかたありませんね」
海外の酪農家「牛乳持ってきたぞ、買ってくれ」
政府「はい、よろこんで~」
酪農家「まてまて、牛乳余ってるから国内の乳牛減らせって話だったのに何故に海外から牛乳を輸入するのか」
※農業国防研究所 【畜産】終わりの始まりか? 参照
森永康平さんも言っていましたが、現在の日本政府がやっていることって日本を傾かせようとしているとしか思えないんですよね。あ、森永康平のビズアップチャンネル、登録者数3万人突破おめでとうございます。いくぜ10万台!
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2023年1月23日 2:12 AM
民主制のいいところは「話し合ってきめる」こと。それによって「いろいろな職業組合」や「地域団体」などの意見が政治に反映され、広く国民の利益がカバーされることになるわけですね。
なので、正常な民主制を行うにあたっては犯罪組織や反社会的組織はともかくとして、様々な中間組織があった方がいいわけですよ。”全体主義”を生まないためにもね。
安藤裕前衆議院議員によると、高橋洋一さんが
高橋洋一「インボイス制度に反対する奴はサヨク」
と言っているのだとか。高橋さんの場合はどうもサヨクを良くないものだととらえているところがあるようです。
先ほども言いましたが、民主制とは色々な中間団体が話し合って決めるシステムなので、高橋さんの言うサヨク団体も日本が正常な民主制を行う上で重要な要素であることを忘れないでいただきたいところです。
いろいろな中間団体が居た方がいいと言った直後にこんなことを言うのはなんですが、
わたしは自称保守が嫌いです
何といえばいいのか
「保守だというのであれば保守がどんなものかくらい知っておいてほしい」
わけですよ。
彼等はインボイス制度に反対したら左翼とかLGBTは左翼とか言いますが、そもそも右左ってそういうものではないでしょう。
左翼と右翼について以前行われた三橋さんと中野剛志さんの対談から抜粋して紹介します。
中野「革命に反対したので保守と。こういったことになってるんですね」
中野「なので『抜本的改革』に反対するのが『保守』であって…」
三橋「そうですよね!」
中野「共産主義革命が『抜本的改革』だったから反対したんであって、『反共産主義だから保守』ということではなくて」
中野「共産主義的な『抜本的改革』に反対しておきながら新自由主義的な『抜本的改革』に賛成してたら、それ保守じゃねえんだよって」
三橋「私ね、すごく前から疑問だったんですけど、『石原慎太郎』さんて『抜本的改革』が大好きだったじゃないですか」
三橋「あの人、保守じゃないでしょ」
中野「ええ、保守じゃないですよ」
中野「左翼の共産主義革命というのは『革命』『革命』と言ってるんだからラディカルだし、自分達のことをラディカルって言ってるわけです」
中野「それに対して、新自由主義もラディカルなんですよ。新自由主義は保守だって言われてるけど保守じゃない」
中野「普通は『保守』か『革新』かで政治を選ぶんですけど、日本は『革新A』と『革新B』しかない(笑)」
三橋「『革新』か『抜本的改革』か…同じじゃねーか(笑)」
中野「『右の革新』と『左の革新』しかなくて、保守が無いと。なので、選びようがないんです」
お分かりいただけたでしょうか。エライ人は紙媒体がお好きなのだそうですので、紙が良いと言うことであれば
奇跡の社会科学 PHP新書
をお読みいただければと思います。
かつては
「俺達はお前と違って行動(保守活動)してる」
というセリフをよく目にしたものですが、保守が何なのかも分かっていないのに保守活動してるって「どういうことなんだ木林」って話なんですよ。じゃあ、彼等が保守じゃないのだとすれば何なのかというと
おそらく、全体主義に陥ってしまっているのではなかろうかと
バラバラにされた個人は権力に弱くなる。そういうことなんじゃないかなと思っている次第であります。
最後に、
「税は財源じゃない」
流行らせよう。
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