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2013年2月19日

【藤井聡】インフラ強靭化

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FROM 藤井聡@京都大学

オバマ大統領が、今年の年始の一般教書演説を行っています。
http://rapgenius.com/Barack-obama-state-of-the-union-2013-lyrics#lyric

日本でもいくつか報道されていますが,
今年の一般教書演説では,
「中間層の雇用創出を重視し、
ごく一部ではなく多くの国民のために政府が働くようにすることが使命」
という点が強調されています.
http://jp.reuters.com/article/jpTrade/idJPTYE91C01P20130213

そして,そんな雇用創出のための重要なアプローチとして挙げられているのが,
インフラ投資です.

ちなみに,昨年も,一昨年も,オバマの一般教書演説では,
「インフラ投資の拡大」
を行い,それによって
「雇用を産みだし,失業を減らす!」
ということが主張されていたのですが,
今年もまた,同様の方針を採用するということになったわけですね.

ちなみに,このアプローチは,
我が国日本の安倍内閣のアベノミクスのそれと
全く同じだということができそうです.

アメリカには地震も津波もさしてリスクは高くありません.
その点は,大いに日本と違う点ですが,
我が国日本と同じように(あるいはそれ以上に!),
アメリカもインフラの老朽化が激しくなっています.

ですから,アメリカもまた,
「インフラ強靱化」
をうたい上げているわけです.

で,アメリカでは,そのインフラ強靱化を行うことで,
雇用を生み出すのだという事が「正々堂々」と,主張されているわけですね.

では,そんなオバマの一般教書演説で,そのあたりが,
どのように述べられているのかを....抜粋和訳をいたしましょう.

「アメリカのエネルギー部門は,補修を要する老朽化したインフラの一つだ.老朽化で劣化した道路,橋,鉄道,インターネット,ハイテックスクール,そして,電力網がある土地で企業経営をしている経営者に,誰でもいいから一度聞いてみればいい.
例えば,(ノースカロライナで何百という雇用を生み出した)シーメンス・アメリカの経営者は
「もしも,我々のインフラを『アップグレード』させることができるなら,もっと多くの雇用を生み出すことができる」
と発言しているが、これは、彼だけの思いなんかではない.
世界中には,このシーメンス・アメリカと全く同じ考えを持っている企業が山のようにあるのが現実だ.
そしてあなた達もまた,あなたたちの地域で,新しい雇用を生み出すこうしたプロジェクトが必要だということを,わたしは良く知っています.
私には、企業開きのリボンカッティング式の光景が目に見えるようですよ(場内笑)。

さて,今夜,私は「Fix-It-Firstプログラム」(まず補修せよプログラム)を提案したい(場内歓声).
このプログラムは,喫緊の補修が必要なインフラ,例えば,全米に7万近くもある老朽化した橋梁を,一刻も早く補修するものだ.
そしてそうした補修をする事を通して,大量の雇用を生み出すプログラムだでもある.
ただし,その補修のための費用負担の全てを,納税者に負担させるものではない.
私は,「Partnership to Rebuild America(アメリカ再建パートナーシップ)」の設立を提案したい.これは,インフラの老朽化対策を行って,インフラをアップグレードするために,民間資金を集める特別ファンドだ.このファンドでもって,我々の物流を支える港をアップグレードし,暴風雨にも潰れない近代的パイプラインに作り替え,子供達の学校をアップグレードする(歓声).
アメリカ合衆国以上に ビジネスがしやすい国なんてどこにもない,是非,そんな国に現実に仕立て上げていこうではないか,
今すぐ,それを始めよう,われわれはそれをする力を持っているのだ!」

このFix-It-First” programっていうのは、
いわば、老朽化対策に特化した「アメリカ版・国土強靭化」ですね(!)。

過日の「レジリエンス」を大きく取り上げたダボス会議でもそうでしたが、
いま、確実に世界は、「強靭化」の方向に流れて行っていることをひしひしと感じます。

我が国も、レジリエンス先進国、強靭化先進国として、世界の潮流をリードできるようになれば。。。。と改めて感じております.

では!

追伸:
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【藤井聡】インフラ強靭化への1件のコメント

  1. Yuriya Kaito より

    藤井先生、翻訳ありがとうございます。リボンカットのところが面白かったです。内閣官房参与のお仕事お疲れ様です。どうかよろしくお願い致します。

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