FROM 東田剛
森本敏防衛相が、8月10日午前の記者会見で、
韓国大統領の竹島上陸について
「韓国の内政上の要請によるものという印象を持っている。
他の国の内政にほかの国がとやかくコメントするのは控えるべきだ」
と述べたそうです。
防衛大臣に求められているのは、韓国の内政に対するコメントではなくて、
李大統領が日本の領土を侵犯したことに対して、どう対処するかなのですが・・・。
ところが、森本大臣は
「日本の防衛政策と少し次元の違う話なので、個人的な印象は控えたい」
のだそうです。
防衛政策と次元が違うどころか、防衛政策そのものの話なのですが・・・。
確かに、個人的な印象は控えるべきでしょうが、その割には、
「韓国の内政上の要請によるものという印象を持っている」
と個人的な印象をすでにしゃべってしまっています。
自分の国の防衛大臣でなければ、結構、笑えるおっさんです。
森本氏は大臣になる前の防衛評論家ぐせが抜けていなくて、
単なる評論してしまったのかもしれません。
しかし、李大統領の竹島上陸を韓国の内政上の要請によるなどというのは、
評論としても出来が悪い。それはなぜか。
韓国の大統領が政権末期に人気が落ちると、
韓国国民の反日ナショナリズムに訴えるということは、これまでもよくありました。
韓国内政の恒例行事のようなものです。
しかし、日韓関係の一線を越えて、
竹島上陸という侵略行為までやってしまった例はこれまでありません。
では、これまでと何が違うのでしょうか。
韓国の内政はこれまでどおりなのだから、違うのは明らかに日本の内政でしょう。
尖閣諸島沖の中国船の領海侵犯、ロシア大統領の北方領土上陸、
そして韓国大統領の竹島上陸と、領土侵犯が立て続けに起きたのは
民主党政権になってからです。
尖閣も北方領土も竹島も、以前から問題になっていましたが、
こうあからさまにやられることは、自民党政権の時にはありませんでした。
それが、○九年に「日本は日本人だけのものじゃない」という首相が誕生、
媚中派の丹羽宇一郎氏が中国大使、尖閣で領海侵犯した中国船船長は釈放、
食料安全保障無視でTPP、エネルギー安全保障無視で元首相も参加しての脱原発運動、
外国人献金問題が発覚しても首相は続投、大震災が起きても国民を助けようともせず、
やらなくてもいい消費税増税で政局は大混乱。
日本の領土を狙う国にとって、こんなにおいしい政権はありません。
新しい領土が手に入るかもしれないのだから、まさに歴史的政権交代です。
しかも「近いうちに」総選挙だそうだから、
このおいしい民主党政権が続くうちにやってしまおう。
李大統領は、そう考えたに違いありません。
つまり、李大統領の竹島侵犯は、「日本の内政上の要請」なのです。
PS
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【東田剛】韓国の本当の狙いへの2件のコメント
2012年8月16日 5:17 PM
日本国民全体で「国防の覚悟」を持つ時期になったと思います。
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2012年8月17日 8:35 AM
もうかなり前から この問題は大変な問題に発展すると思ってました。このままでは あと数年で 北海道を そして 沖縄を外国に 略奪されることは確定的となってきました。今回の 尖閣諸島 竹島の 問題発生でも 政治家をはじめとして 解決策を 鮮明にした人は 誰一人としていません。国土を守るためには 軍隊の充実が不可欠なのです。核装備は絶対に必要なのです。でもこの当たり前の核軍備の必要性を主張する人は この期に及んでも 一人としておりません。どうして日本民族はこんなにも 情けない民族になってしまったのでしょうか。もう日本は徐々に 消滅してゆく運命なのでしょうか。
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