From 三橋貴明
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【近況】
暦の上では「春」とのことですが、まだまだ
寒さ厳しい如月、皆様いかがお過ごしでしょうか。
チャンネル桜
「【Front Japan 桜】国債を発行しよう・2 」
で解説いたしましたが、政府が国債発行で借りて
いるお金は、「家計の金融資産」ではありません。
「金融機関の金融資産」である、日銀当座預金です。
すなわち、
「今は家計の金融資産が国の借金(政府の負債)を
上回っているから大丈夫だが、いずれ国の借金が
上回り、破綻する!」といった破綻論が、いかに
「現実」を無視しているかが分かります。
そもそも、政府は家計の金融資産を借りているわけ
ではありませんし、むしろ政府が日銀当座預金を
銀行から借り、国内で支出すると銀行預金
(家計や企業の金融資産)が増えます。
とはいえ、
普通の人は「国債発行のプロセス」など知りません。
結果的に「自らの経験に基づくストーリー」で、
物事を判断しようとしてしまうのです。
「国の借金が多すぎだ。我々家計の銀行預金が借りられ
続け、そのうち銀行預金が尽き、破綻するに決まっている」
といったストーリーは、非常に分かりやすいのです。
多くの国民は、お金とは貸し借りで生まれる、
返済で消えるという基本中の基本すら知りませんので、
「一定量のお金を奪い合う」という発想になってしまうのです。
面白いことに、と言いますか非常にバカげていることに、
経済学という学問もまた「一定量のお金」という考え方に
なっています。何しろ、お金は「交換商品」として
位置づけられているのです。
お金が交換商品という「モノ」であるならば、
「お金を増やせば、デフレ脱却できる」という、
いわゆるリフレ派理論が成立した理由もわかる
というものです。
とはいえ、現実にはお金は「モノ」ではありません。
債務と債権の記録であり、さらに言えば日銀当座
預金のように「政府・銀行は使えるが、国民や一般
企業は使えない」お金もあるわけです。
お金を「完璧に」理解しない限り、
世の中を正しく見ることはできません。
というわけで、三橋経済塾第六期の第一回・第二回に
おいて、お金の問題を集中的に取り上げ、「完璧なる
理解」を塾生にしてもらおうと考えたわけです。
三橋経済塾第六期のご入塾は、以下から可能です。
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◆週刊実話 連載「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」 第208回「保護主義の時代、来たれり」
なお、週刊実話の連載は、以下で(二週遅れで)お読み頂くことが可能です。
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◆有料メルマガ 週刊三橋貴明 Vol402 政府の「実質負債」対GDP比率
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
中央政府の負債から、中央政府が保有する「国債・財投債・国庫短期証券」を差し引いた数値を「政府の実質負債」と定義しました。
◆メディア出演
2月8日(水) 6時から文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」に出演します。
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2月3日(金) チャンネル桜【Front Japan 桜】国債を発行しよう・2 / 春だから仕事の話をしよう[桜H29/2/3]に出演しました。
https://youtu.be/SNsHgBJdV10
http://www.nicovideo.jp/watch/1486110660
◆三橋経済塾
1月22日開催の、三橋経済塾第六期 第一回対面講義をアップ致しました。
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2月18日(土)開催の、三橋経済塾第六期 第二回対面講義の詳細と申込方法をご案内致します。
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ゲスト講師は竹村公太郎先生!
—発行者より—
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