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2025年7月18日

【藤井聡】「石破茂」という大罪。その「犯人」は岸田・森山そして昨年石破を支援した自民国会議員達。自民党内の「反石破勢力」こそ、日本復活の鍵である。

参議院選挙投票日がいよいよ、明後日に迫って参りました。

各メディアの情勢調査によると、自民党の大敗は確定的で、当初石破が勝敗ラインと言っていた「50議席」(非改選議席をあわせての過半数)を割り込むことはほぼ確実と目されています。

そんな中、どうしても総理の座にしがみつきたい石破は驚くべきことにここにきて「45議席取れればいいだろうよ」と口にし始めたようです。

この男、どこまで腐敗しているのでしょうか。当方が表現者クライテリオンの特集号『石破茂という恥辱』https://www.amazon.co.jp/dp/B0F17V6J7F/)で明らかにしたように、「責任」という言葉の意味を一切理解し無いままに成人し、政治家として、そして一匹の“ヒト”としてここまで生きさらばえて来たのでしょう。

こんな男を総理の座に押し上げた岸田は万死に値する国賊と言わねばなりません。そしてそれと同時に(高市氏を支持せずに)石破を支持した自民党国会議員は全員、そんな巨悪に加担した国賊石破・岸田の同類の輩だと見なさざるを得ません。

これはすなわち、昨年の自民総裁選の「直前」に配信した『【自民・国会議員の皆さんへ】(国民は気付いている!)石破議員につくと、アナタがヤバくなるこれだけの理由』https://www.youtube.com/watch?v=idkPRryKUvA)という動画でお話しした事態が今まさに、そのまま生じているのです。石破総裁成立に加担した輩達は今、「天誅」を受ける時を迎えていると言えるでしょう。

ただし今、石破、岸田を中心としたこうした国家に仇する輩達のせいで、今、日本の政治は巨大な破壊を被らんとしています。

例えば、京都選挙区。

京都選挙区には新実氏という元関西テレビアナウンサーが維新から新人として立候補し、各社調査でトップ。現職は共産党の倉林氏と自民党の西田氏ですが、この両者の内一名が落選する展開となっているようです。

もしも石破でなく、可も無く不可も無い人物が自民総裁であったのなら、西田氏が敗北するような事態は(ひめゆり発言等の京都選挙区の特殊事情を全てを考慮に入れたとしても)考え難い事態です。したがって、もしも西田氏が敗北したとすればそれは、「石破が総理の座にしがみつき続けたせいだ」と解釈することも可能となります。

ここでもし、西田氏が敗北した場合、その後、日本の政治にどの様な影響があるかを考えてみましょう。

第一に西田氏は、北陸新幹線の京都接続を主張しています。一方で野党候補は「府民にアピールしやすい」というほぼほぼそれだけの理由(そうでなければ反対する理由は工学的には見当たりません)で反対しています。

その結果、西田氏が敗北すれば、北陸新幹線の京都駅接続が深刻なダメージを受けることとなります。結果、大幅に整備が遅延するか、最悪の場合には建設取りやめとなってしまうでしょう。その結果、京都府民のみならず大阪府民もまた巨大な経済被害を受けることになるのは必至です。

第二に、西田氏は自民党内きっての積極財政派。ここで西田氏が敗北すれば、自民党内の積極財政の推進力が大きく後退し、財務省が進める緊縮財政がさらに加速するリスクが拡大します。その結果、(京都、関西の人々のみでなく)日本経済に深刻なダメージがもたらされる事になります。

第三に、西田氏は高市早苗氏の強力な支援者です。先の総裁選でも、大きな影響力を発揮し、高市氏の躍進の大きな推進力となりました。したがって西田氏が敗北すれば、高市氏は強力な支援を党内で失う事になり、総裁になる可能性が引き下がる事態となってしまいます。

その結果高市氏以外の小泉進次郎氏や林芳正氏らが総理となるリスクが一気に拡大します。そうなれば、日本における財務省支配、中国共産党支配に拍車がかかり、国家衰退はさらに加速することになるでしょう。

石破が総理の座に居座り続けたことでもたらされる「たった一人の国会議員」の敗戦によって、これだけの国家的被害のリスクが生ずるのです。

しかも、国会議員は西田氏一人ではありません

全国各地で今125議席を争っているのであり、それぞれの議席に対して、大なり小なり日本国家に影響力を持った自民党国会議員候補者が戦っているのです。

中には、落ちた方が国の為になる(例えば、石破を支援したような)自民候補者はいるのであり、そんな輩よりは野党議員が当選した方がいいとは思いますが、そうではない自民候補者もその一方で、多数おられる事は間違い有りません。

しかし、そうした「国家の為に有益」な政治家達の多くが石破のせいで今、下野しかねない状況になっているのです。

かくして石破が総理に居座り続けたことの国益毀損は甚大であることは、何人たりとも否定できない程に明々白々なのです!

その責任を取らぬという事など、ものを盗み人を殺め警察につかまってもなお牢屋から逃げ出す犯罪者と寸分違わぬどころか、それ以下の極悪人であるように筆者の目には映ります。

無論、以上の見立ては当方の見立てで、投票行為においては以上の見立ての真偽を自分で判断し、それも踏まえて総合的視点から投票判断していただくことが必要ですが、少なくとも当方は以上の帰結は不可避であると確信しています。

そして、おそらくは今、石破や岸田を嫌悪している有権者の方々は大なり小なり、同様の認識をお持ちなのだと思います。

そうである以上、今、最も重要な国家的課題は「石破おろし」なのです。

そして、その「石破おろし」に対しては野党議員達は直接活躍できないのです。あくまでも石破は「自由民主党」の国会議員なのです。

かくして筆者は、自民党内の「石破」を支持した議員達の勢力が弱体化する一方で、「反石破」議員達が国会議員として生き残ることは、国家の衰退を食い止めるために極めて重要な最重要点になっていると思います。

…以上、いかがでしょうか。言うまでも無く選挙判断は、有権者一人一人が公正中立に行うべきもの。本稿がそうした有権者判断に何らかのかたちで貢献できることを心から祈念しております。

追伸1:北陸新幹線は、京都選挙区における最重要論点となっています。しかし残念ながら一部候補が、工学的に全く正統化できないデマを声高に叫び、北陸新幹線ストップを主張しています。誠に遺憾です。彼が如何に間違った事を主張しているかについて、下記に記載しました。是非、ご参照ください。
https://x.com/SF_SatoshiFujii/status/1945845053743931707

追伸2:「石破の大罪」の具体例は、枚挙に暇が無い状況ですが、例えば、以下の二点は本当に深刻な大罪です。

『石破の「なめられてたまるか」発言は史上最大級の大失言。これで日米関税交渉は決裂確定。むしろ30%、35%への引上げという悪夢の危機がもたらされた。』
https://foomii.com/00178/20250711131635140663

『史上最低の外交交渉を通してトランプ関税の引き下げどころか「引き上げ」を導いた石破。総理を今すぐ交代しなければ日本の地獄行きは確定する。』
https://foomii.com/00178/20250709093108140555

 

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