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2024年6月19日

【藤井聡】日本を救うには「政権与党」の改善が必須.そのためにも是非,表現者クライテリオン最新刊『自民党は「保守政党」なのか?』をご一読下さい!

表現者クライテリオンの最新号は,

『自民党は「保守政党」なのか?』


  年間購読:https://the-criterion.jp/subscription/
  AMAZON:https://www.amazon.co.jp/dp/B0D5B2C3Z5

という特集号.

昨今,激しく支持率が低下してしまっている「自民党」の本質とは一体何なのか…という問題を,「保守」というキーワードの下,改めて考えてみよう,という特集です.

言うまでも無く,『自民党は「保守政党」なのか?』というタイトルは,第一義的には,次のような疑問があるからこそ付けたもの.すなわち,

「自民党って,一応,保守政党だ,っていう事になっているようだけど,やってること見たら全くもって,“保守”だなんて言えないんじゃ無いのか!?」

という疑問が,今,国民の間で,とりわけ“保守”を支持する多くの国民の間で幅広く共有されてしまっているが故に,改めて,「自民党ってホントに保守といえるのか?」を考えるべく,企画したのが,この特集号です.

もしも自民党が「保守政党」だったとすれば,以下の様に振る舞う筈です.すなわち,
第一に,国民の当たり前の暮らしを守るための取り組みを「真剣」に進める筈です.
第二に,いろんな地方や産業の伝統・文化を大切に取り組みを「真剣」に進める筈です.
第三に,日本の伝統中の伝統である,日本の「農」を守る取り組みを「真剣」に進める筈です.
第四に,日本の伝統の根幹たる「皇室」繁栄のための取り組みを「真剣」に進める筈です.
第五に,日本の伝統を守るために,移民の受け入れを軽々しく推進することなどない筈です.
第六に,日本の伝統を守るために,日本の地方や産業を破壊する改革を軽々しく推進することなどない筈です.
第七に,日本の主権を守るために,対米従属的外交を軽々しく推進することなど無い筈です.

しかし,岸田文雄内閣は,こうした態度は,全くもって,一切,見られません.

緊縮財政を進めるあまり,経済が停滞しているにも拘わらず「増税メガネ」路線をひた走ると同時に国民に対する補助金や支援金を悉くカットしています.その結果,国民の暮らしは破壊され,いろんな地方や産業,とりわけ「農」はますます弱体化しています.つまり,暮らしを守ったり,地方や産業や農を守「保守」するための取り組みを一切進めていないのです.いわんや「国体護持」についての真剣味など,一切見られません.

それどころか,日本の伝統を破壊する移民政策や構造改革を嬉々として進め,日本の主権を投げ出すような対米従属路線をひたすらに加速しています.

これで一体,だれが,自民党を「保守政党だ」ということができるのでしょうか?

この問題を考えるべく,本特集ではまず,自民党において「自民党は保守政党である」という綱領をとりまとめた,元衆議院議長の伊吹文明氏のお話しを伺ったところ,伊吹氏は明確に,

「自民党は保守政党ではない…
この行より下のエリアは有料購読者のみに表示されます
自民党は保守政党だという綱領を纏めたのは,当時自民党が野党であって,与党だった民主党との“差別化”を図るために,あえてそうしただけのことである.そもそも自民党は結党以来,一度も保守政党だったことなんてないのだ」

という趣旨のお話しされました(具体的にどのように仰っているかは是非,本誌をご一読下さい).

さらには,表現者クライテリオンとも縁の深い,西部邁氏が主催していた表現者塾の塾生でもあった(当方の兄弟子に当たる)西田昌司参議院議員もまた,

「今の自民党は保守政党なんかじゃ無い.対米従属,新自由主義,緊縮主義というコレまで自民党がやってきた方針をただただ「保守」しているだけであって,本来の保守政党なんかではない」

という原稿を寄稿されています(具体的に西田先生がどのようにお話しされえいるのかについては同じく是非,本誌をご一読下さい).

あるいは,かつて自民党で幹事長も務めた,小沢一郎議員に,自民党とは保守政党なのかと尋ねたところ,

「かつての自民党は保守的色合いは濃かった.しかし,小泉内閣以降,自民党は新自由主義を標榜するようになり,その時点で自民党は,保守政党とは呼ぶことができぬ政党になったのだ」

という趣旨のお話しをされています.

本特集では,以上の様に,自民党の長い歴史の中で実際に自民党に長年関わってきた政治家の皆さんのお話をお伺いする一方,様々な学者・言論人に,「自民党は保守政党なのか?」という問いにて様々に論じて頂きました.

巻頭の座談会では,左派の論客・白井聡氏を交え,本誌編集委員の四人(藤井・川端・柴山・浜崎)とで『日本において「保守政治」は可能か?』と題した座談会を行い,保守とはそもそもどういうものなのか,そして自民党は如何にその保守の思想から遠ざかった存在なのかを徹底討論いたしました.

また,東大農学部の鈴木宣弘教授には,自民党が如何に,保守の根幹と言うべき「日本の農」を破壊しているのかを論じて頂きました.また,九州大学の施光恒教授には,日本において何よりも保守すべきは,「質の高い普通の人々」が存在し続けていると言う状況であるにも関わらず,自民党はやはり,「質の高い普通の人々」が存在し続けられる状況を徹底的に破壊し続けていると言う残念な状況を描写いただきました.

こう考えれば,あらゆる角度から考えて,少なくとも今日の岸田自民は「保守政党」とは口が裂けても言えぬ政党へと変質してしまっていることが見て取れます.

なぜそんなことになってしまったのか…そうしたあたりは,白井先生を交えた巻頭座談で徹底的に論じていますが,言うまでも無く,大東亜戦争の敗北にその「根」があるのです.つまり,かの戦争の敗北によって,我が国は憲法9条に象徴される「主権喪失/対米隷属」の状態に叩き落とされてしまったのであり,その結果,「主権」を使って日本を「守る」(保守する)という態度そのものが,政権与党において完全に失われてしまったわけです.

かくして本特集では,「戦後政治を超克するために」というサブタイトルを付与することにしたわけです.

とはいえ…憲法九条があってもなお,自民党は,今よりももっともっと,国民を守る「保守政党」となり得ることができる筈です.本特集で様々な論者が繰り返し論じているように,昭和の時代の自民党は,今の岸田自民とは似ても似つかないほどに,ずっとずっと「保守」的な政党だったからです.

今の自民党が如何に深刻な病理を抱えているのかを理解するためにも,あるいは,そんな病理を乗り越えて「まっとう」な政党に生まれ変わるためには,一体何が必要なのかを考えてみたい人においてはそうするためにも,是非とも,表現者クライテリオンの最新刊
『自民党は「保守政党」なのか?』
  年間購読:https://the-criterion.jp/subscription/
  AMAZON:https://www.amazon.co.jp/dp/B0D5B2C3Z5

をご一読頂きたいと思います.

どうぞ,よろしくお願い致します!

               表現者クライテリオン編集長(京都大学) 藤井聡

追伸1:保守なら,どう考えても消費減税が必要です.是非,ご参加下さい!
「徹底討論!!消費税減税〜令和の日本に必要な真の経済政策」
 6/23(日)14:00-ヒューリックホール東京にて開催!
 藤井聡/西田昌司/原口一博/たがや亮
https://in.38news.jp/38P20240623_rere?cap=yt

追伸2:保守ならこれは当然必要です…
『このままでは日本は巨大災害で滅び去る.国土強靱化を進める「理性」こそが今,政府に求められている.』
https://foomii.com/00178/20240617151357125468

追伸3:保守なら,「サブカルチャー文化」「クラブ文化」の保守も絶対必要です.
『【映画「スラムダンク」を通して見える現代日本の構造】政界財界中枢は激しく腐敗した.しかし日本全国には未だに「スラムダンク」な素晴らしい時間が膨大に残されている.』
https://foomii.com/00178/20240614081128125353

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  2. 買弁 より

    1 中国で、清朝末期から人民共和国の成立まで、外国の商社・銀行などが、中国人と取引するときの仲介者とした中国人商人。
    2 外国資本に従属して利益を得、自国および自国民の利益を抑圧する資本家。「買弁資本」
    デジタル大辞泉より引用

    どんなに素敵な
    買弁を 選べるかは 有権者の特権
    できるだけアホな 買弁を 選択しませう♪

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