アメリカ

政治

日本経済

2023年10月21日

【藤井聡】MMT創始者のミッチェル教授と最先端の経済政策論を論じあった共著『インフレ時代の「積極」財政論』の出版記念セミナー(11月17日)、是非ご参加下さい!

みなさんこんにちは、京都大学の藤井聡です。今日は、ミッチェル教授との共著出版記念セミナーhttps://t.co/o5aMirz4It(&三沢ライブhttps://the-criterion.jp/mail-magazine/231012/)のご案内です。

只今、現代貨幣理論MMTの提唱者でもある経済学者ビル・ミッチェル(正式名称はウィリアム・ミチェル)教授が昨年に引き続き、我々との共同研究目的で京都大学に数ヶ月滞在されています。

ミッチェル教授とは4年前に京都大学でのMMTシンポに招聘さしあげてから交流が始まり、様々な議論を重ねて参りました。

ついてはこの度、これまでのミッチェル教授との経済理論や経済政策を巡る対話、交流の内容を一冊の本にとりまとめました!題して

『インフレ時代の「積極」財政論』 ウィリアム・ミッチェル×藤井聡

未だ検討段階中の案でありますが、装丁はこんな感じになりそうです。

本書はまさに、現下の「インフレ」になり始めた日本で(そして世界中の国々で)、一体如何なる経済政策を行うべきなのか?を、ミッチェル教授と当方で事細かに論じ合い、解説するものとなっています。

行うべき対策のポイントは、以下の3つ。

第一に、インフレには、「コストプッシュ」と「デマンドプル」があり、そのタイプを見極めた上で対策を行うことが必須である。

第二に、現状の世界中のインフレはコストプッシュ型の側面が強く、世界中が行っている金融引き締めは全く「愚の骨頂」である。

第三に、現状の日本を含めたコストプッシュ型の側面が強いインフレの状況では、コストプッシュ型からデマンドプル型へと転換させることが必要であり、かつ、その転換のために必要なのは「超大型の積極財政論」である。インフレだからといって、単細胞的に積極財政を否定し、緊縮財政を奨励するのはやはり「愚の骨頂」である。

おそらく、世界中の経済書の中で、ここまでしっかりと、現下のインフレ対策を論じた書籍はないのではないかと思います。本書ではこの三点にまつわる様々な理論や最新データをミッチェル教授と当方でご紹介しつつ、徹底的に議論しています

ちなみにこの本、現在英語でとりまとめ中の洋書の一部を、[先行]して「和訳」したもので、ミッチェル教授が日本に滞在している機会にあわせて「先行出版」することにしたもの。

したがって本書は、現状のコロナ、ウクライナ戦争からに端を発するインフレ、ないしはスタグフレーションに対する最先端の経済政策論をとりまとめたものとなっているわけです。

ついては、経済の問題や経済政策(あるいは経済学)に少しでもご関心の方にとっては、必読の書となっているものと、僭越ながら自負しています。

なお、この本の出版日は「11月16日」なのですが、その時分にはちょうどミッチェル教授は日本に滞在中ということで、当方とミッチェル教授の著者二名が登壇する本書の出版記念セミナー(勿論通訳付きです)を、下記要領で行う事となりました!

【【【インフレ時代の積極財政論 出版記念セミナー】】】
出演:ウィリアム・ミッチェル 藤井聡 (通訳付き)
日時:令和5年11月17日(金)
   開場18:40
   開演19:00(~21:00)
場所:ホテル・ルポール麹町
   東京都千代田区平河町2-4-3
   https://www.leport.jp/access/
参加費:3000円
参加申込:https://t.co/o5aMirz4It

この日程は出版日の「翌日」なのですが、このタイミングは書店にも十分行き渡っておらず、通販でも自宅には未だ届いていない頃合いです。ついては、本セミナーでは、参加者全員にもれなく本書籍を進呈差し上げることといたしました!

本書をいち早くご入手されたい方は是非、直接、シンポにご参加頂きたいと思っております。

本シンポにご参加頂ければ、発売直後にこの新著をご入手頂けると同時に、当方とビルから本書の概要やその背後の思い等についての“肉声”を聞いて頂いた上で、じっくりと本書をお読み頂けるものと、考えております。

したがって当方としては、本書にご関心で、かつ、当日ご都合がつく方々は是非皆様、ご参加頂いた方がより得策なのではないかと…僭越ながら考えています。その方が本書について、つまり最先端の経済政策論について圧倒的に深くご理解頂くことができると考えるからです。

ついては本メルマガ読者の皆様におかれましては、本シンポご参加、是非とも前向きにご検討いただきたいと思います。
(セミナー参加申込はコチラhttps://t.co/o5aMirz4It
 セミナー参加できないが…という方はコチラhttps://www.amazon.co.jp/dp/4828425764

本書&本シンポにご参加頂ければ、新しい時代を踏まえた、文字通りの「世界最先端」の新しい経済政策論の概要をしっかりとご理解いただけるものと思います。

是非とも、よろしくお願い致します。

追伸1:ミッチェル教授とは、研究だけで無く「音楽」でもあれこれ交流しています。上記の東京のシンポにご参加が難しい関西・西日本方面の方は是非、ミッチェル教授をゲストに迎えた(彼はプロのバンドマンなのです!)京都のライブハウス・拾得でのライブにご参加下さい!午後5時半~11時までたっぷりお酒や食事とともに、70年代、80年代のロック、ブルース、レゲェを中心とした音楽をお楽しみ頂けます。是非、ご参加下さい!

 【【【三沢カヅチカ with Friends featuring Bill Mitchell】】】
  日時: 2023年10月31日 (火)
     開場 (17:30~23:00)
     演奏 第一部 18:30~19:20  第二部 20:00~21:00
  出演:三沢カヅチカwith Friends / ゲスト・ Bill Mitchell
  場所:京都 捨得 http://www2.odn.ne.jp/jittoku/
  チャージ:4000円(学生2500円)
  参加申込:sec-tba@trans.kuciv.kyoto-u.ac.jpまで
       氏名・参加人数をメールください.
  詳細:https://the-criterion.jp/mail-magazine/231012/

 

関連記事

アメリカ

政治

日本経済

【佐藤健志】天高く総崩れの秋

アメリカ

政治

日本経済

【佐藤健志】現内閣を支持するのは国民の義務らしい

アメリカ

政治

日本経済

【小浜逸郎】いずこも同じ「絶望の党」

アメリカ

政治

日本経済

【施 光恒】グローバル化で「削減」されるもの

アメリカ

政治

日本経済

【三橋貴明】なぜ利上げでドル安円高になるのか

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です

名前

メールアドレス

ウェブサイト

コメント

メルマガ会員登録はこちら

最新記事

  1. 日本経済

    【三橋貴明】国民民主党は妥協するな!

  2. 日本経済

    【三橋貴明】三橋経済塾第十四期開講しました!

  3. アメリカ

    政治

    日本経済

    【藤井聡】【岸田も石破もこれを読め!】アメリカへの「依...

  4. 日本経済

    【三橋貴明】なぜ基礎控除を引き上げなければならないのか...

  5. 日本経済

    【三橋貴明】消費税は間接税という洗脳を解く

  6. 日本経済

    【三橋貴明】世界を変える

  7. 日本経済

    【三橋貴明】世界が変わる

  8. 日本経済

    【三橋貴明】手取りを増やさないのは自民党

  9. 日本経済

    【三橋貴明】人の意見を変える方法

  10. 日本経済

    【三橋貴明】最強の野党

MORE

タグクラウド