【今週のNewsピックアップ】
日本経済 失敗の本質
誤った貨幣観が国を滅ぼす
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12796188135.html
貨幣的制約から解き放たれ、
新世界に転生される
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12796188135.html
小学館から「日本経済 失敗の本質:
誤った貨幣観が国を滅ぼす」
が刊行になりました。
https://www.amazon.co.jp/dp/4093888973/
フランスでは、年金の支給開始年齢を
62歳から63歳に引き上げるなど、
年金改革の法案が議会での
採決を経ずに採択されました。
結果、全国的に抗議デモが発生し、
パリではデモ隊が
ルーブル美術館の入り口を封鎖。
美術館は閉館となりました。
さらには、ドイツでは賃上げを
求めるストライキが発生。
ほとんどの公共交通機関が停止。
欧州の人々は、緊縮財政や
実質賃金低下に対し、
政府に抗議するデモを
起こすにもかかわらず、
なぜ日本国民は耐え忍んでいるのか。
もちろん、「緊縮財政の影響」や
「実質賃金低下に対する政府の対策」
というについて理解していない
という点もあるとは思います。
実質賃金は、基本的には
生産性で決まりますが、
そこに「外部」から影響を与えるのが
「消費税増税」と「輸入物価上昇」です。
本来、物価上昇は所得も引き上げるため、
実質賃金に対して中立なのですが、
消費税増税と輸入物価上昇は
明確に実質賃金を引き下げます。
つまりは、輸入物価上昇に起因する
実質賃金低下に対する「正しい政策」は、
消費税減税・廃止以外には有り得ません。
ところが、日本では与党で本格的に
「正しい政策」が議論されることはない。
それどころか、
消費税増税や年金改悪など、
緊縮財政ばかりが議論される。
それにもかかわらず、日本では
大規模デモが起きない。なぜなのか?
大東亜戦争期の帝国陸海軍のエリートと、
現代の財務官僚及び御用学者たちは、
実に似ている。
どれだけ失敗し、国民を殺しても、
責任を取らない。
というか、責任を取らされない。
国民側も同じ(というか、同じ国民ですが)。
戦争や経済失政といった災厄に対し、
首をすくめて耐え、やり過ごそうとする。
根底にあるのは、恐らくは災害死史観。
大震災や台風被害といった自然災害に対し、
我々は「責任を追及する」ことができない。
何しろ、震災や台風は人間ではない。
同じ感覚を、戦争や経済失政に対して
抱いているのではないでしょうか。
大東亜戦争が敗戦に終わった時点で、
日本国民の多くは、
「ああ、やっと災害が終わった」
と認識したのではないか
という疑いを持っています。
だからこそ、占領軍(アメリカ軍)に
対するテロが一件も起きていない。
これは、世界的に見れば「異常」です。
そして、現在、政府の緊縮財政により
ひたすら国力が凋落し、
実質賃金が下がり続ける中、
貧困化と困窮に耐え忍んでいる。
失政の責任者たちが責任を
問われることもない。
というよりも、間違った
提言をし続けた「同じ連中」が
政府の諮問会議に居座り、
相変わらず間違った提言を続けている。
さあ、どうすればいいのか?
人類の曙から歴史を辿り、
「どうすればいいのか?」を解説した一冊が
「日本経済 失敗の本質:
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