日本経済

2022年12月11日

【三橋貴明】総需要の不足と物価の上昇

【近況】
三橋経済塾第十二期が
開講になりました!
https://members12.mitsuhashi-keizaijuku.jp/

三橋はデフレについて「総需要の不足」
であると主張し続けてきました。

何しろ、デフレ(Deflate)とは
「しぼむ」という意味なのです。
さらに、デフレはバブル崩壊で
民間の借金返済が増え、
支出(需要)が減ったタイミングで
政府が緊縮財政を強行することで
発生します(発生しました)。
政府の増税は、民間の支出を減らします。

更に、政府自ら支出を減らし、
増税で民間の支出を減らすわけですから、
経済の「需要」が縮小し、
国民の所得が減る。

GDP三面等価の原則により、
生産=需要=所得です。
所得が減った国民は
財やサービスを買わなくなるため
「物価が下がる」のです。

つまりは、
需要がDeflate(しぼむ)する結果、
物価が下がるわけで、
デフレとは「物価の下落」ではなく
「総需要の不足」なのです。

そして、総需要が不足しているにもかかわらず、
物価が上がるケースはあり得る。
具体的には、消費税増税と
輸入物価上昇に起因する
コストプッシュ型インフレです。

まさに、
現在の日本が「そうなっている」わけですが、
コストプッシュ型インフレの発生を受け、
「物価が上昇した。デフレ脱却!」
と、短絡的に考える人が少なくない。
いやいや。そもそもデフレとは
「総需要の不足」であり、
物価の下落ではありません。

【日本の需給ギャップ(対GDP比%)】
http://mtdata.jp/data_82.html#GAP

平均概念の潜在GDPを使っているため、
デフレギャップ(総需要の不足)が
小さめに出る内閣府の統計ですら、
需給ギャップがマイナス。

更に、デフレギャップが
22年7-9月期に「拡大」してしまった。
それにもかかわらず、消費者物価は上昇中。
「需要不足」と「消費者物価上昇」を、
「デフレは物価の下落」と
主張している人は説明できるのでしょうか。

三橋はもちろん、説明できますよ。
というわけで、三橋経済塾第十二期第一回は、
本件を取り上げたいと思います。
第十二期、是非ともご入塾ください。
https://members12.mitsuhashi-keizaijuku.jp/

◆「岸田総理の大嘘
メッキが剥がれた新しい資本主義
(経営科学出版)」が刊行になりました。
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◆週刊実話
 連載「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」
 第494 防衛費の「国民負担」

◆メルマガ
 週刊三橋貴明 Vol710 総需要不足と物価上昇
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
なぜ需要不足(デフレギャップ)と
物価上昇が同時に発生しているのか。
各指標について
「定義」を整理すれば理解できます。

◆メディア出演
三橋TV、続々公開中です。

三十数年間も騙されていた!
財務省が消費税を導入した驚愕の理由を暴く
[三橋TV第634回]三橋貴明・高家望愛
https://youtu.be/x0ZiBq91BMI

戦慄のインボイス!
財務省はどこまで残酷なのか?
[三橋TV第635回]三橋貴明・高家望愛
https://youtu.be/YXCpGWk8_ZY

コストプッシュ型インフレは
革命的パワーをもたらす
[三橋TV第636回]三橋貴明・高家望愛
https://youtu.be/g4gM9zR5qHI

特別コンテンツ配信。

ピアニストShio
【一瞬でなんとなくわかる曲目解説】
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https://youtu.be/Ld04ZqINbdw

日本は経済成長していない。
確かにその通りです。
ならば、日本経済を成長させるためには
どうしたら良いのでしょうか。

日本経済の成長に本当に必要な指標、
考え方、そして政策を、
わたし、シンガーsayaと共に学んで頂くのが
「シンガーsayaの3分間エコノミクス
 第二巻」です。
さあ、私と共に経済成長について
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特別コンテンツとして、
三橋貴明&saya
「シンガーsayaが三橋先生に
ひたすら聞いてみた 第一回」
の全編もご視聴頂けます。
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◆三橋経済塾
12月17日開催、
三橋経済塾第十一期第
十二回対面講義のお申込受付を開始致しました。
https://members11.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?p=1996
ゲスト講師は佐藤健志先生です。

◆チャンネルAJER 
今週の更新はありません。

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