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2021年3月18日

【藤井聡】緊急事態宣言も自粛も時短も「感染収束」に必要無かった:緊急事態宣言が解除された今こそ、冷静な事後検証を!

From 藤井聡@京都大学大学院教授

ようやく緊急事態宣言が、全面的に解除されることとなりました。年明け早々から実に二ヶ月半もの間、国民は「自粛だ」「時短だ」と行動の自由を制限され続けてきたわけですが、これでようやくその制限が緩和されることになったわけです。

ただし、「緊急事態」下で制限されていたのは「行動の自由」だけでなく、「言論の自由」も制限されていたのが実態でした。

もちろん、法的に言論の自由は保障されていることは論を待ちませんが、「緊急事態」が宣言されている中では、自由な議論に対する抑圧がかけられてしまっていたのが実情だったのです。

すなわち、緊急事態宣言下では、「兎に角『緊急事態』なんだから、四の五の言わずに自粛しろ!時短しろ!」という空気が作り上げられてしまい、行動制限は実は必要無いんじゃないかとか、コロナの毒性はさして高く無いんじゃないか、とかいう話を冷静に議論しようとすると、それがどれだけ適正な議論であったとしても「そんな事言ってたら、皆の気持ちが緩んで、感染がまた拡大するじゃないか!」という批判に晒され、抑圧されてしまっていたわけです。

つまり緊急事態宣言は、日本国民の思考停止を促し、まともな議論の成立を阻害していたのです。

だからこそ、この度の「宣言解除」は、そうした言論に対する抑圧を緩和し、日本国民の思考を再び再駆動させる契機となることは間違いないのです。

そして、「第四波」がまた訪れた時に、今回の様に再び日本国民の思考が停止してしまうことが危惧されることを踏まえると、この宣言解除から次の第四波までの間に、「コロナ騒動」について冷静な認識をできるだけしっかりと社会的に普及しておくことが極めて重要なのです。

ついては、「第四波」が来た時に、より「理性的」に対処するための重要な論点をいくつか示しておきましょう。

(1)感染収束に「8割自粛」は不要
これまでの経験で最もハッキリしたのが、この点。当初、西浦教授は感染収束のためには「8割自粛が必要だ!」と主張しましたが、第三波、その前の昨年夏の第二波は、そこまでの自粛を全くしていないのに、収束しました。さらに言うと、昨年の第一波の時にも、実際国民は「8割自粛」を実現していなかったのに、収束しています。

「8割自粛」など、なくても日本ではコロナは収束するのです。

(2)感染は「緊急事態宣言」がなくてもピークアウトする
第一波も第二波も第三波も、感染者数が一旦ピークを迎えるとあとは単調に減少していく傾向があります。これは日本のみならず、世界各国で見られる現象です。

したがって、感染者数の爆発的増加を防ぐために大切なのは「ピークアウト」させることなのです。そして、一旦ピークアウトさせると、後は何もしなくてもそのままゼロに近づいていくことになります。

で、多くの人々は、感染が拡大してくると、それをピークアウトさせるために「緊急事態宣言」を発出すべきだと考えています。

しかし、この認識は完全に間違いなのです。

何と言ってもこの第三波のピークは、「感染日ベース」で言うと昨年の12月25日あたり。それは、緊急事態宣言の遙か2週間も前のことなのです。

しかも、第一波のピークアウト感染日ベースで3月27~28日頃で、これもまた4月8日の緊急事態宣言の10日以上も前のことだったのです。

二度の緊急事態宣言はそれぞれ、感染ピークアウトに対して必要でも何でも無かったのです。

(3)感染収束に自粛は必要ではない
緊急事態宣言そのものは、感染のピークアウトに全く影響がないことはしょうがないとしても、さすがに「自粛」は感染拡大の抑止に効果があるだろうと、お考えの方も多かろうと思います。

しかし、統計的な分析によればその効果も明確ではないのです。

例えば、コチラの研究論文で示されたのは、
https://ssl.alpha-prm.jp/jcomm.or.jp/covid19/210309seminar/JCOMM0309seminar_ueda.pdf
感染の拡大収束パターンに、行動自粛パターンは影響していない、という統計的事実。

一方で、新型コロナの感染拡大と収束パターンは、旧型コロナ、つまり普通の「風邪」の感染拡大・収束パターンによって十分に説明されるということが統計的に示されています。

ちなみに、毎年の普通の風邪は、誰も自粛や時短などしなくても収束していますから、この統計分析は、新型コロナもまた自粛や時短など別にしなくても、自動的に収束することを意味しています。

ちなみに、旧型コロナ、新型コロナの感染パターンと気温の関係は、明確な統計的関係があります。すなわち、寒くなればコロナは新型であろうが旧型であろうが流行し、暖かくなってくれば収束する、ということを意味しています。

いずれにせよ、以上のデータは、感染収束に自粛なんて不要だという事実を示しています

そして、自粛すれば感染者数は幾分は抑制させる効果はあるのかも知れませんが、仮にあったとしても、そういう効果は統計的には検出できないくらいに弱いものなのです。

(4)「時短」もまた、感染収束にさして有効ではない
「自粛」には感染抑止効果はあまりないのかもしれませんが、「時短」は影響あったんじゃないか、と思う方もおられるかも知れませんが、データはそういう可能性を明確に否定しています。

同じくこの論文で説明されていますが…
https://ssl.alpha-prm.jp/jcomm.or.jp/covid19/210309seminar/JCOMM0309seminar_ueda.pdf
「緊急事態宣言が行われたところと、そうでないところとで、感染収束パターンに何ら変化が無い」事が示されているのです。

これは、緊急事態宣言が有効で無いことの新たな証拠でもありますが、「時短」に有効性がない可能性を強く示唆するデータでもあります。

なぜなら、今回、緊急事態宣言が発出された都府県では「時短」に協力した店舗に協力金が支払われた一方で、発出されなかった地域にはそれは支払われてはいません。

したがって、緊急事態宣言エリアとそれ以外で最も条件が異なったのが「時短の有無」だったわけです。

それにも関わらず、両者の感染収束パターンに何ら差異が無かった訳ですから、時短やっても、全然収束に効果が無かったとしか言いようがないわけです。

・・・

以上、いかがでしょうか?

以上の議論を纏めると次の様になります。

「世論は、感染収束には自粛が必要だと信じ込んでいるが
データを見ると、感染収束に自粛なんて何も要らないことが分かる。
緊急事態宣言も、自粛も、時短もなくても、
暖かくなってくれば、感染は収束する。
なぜなら、新型コロナの収束パターンは、
自粛も時短も無く自動的に収束する旧型コロナのそれと同じだからである。

コロナ感染拡大から1年以上が経過し、既に三つの波を経験した我が国には、こうした結論を導くに十分な統計データが既に存在しているのです。

緊急事態宣言が解除された今こそ、こうした冷静な議論をしっかりと積み重ねていく必要があるのです。

さもないと、またいたずらに緊急事態だ自粛だ時短だと言って、悪戯に経済が破壊され、失業、倒産、そして自殺の憂き目に遭う無辜の民が増え続けるのですから…

日本国民の理性が未だ、幾分なりとも残存していることと、心から祈念いたします。

追伸:
日本人に今、一番足りないのは「事後検証」です。事後検証をしっかりすることで初めて過ちを繰り返すことが回避されるのです。理性的な国家を目指すためには、冷静かつ理性的な「反省=検証」が必須です。是非、こちらもご一読ください。

『東日本大震災から10年、「国土強靱化」は何故進まなかったのか? ~財務省「一強」状態が日本脆弱化の根本原因である~』
https://foomii.com/00178/2021031317343177704

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【藤井聡】緊急事態宣言も自粛も時短も「感染収束」に必要無かった:緊急事態宣言が解除された今こそ、冷静な事後検証を!への12件のコメント

  1. たかゆき より

    それにも 拘わらず

    コロナ騒動を 収束させない

    裏には

    チャリン チャリン という心地よい
    カネの 響きを 楽しんでる

    悪魔がいるんでせうね、、

    人間の弱みに付け込んで 一儲け

    笑いが 止まらないでせう

    悪魔くん ♪

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  2. この世は既にあの世 より

    私はこの30年間で程度の差はあれ、特に誰も信用しなくなりましたので、自分の判断で何事も決める様にしています。

    真実は大体が自分の身体でぶつかっていかないと確かめることが出来ません。

    自分で真実を掴みに行き、その判断が間違っていたら自分が死ぬだけです。変異種が危ないだのといった、パッション無き想像を私はこれから先も味わうつもりはありません。

    コロナに関してはマスメディアの報道は信用に値しないと思っています。厚労省は昨年2月には「コロナは風邪の一種」と発表してますからそれ以上でも以下でもないと思います。年間死者数もマイナスで自殺者や失業者は増加。亡くなるのは高齢者に偏っている。PCR検査への信頼性の疑い。陽性者を感染者と呼び煽るマスメディア。コロナは以前からあり変異種が新型コロナで、ウイルスが変異を繰り返すのは当たり前。複合的に考えてもただの風邪だと思ってます。仮に強毒化して自分なりが自然淘汰されるのならば仕方のないこと。と考えてます。

    さて、日本社会は未だに新自由主義社会であり自己責任社会ですから、基本的に道徳的に間違いの割合が大きいと分かっていても、自分がそうしたいならば他人には必要以上には構ってはいられず、場合によっては他人を蹴落とし、道徳から少し外れようがそうするしか道はありません。

    約20年以上ですがそういう社会を生きてきて、いきなり共同体だの高齢者だのと言われてもですね、金を政府から刷ってもらって、政府が高齢者に渡すこと以外は自分は高齢者に合わせられませんよ、という私は立場ですね。

    思えば日本中の駅前にズラズラとパチンコ屋を並べたのは私ではありませんし、日本中を派遣社員だらけにしたのも私ではありません。郵政民営化に賛成したのも私ではないし、何より私は自民党には過去一度しか投票したことがありません。かと言って脱原発運動に参加したわけでなく、人権だの平和だの民族迫害を自分のスローガンに掲げて生きて来たわけじゃありません。ただその辺で普通に生きてただけなのです。

    在日がー、非正規労働者がー、原発がー
    、少子化がー、とある日突然言われても基本的には「知らんがや」という立場ですね。

    10代の頃から180度近く常識が変わった様な社会で、仕組みから法から馬鹿が滅茶苦茶にしたものを、私がその尻拭いに加勢するのはもうたくさんなんですね。狭い範囲内で周りにはその都度反対だよね、と言ってみたり、ネットでも狭い範囲内で改革など余計なことは散々やめろ、とは微力ながら言っては来ました。しかしそれでも彼らは馬鹿をやって来て、コロナ脳になってさらに国を生活を壊すんですから、いい加減に嫌になりました。私は無力です。無力ですが無力の代わりに馬鹿の言う事は聞かないことにしています。物事には限度というものがありますので。

    事後対策に関してですが、社会の現実を見てみてもホームレスが路上にいようと、殆ど誰も気にも留めない社会です。生活保護の水際作戦も未だに行われています。ですので、ベーシックインカムなど、新たなセーフティネットがあれば、自粛に関して一先ず金の件では揉めることはなかったと思います。

    ですので恐らく新しいセーフティネットの構築が必要だと思います。コロナ以上の危機が襲って来た時に、いちいち補償しろだの何だのと政府に言うのって面倒くさいです。

    それとどうなんでしょう、こんなことを言ってはなんですが、高齢者が亡くなっても特に何も感じません。人には必ず死ぬ時が来ますので、と言いますか、政界のご老人達はいつまで粘るつもりなんでしょうか?芸能界もそうです。子供の頃から見ているご老人達がまだいますが、いい加減に顔も見たくない気持ちの方が大きいです。誰かがいなくても世の中は回って行きますので、その辺は私はドライですね。

    「守ろう高齢者」?散々守られて来たのでは?別に特定の誰かが憎いわけではありませんが、四代目山口組竹中正久組長の言葉で「人間、死ぬ時は何したって死ぬ。モチ食うたかて運が悪きゃ死ぬやろ」の感覚で老いも若きもいいと思います。

    ニューノーマルも自粛も少なくとも私には必要無いのでしません。今から暑くなりますが無意味なものをつけて、自分が酸欠になる必要なんて何処にもありません。

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      1. うたか より

        インフルエンザと大差ない程度の毒性なら
        過去に流行したインフルエンザと同程度の感染者に抑えられれば十分では
        現状の対策で十分
        急激な気温の低下やら季節の変わり目でコロナが増えやすくなると予想できることはもっとテレビとかで注意すべきですね

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  4. 通りすがり より

    こわい、こわい、していれば、

    視聴率が、上がるから、
    日本にジャーナリズムは、ナイチンゲール。

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  6. 通りすがり より

    水際を緩くして
    変異株を取り入れ
    Xファクター神風に希望を託したのではないかな。
    あと、データ取り、まあ、人体実験です。

    一度あることは、二度ある。

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  7. 大和魂 より

    なんか上の方で新自由主義を代弁する竹中平蔵レベルのバカが参加しているみたいで気分悪くなりましたよ

    ところで西浦博も、結局は欺瞞の戦後教育から脱皮できないオツムに問題がある驚くべき知識人かと認識しているところです。

    それなら大阪の維新の会が、やらかしたデマによる保健所の削減を柱とした規制緩和のパフォーマンスなんて、ある意味社会的にも大問題の【詐欺や殺人】に該当しますし、大阪都構想もかなりの大問題ですよね。

    また名古屋でのリコール運動にしろ【デマ維新の会】と河村たかしが親密な関係でやっていましたから。

    それなのに問題が出たら維新の会は尻尾切りして、方や知らぬ存ぜぬの河村たかしの次は落選が相応しいですし、単に彼は減税のみを掲げるだけのパフォーマンスを繰り返す保身者に有権者は気づくべきですよ!!

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  8. この世は既にあの世 より

    それそろ現役世代は気が付いた方がいいと思います。我々は高齢者に虐待や詐取をされとるだけです。健気な若者や子供は純真さから「お爺ちゃん、おばあちゃん可哀想」などと言った感覚を持つかと思いますが、それは道徳的には正しくて現実的には間違いです。

    今の高齢者世代は自己責任論をただ後世に投げ付け、氷河期世代を見捨て、「これからは中国だ」と言って中国に進出したのです。

    自分で中国を強くしといて、中国に抗らえ!は無いですよね。これもいわゆる尻拭い。

    リーマンショックの時、派遣村が出来ましたね。

    冬の夜空の下に大企業の寮から非正規労働者は叩き出されたあの時、確かに左派は戦った。しかし保守派はやはり自己責任論を主張し寄らば大樹の陰で強者側についた。

    それであれから何か改善なり反省しました?してないですよね?

    現実なんてのはそんなもんなんです。

    今日までやって来たことは、片方じゃ経済成長だの貨幣観だのGDPだの国土強靭化だの言って、片方じゃ脱原発とかLGBTとかでしょ?

    で、何か結果出たんですか?息苦しい社会になっただけですよね。

    そんな奴らにこの私がコロナ脳の方々にアッサリ言える言葉は、テメェに火の粉がかかりそうになったからといって「ああそうですねぇ、頑張りましょう!協力しましょう」なんて思うと思うわけないだろ。です。

    冗談でしょう。

    他人に頑張れなんて言えないですしね。一緒になんかいたくもない。

    こういうべきです。

    「みんなコロナ禍でも外出してるじゃないか、都合の良い時だけマスメディアを使い同意を取ったフリをし続けるんじゃない、お前のことなど知らない、なんだ恐いんか?ならそう正直に言えばいいやんけ」と。

    また他人をなぞっただけの様な薄っぺらい保守主義者にでもなった様な、中身のないハエみたいな馬鹿は、自己責任論をハエ叩きて投げ付ければ良いんです。何も恐れずに足らず。

    高齢者に限らず、精神の弱い輩、ただのコピー人間、レアケースで倒れた人に金で解決する以外に全体を合わすわけにはいかないと思います。

    麻生太郎は本日こう言いました。

    「マスクっていつまでするの?口の周りは痒いし皮膚科が流行ってるらしいじゃん」と。

    つまりこういうこと、馬鹿がマスメディアに乗せられて一緒になって騒ぐものだから、衆愚政治で「そんなに言うなら緊急事態宣言出したるわ」が本質ですよね。宣言を出せ出せ言うから出したまでで、金の話しなんか知りませんよということなんじゃないですかね。

    為政者はやってるフリをしなきゃアカンもんで。

    麻生太郎も「風邪程度で騒ぐ馬鹿が悪い」と思ってますし、リーマンショック時には麻生太郎はハローワークに出向き、職探しの若者に「今まで何やってたんだ?」と問うくらいですから、日本は自助社会なんです。

    高齢者やコロナ脳に遠慮なんかして失業し、ハローワークなんか行ったら、また麻生太郎に言われちゃいますよ。「今まで何やってたんだ?」と。

    私が生まれた時は核家族化でしたが、2000年あたりから派遣化や女性の活用などで個人化が進みました。これは共助は無いことを意味します。生活保護バッシングを見ても分かるように馬鹿国民は、特に保守派は公助も拒絶しますので後世はと言いますか、現役世代は当然自助しか残されていないんですよね。

    自助でやってたら、「なんだ!どうして自粛しないんだ迷惑だ!」と難癖付けて来やがる。そいつらに私が何と現実社会で普通に返すかというと「何だとこの野郎、殺すぞ」ですわ。

    リーマンショック時にはベーシックインカムでも導入してればまだ分かります。竹中平蔵でさえ「改革によってセーフティネットを構築しなかったのが、間違いだった」と言ってます。

    安倍政権誕生時頃だったかと思いますが、竹中平蔵は正しいと思いますよ。共助も公助も無い社会にしといて、セーフティネットがない方が異常ですね。

    異常だから死ななくていい人々が死んだのです。

    つまりですね、共助も公助も無い社会にしといて、保守派なんぞそこに目が行かない人達で振り返りもしない人達なんですよ。

    何もしないんですから、自助で自己防衛は仕方ないじゃあーりませんか。

    経世済民とは弱者救済でしょう。その概念が、無い経世済民は独りよがりの建前だと私は勝手に思ってますし、私は自分自身にそんなスローガンを掲げませんかね。

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  9. ハル より

    みんなふだん外出しても危ない所に近寄ってないのかな。緊急事態でも感染するところには人が入っているということかな?
    それとも本当に感染するところでも感染しないのかな?

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  10. 直美 より

    どう見ても冷静じゃなかった人が冷静にとかって、いやあ、かわええなあ。「反省=検証」すべき全積層=諸専門家に最初から自分を加えとらんような口ぶりも、すでに秘書さん侍らかしてはるほどの方に言うのもなんやけど、なんか初々しくてええわ。

    オレなんも悪いこと言うてない、間違えたこと一度だって言うてないって突っぱって、内省のかけらも示そうとせえへん子をみてると、いじらしくなって来ますやろ。アホやなあ、そんな神さん仏さんみたいな人間がこの世におりますかいなって、春物に残った樟脳のにおい嗅がせながら抱きしめて正気に返してあげたくなる。そんな気持ちですわ。臨床からも議論そのものからもすっかりかけ離れてしもうたことを痛感してるのは誰より本人ご自身かも知れへんさかいな。

    「『ソクラテスの弁明』の主人公は、自分より賢い者はいないという神託に疑問をもち、誰か一人でもいいから自分より賢い人を見つけ出そうと、いろいろな人たちをたずね廻るが、最後に専門の職人のところへ行って、これをためしてみることになる。そしてその人たちがいずれも自分の知らないことを知っている点で自分より賢いことを発見するのだが、しかしその専門的知識の故に、かれらが他のこと一般についても自分は賢いと思い込んでいることを発見して、やはり落胆しなければならなかった」田中美知太郎『哲学談義とその逸脱』さかしらは智慧にあらず(1985)

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  11. 拓三 より

    遠に、結果は出てるのに…

    この問題の本質はこのウイルスが「どんなもんか」でしょ。
    それだけの事よ。対処法の違いは個々に違うでしょうけど。

    私はこのコロナ禍で未だに腹立つ事は、「ナショナリズムor新自由主義」と自己の計りをかけ言論を封鎖しようとした奴らです。

    コイツらの定義は「未知なるウイルス」です。

    確かに「解らない事」は慎重な態度を取る事が保守でしょう。
    しかしながら「解っている事」に耳を塞いで数字を出さない事例を大声で言う事が保守ですか?

    私は確かコロナが出始めの時にこちらのコメントに「人の命を賭けたらアカン」と書きました。その意味は「思想を持ち出すな」です!

    この人達は見事に「思想」を持ち出し計りをかけた…正直力抜けました…尊敬してましたからね。

    未知(道)を出来るだけ知る事によってその未知(道)を判断するのが本来の左翼(男)の役目。コイツらと同様、自己の計りで思想を持ち出すなならば「男は必要無し」つまり今すぐ消滅しろ!です!

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