【近況】
最近、大げさでも何でもなく、
人類の「文明」がパラダイム・シフトの
時期を迎えたことを感じています。
理由は二つあり、
一つ目はもちろんコロナ禍。
二つ目が、中国(というか中国共産党)の
軍事的脅威の台頭です。
ストックホルム国際平和研究所によると、
2019年の世界の軍事費のシェアは、
アメリカが38.4%。
対する中国は、すでに13.7%。
(※推計値。恐らくは、さらに大きい)
しかも、曲がりなりにも「覇権国」で
あるアメリカは、世界中で軍隊を
運用するのに対し、
中国は東アジアに注力できる。
すでに、現時点で東アジアの軍事バランスは
「中国側」に傾いているという認識が必要でしょう。
日本国の防衛面の
安全保障が揺らいでいる。
この状況で、未だに、
「クニノシャッキンガ~ッ!!!」
とやっている我が国が、
いかに危うい状況に置かれているかが分かります。
アメリカの「安全保障」担当の
サリバン大統領補佐官の、
「安全保障にとっては、
国家債務より過少投資の方が
より大きな脅威だと認識すべき」
という言葉は、
まさに「パラダイム・シフト」の象徴です。
しかも、日本の場合は「国家債務
(政府の貨幣発行)」を増やすことに、
全く問題がないどころか、
増やさなければならない
局面なのです(デフレ、ということです)。
正しい財政観に基づき、
「国家債務(貨幣発行)」を増やし、
防衛力を強化する。
その上で、アメリカとの
パートナーシップを基軸に、
東アジアの軍事バランスを回復させるのです。
逆に、日本が緊縮財政のパラダイムのまま、
国家の衰退を放置しておくと、
確実に「戦争」という未来が訪れることになります。
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◆週刊実話 連載
「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」
第404回 黒田日銀総裁の背任
◆メルマガ 週刊三橋貴明 Vol611
安全保障と経済学
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
主流派経済学は、なぜ安全保障を
無視する形で発展してしまったのか?
フリードマン以降の歴史を振り返ります。
◆メディア出演
三橋TV、続々公開中です。
IMF様の言う通り、最大限の政府支出を!
さらに支出を積み増せ!
[三橋TV第346回] 三橋貴明・高家望愛
https://youtu.be/EUgkMU5HLEM
麻生財務大臣よ、恥を知れ!
ここまで酷い裏切りがあるとは・・・
[三橋TV第347回] 三橋貴明・高家望愛
https://youtu.be/GGjha21IdRo
国民のバリューチェーンを守れ!
このままでは困窮者の「麻生村」ができるぞ
[三橋TV第348回] 三橋貴明・高家望愛
https://youtu.be/6DJKIXWUuck
特別コンテンツ、配信。
菅総理とマスコミがひた隠しにする
税金の真の役割(室伏謙一×森井じゅん)
https://youtu.be/TBQV8FBbVoY
【打倒!!緊縮財政】
野田佳彦元首相“消費税ゼロ案は
無責任“こそ無責任[後編](池戸万作)
https://youtu.be/Gemddmcn6ms
2月1日(月)、チャンネル桜
「Front Japan 桜」に出演しました。
【Front Japan 桜】
日本人がいなくなる!?菅政権の緊縮路線(他)
https://youtu.be/Pj3N7ERjgz8
【ch桜・別館】
124年ぶり、2月2日の節分を前に[R3/1/29]
https://youtu.be/XIymj4ZFedo
【RE:明るい経済教室 #21】
有名無実化した銀行準備制度、
日銀当座預金と貸し出し限度額の果てしなき拡大[R3/2/3]
https://youtu.be/rcC_tQ2LW-w
2月3日(水) チャンネル桜
「闘論!倒論!討論!」に出演しました。
【経済討論】米中と世界経済の行方[桜R3/2/3] https://youtu.be/PufpfE2DQlE
2月10日(水) チャンネル桜
「Front Japan 桜」に出演します。
http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1651
◆三橋経済塾
2月20日(土)三橋経済塾第十期、
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ゲスト講師は林千勝先生です。
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三橋経済塾第十期の入塾お申込は以下から。
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◆チャンネルAJER
「黒田総裁 デフレは貨幣現象ではありません(前半)」
三橋貴明 AJER2020.2.2
https://youtu.be/bjXc2WNKXes
【三橋貴明】「戦争」という未来への3件のコメント
2021年2月7日 1:40 PM
三橋先生
他のネットでもいい古されていますが日米同盟とは冷戦終結で口先だけで完全反古にされてますよね、日本の緊縮財政が小泉以来継続されてるのはCSIS JAP occupied 勢力
武器は日本に売りつけたいが支那との全面核戦争が絶対に出来ないのはサプライチェーンをアメリカが支那に譲渡した時からわかっていた話じゃ無いですか?
去年中国資本でハリウッドがミッドウエー等と中国人に売りつけたい映画を制作したのも御存知でしょう、ユダヤ系列アメリカンの
支那市場への全面依存以外説明つかないです スターウオーズもインデペンデンスデイも中国人が正義の味方で出てくるし
先日物故したショーンコネリーの007シリーズ見てください
中国人は全て悪人ですよ
デトロイトを中心とする米中西部の7000万人の白人系反乱もある意味アメリカの分断を目的とする特にローズベルト以降の民主党の
特にカネで平気で国家を売る新自由主義者anywhere賊=売国奴の
せいですよ。
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2021年2月7日 10:17 PM
政治家「財政健全化です、財政規律です。将来世代にツケを残さないために無駄削減です」
政治家「つきましては、ダムは無駄なので公共事業をカットして財政健全化します」
⇓
か~ら~の~球磨川氾濫
⇓
政府「ダムが無かったから雨水が急激に川に流れ込んで洪水になっちゃった」
国民「将来世代の元である現役世代が死んでるっつの」
政治家「財政健全化です、財政規律です。将来世代にツケを残さないために無駄削減です」
政治家「公共事業は悪なので、公共事業をカットして財政健全化します」
建設業者「公共事業がカットされて仕事が減ったので廃業します」
⇓
か~ら~の~豪雪被害
⇓
政治家「地方の建設業者が減ってしまったので屋根の雪下ろしができません」(←減らした奴
政治家「甘ったれの国民なんぞのためにお金を出したくないので、ボランティアでも募ってガンバ」
国民「地方は不便だからと若者がみんな都市部に出て行ってしまう」
国民「将来世代の元である現役世代が居なくなっちゃってんよ」
政治家「財政健全化です、財政規律です。将来世代にツケを残さないために無駄削減です」
政治家「地方自治体の予算(地方交付税交付金)を減らして財政健全化します」
(ここ20年、南関東と東北以外はずっと予算が下げられてきた)
⇓
か~ら~の~東京一極集中(人もモノも投資の多い場所に集まる)
⇓
政治家「東京に人口が密集しているため感染症が蔓延してしまった」
国民「将来世代の元である現役世代が危険にさらされてんよ」
政治家「財政健全化です、財政規律です。将来世代にツケを残さないために無駄削減です」
政治家「つきましては、無駄な保健所を削減して財政健全化します」
⇓
か~ら~の~新型コロナによる保健師の過剰労働問題
⇓
政治家「保健所が少ないので検査がスムーズにいかなかった」
国民「だから、将来世代の元である現役世代が死んじまうっての」
※日本国内の保健所数(合計 情報ソース:全国保健所長会)
1996年 全国に800以上存在
1997年 全国に700に削減
2019年 全国に500以下
政治家「財政健全化です、財政規律です。将来世代にツケを残さないために無駄削減です」
政治家「赤字の公立病院は無駄なので減らして財政健全化しますね」
(1999年 国・公的医療機関1738→2019年 国・公的医療機関1524)
政治家「感染症病床も減らして財政健全化しますね」
(1998年 感染症病床9060→2020年 感染症病床1869)
⇓
か~ら~の~新型コロナ陽性になっても自宅待機あつかい問題
⇓
政治家「公的医療機関が少ないため、PCR陽性者を入院させることができない」
日本医療労働組合連合会の森田進書記長「だからあれほど『感染症病床は国がきちんと整備しておくべき』だと言ったのに、真逆のことしやがって」
政治家「財政健全化です、財政規律です。将来世代にツケを残さないために無駄削減です」
政治家「ワクチンの賞味期限内に感染症が発生するかなんてわからないのにワクチンを定期的に大量に購入しておくなんて無駄」
日本の製薬会社「ワクチンを製品化しても買ってもらえないので製品化はやめておきますね」
⇓
か~ら~の~ 主要7カ国でワクチン接種ができていないのは日本だけ
⇓
国民「『受けられるけど受けない』のと『受けたいけど受けられない』のではだいぶ話が違うのぜ」
神山君&林田君「ひょっとしてギャグでやってるのか!?」(魁!!クロマティ高校より)
いいえ、自公政権は大真面目に20年以上このコントを続けてきたのです。
では、野党はどうかと言うと
野田佳彦元首相「緊縮増税で与野党共闘だ!」
これである。この期に及んでまだ緊縮増税路線とか流石にどうなんでしょうか。
池戸万作さんによると、衆議院千葉4区(船橋市)は野田元首相の地元で野田さんが圧倒的に強いのだそうですが、今回は緊縮増税で共産党と共闘の方向で出馬とのこと
コロナ禍で大変なことになっていてもなお緊縮増税で共闘とかできちゃうんですね、コワイ
まあ、共産党は自公維新以上のバリバリの緊縮派議員も少なくない政党なので、ある意味納得と言った感じでもありました
さて、このコロナ禍が始まって早々の去年三月、「日本の未来を考える勉強会」は
”100%粗利補償をすぐに用意しないと大変なことになります”
と緊急提言を出したわけですが、衆議院千葉4区(船橋市)には日本の未来を考える勉強会のメンバーである木村哲也議員が出馬するとのこと
政治は一人でやるものではないので、反緊縮派の議員が一人二人増えた所でどうなるものでもありませんが、増えるといいですね~
>>
中野剛志さん「米国は、新自由主義を捨て、経済ナショナリズムへと向かおうとしている。
果たして、日本の政策担当者たちは、この歴史的な変化を感じとれているだろうか」
>>
感じ取れてないみたいっス
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2021年2月8日 9:22 AM
2015年ぐらいでしたっけ?
例え日本の成長が年率5%のラインに乗っても
まだ大陸との差は開く一方
とのような論旨の投稿を
三橋先生がブログに乗せたのは
あれからもう6年ほど、5%どころか
見るも無残な成果でしたが…
今後どうなるんでしょうねぇ…
いくつかは今更やってももう遅い
(それでもやらないともっと酷い)という
傷を受け入れないといけない気がします
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