From 三橋貴明
【近況】
経営者ならば、誰でも分かると思いますが、
仕事が多いか少ないかは、少なくとも
ミクロでは「バランス」で決まります。
つまりは、人口減少で需要が多少減ったとしても、
それ以上に「供給能力」が減れば、
経営者にとっては儲けどきとなるのです。
何しろ、需要は残っているにも関わらず、
競合相手が次々に消えていくわけですから、
これほど美味しい状況はありません。
というわけで、現在の日本は、
生産年齢人口比率の低下に加え、
若い世代が東京圏に流出している「地方」にこそ、
儲けどきが訪れています。
何しろ、高齢者という「需要」は残っているにも関わらず、
供給能力である人手が減っていっているのです。
この状況で、生産性向上を達成し、
需要に対して適切に供給することができれば、
企業は「ぼろ儲け」です。
あるいは、若い世代を中心とする
生産年齢人口が減るということは、
現実に働く人々が「重宝される」という話でもあります。
人手不足が深刻化すればするほど、
生産者(=労働者)は大事にされます。
当然、実質賃金は
長期安定的に上昇せざるを得ません。
人手不足が深刻化する時代とは、
働き手にとっては美味しい時代なのです。
現在、日本は政府の経済政策とは無関係に、
少子高齢化に端を発する
生産年齢人口比率の低下により、
経営者にとっては「儲けどき」が、
生産者にとっては「美味しい時代」が訪れつつあります。
ところが、日本のマスコミは
人口減少や地方からの人口流出を
一方的に「悪いこと」であるかのごとく報じ、
結果的に地方の経営者や生産者は
「チャンス」を逃しつつあります。
それどころか、人手不足を
「外国人労働者で埋める」という、
最悪の政策までもが採られようとしています。
この手の間違った路線に
歯止めをかけるためには、
とにもかくにも「正しい知識」を身に着け、
「正しい行動」をとるしかありません。
というわけで、三橋は経営者の皆様に
「正しい知識」を身に着けてもらうべく、
来年の2月19日から21日にかけ
「人手不足解消合宿」という
コンテンツをご提供することを決断いたしました。
【人手不足解消合宿 ~人手不足は利益拡大の絶好のチャンスだ!~】
http://www.38news.jp/sp/mituhashisemi/2018_02.php#top
振るってご参加下さいませ。
◆11月30日 徳間書店から「2018年 戦争へ向かう世界 日本経済のラストチャンス」が刊行になります。
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◆10月31日。小学館「財務省が日本を滅ぼす」刊行しました。早速、重版になりました!ありがとうございます。
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◆ソーシャルレンディング最大手maneoの瀧本憲治氏との大人気コンテンツ「行き詰まりに、耐えられず、歴史が動く。 第1次グローバリズム④ 」がリリースになりました。
https://youtu.be/x3yTTwcDbMc
◆産経新聞に先日のiRONNAの記事が転載されていました。
介護人材不足 大移民時代に突入した「亡国ニッポン」を憂う 三橋貴明
http://www.sankei.com/premium/news/171119/prm1711190007-n1.html
◆週刊アサヒ芸能 連載 列島報告書 第142「グローバリズム推進のために利用される「神の見えざる手」」
http://www.asagei.com/
◆週刊実話 連載「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」 第248回「人手不足と人件費」
なお、週刊実話の連載は、以下で(二週遅れで)お読み頂くことが可能です。
http://wjn.jp/article/category/4/
◆有料メルマガ 週刊三橋貴明 Vol444 政府の予算制約式路線
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
なぜ、基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化といった
おかしな発想が出るのかといえば、実は経済学が
政府の財政に家計用の「予算制約式」を当てはめているためなのです。
◆メディア出演
11月25日(土) 朝日放送「教えて!NEWSライブ 正義のミカタ」に出演しました。
https://www.asahi.co.jp/mikata/
◆三橋経済塾
三橋経済塾第六期 第十一回対面講義をアップ致しました。
http://members6.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?p=2181
ゲスト講師は久保田治己先生(全国農業協同組合連合会 常務理事)。
◆チャンネルAJER
『財務省が日本を滅ぼす(その2)①』三橋貴明 AJER2017.11.21
https://youtu.be/UXDrKkdq3yk
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