日本経済

2017年7月9日

【三橋貴明】片側一車線対面通行ポール立て

From 三橋貴明

【近況】
三橋がこれまでに一番「命の危険」を意識したのは、「最強の地方創生」の取材で、鳥取から出雲まで「夜」「雪が降る中」「レンタカー」で「片側一車線対面通行ポール立て」の高速道路を走ったときです。

三橋はセキュリティ上の理由から電車に乗れないため、毎日、自動車を運転しています。

何しろ、蓄積が半端ないので、運転は相当に巧い方だと自負しているのですが、その三橋が怯えるほどひどい環境でした。

片側一車線の高速道路(そもそも「高速道路」と呼んでいいのか疑問ですが)は、山陰自動車道のみならず、全国に20路線あります。

もちろん、本来は片側二車線で整備される予定だったのが、小泉政権期の公共投資削減などが理由で半分しか建設されず、二車線の真ん中にポールを立てて対面通行で利用しているのです。

何と、惨めな国なのでしょう。

国土交通省は「暫定二車線区間」と呼んでいますが、暫定二車線区間では、2015年には、334件の反対車線への飛び出し事故が発生し、死亡事故の発生確率が四車線区間の約2倍となっているそうです。

三橋の怯えは、別に根拠がない話ではないのです。

しかも切ないことに、片側一車線対面通行ポール立ての「高速道路」であっても、地元の皆様は「高速道路が通った!」と、喜んでいるのです。

日本は長引く緊縮財政により、ここまで情けない国に落ちぶれてしまったのです。
PB黒字化目標を破棄し、全国の高速道路網(もちろん、最低片側二車線で)を整備しない限り、我が国の発展はありません。

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◆週刊アサヒ芸能 連載 列島報告書 第124回「思考停止を打破するには、言葉の定義から始めねばならぬ」
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◆週刊実話 連載「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」 第229回「PB黒字化目標という毒針」
なお、週刊実話の連載は、以下で(二週遅れで)お読み頂くことが可能です。
http://wjn.jp/article/category/4/

◆有料メルマガ 週刊三橋貴明 Vol424 硬直的なプライマリーバランス目標の害悪
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
今の日本の財政政策は、厳密には「硬直的(=黒字化)」なPB目標を立てていることであることについて解説しています。

◆メディア出演

7月12日(水) 6時から文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」に出演します。
http://www.joqr.co.jp/tera/

7月14日(金) チャンネル桜「Front Japan 桜」に出演します。
http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1651

7月8日(土) チャンネル桜「日本よ、今…「闘論!倒論!討論!」 に出演しました。
http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1655

◆三橋経済塾
7月15日(土)三橋経済塾第六期第七回講義のお申し込み受付を開始しました。
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ゲスト講師は鈴木宣弘先生(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)!

◆チャンネルAJER
今週の更新はありません。

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【三橋貴明】片側一車線対面通行ポール立てへの1件のコメント

  1. 赤城 より

    地元に高速道ではない片側一車線の自動車専用道路が今年にようやくできたところですが、それでも交通の便は劇的に上がります。
    片側一車線でも高速道のように走る車が多くて狭いのに100キロくらい出す奴も結構いるんで危ないですね。少し間違えれば対向や側面に激突する狭さなので。田舎で狭い山間の道に慣れたりしているから高速道のような道ではアクセルを踏みやすい、余裕のない気候と地形に住んでいる人たちのほうがいらちで余裕がない人が多いのかもしれません。
    国策を誤らなければ2車線の道路が10年以上前に出来ていたのでしょうし、その場合のインフラ事情や経済状況は現在と全く違っていたのでしょう。田舎の衰退は当然のもののようですが、関西のような日本第二の都市部だった場所が凋落している様は痛々しく怖ろしく感じるものです。

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