日本経済

2016年12月22日

【三橋貴明】国家のお金の発行と国債発行の仕組み

From 三橋貴明@ブログ

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【オススメ】

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 わたくしが大好きな日本銀行「資金循環統計」 がアップデートされました。

 というわけで、皆さんも興味があるであろう政府の
国際所有者別シェアをグラフ化してみましょう(2016年9月末速報値)。

【2016年9月末時点(速報値)日本国債の所有者別内訳(総額は971兆円)】

http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_54.html#JBD16Sep

 色々と悩んだのですが、国債所有者別内訳は今後、
上記のフォーマットで更新していくことに致します。

 「証券投資信託」と「その他金融仲介機関」を
「その他金融機関」としてまとめ、「一般政府・
地方公共団体・社会保障基金」は「社会保障基金」
と表現しています。

 さらに、「家計」と「NPO」は
「家計・NPO」としてまとめます。
「中央銀行」は「日本銀行」として表現します。

 理由は、上記が一番作業が楽なうえに、意外と見やすいためです。

 ということで、日本銀行の国債所有のシェアは、
16年9月末速報値段階で36.75%でした。
四半期で、1.8%ほど増えているため、
直近では38%前後といったところでしょうか。

 預金取扱機関(銀行など)の国債残高は、
215兆円となっており、間もなく200兆円を
切ってくるでしょう(日銀が現行の量的緩和ペースを続ける限り)。

 日本銀行は量的緩和政策ということで、
国内の預金取扱機関から(主に)国債を買い取り、
各銀行が日銀に所有する当座預金残高を増やす形で
「お金の発行」を続けています。
2016年9月末時点で、日銀当座預金残高は
約312兆円と、とんでもない金額に膨れ上がっています。

 本日は、上記に日銀当座預金残高と、
国債発行・財政出動の関係についてお勉強です。

 中野剛志氏「富国と強兵 」P102で、。
建部正義の引用という形で、銀行の国債購入や
政府の財政出動の際の「プロセス」が載っています。

 まず、日銀当座預金は、国内の銀行などの金融機関に加え、
「政府」も持っているということをご理解ください。
逆に、非金融法人企業や家計は持っていません。
というわけで、銀行は日銀当座預金を我々一般企業や
国民に「貸し付ける」ことはできません。

 但し、政府には貸し付ける(=国債を購入する)ことが
可能なのです。(以下、※は三橋の注釈)
 
(1) 銀行が国債を購入すると、銀行保有の
日銀当座預金は、政府の日銀当座預金勘定に振り替えられる
※政府は国債を発行し、現金紙幣ではなく、
日銀当座預金残高を「借りる」という話です。

(2) 政府は財政出動の際に、請負企業に政府小切手で代金を支払う
※政府は日銀当座預金を担保に、「政府小切手」を発行するのです。

(3)企業は政府小切手を銀行に持ち込み、「政府からの取り立て」を要求する

(4)政府小切手を受け取った銀行は、相当する金額を
企業の預金口座に記帳すると同時に、代金の取り立てを日銀に依頼
※この時点で新たな民間預金が増え、マネーストックが拡大します。

(5)日銀は、「政府保有の日銀当座預金」の該当額を、
「銀行保有の日銀当座預金」に振り替える

(6)銀行は、戻ってきた日銀当座預金で、再び国債を購入することができる

『(「富国と強兵」から引用)このように、(1)から(6)までの
過程自体は、少なくとも論理的には無限に続き得る。そして、
この過程が示すように、政府の支出は、民間企業の貯蓄に
なっている。政府の財政赤字は民間貯蓄によってファイナンス
されるのではない。その反対に、政府の財政赤字が民間貯蓄を
生み出しているのである。したがって、「政府の赤字がそれと
同額の民間部門の貯蓄を創造するのであるから、政府が貯蓄の
供給不足に直面することなどあり得ない。」』

 もちろん、マネーストック(預金)を拡大するのは、
政府の国債発行&支出には限りません。銀行と民間の
お金の貸し借りも、預金を創出します。いずれにせよ、
預金を創るのは銀行と、政府もしくは企業・家計との
お金の貸し借り、すなわち「信用創造」であり、日銀の
マネタリーベース拡大(=日銀当座預金の積み増し)ではありません。

 ところで、上記の信用創造のプロセスを「完全放置」
してしまうと、銀行預金が論理的には無限に拡大し、
供給能力が不足し、インフレ率が過度に上がっていく
ことになります。というわけで、銀行準備制度がありまして、
「受け入れている預金等の一定比率(これを「準備率」
といいます)以上の金額を日本銀行に預け入れること」を
義務付ける」(日銀のHPから)
 と、なっているわけです。

 もっとも、現在は日銀当座預金が300兆円を超える
事態に至っているため、最も高い準備率(2兆5000億円超
のその他の預金 1.3%)で計算しても、論理的に
国内銀行は少なくとも「2.4京円超」の預金を
創出しても構わないという話になってしまいます。
ところが、実際のMSは950兆円です。

 理由は、説明する必要ないですね。

 いかがでしたでしょうか。
 断言しますが、この手の「国家のお金の発行と国債発行の仕組み」に
ついて理解していない政治家がほとんどだと思います。というわけで、
皆様も「国家」や「国債」「お金」「預金」などについて正しい知識を
身に着け、是非とも政治家を啓蒙していって頂ければと存じます。

—発行者より—

●韓国経済の悲惨すぎる現実とは?
http://www.keieikagakupub.com/lp/mitsuhashi/38NEWS_CN_mag.php

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【三橋貴明】国家のお金の発行と国債発行の仕組みへの7件のコメント

  1. たろう より

    その動画では、債務負担が増えたことから 支出をを減らし 支出は誰かの売上でもあるので不景気(デフレ)の状態になったと言っています。今の日本は企業も国民も債務負担は小さく財務内容が健全だと指摘したことが間違ってるのでしょうか?

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  2. 學天則 より

    この動画の内容と日本が違うと思う貴方には無理な理解不能な動画です。貴方はこの動画のコメント欄でわかんねえと言ってる側の人です。ともかくデマ=出鱈目を言わんでください、お願いします。出鱈目を言うと人が死ぬんですし、一杯、長期不況で死んでるんです。言葉は人を殺すし、そういう人間を軽く見ている発言を安直にしてしまう方と私は対話は好みません。それこそ目的が根源的に異なりますからね。人間尊重の精神があるならもっともっと考え抜いてから発言される行動が出来るでしょう、貴方は軽い。

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  3. たろう より

    その動画を見る限り、日本が間違った点は法人税を減らして消費税や保険料などを上げ大多数の貧乏人をより貧しくして購買力を減らしてしまったことでしょうね。所得の分配と真逆のことをしてしまったことです。マイナンバー制度は金持ちからお金を取るために作られたものでしょうが、、、パナマ文章から大金持ちや企業は税金逃れしてる感があります。後、その動画と日本の現状が根本的に異なってるのは企業も人も借金まみれの状態でなくとても健全で、大企業は金が余りまくってます。要は大企業が日本でお金を投資しやすい状態にすれいいだけで、消費税を下げ政府が景気が浮上する支出(新幹線 地震対策)をすれば良かったといえます。

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  4. 學天則 より

    https://youtu.be/NRUiD94aBwI?t=16m27sだから、この動画なんですよ、凄く分かりやすい。アベノミクス3本の矢と同じ考えだ。1本目は中央銀行があらゆる資産を買い、資産価格をあげる。これは株式市場をみれば、ある程度出来ている訳です。ですが、それは金融資産を保有する一部の人しか効果が無いのは動画の通りでしょう。だから、2本目は中央銀行が銀行から保有国債を買い取り政府の国債発行を吸収し、政府は財政出動をする、これが不足でうまくいっていない。3本目は生産性の向上で、これはインフレ対策であり、所得の向上の基本だイノベーションはその最終であって、それが全てではない。皆が借金返済をやめて、再び借金をできる状態になるまで、つまり皆が所得を増やし、資産を形成し、信用力を回復するまで中央銀行があらゆる方法で借金されない分をお金を刷って、穴埋めしつづける、生産性=供給を超える取引を生み出す様な、お金が借金という形も含めて、供給されない限りインフレなどいくらお金を発行しても起こる訳ないのは自明とすら言える。景気の変動を生み出すのは借金なのですからデフレは借金をできず返済傾向にある訳で、それではお金がたりなくなる。だから中央銀行と政府がそれを補って、再び借金可能な状態に戻していく、多分、それだけなのでしょう。無論その借金は生産性を向上させ、所得を上げる様な投資をきっちりしていく、藤井先生の新幹線などその代表でしょうね。産業基盤は雇用を生みますからね。経済学なんて必要ないでしょう?たった、30分のこれだけの話なんですから。

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  5. たろう より

    積極財政を行わないのは、日本の経済を停滞させ移民推進を行わせたいユダヤの思惑があるのでしょう。2040年アメリカは白人がマイノリティになります。それまでにユダヤを頂点とした世界統一政府を作りたいと考えてると思います。明治は1868年に始まりました、1945年は大東亜戦争が終わった年です。その間77年。1945年に77年を足すと2022年 この年が世界地図から日本が消えて世界統一政府に組み込まれる年になるかもしれません。

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  7. 拓三 より

    私は国債(建設国債)の大切な役目である事を国民に理解させるためにはGDP統計に人類にとって一番大切な付加価値なものを数値化(カネ)することにより解っていただけるのではないかと常思っています。それは『出産』です。どう数値化するのか?簡単です。祝い金と言う形で建設国債から幾らかの金額を『母』に渡せばいいのです。(女性は職人の原点)出産費用は50〜100万なのでそれプラス100万で一人産むたびに200万円が妥当だと思います。現在一年で約100万人の人類最高の付加価値が生まれているので2兆円の建設国債が発行できます。倍生まれたとしても4兆円であります。初年度は前までの年との格差が出るので1〜3歳は100万、4〜6歳は80万と段階的に金額を下げていき、18以上は一律10万円渡せば不満も抑えることは可能だと思います。高齢で亡くなられた母もおられるので10兆円ぐらいで足りるかと思います。初年度だけは国債と財投債で賄えば可能かと。(下等動物の男に渡す必要はありません)これにより、まだ子供を産むことが可能な女性も「若い女に負けられへん」と案外闘志を燃やすかもw また身体的理由で産めなくても人口が増えることにより年金で助けてもらうことができます。また産休による貧困も多少は回避できるのではないかと、そして何より子供が増えれば保守的思考が自然に芽生え女、子供を守るためにインフラの大切さを本気で考える男も増えるのではないかと思うのです。この建設国債の使い方を「無駄」とは言わんやろ。人口増と金利の関係も見やすいし、人類最高の価値とカネと言う幻想も理解できるのではないかと思う今日この頃であります。

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