日本経済

2016年10月1日

【三橋貴明】愚民国家

From 三橋貴明@ブログ

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★★★★★:有田益堆のレビュー

講義内容・要領が非常にわかり易く、よく理解できました。有難うございました。

韓国の反日思想が韓国憲法より上位の観念であって、その観念が韓国社会を支配している。大統領もそれに絶対逆らえない。そういう視点を非常に新鮮に感じました。

本日のご講義は志ある政治家・中央官庁官僚たちにも是非受けて貰いたいと思いました。

月刊三橋最新号
「韓国の研究〜なぜ、日本は翻弄され続けるのか?」
http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980/index_mag.php

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 さて、そろそろわたくしは、我が国は「五輪」を開催するような資格がないのではないかとの、疑念を持ち始めています。
 理由はもちろん、国民の「緊縮思考」です。厳密には、緊縮的な政策を打てば打つほど、世間的に受けてしまうというこの「空気」です。

『五輪会場計画見直し 小池知事 提案実現に向け取り組み
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160930/k10010712131000.html
 東京都の小池知事は、オリンピックの予算などを検証している都の調査チームが、競技会場を都外の施設へ変更するなど計画の大幅な見直しを提案したことを受けて、ボートやカヌーの会場をめぐり宮城県の村井知事と会談するなど調整を始めていて、提案の実現に向けた取り組みを進めることにしています。
 東京オリンピック・パラリンピックの予算などを検証している都の調査チームは29日、開催費用を独自に推計した結果、3兆円を超えるとしたうえで、コスト削減に向け、都内に整備する予定の3つの競技会場を都外の施設に変更するなど、計画の大幅な見直しを提案しました。(後略)』

 五輪開催費用が3兆円。これが全て消費や投資に回ると仮定すると、日本のGDPが最低でも0.6%増えるわけです。結構なことではないですか。

 GDPが0.6%増えると聞いてもピンと来ない方には、
「皆さんの所得の合計が0.6%増える」
 では、いかがでしょうか。

 わたくしたちは生産者として働き、モノやサービスを生産。お客さんに消費、投資として支出をしてもらう(=買ってもらう)ことで所得を得ます。誰かがお金を使わないと、皆さんの所得は生まれません。
 すなわち、給与が発生しません。
 誰かがお金を使うのを削ると、皆さんの給与が減ります。 

 この当たり前の事実すら認識せず、自分たちがデフレ環境下で節約に努めているからと言って、ルサンチマンを貯め込んだ国民が、通貨発行権を持つ日本政府や、日本で最も貯蓄がある自治体、東京都に対しても、
「無駄な支出をするな!」
 と、緊縮を求める。結果、自らの所得を減らす。つまりは、貧乏になっていく。

 愚民、以外に表現のしようがありません。

 無論、例えば東京五輪向けの3兆円が、単なる所得移転&誰かの貯蓄に回ってしまうのであれば、まあ「無駄な支出」と呼んでも構わないかも知れません。とはいえ、実際には五輪に向けたインフラを整備する「民間企業」の売上になり、働く生産者に給与として所得が分配され、次なる消費や投資が生まれ、別の誰かの所得が生まれるのです。
 無論、東京五輪向けのインフラ整備の支出がなされたところで、皆さん個人の所得は短期で増えないかも知れません。とはいえ、インフラ整備という「需要創出」でデフレギャップが解消に向かい、日本経済がデフレから脱却すれば、いずれは皆さんの所得にも好影響を及ぼすのです。

 誰かがお金を使わない限り、誰かの所得は生まれない。

 この当たり前の事実すら認識せず、テレビのワイドショーで、小池知事が調査チームの提言を受け、
「ロンドン大会でも2年前に計画が覆った例もある。IOC=国際オリンピック委員会などが錦の御旗になっているときもあり、信頼を失わない範囲でトライする価値はある」
 と、発言したのを見て、
「小池、やるじゃん!」
「小池、いいぞ! もっと無駄な出費を削れ!」
 などと拍手喝采する。

 結果、日本経済に必要な需要創出が絞られ、貧相な五輪を開催し、世界に恥をさらし、さらにはデフレ長期化で国民がますます貧乏になる。

 貧乏になった国民は、さらなるルサンチマンを蓄積し、「金を使うな!」「無駄を削れ!」などと自分の首を絞めていく。
 我が国は、愚民国家になり果ててしまったのでしょうか。

ーーー発行者よりーーー

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★★★★★:有田益堆のレビュー

講義内容・要領が非常にわかり易く、よく理解できました。有難うございました。

韓国の反日思想が韓国憲法より上位の観念であって、その観念が韓国社会を支配している。大統領もそれに絶対逆らえない。そういう視点を非常に新鮮に感じました。

本日のご講義は志ある政治家・中央官庁官僚たちにも是非受けて貰いたいと思いました。

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【三橋貴明】愚民国家への10件のコメント

  1. 天鳥船 より

    「アンビルドの女王」との異名を持っていたハディド氏の設計どおりに建築したら、日本の技術力の高さを見せつけることもできたでしょうね。今のやり直し案は少々無難すぎます。時間的な制約もあるでしょうが、折角日本人の手による設計であれば、もう少し「和」の印象の強いものでも良かったのではないかと。

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  2. 天鳥船 より

    (案)を作るのは行政(役人)ですが、最終的に決定するのは議員ですよ。議会で可決されなければ、何もできませんから。

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  3. たろう より

    建築家ザハ・ハディド氏が設計したメイン会場の建設コストが高すぎるという理由で御破算になったのは少しもったいないと思いました。奇抜なデザインだったのでそれを見る目的で観光に寄与するだろうと考えたからです。中国の様に誰も住まないマンションを作るのは無駄ですが(景気が上向いて買う人がいれば無駄ではない)、将来経済的便益をもたらすインフラとは分けて考えるべきでしょう。交通量緩和のための道路や地下鉄はドンドン作るべきだと思います。

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  4. bakabon より

    共鳴します。愚民とは・・・例のドン一派?下らん森。歴代市場長とやら?段々上に行って石原しんたろう他?地方・国会議員先生?際限無くなるは!頭の悪い財務省?頭の悪い日銀のお歴々?会場3個、それこそ地方へ移す。何がコンパクトだって!昔は常磐線、新幹線にすりゃいい!近くにILC構想だってあるじゃない!日本国って海底に這いつくばってる大きなヒラメだわい!背骨につながる東西の横骨を高速インフラに頼むわ!国立(くにたち)時代のリニアなんて平台に2軸車輪がついてるだけ!今はそれが使える!!ひょっとして安倍総理も愚民??

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  5. robin より

    今のままだと後3年くらいで民間銀行の国債が尽きる、金融緩和も限界を迎える、と空気を読み始めると超円高、安倍政権の大好きな外国人観光客頼みの政策も下火になって再デフレ化する、とならんか。ならこの3年は「無駄」で「非常識な」公共投資や、他のあらゆる政策を動員してデフレ脱却を最優先に加速させれば良いのでは。デフレは資本主義において投資消費が減り続ける異常?事態なのだから、健常人(心肺停止の人)にAEDという非常識(常識)を行うようなものではないか。一定時間を過ぎれば蘇生の可能性も低くなって行きそうだが。ゾンビとして復活してみせて、人の射幸心を煽る「カジノ資本主義」とかになったらイヤだ。(しかし同じ国民、運命共同体の中で互いの足を引っ張り、自分で自分の首を絞める様は元からゾンビだったのかもしれない。)デフレで貧困化すると嫉妬や不安等の負の感情は表に出易くなるし、生活が便利で忙しなくなる程余裕も無くなるのでは。(当たり前だが)政治家の不正は無くならないし、無垢で無謬なオリンピックというのも開催出来ないだろう、政治家の不正を追及するならデフレを脱却して皆が有る程度豊になって不満も少なくなって生活に余裕が出来てからが良いのではないか。言語により成文化された法には、必ず抜け穴が存在し(残しておき)、新たな不正は際限なく作られる、後進の素人権力者は、旧権力者に(知らず)共犯関係にされて、多くは権力を利用した蓄財に励むようになる、だろうか。オリンピック予算を削減して別の今すぐに、より必要とされる分野に振り分ける、ことは出来るのか。二者択一で片方を切り捨て、残ったモノでまた二者択一をして〜、と延々予算縮小の話だけにならんか。情報源で胴元であるマスコミの意図通りに行動する、最初の価値観を真似続けるだけで、無自覚に参加してしまった社会正義ゲームで我々は作られた対立と予め定められた勝者と勝負を応援しているだけか。何でも「透明化」しても、事業毎の特色は違うのだし、素人の視聴者に、肝心なことは説明する気の無いマスコミ、無知や偏見を利用されることにならんか。疑義の芽は不信感によって育って国民を分断することが目的だろうか。

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  6. 通りすがり より

    すみません、税金の使い方を決めるのは行政でしたっけ。失礼しました。

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  7. 通りすがり より

    三橋の言いたいこともよく分かりますが、落ち着いて考えることも多いのではないでしょうか。確かに、三橋さんの言うとおりケインズ経済的な発想で言えば(もしくは所得生産消費の三面等価の論理に則れば)、無駄とも言える公共投資を行うことは善であるということなのでしょう。しかし、都民(国民?)がそれに納得しないのは、別に理由があると思うわけであります。それは意外に簡単で、「俺たちの福祉はどうなっているんだ」という疑念なのではないでしょうか。国に税金を納めている身としては、その税金が変なところに使われるのは許せないでしょう。そんなに無駄な消費をするのであれば、ちょっとは我々の税金負担を緩めて可処分所得を増やしてくれよ、というのが素朴な庶民感覚だと思うのです。私が思うに、トリクルダウンの逆、つまり税金をがっつり吸い上げて国民に還元しないという構造が日本に出来ていることを、国民は感じているのだろうと思います。言葉で説明出来ないながらも。要するに、東京五輪の件が問題なのではなく、本質的に「日本国が中負担低福祉国になっている」という疑念を持つ国民が、この問題を大きくしているのではないかと思うわけです。(どこかのデータで、日本はかなりの税負担国家であることを知りました)とすると、こうした問題は事あるごとに”噴出”し続けると思います。何せ、国会議員や地方議員が、適切な税金の使い方をしていないという疑義が濃厚なのですから。

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  8. wonder より

    吉宗症候群と言いたい倹約節制こそ正義。しかし享保の改革は前半こそ広く知られる効果があったが後半はやりすぎて米騒動や打ち壊しを誘発したという。それで大岡忠相が諌めて奇声を緩めたとか。その後に再度引き締めを行った水野忠邦ノ天保の改革は大失敗と言っていいほど不評で失脚の原因となったほど引き締めれば良策というのは吉宗症候群にかかっている証拠今こそ徳川宗春では

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  9. kanata より

    物事を経済定な側面からだけ見るのは間違っています。背景には都の利権を独占する都議会のドンと呼ばれる人たちの暗躍があります。彼らが、猪瀬元知事を辞職に追い込み、舛添要一・増田_也といった反日的な人間を都知事に送り込もうとしました。東京五輪にも豊洲新市場にも不透明なところがあるから、それを都民の目に見えるところで検証しようと主張し、当選したのが小池都知事です。当初予算が数倍にも膨らんでしまう不思議。これこそが三橋さんが主張されている未来への投資を阻んでいる元凶ではないでしょうか?

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  10. udon より

    最近のニュースを聞いていて、おっしゃるようなことを感じていました。予算が増えても、経済が回ればいいんじゃないかと… その点、森氏と取り巻きの関係企業が、工事を高い金額で受注している(噂ですが)、潤っているのは、一部の人たちである、という理解が、世論の怒りを産んでいるのではないでしょうか? 確かに、受注の仕組み等には、もう少し、公正さ、透明さがあれば、と思うのですが…それとも、経済理論的には、たとえ、一部の企業や関係者が一次的に潤っているように見えても、下請け、孫請け等、連鎖的に社会が潤うということになるのでしょうか?

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