コラム

2016年8月2日

【藤井聡】「ポケモンGO」と「国土学」

FROM 藤井聡@京都大学大学院教授、内閣官房参与

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ポケモンGOが日本解禁になってから、10日が過ぎました。

解禁直後のメディア上での大騒ぎは少々落ち着きがでてきたようですが、いまだ路上では、ポケモン探しで徘徊する方々が,例えば我が町京都の路上でもあちこちで散見されます。

その間、少なくとも「巷」では賛否両論があれこれと論じられました。

しかしどういうわけか、(歩きスマホは危ないよ、という論点を除けば)TVメディア上では、「賛成意見」が大多数で、「いかがなものか」という論調は、筆者の知る限り(というか、少なくとも筆者が出演したTV番組では)、ほぼ皆無の状態、でした。

もちろん、一部では、「こんなことに打ち興じている人を心の底から侮蔑します」という少々過激な批判もあり、かつ、それを擁護する向きもあったようですが、
http://www.huffingtonpost.jp/2016/07/28/yaku-mitsuru-kobayashi-yoshinori_n_11234382.html

そういう批判は瞬く間にすさまじい批判にさらされてしまったようです。
http://news.mynavi.jp/news/2016/07/31/056/

この「巷」と「テレビ」の間の温度差は,かなりのもの.

例えば,楽屋で眉をひそめている方々も,オンエアになると皆さん,その批判のトーンが随分とまろやかに.一方で,ポケモンGO賛成派は「水を得た魚」の様に喜々としゃべりまくる──という情景に何度か遭遇しました.

そしてそんな風潮を逆撫でする様にオンエア中に筆者が一部批判的な事を申し上げると,共演者からちょっと普通では考えにくいような言葉で罵られたりもしました(どうやら電波にはハッキリとはのっていなかったようですが).

ところで筆者はこれまで,「全体主義論」の研究を理論的かつ実証的に進め,その内容を例えば拙著『凡庸という悪魔』にて公衆の皆様に解説して参りましたが……
https://goo.gl/NYhNkm

そんな筆者から見てみれば,

「やれやれ,こんなゲームごときの話しでも,『沈黙の螺旋』が展開し,『凡庸という悪魔』が徘徊しているんだなぁ──」

と,げっそりした気分になったものでした。

もちろん、しょせん「ゲーム」の話──ではあるのですが、実を言いますと、この問題は,「日本の現代」を読み解くのに格好の「材料」になっているように思います。

ついては今回は、(これまで連続して論じてきました「大型経済対策」についての議論を一旦お休みにして)この「ポケモンGO現象」について,少々長文になりますが(4000字超!)、できるだけ簡潔に解釈してみたいと思います.

・・・

ポケモンGOの「画期性」が何かと言えば,当たり前ですが,これまで乗り越え難かった「現実とバーチャル現実の区別」が「溶解」し,バーチャル空間でなく現実空間の中でゲームができるようになった,という点にあります.

これまでのゲームでは「ゲーマー」達はわざわざ「現実空間」から「バーチャル空間」の中に入り込んでゲームをしなければならなかったところ,ポケモンGOの世界では,もうその必要が無く,「現実空間」の中に居ながらにして,ゲーム出来るようになった──という次第です.

この「画期性」が、全世界で大変な「人気」をよんでいるわけですが,もう一面において、その「画期性」が、ポケモンGO批判を惹起しています。

そもそも、バーチャル空間には、私たちの「視点」は存在しますが「身体」はありません。しかし、現実空間には当然「身体」が存在しています。

そして、「身体」とは「肉の塊」なわけですから、好き勝手に動き回ると、自他の生命に危機が及ぶことになります。

今、ポケモンGO批判においては、この点がしばしば取りざたされています。その典型的批判は、「歩きスマホは危ない」というやつですね。

しかし──「身体」に加えてもう一つ、バーチャル空間には無いけれども、この現実空間にはあるもの、があります。

それは、

  「歴史的地理空間」

です。

「バーチャル空間」に存在するのは単なる「地図情報」にしかすぎません。ポケモンGOのプレーヤー達にしてみれば、それぞれの地点は「モンスターの登場地点」、という「意味」しかありません。もちろん、アイテムの登場地点だったり、ジムだったり、という「意味」もあるでしょうが、それらはすべて「バーチャル空間」の中で定義づけられた「意味」です。

しかし、「歴史的地理空間」には、それぞれの地に、ゲームの世界でプログラマー/ゲーム管理者達によって意味が付与されるはるか以前、数十年、数百年、場合によって数千年も昔から、「固有」の「意味」が付与され続けてきています。

もちろんそんな「意味」は、私たち人間が「勝手に」付与したものにしかすぎません。したがって、ポケモンGOが歴史的地理空間に意味をつけたからと言って何が問題なのだ──と感ずる方も多かろうと思います。

しかし、問題はそんなに単純ではありません。

そもそも、それぞれの地に「意味づけ」をするにあたっては、これまでの歴史の中で人々は徹底的な「慎重さ」を保ち続けてきたのです。場合によっては、「その地」に対して、あるいはその地に意味づけしてきた「先人たち」に対して大きな「敬意」を保ち、時に「畏怖の念」すら持ってその地の「意味」を大切にしてきました。

神社や墓地等がその典型です。

そうした空間は「聖域」とされ,特別な「意味」が社会的歴史的付与され続けてきたのです。

もちろん,そうした「聖域」は物理的に言うなら,単なる特定の地点にしか過ぎません。しかし、それらは特定の共同体(あるいは国家や民族)にとっては,「汚されてはならないもの」として神聖なる意味が付与されてきたわけです.

無論,影でその地について悪口をいったり,冒涜する人も多数おられたでしょうが,「公明正大な批判」や「タテマエでの批判」は徹底的に避けられ、それによってその聖域が聖域として保持され続けてきたのです。

そして、拙著「国土学」でも論じたのですが、そんな「聖域」があることが、この物理的な「陸の塊」を、歴史的・伝統的・政治的・社会的存在としての

 「国土」

に昇華せしめているのです。
https://goo.gl/fpElgr

国土は国民にとって単なる「住処」であると同時に「生家」であり「故郷」「古里」でもあります。そしてそれは、宗教の種別や有無にかかわらず、「その地に根を張る人々」(国民)全員にとって、何らかの意味において「聖なる地」なのです。

にも関わらずポケモンGOでは,それぞれの地の歴史を度外視し,単なる「モンスター出現地点」なる勝手な意味が、数百万人,数千万人という大量のゲーマー達の間で、あっという間に「共有化」されしてしまうのです。

つまり、ポケモンGOは、プログラマーが適当にそれぞれの地に付与した意味を、「公共化」してしまうのです。

これは、(少々大袈裟に聞こえるかもしれませが)そうした「聖域」を根底から溶解せしめる「本質的脅威」と言って過言ではありません。

だからポケモンGO解禁直後、神社関係者がポケモンGOに対して「憤慨」しておられるニュースがいくつか流れていましたが(ネット上では見つかりませんでした)、それも至って当然の事なのです。

もちろん、「神社」が極端な例だとしても、それぞれの地に住み、その地に「根を張る」人々にとっては、その地は「かけがえのない大切な地」である以上、多かれ少なかれ、「神社関係者達の様な心持ちに」なることは当然あり得るのです。

例えば,自分の両親の墓地や,自分の家の仏壇にモンスターが出るからといって,そこに人がたかっているのを見れば、決して快くは思わないでしょう。あるいは,長らく大切にし続けてきた公園にモンスターを探して、さながらゾンビの様に徘徊する人が数百人もたむろしている光景を見れば、違和感を感ずるとしても無理からぬことでしょう。

つまり、私たちはやはり,何もかもドライになってしまったこの現代ですら、この地理空間に「歴史的意味」を付与し,その上で,それが完全に「溶解」「蒸発」してしまわないように,その「意味」を守り続けようとしてしまっている──のです.

そしてさらに言うなら,それぞれの地の意味を守る私たちの何気ないそうした日々の振る舞いが、私たちの村や街,そしてこの国を,豊穣なる「意味」を宿した存在にせしめているのです。そして、そうした歴史的地理空間によってはじめてこの「社会」が支えられ,人が人として生きていく縁を得ているのです──つまり大袈裟に言うなら,まさにそういう

「土地に対する意味─村・街・国の成立─社会の成立─人間の成立」

という「構図」が,未だに厳然と存在しているのです(詳しくは,拙著『国土学』の第三部をご一読ください).

そして,その構図を,ポケモンGOという娯楽のためだけのゲームが,その根底から溶解せしめている──というより,そもそも溶解しつつあったその溶解の速度を「加速」させているのです.

・・・・

以上,いかがでしょうか?

なかなか言語化しにくい事を,あえて言葉で説明しようとすると,当方の力量不足もあり,ややこしくなってしまい,誠に恐縮です──が,簡単に言うと,次の様なオッサンを一人,想像していただければそれで事足りると思います.

「なに?ポケモンGO?なんじゃそりゃ.」
「えっ?なんかその辺に化けもんがいるって?はぁ?いるわけねぇだろ!?」
「何アホなこといってんだ.まぁ,子供はそういうアホなの,喜ぶんだろうねぇ・・・」
「・・・えっ?大人がやってる?はぁぁぁ???そいつ,ばかじゃね?最近の大人,よぉわからんなぁ.」
「・・・え”っっっ!???そういう大人がメッチャ多いの!???もう,世も末だねぇ」

・・・という方の感覚の根底にあるものを言語化したのが,本稿の議論でしたw

ただし....ゲーム世代の当方にしてみれば,ポケモンGOがもし,世の中で見向きもされないゲームだったとしたら,時間さえ有れば,喜んでやってるかも知れません.なんと言っても,ごく一部のマニアだけがやってる分には,そんなゲームで付与される「意味」なんて,歴史的地理空間で付与され続けた伝統的意味によって,容易く駆逐されるからです.

....ということで皆さん,ポケモンGOをやるなら,自他の「身体」だけでなく,歴史的地理空間で何百年,何千年問いう歴史の中で付与された「伝統的意味」にも十二分以上の配慮と敬意をもって,遊んでください.

遊びは,遊び,なんですから,広義の「迷惑」をかけないように,よろしくお願いします.

PS こんなヤヤコシイ ハナシにご関心の方は、是非、下記をご一読ください!
https://goo.gl/fpElgr

ーーー発行者よりーーー

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【藤井聡】「ポケモンGO」と「国土学」への13件のコメント

  1. ハルカ より

    私は丁度ポケモン世代で、ポケモンをはじめとしたゲームが大好きで、昔からそういったものでよく遊んだりしています。しかし、ポケモンGOは数日で飽きてしまいました。原作のポケモンのシステムと違う点が多過ぎたり、誰かと一緒になって外出して徘徊して行うあのゲーム性を好きになれなかったり、などしたからだと思います。どちらかといえば、ゲームは現実と無関係だからこそ面白い、という考えだったりするので。ただ、一方でゲームをやったことのなかった年配の方や主婦の方などが、ポケモンGOを通じて元気になったという話を聞くことも多くあり、自分はやらないもののそういう意味ではポケモンGOのあのゲーム性は良いものであるな、と思ったりもしています。ゲームでありながら、TwitterやFacebookの様なコミュニケーションツールとして活用できたり、はたまた健康ツールの役割を果たしたり、ポケモンGOは問題は多くあるものの「将来性」「可能性」を多く秘めているゲームだと個人的には思います。だからこそ、歴史的に大きな意味合いのある地域にゲーム目的のみで立ち入ってしまう方々や、ゲーム中にゴミのポイ捨てを平気で行ってしまう方々、車の運転中でありながら我慢出来ずにゲームをしてしまう方々、などゲーム片手に他者への迷惑を省みない非常識な行為をしてしまう方々が多くいることが残念でなりません。個人的にはゲームの持つ問題性も大きいとは思いますが、ゲームをやる側の「他者共感性の薄さ」や「問題軽視」、全て他人事であるという態度と心持ちの方々があまりに多いことのほうが問題な気がしてなりません。ケータイであれ、本であれ、鉛筆であれ、金であれ、包丁であれ……どんな物でもどう使うかは人それぞれであり、全て使用者の考えに委ねられるからこそ、使用者の常識・知識などが重要になるのだと思います。本当に悪いのはモノではなく、それを使う人の姿勢にあると考えます。ゲームの製作者は、「遊んでくれる皆に楽しんでもらいたい」と想いゲームを作っているはずです。そういう方々の想いを、遊ぶ側が壊してしまうのは如何なものかと思います。

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  2. ねこ より

    ポケモンには興味ないのでどうでもいいです。しかし、たしか1998年くらい?でしたか、ピカチュウ万歩計、みたいなのを、欲しいと言われてプレゼント用に買った憶えがあります、原始的なドットで描かれた単純なピカチュウが歩数によって成長する?みたいなおもちゃでしたが、ちょっとしたブームで、「フフン、どうせ来年にはポケモンなんか廃れているのに」と思いながら買った記憶があります。私の予想に反して、いまだに、テレビやショップやしかも映画やゲームなど世界進出しているのには、たいしたたまげたと、思っています。私は、興味ないですけど(^^;

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  3. きらきら より

    ポケモンGoについては、その通りだと思いますが、今、一番の問題は移民の制約を緩和し、それとセットで行われた、ヘイトスピーチ規制法という日本人への言論弾圧が一番問題だと思います。日本人だけ駄目という、治外法権項目を付随して下さったのは、西田先生だと聞きました。そのため、最近は、西田先生への恨みは凄まじく、(時代が幕末なら、井伊直弼のように殺されている)彼が国土強靭化の話をすると、それだけで、イメージが悪化するので、話さないようにお願いした方が良いです。こういう形ででも、国土強靭化の邪魔をする西田先生は本当に偉大だと思います。

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  4. はっちゃん より

    大の大人が街中でポケモンゴーをしている姿、失礼ながらみっともないですね。誰でもみっともないと思うと思うのですが、、、最近わかりませんからね。みんなどこか壊れてるんじゃないか?なんて思うときもあります。ポケモンゴーをやってる人見かけたら私がポケモンを見つけたみたいな気分になりますね。「あ、あそこにポケモンゴーの人がいる!」ってな感じです。話がそれますが、ここ3〜4年スマホの人増えましたよね。かくいう私も一時期スマホを使っていましたが、電話とメールだけならガラケーの方が断然使いやすいですよ。電車の中の風景も変わりました。4人に一人ぐらいは熱心にスマホで何かやっていますね。あれ、大体ゲームやってるらしいですね。スマホがない頃はみんなゲームなんかやってなかったのに。あれだけ熱心に電車でゲームやったら到着した頃にはだいぶ疲れてるんじゃないか?電車でスマホをやったからといって1円でも儲かるわけでもなし、頭がよくなるわけでもなし、ストレスが解消されるのかどうかさえあやしい。ではなぜやっているのか。すぐ横にあったからやってみた。そのうちやることが習慣になってやめられなくなっている。そんなところじゃないでしょうかね。「やめようと思えばやめられるよ」という人がいるならやめてみればいい。まあ、よっぽど飽きている人は別として普通は、やめるにはかなりの精神力や工夫がいるんじゃないですかね。スマホって結果的にあったほうが良かったのかどうか、考えてしまいます。

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  5. docholiday より

    このようなもの、橋下某と同じで、何かと理屈を付けてマスメディアは騒ぎたります。でも、中身は何もありません。単なるゲームです。ただ、嘘をつかないだけ、こちらのほうは、罪はないでしょう。

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  6. robin より

    聖域とは制約される場所で、それにより歴史的背景や意味を帯びる場所か、対象は言葉にしないと認識出来なく、言葉にした時点で集合に対する補集合を生じてこれを差別する、白と黒は認識出来るが、透明なモノは認識できないし、また本来人の精神は透明に耐えられないと思うが、皆群衆に溶け込んで透明になりたがるという習性があるのは不思議だ。多い方が常に正しい選択だ、という前提があるからか。追い求めたきた過程とそれを発展、維持する過程は別物で、それはマイナスから0へ、0からプラスへ、水中から水面へ、水面から空を飛ぶ、みたいに異なるもの、道徳はより良く生きるための手段であり、これが教条化し、目的化すれば日常における自由は大きく制限されてしまう。グローバル文化(笑)である脱差別が行き過ぎれば、議論=差別、共感=同意となり、信仰化する、それは仮説と検証を繰り返す科学的態度とは程遠いモノか。グローバル文化()の唯一目的=自由=平等=脱差別=信仰であり、手段ではなく、グローバル文化では自由平等は仮説ではなく前提として固定化されており、1と0の間の無数のヴァリエーションも存在しない。畏れながら敬い、権利を行使しつつ義務を果たし、他人の自由を侵害しない限り自由を追求する、というのも日本の神社や天皇制といった国土歴史文化に根差した聖域、頼りのある支柱があってこそ成立するものか。何の背景もなく自由と平等を両立させたり、適度に畏れる、なんてことが可能か。矛盾する双方を意識的に、操作的に両立させるには前提に嘘を混入させるか、問題を問題と認識させないことが必要になるのだろう。映画の中のゾンビは墓地という聖域から都市部へ飛び出して大暴れしているが、何で死んでるくせに元気なのか不思議だ。聖域を破壊したお蔭か。

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  7. メイ より

     ゲーム好きな方々のお気持ちを思うと申しにくい事ですが・・・ごめんなさい・・私は「ポケモンGO」に危機感を感じます。 ゲーム全般に反対では、全くございません。 ひとつには、やはり多くの方が指摘されておられるように「危険である」と感じる点です。 場所を限定して・・例えばディズニーランド、USJなどのテーマパーク内だけとか、スタッフの方に安全管理など協力して頂ける環境であれば、まだ可能かも?ですが・・。企業側が「それじゃ利益にならない」とお考えになるかもしれませんが、「利益になるなら安全は考えない」という事ではないでしょうし・・。 何かに気を取られながら外をフラフラ歩き回るのは「危ない事だ」と、誰もが言う事ですが、ポケモンGOならどうして良いの?と思ってしまう。 二つの事に同時に集中するのは困難で、一方はどうしても注意がおろそかになってしまうものではないでしょうか。 それに多くの人が、何かを探してウロウロ変な動きをしていたら、本当に怪しい人を識別しにくくなる、のではないかと。ただでさえスパイ天国と揶揄される我が国ですが、もっとそうなる環境ができてしまうのでは、という気も致します。観光客・移民の増加や民泊で、一般住民に紛れるように工作員の方々も活動しやすくなり、日本人のほうは気づきにくくなるという、世の中が混乱する要因が増やされているような気がしてしまうのです。 国が自国民を守って下さらないなら、国民が自力で自衛しようとするでしょうが、当然限界もありますし、外国からの玄関にもなっている東京都民の中には「自分たちは守られていない」と、心細く感じていらっしゃる方もおられるのではないかと心配します。  また、このゲームをマスコミが推奨しているのかな、と感じる部分もあります。多くの人をこのゲームに動員しているような・・これは想像ではありますが、反対意見を仰る方に対して不自然な風当たりの強さがあるように見えますので。 このゲームの反対者に対応するためのマニュアル等があったり・・しないでしょうか・・。たまたま似た場面をテレビで数回みたのですが、反対する方に対して「頭の固いおじ様」(すみません!何と表現して良いのか・・)みたいなキャラ付けをして、無力化しようとしてるのかな、と疑いを持ちました。懸念について語って下さる方の口を封じるような言い方は、何か意図があるのかも?と。 日本に「言論の自由」は、本当は無いのではないでしょうか。  もうひとつは、「仮想世界」を「現実世界」に引き入れる事の「脳」に対する危険性を心配します。 統合失調症の方は、仮想と現実の区別がつきにくい事があり、病態は様々でしょうが悪夢を見続けているような苦しみをお持ちの方が多くいらして、世の中自体がそうなると、ご苦労を増やしてしまわないか、という事だけでも気になる事です。 心の病をお持ちでない方にとっても、仮想と現実の一体化は、脳にどのような影響があるのか懸念します。ゲームの世界は、人に暴力を振るったり殺したりも含めて「何でもあり」の世界ですが、その世界を現実世界に引き入れるのは、治安が乱れる遠因になったりしないのか。頭の中の「現実と仮想」の判断がゆるくなってしまって、ピーターパンになった気になって窓から飛んだり、川に飛び込んだり、しないでしょうか。今は「ポケモン」ですが、成功すればもっと違うゲームを配信する可能性は無いのでしょうか。 脳というのは意外と騙されやすく、ごまかされたりするものだと聞きますから、「自分の脳は大丈夫だ」と絶対視する事は出来ないと思うのです。 ゲームを販売されるならば利益だけでなく、どうか良心を持って下さって、ゲームする方々が守られるように配慮して頂ければと・・僭越ながら願っているところでございます。

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  8. lemoned@F-NAK より

    バーチャル空間は未だ未踏の領域。GPSの座標にも所有権が付与される日が来るかも知れませんね。しかし、ポケストップの配置されてる場所は、前身となるゲームである「Ingress」のユーザーたちがずっと以前から申請していたもの。今になって「なにごとか!」叫んでいる人は、実は「何を今さら!」というくらいのタイミングなんですよね。また、ポケストップは削除申請すれば消せるので、叫んでないで早く申請すべきです。ネットやバーチャル空間は、スピードが速く、かつ現実世界と同じくらい重要な領域なんですが、割りと軽視されていて、「知らないうちに占拠されていた」なんてことにならないか、若干心配ですね。今回の騒動からは、そんなことも感じてしまいます。

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  9. 拓三 より

    ポケモンGO…..古い!オッチャン達は昔から『人生ゲーム』という双六ゲームから『人生ゲームGO』というリアルゲームを楽しんどる! こっちの方が奥が深くリアリテイがあって面白いで〜。ただ勝敗、ゴールが分からんけど…。

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  10. 神奈川県skatou より

    寛容になれば道は開ける?ポケモンGOこそ、本当は答えにたどり着く道のはず、自分はそう考えております。そもそも遊びは何かと考えるに、これもHow、WhatでなくWhyと問いてみると、残念な人の現実逃避というのもあるかもしれませんが、子供または未熟な人の練習、人生の、かもしれませんし、もっと具体的な、技量的な練習かもしれません。ゲームの動因として、そういう目的もありうると仮定できないでしょうか。ゲームの面白さは、昔話を聞くときの楽しさに通じる?過去の事柄から今を生きるノウハウを得る、法則性を知る、人生訓を知る、寓話は典型でしょうか。なにか人生をより良く生きるために得られる情報や経験知を欲するところから来ているとも言えないでしょうか。ICTが発達した現在では、それらが仮想空間の追体験という形になった姿がゲーム、でも良いのかな、だいぶ自分だけの解釈ですが、そういう見方もできると思うのです。さてポケモンGOですが、すでにアメリカではブームが去ったとも言われ、その指標としてダウンロード数がかなり下降しているそうです。一過性の可能性が高い、一発屋?という疑いもあるでしょう。自分は職業柄やっていても不思議はないですが、仲間に体験談を聴いたところ、いや特に聞いたのはモンスターの出現位置のことですが、これは非公開らしくて、ユーザ間でいろいろ推測しあっているそうです。でも、その仮説は難しすぎて、「ほとんどランダム出現と変わりはない」ということのようです。自分はここにゲームの寿命、つまり寓話としての浅さを指摘したいのです。つまり、なにか隠された世の中のルールを知ろうとする我々ゲームユーザにとって、ああ、ランダムなんだ、行為の単純反復と本質変わらないのだ、と気づいた瞬間、そのゲームはその人の中で終わってしまうのです。洋の東西で違うかもしれませんが、少なくとも物語性を重視する日本のゲーム(?)では、なぜそこにそのモンスターが出るのか、オタクしつくしても足りないぐらいの「凝った造り」が欲しい、背景のストーリーが欲しいのです。それが「終わらないゲーム」「飽きないゲーム」の本質なのだと思うわけです。ポケモンGO、もっと面白い凝った造りをするにはどうすればいいでしょうか。まさかゲームデザイナーとかいう人間が数人集まっていくら空想し、構想し、想像の限り頑張っても、量も深さも限られます。どうすればいいでしょう?それは時間と事柄が積み重なったものとリンクすればいい、そう気づくかもしれません。ポケモンGOは、薄っぺらさを痛感する、そしてどうすればリアルな地域と、仮想を結び付けられるか、そして「面白い物語」と地域は、どのような解があるのか。そう考えたら、きっと藤井先生が最も望まれる答えが自明で出てくるはずなのですが。そういう意味で、「本当は答えにたどり着く道のはず」つまり失敗ゆえの出発点ではないかと思うのです。まさか初めての試みで100点は無理であり、こういう扉が拓いたのならば、まじめな大人が本気で考え、良いものを目指せば、そうそう変なゴールにならないと思うのです。空虚な物語ならばすぐに消えます。気にする必要はありません。でもその道は決して空虚とは限らない。寛大な心で見るのは如何でしょうか。ちなみに、上記踏まえて自分は同僚に「ゲゲゲのGO」なら当たるよ、と言ったのですが、冗談だと思って真面目に聞いてくれません。水木しげる氏が各地の昔話を調べて作った素晴らしいコンテンツを、あのプラットフォームにすればまたなにか拓けると自分は思ってるのですが、そんなことに同意する業界人は居ないようです。

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  11. 學天測 より

    まあ、私も大の大人が人生の貴重な時間を無駄な事にと正直思いますが様々な方法で生産性を高めて余剰を獲得する事は大切です。土着性を感じないからと完全否定する事はありません。仮にこれが敵の作為だとしても鹵獲してこちらが利用するのが常道です。純商業的だけでなく、なんらかの実験的意図を併せ持っているとは思いますがね。だが、こちらとしては石清水八幡宮的と言うか幕府を開闢した征夷大将軍的な土着な有り様を大事に考えているからこその、そのご発言でしょう。それは極めて正しいと思います。征夷大将軍は土着の考えで土着の人々である武士を纏め、夷敵を討ち払うのが責務でありますし、それはある意味で外国だけでなく、統一日本と言う、その時代の時代のグローバル化に抗してきたとも言えましょう。我々はきゃつらと戦うため、その歴史を今一度思い出す事は大事だと思います。しかし、任天堂はMiitomoの方はどうするんでしょうかね。(笑)ポケモンGOとコラボさせて、京都や国の為に税収を稼いでくれるといいのですが。まあ、世がどうあろうと先生のおやりになるべき事はあちらが49で、こちらが51を取る事です。あちらが51を取れば正義といいはるなら、それをこちらがやってやればいい。応報と言う奴です。あちらが何を意味しているかといえばきゃつらです。そして、先生は内閣の参与であらせられ、悪党の私がちょっとわくわくする学者離れした逸材であります。国家の再生とこちらが51を取る事は表裏一体であろうかと思います。先生にはその意味がお分かりになると思います。必勝の大戦略たる物はいつも解ってしまえば下らない事であり、当たり前田のクラッカー。差し出がましい事を申し上げれば戦と言うのは組織を作り、余剰を生み出し、余剰でその組織を時を操り止めるが如く加速させる優れたソフト・ハードインフラで支援する体制をつくる。これをうまくやれる側が制します。ならばその最大で既にある先人が作り上げてくれた物は何でしょう?そうです、先生が立て直している国家です。土着の組織を作れば政府と言う支援体制は既に整っている。これをフル回転させ、きゃつらの頭上に落してやれば51どころではないでしょう。言うのは簡単、やるのは大変。でも先生ならと期待してしまいますね。がんばって。中々、面白いサイトですね。これ。 http:// suido-ishizue.jp

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  12. たかゆき より

    蛇足♪復興庁の ホームページより引用(問)今、フォーラム視察の件で、女性起業家との座談会ということで、安倍首相が4人か5人の方々とお話をするところがありましたが、そのときに大臣は何をされていましたか。 (答)後ろで控えておりました。 (問)あのときは、多忙な首相が被災地と向き合って、我々も聞いていたわけですが、ブースの人はみんな聞いていたわけです。ところが、担当大臣は椅子に座って、スマホをいじっていました。それはいかがでしょうか。 (答)スマホをいじっていたかどうか分かりませんけれども、視察等、先に一回りさせていただきましたし、正直申し上げて、少し疲れたというところもございましたので、後ろで控えておりました。もちろん、お話、ディスカッションは聞かせていただいておりましたし、不適切ではなかったというふうに思っております。 (問)大臣が、首相が来られる前から全部ブースを回って、熱心に見ていたというのは私も見ていますが、ですがあの立場というのは、余りよくなかったのではないかと私は思いますけれども、いかがでしょうか。 (答)御指摘を頂きまして、以後気を付けさせていただきます。(以    上)会見録icon_pdf.gif

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  13. たかゆき より

    個人の 品格 ♪歩きながらの 飲み食いも歩きスマホも ぼくは しません。。。なぜか?みっともないからなんとも 思わない方は なされば宜しいだけ個人の性格は 10歳までに決定されそれ以後は 変化しないという説がありますので「ゾンビ」の性格も たぶん 一生モンかと、、ちなみに 皇居で ポケモンはゲットできるのかしら??皇室の方々が、、、想像しただけで 眩暈がします復興大臣が(これで終わりだと思うけど)総理の後ろで スマホを弄る世の中、、国会の審議中 議員の方々がポケモン捕獲に 夢中になってる 映像をぜひ拝見したいと 期待しているのだ ♪

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