コラム

2016年4月22日

【上島嘉郎】多謝!台湾

From 上島嘉郎@ジャーナリスト(『正論』元編集長)

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「日本が国債破綻しない24の理由 ~国の借金問題という<嘘>はなぜ生まれたか?」
http://www.keieikagakupub.com/sp/38DEBT/index_mag2.php

p.1 日本は「国の借金」でなぜ破綻しないのか?
p.13 ”国民1人当たり817万円の借金”を広める財務省の記者クラブ
p.20 日本国民は債務者ではない、「債権者」である
p.36 かつて、本格的なインフレーションが日本を襲った時代があった
p.42 “日本は公共投資のやり過ぎで国の借金が膨らんだ”は全くの嘘
p.55 グローバリストから財務省まで、消費税増税を訴える人々の思惑

http://www.keieikagakupub.com/sp/38DEBT/index_mag2.php

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東京から大阪に向かう新幹線の車中でこの原稿を書いています。23日に大阪市の松下IMPホールで開催される雑誌「正論」(産経新聞社発行)のイベント〈「正論」シネマサロン〉を観覧するための移動です。

〈「正論」シネマサロン〉は、読者との交流を図ろうと筆者が同誌編集長時代に始めた映画の上映会で、7回目となる今回の作品は台湾映画『KANO 1931海の向こうの甲子園』(製作総指揮・魏徳聖)です。
http://seiron-sankei.com/9589

「KANO」は、昭和6年(1931)年8月、日本統治時代の台湾から甲子園に出場し準優勝した嘉義農林学校野球部を描いた青春群像劇で、日本人の監督と、台湾に暮らす異なる民族の球児たちが育んだ強い絆が主題です。
http://kano1931.com/

魏徳聖は、『海角七号 君想う、国境の南』(2008年)、『セデック・パレ』(2011年)の2本を監督し、今回は「野球映画は野球のわかる人間が撮るべき」として、野球経験のある俳優、馬志翔に監督を任せ、自身は脚本と製作に回りました。

『セデック・パレ』は、同じ日本統治時代でも、先住民と日本人が衝突した「霧社事件」を描いた作品で、日本国内では反日映画と反発した向きもありましたが、魏徳聖自身は『海角7号』にしろ『セデック・パレ』にしろ、「台湾人の歴史、台湾人の物語」を描きたいと語っていて、日本との関わりの光と影を描く彼のバランスをなかなかに公平なものと私は評価しています。

東日本大震災で台湾からの義援金は各国の中で群を抜く250億円に上りました。この度の熊本地震においても、早々に熊本県に計6500万円を寄付すると発表、5月に新政権を発足させる民主進歩党も100万台湾元(約340万円)の寄付を表明するなど、台湾国内で熊本への救援・復興支援の動きが広がっています。

台湾の人口(約2300万人)やGDP(国内総生産)などを考えると、彼らのこうした支援は破格のものであることがわかります。
なぜ台湾人は日本に想いを寄せてくれるのか――。

司馬遼太郎の『台湾紀行』に、かつて日本人だった蔡昭昭さんという美しい台湾婦人から、
「日本はなぜ台湾をお捨てになったのですか」と尋ねられ、
「美人だけに、怨ずるように、ただならぬ気配がした。私は意味もなくどぎまぎした」と司馬さんが困惑する場面が出てきます。

日本が台湾を捨てた――それが昭和20年8月のポツダム宣言受諾による台湾の放棄なのか、昭和47年の田中角栄内閣による「日中国交回復」と「日台断交」なのか、あるいはその両方なのか。

「家族ぐるみのお招ばれの席上で、にわかに現代史の話を持ちだすのは無粋」と思った司馬さんは黙ってしまうのですが、昭昭さんは再度、
「日本はなぜ台湾をお捨てになったのですか」と尋ねます。

「たずねている気分が、倫理観であることは想像できた。考えてみると、彼女の半生をひとことでいえば、水中の玉のように瑩として光る操なのである。こういう人の前では、答えに窮したほうがいいとおもった」

答えに窮した司馬さんと同じような思いを、私も台湾を旅し、台湾人を取材して何度か味わった覚えがあります。

先年、『台湾紀行』に“老台北”として出てくる蔡焜燦さんの『台湾人と日本精神』(日本教文社)の出版と、金美齢さんの夫君である周英明博士の40年ぶりの台湾帰国を祝う宴席に出席したときのこと。李登輝さんに続く二人目の台湾人総統陳水扁さんの時代です。

蔡さんはビールのグラスを目の上まで上げると、「お国のために」と言ってグラスをほし、周さんも、金さんも、私も、「お国のために」と応じました。
金さんが、いつごろからか、「お国のために」というのが、蔡さんと私の合言葉になってしまったと、同書の序文に記したのを思い出しつつ、日本ではとんと聞かれなくなってしまった「お国のため」という言葉が、妙なリアリティーをともなって私の胸に響いてきたことを思い出します。

蔡さんは同書のあとがきで、
〈「祖国・台湾よ永遠なれ!」
「かつての祖国・日本よ永遠なれ!」
 私は、“二つの祖国” の弥栄を祈り続ける。〉
と綴っています。こうした歴史に生き、こうした思いを率直に披瀝してくれる人々がいる国は、世界中に台湾しかないでしょう。

同じく日本統治を受けた歴史を持つ“あの国”とは大変な違いです。
『海角7号』や『KANO』のような物語は、“あの国”の人々との間にも無数にあったはずですが、彼らはそれを否定し、無視し、なかったことにするのに必死です。

私たちが大切に付き合うべき相手は誰か。いよいよこのことを真剣に考えねばなりますまい。

〈上島嘉郎からのお知らせ〉
『韓国には言うべきことをキッチリ言おう!』
(ワニブックスPLUS新書)
http://www.amazon.co.jp/dp/484706092X

『優位戦思考に学ぶ―大東亜戦争「失敗の本質」』
(PHP研究所)
http://www.amazon.co.jp/dp/4569827268

ーーー発行者よりーーー

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かつて日本は「一億総中流」などと言われ、比較的、経済格差の少ない国だとされていた。その「一億総中流」の経済力によって、大きな経済成長を遂げてきた国だった。

しかし、それも「今は昔」。デフレが深刻化するとともに、経済格差の拡大が問題視されるようになっている。

三橋貴明はその原因を政府が「デフレを甘く見ていること」と「実質賃金を軽視していること」と指摘する。特に「実質賃金」は重要なキーワードであるという。

実質賃金とは物価変動の影響を除いた賃金のことだが、要するにモノやサービスを「買う力」を表している。

この実質賃金が、日本では1997年をピークに下がり続けているという。株価が上昇していたアベノミクス初期ですら、実質賃金(=買う力)は下がり続けていたのだ。

なぜ、日本国民の「買う力」は低下し続けているのか。また、この事実はデフレや格差拡大とどのように関係しているのか。

三橋貴明が、デフレの正体やその脱出法とともに詳しく解説する。

『月刊三橋』最新号
「日本経済格差拡大のカラクリ–実質賃金の軽視が招いた大災害」
http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980/index_mag.php

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【上島嘉郎】多謝!台湾への6件のコメント

  1. アンジェラマオ より

    移民推進、派遣法改悪、TPP、電力自由化、農協潰し・日韓合意・偽装移民政策これらの理由で私は安倍を売国奴と判断し安倍政権は売国政権と判断している。当然言論人でありながら安倍と安倍世間を支持する上島氏も売国に加担する売国奴と判断する。これがなんで「他者を非難する(中:対案を持つ批判にさえ至らず、極めてレベルの低い妄言の意)事でしか自己のアイデンティティを保てない反日左翼、いや左翼の皮を被ったタダの反日」なんでしょうか?どこがどうおかしいんでしょうか?意味が解かりませんね。一応聞くけどあなたの売国奴、愛国者の基準て安倍を支持する(愛国者)、指示しない(売国奴)なの?まあ返信無いだろうから答えてはくれないだろうね。あってもどうせレッテル貼りか訳の分からないレトリック書くだけなんだろうけど。

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  2. ofu_1 より

    ネットで集めた選挙資金。30年前、票を買える金持ち(クリントンは15年で1兆5千億円も集めた)には有利な選挙制度でした。 草の根で集めた選挙活動資金は全額、その選挙で使えるように選挙法を改正すべきです。 法律が間違っています。

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  3. 通りすがりのおっさん より

    >アンジェラマオ安倍政権を批判する売国奴は、貴方の事ですね、良く分かります。誰にも相手にされないから、他者を非難する(中:対案を持つ批判にさえ至らず、極めてレベルの低い妄言の意)事でしか自己のアイデンティティを保てない反日左翼、いや左翼の皮を被ったタダの反日だからこそ、日本国民の多くから相手にされない、異分子なのですよ!!所謂、反日左翼を除く、大多数の日本人から見て、貴方は完全に異常、むしろ反日教に感染した宗教的な狂信者ですね。

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  4. 九州男児 より

    私の両親は現在北朝鮮の新義州市で朝鮮人学校(小学校)の教師をしていました。終戦後、乳呑児を抱えて命からがら幸運に恵まれて帰国しました。確か平成になったころだったと思いますが、外務省から、韓国系アメリカ人の牧師が私の父を捜しているとの連絡があり、その後、数か月して対面が実現しました。その牧師は、朝鮮戦争で両目を失明し、今はハワイ在住とのことでしたが、実は父が北朝鮮で教えた教え子の一人でした。教え子たち十数名がずっと父を捜しており、牧師さんは当時級長だったこともあり、中心となって父を捜していたそうです。それ以降、今度は北朝鮮から韓国に逃れた教え子たちが父たちを韓国に招待してくれたりして家族ぐるみの交流が始まりました。KANOという映画を見て、父と教え子たちのことを思い出しました。

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  5. たかゆき より

    我最喜_ 台湾 ♪我々の同業者は台湾の同業者と 毎年 行き来し交流を深めております。人間の作った 制度や仕組みなどいつでも 人の手によって変更可能と 念っております。今の制度や仕組みが 未来永劫 続くはずなど ありません。もし この世に永遠なものがあるとすればそれは日本を愛する台湾との 友好関係だけなのだ♪

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  6. アンジェラマオ より

    安倍の事を支持するあなたは台湾どころか自分の国である日本を捨ててる売国奴でしょ?

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