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2015年8月9日

[三橋実況中継]住宅の奇妙な話

FROM 三橋貴明 http://keieikagakupub.com/38news/

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●●月刊三橋の今月号のテーマは、「歴史認識問題」です。
http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980/index_sv.php
※このテーマが聞けるのは8/10(月)まで※

◆◇お客様の声◇◆
(青野さま)
”今月より月刊三橋を購入しています。

初めて視聴したテーマがこのテーマであった事は、
非常にラッキーだったのではないかと思っています。
自分の人生で今まで培われてきた価値観をきちんと修正してから
以後のテーマを視聴する事で、内容をきちんと捉える事が出来ると思いました。

まだまだ全てにおいて正しく理解できている訳ではないのですが、これまでの
価値観にとらわれる事が少なくなって、事実を客観的に知る力が育っていきそうです。”

——————————————————-

現在、ゲラ段階にある飛鳥新社「地域崩壊 亡国の農協改革」を書き上げた後、少し、執筆ペースを緩めていたら、「亡国の農協改革」の校正はもちろん、徳間書店の日本経済本、さらにヒカルランドの「ドイツ第四帝国の興亡(仮)」と、三冊の単行本を同時並行的に進めなければならない状況に陥ってしまいました。というわけで、三橋は夏休みはお預けです。

最近、地方などで、頻繁に、
「生産年齢人口が減り、ビジネスチャンスが増えるのは分かるが、若い世代が減ると、やはり住宅などの需要は減るのでは?」
という泣き言的な質問を受けることが多いのですが、それはまあ、「住宅」という商品が進化しないことを前提にすれば、そうなりますよね。

とはいえ、日本国民はそもそも、現在の住宅環境に満足しているのでしょうか。もっと広い家、もっと品質がいい家に住みたいとは、考えないのでしょうか。

別に、アメリカの住宅のように、プールをつけるべきなどとは言いません。それにしても、住宅という「商品」の品質(広さ含む)の拡大を前提とせずに「需要が増えない」とやるのは、やはり奇妙です。

日本国民が「一人当たりの居住面積を倍にする」と決めただけで、住宅需要は実質的に二倍になります。既存の住宅は、居住者を減らすか、あるいは建て直しですね。

別に、「国民一人当たりの居住面積を二倍にする」ことを政策化しろ、などと言いたいわけではありません。「需要」とは、国民の「考え方」あるいは「アイデア」次第で、幾らでも膨れていく、と言いたいだけでございます。

考え方で「需要」が決まることを理解すれは、とりあえず上記のような泣き言は出てこないはずです。将来のために成長をもたらす投資を拡大するためにも、泣き言チックな考え方にサヨナラを告げる必要があると思うのです。

◆徳間書店から「超・技術革命で世界最強となる日本」が刊行になりました!
http://www.amazon.co.jp/dp/4198639442/

◆8月3日(月)から、夕刊フジで「断末魔の中韓経済」が連載されました。

【断末魔の中韓経済】習政権、株介入でデフレ状況“隠蔽” 中国経済ついに袋小路へ
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150804/frn1508041140001-n1.htm

【断末魔の中韓経済】若者が絶望する国、韓国 嫌悪する言葉急速に広まる 「ヘル朝鮮」と「移民」ブーム
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150805/frn1508051140001-n1.htm

【断末魔の中韓経済】“爆買い”終わりか 中国経済はすでに「株価下落」→「消費縮小」の悪循環
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150806/frn1508061550002-n1.htm

【断末魔の中韓経済】韓国史上最大「経常収支黒字」のカラクリと“中進国の罠”から抜け出せない現実
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150807/frn1508071140001-n1.htm

◆WiLL9月号に掲載された連載「反撃の経済学 忙しい人のために、5分でわかるギリシャの真実」がYahoo!Newsに掲載されました。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150807-00010000-will-pol

◆週刊アサヒ芸能 連載「三橋貴明の列島丸わかり報告書」 第31回「「経済的自虐主義」で左右が「グローバリズム」に集う異常事態」
http://www.asagei.com/

◆週刊実話 連載「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」 第137回「日本ほど農業を保護していない国はない」
なお、週刊実話の連載は、以下で(二週遅れで)お読み頂くことが可能です。
http://wjn.jp/article/category/4/

◆Klug連載 三橋貴明の「経済ニュースにはもうだまされない」 第317回 日本ほど農業を保護していない国はない
http://www.gci-klug.jp/mitsuhashi/2015/08/04/024235.php

◆有料メルマガ 週刊三橋貴明 〜新世紀のビッグブラザーへ〜 週刊三橋貴明 Vol324 セイの呪縛と人口
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
今回はセイの法則と「人口」の問題。高度成長期の総人口の増加率って、わずか1.12%に過ぎなかったって知っていました?

◆メディア出演

8月12日(水) 6時 文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」に出演します。
http://www.joqr.co.jp/tera/

8月15日(土) チャンネル桜「日本よ、今…「闘論!倒論!討論!」 」に出演します。
http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1587

8月5日(水) チャンネル桜「桜プロジェクト」に出演しました。
http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1520

【インフラ更新】架線断線で横浜大混乱、安全確保に金を惜しまぬ社会に[桜H27/8/5]https://youtu.be/3ugGO2YyiVk
【国家主権】通貨発行権の返上と自由貿易の例外、プエルトリコとTPPで見えたもの[桜H27/8/5]https://youtu.be/lHpZ4ibuMPw
【成長戦略】北陸新幹線の延伸ルート、中国とは違う形でGDPの拡大を[桜H27/8/5]https://youtu.be/3SrYsTE71Wk
【明るい経済教室】現役世代の未来は明るい!人口問題はチャンスの到来[桜H27/8/5]https://youtu.be/5FjKpYbE4Q0
【スパコン】エクサスケール化を日本がリード、PEZYシステムレポート予告[桜H27/8/5]https://youtu.be/aCjQTOMg2pw

◆三橋経済塾

第八回講義は8月15日(土)。ゲスト講師は齊藤 元章氏(株式会社PEZY Computing代表取締役社長、株式会社ExaScaler創業者・会長)になります。
お申し込みは、以下から。
http://members4.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?p=1151

◆チャンネルAJER 
今週の更新はありません。

【メルマガ発行者より】
強制徴用で騒ぐ韓国が仕掛けた罠とは?
月刊三橋の今月号のテーマは、「歴史認識問題」です。

※このテーマが聞けるのは8/10(月)まで※

◆◇お客様の声◇◆
(小林さま)
”戦後忘れられつつある「日本人魂」そして「日本人精神」を思い出したいと考える様になりました。”

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[三橋実況中継]住宅の奇妙な話への1件のコメント

  1. 神奈川県skatou より

    日本の住宅事情は貧しい、かなり改善するべき要因が多い、しかも、空間、というご指摘はさすが慧眼かと思われました。日本の住宅の問題、それはレベルの低くて高価な業界依存のサッシとか、高温多湿で自然を楽しむ日本における高気密化の最適解とかいった、家の性能や効率のような問題だけでなく、「意図されない空間」としての(子供の)遊び場、つまり、使い方の決まってるものを使い方どおりに操作するのでないという意味ですが、○○しちゃだめ、というのは大人の思惑からの脱却であり、そればかりで囲まれると子供の発達にも害かもしれないという不安からも、現代はとても狭くて息苦しい住環境になってないか、と思います。オトナの狭い理想だけで作られた別解釈のない人工環境で囲まれる住環境というのは、遊びという意味では牢獄であり、(なにかすれば必ず怒られる)そんな今の日本の「家」とは、もしかすると昭和初期よりも非人間的で悲惨かもしれないのではないでしょうか。そもそも今の住宅はどのように決まっているでしょうか。選ぶ大人には最低限譲れない利便性が必ずあるようで、その詳細はひとにより、時代により変わるようですが、交通の便、住宅設備のレベル、安全や性能が大前提であり、それらの利便性を確保したうえで、そのあとは、金銭的な上限までがんばって空間的広さが決まる、とうぜん間取りは二次的な選択、妥協の産物となるでしょう。でも、その間取り、空間が、どれほど住んでいる人のストレスになるのか。自宅の空間は、生活や人生まで左右してしまいます。もっとこだわりたいものですね。安さでなく、こだわりに、経済の再生もあるのかと思われます。

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