From 三橋貴明@月刊三橋
http://keieikagakupub.com/38news/
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●●憲法9条は日本の誇りなのか? 国家の危機の原因か?
月刊三橋最新号のテーマは「激論!憲法9条〜国家の危機に備えるために」
https://www.youtube.com/watch?v=4OQ4DnbgVS0&feature=youtu.be
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【今週のNewsピックアップ】
●設備投資はなぜ増えないのか
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12013228897.html
●自由貿易の罠
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12014053563.html
いわゆる「経済力」とは、おカネの量ではなく、
「国民の需要を満たせる供給能力があるか否か」
であると、繰り返し語ってきました。発展途上国は、自国の企業や国民、政府では自国民の需要を満たせないからこそ発展途上国なのです。
発展途上国が「経済力」を強化するとは、要するに供給能力を高めるという話です。経済学用語でいえば、潜在GDPを増やすのです。
そのために、どうしたらいいのか。実は、一つしか方法がありません。「投資」をすることです。
投資とは、おカネを使った時点では何の便益も利益ももたらしません。将来の便益、利益のために、今、おカネを使う。これが投資なのです。
ポイントは、今、投資をしたとしても、将来的な便益、利益を得られるかどうか、確実なところは分からないという点です。100%成功する投資など、この世にはないのです。
さて、グローバリズムといいますか、
「供給能力が不足し、貿易赤字・経常収支赤字が拡大し、政府の外貨建て負債が膨張し、財政破綻した途上国にIMFが乗り込み、構造改革を押し付ける」
という意味におけるグローバリズムでは、IMF管理下の国が各種の「規制の緩和」を強制されます。結果的に、外国資本がその国に「投資」しやすくなるわけです。
「どうせ、君たちは自分たちで投資し、供給能力を高めようとはしないだろ。だから、代わりに我々がやってあげるんだよ」
という「建前」で、その国において外国資本の影響力が高まっていきます。とはいえ、先述の通り、投資が100%成長するか否かは、誰にも保証できません。失敗する投資も、もちろんあるのです。
というわけで、外資は投資先の国におけるリスクを可能な限り減らすべく、様々な手を打ちます。その一つがISDであり、あるいは政府に投資案件の「利益」を保証させるケースすらあります。
2013年10月、韓国のソウル市は、ソウル地下鉄9号線事業において「特典装置」と指摘されていた最低運営収入保障制度をなくし、外国資本のマッコーリー韓国インフラ投融資会社が撤退するという事件がありました。
逆に言えば、13年10月まで、ソウル市はマッコリ─韓国インフラ投融資会社に対し「利益保証」をしていたことになります。(していたのです)
公共事業などで、PFIだ、コンセッションだのと主張する政治家の中には、
「民間投資会社が政府に代わり、橋梁建設などの投資を実施し、政府が【通行料】として投資会社に利益を保証するべき」
などと平気で主張する人がいますが、この種の「利益誘導」が国境を越えて行われるのが、グローバリズムに支配された現実の世界というわけです。
利益! 利益! 利益!
別に、利益を求めることを否定したりはしません。三橋にしても、毎日、利益(所得)のために働いています。
とはいえ、全ては利益のため。投資のリスクを最小化させるために、その国の政府や国民に利益保証させる。これは、三橋の価値観的に受け入れられないのです。
例えば、再生可能エネルギー特別措置法に基づくFIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)も、利益保証がついています。負担するのは、再エネ賦課金を支払う国民ですが。
外国資本だろうが、民族資本だろうが、こんなものを「ビジネス」と呼んでいいのかどうか、個人的に疑問におもっているのですが、皆さんはどのように思われました?
PS
憲法9条は日本の誇りなのか? 国家の危機の原因か?
月刊三橋最新号のテーマは「激論!憲法9条〜国家の危機に備えるために」
https://www.youtube.com/watch?v=4OQ4DnbgVS0&feature=youtu.be
【三橋貴明】自由貿易の罠への3件のコメント
2015年4月21日 5:23 AM
普通の人にはそこまで要求できないことを知りつつ、さらにしなやかに奮闘して頂きたいという、格別の情熱からの要望に私には見えました。
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2015年4月22日 1:18 PM
> (中略)> 三橋の価値観的に受け入れられないのです。「価値観的に受け入れられない」←この表現いいね。偏った正誤や善悪が根拠にあるわけでもなく、たんに好き嫌い(感性と若干頭脳)の表明なら個人の勝手だし。ところで、過去に「自民党から立候補・安倍支持・赤池支持・田母神支持」に関して、正しさや善を根拠に論戦を張ってた「三橋氏の価値観の変遷(よろめき)」について、今度コラム書いてください。興味ある人もいると思うので。要するに「三橋氏の価値観」がいかに信用できるかのアピールを、過去の事例から紹介してください。(←「表現しない自由」を使わずに)
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2015年4月22日 6:11 PM
確かに、師匠仰る通り、それが偽ユダ金アメ資本でも、国内銭ゲバ大資本であっても、国家や国民の犠牲の下に企業が「度を超して」富栄える構図は、大問題だと思いマウス。結局、無国籍資本の株主の「国境無き石(工)団」が富栄える構図なのでせうか???陰謀論でも何でもない程に、奴らは露骨に日本に圧力をかけてきている気がしマウスのん。最近、書くことが共産党チックになって参りました自分が怖いどす。
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