From 佐藤健志
——————————
●●三橋貴明が実践する経済ニュースを読む技術とは?
http://keieikagakupub.com/lp/
——————————
まずは前回のおさらいからまいります。
福田恆存さんは、1965年に発表した「演劇的文化論」で、
1)今の日本は、あらゆる分野で〈健全なまとまり〉
2)しかるに演劇は、国の縮図であると同時に、
3)ところが演劇は、
4)つまり演劇は、
福田さんにとって「日本における演劇の可能性」は、「
言論人として保守の可能性を論じるかたわら、
そして「保守の可能性」の青写真を提供してくれたのが、
他方、社会に〈健全なまとまり〉が存在することは、
その意味で福田さんの活動は、「経済」
劇団四季を率いた浅利慶太さん(
だとしても。
国家規模で〈健全なまとまり〉が失われるという現象は、
「演劇的経済論」には、
いわく。
日本のみならず後進国の近代化は、各分野が閉鎖的に、
おおざっぱに言っても、(注:日本の場合)
いずれも目標は海の彼方にあって、その据(す)
近代化、西洋化と言えば、
同行者にたいする無関心、いや、同行者を犠牲にして顧(かえり)
すべての分野がそれぞれの閉ざされた世界にこもって孤独な競争を
(原文旧かな、表記を一部変更)
私なりに解釈すれば、こうなります。
国や社会を全体として大きく変えるというのは、
それぞれの分野が、他の分野との関連を考慮することなく、
ただしこの成果は、〈健全なまとまり〉
最初のうちは、効率よく近代化・西洋化を進めるための方法論、
具体的にはこういうこと。
各分野がてんでんばらばらに突っ走っているうちは、
ところがそのうち、〈自分たちがもっと効率よく近代化・
目の据わった人々にありがちなことです。
つまり・・・
「__の分野では今なお、因習的な規制が強く、近代化・
と叫び出すんですね。
まさに「同行者を犠牲にして顧みぬ利己心」。
とはいえこの話、どこかで聞いたことがありませんか?
そうです。
「既得権益を享受している人々」だの「
三橋貴明さんは5月21日のブログ「続 無知と孤立」で、これを「全体主義推進のための『プロトコル』(
ここで紹介したいのが、アメリカ独立の直前にトマス・
「コモン・センス」の末尾に、
われわれ一人一人が、周囲の人々にたいして、
国王支持派(=独立反対派)とか、反国王派(=独立賛成派)
〈良き市民〉。〈心を開いて信頼できる友人〉。そして〈
詳細はこちらをどうぞ。
「コモン・センス完全版 アメリカを生んだ『過激な聖書』」(PHP研究所)
http://amzn.to/1lXtL07(紙版)
http://amzn.to/1AF8Bxz(電子版)
アメリカの現状をどう評価するかはともかく、
社会的連帯の回復による〈健全なまとまり〉の実現、これこそ「
ではでは♪
PS
大阪都構想、緊縮財政、TPP、成長戦略、、、
2015年上半期に起こった日本経済の大問題を三橋貴明が徹底解
http://www.keieikagakupub.com/
<佐藤健志からのお知らせ>
1)〈健全なまとまり〉の喪失が、
このパラドックスからどう脱却すればいいのか?
三橋貴明さんも「読んで『これだ!』と思った」と絶賛!
「愛国のパラドックス 『右か左か』の時代は終わった」(アスペクト)
http://amzn.to/1A9Ezve(紙版)
http://amzn.to/1CbFYXj(電子版)
2)単行本「福田恆存 人間・この劇的なるもの」(河出書房新社編、同社刊)に、評論「
3)「文藝春秋スペシャル 教養で勝つ大世界史講義」に、評論「ウェストファリア条約〜『
4)〈目の据わった人々〉が、
「僕たちは戦後史を知らない 日本の『敗戦』は4回繰り返された」(祥伝社)
http://amzn.to/1lXtYQM
5)「革命派の考案したシステムには、
「(そのような分断政策のもとでは)人々は〈純粋なフランス人〉
225年前の警告は、重要性を失うどころか、
「〈新訳〉フランス革命の省察 『保守主義の父』かく語りき」(PHP研究所)
http://amzn.to/1jLBOcj_(紙版)
http://amzn.to/19bYio8_(電子版)
6)演劇のみならず、
「夢見られた近代」(NTT出版)
http://amzn.to/18IWkvl
「震災ゴジラ! 戦後は破局へと回帰する」(VNC)
http://amzn.to/1lXtSsz
7)そして、ブログとツイッターはこちらです。
ブログ http://kenjisato1966.com
ツイッター http://twitter.com/