「新」経世済民新聞

From 藤井聡＠京都大学大学院教授

本当に遺憾ですが、

『イーロン・マスク氏が警鐘「日本はいずれ消滅するだろう」加速する日本の人口減をあやぶむ』

という、テスラ創業者のマスク氏の見解に、当方は同意せざるを得ません。

普通に状況を見据えれば、今の日本はデフレから全く脱却出来ず、経済がどんどん縮小し続けている以上、人口減り、文化も産業も消滅し続けていく他ないからです。

そして、何より問題なのは、

「日本の滅亡を絶対止めなければならない！」

という意志が日本国内でほぼ蒸発してしまい、

「まぁ、しゃぁないよなぁ（まぁ、仕方ないよね）」

という無気力な空気しか漂っていない、という点です。

こうした絶望的状況を普通に見据えれば、マスク氏の様に「日本はいずれ消滅するだろう」と予測する他ないのです……。

だから当方は、そういう「未来予想図」に基づいて「危機感」を持ち、「滅びないようにするためには何をすべきか！？」を考え、木村先生、和田先生の二人の医師との共著で、

「日本復活！」

https://www.amazon.co.jp/dp/4910364161/

という書籍を出版し、

（1）コロナ5類に引き下げ
（2）ＰＢ規律凍結
（3）消費減税
（4）ガソリン減税
（5）全国民10万円給付×数ヶ月
（6）未来投資の拡大

の6つを主張しました。

この書籍で主張したように、この6つを普通にやりさえすれば、デフレから脱却でき、それで日本が復活できるようになるからです。

そしてこの6つは別に、難しいものでも何でも無く、総理大臣が「やります」と言いさえすれば、いずれもいとも容易く実現出来るものばかりなのです。

ところが……

今の岸田総理の顔を見れば、どれ一つとしてやらないことは100％間違いない、と確信できてしまいますよね……

何と言ってもあの岸田という人物は、総理としてこれまで何をやってきたのかを見れば、総理大臣という立場にありながら「日本を救おう」という意志も気力も全く持ちあわせていないことは、誠に遺憾ながら明白だからです。

つまり岸田総理はまさに、今回特集した表現者クライテリオンの最新号の

「日本を蝕む無気力と鬱」

https://www.amazon.co.jp/dp/B09WCJLL6B

を象徴する、無気力な日本人の代表に他ならないからです。

だからこそ当方は、上記の1）～6）を全くやろうとしない岸田総理を徹底批判し、

岸田総理にそのかけらでも実現させることができないか、

あるいはそれができないなら、岸田政権を一日も早く終わらせ、上記1）～6）を実現する政権を何とか樹立できないか……

ということを日々考えていますが……マスク氏は、そういう取り組みに対して、

「そんなの、全部失敗するに決まってるよね～(^^ )」

と予想している、という次第です。

ついては当方は、そんなマスク氏の予想が外れるようになるため全力を尽くそうと思いますが……当たり前ですが、当方の力だけではどうしようもない、というのが実情です。

ついてはこのメルマガをご覧の皆さんだけでも、危機感を共有し、日本が滅びることを回避する為に何が必要か、そして、一人一人が具体的に実際に「何をすべきか」を考え、それをひとつひとつ実践していっていただきたいと、切に願います。

……もちろん……当方はそれを誰もやらなかったとしても、当方一人で全力でそれに取り組みたいと思います。

是非、心ある日本の皆さん、このまま滅びる事を是としない皆さん、できることが何かを全力で考え、出来る事をひとつひとつ積み重ねて参りましょう。

追伸：
ウクライナ・ロシア問題についても、何の気力も持たず、欧米の言いなりになって対応しているようでは、日本滅亡はますます加速する他ないでしょう……。是非下記、ご一読下さい。
『ロシア批難は必要ではあるが、岸田総理や国内世論における過剰な「ロシア絶対悪・ウクライナ絶対正義」の論調は単なる薄気味悪い不道徳に過ぎない。』
https://foomii.com/00178/2022050715194594257