From 佐藤健志
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三橋貴明さんの著書『繁栄の絶対法則』が、
サブタイトルは「『安全保障』
私も拝読しました。
「安全保障」というと、ふつう国防が連想されますが、
つまり人々にたいして
「自分の仕事に精を出し、一生懸命に頑張っていれば、
という安心感を保証すること。
この安心感がなければ、人々が仕事に邁進するとは考えにくい。
よって生産性も向上しません。
ゆえに所得も増大せず、社会全体として「繁栄への道」
けれども世の中には、どれだけ一生懸命に頑張っていようと、
戦争もそうですが、日本の場合、
裏を返せば安全保障とは、
1)個人の力では対応できない危機的事態について、
2)発生した際の被害が最小限となるよう、
3)危機的事態が起きた後も、
となります。
このようなシステムの構築には、むろんお金がかかる。
つまりは投資が必要。
「いつ起きるかハッキリしないうえ、
しかし安全保障のための投資は、
自然災害対策には、
比喩ではなく、文字通りの意味で「繁栄への道」
また国際情勢が不安定化し、地球環境の悪化も懸念される現在、
「結局は起きないかも知れない」
しかも現在の日本は、デフレ脱却が依然として確立されないなど、
政府が安全保障の投資を率先して行うことは、
おまけにカネ余り状態なので、
で、なぜやらないのか?
・・・詳細な議論については、『繁栄の絶対法則』
177ページから引用しましょう。
経済とは、「ビジネス」以上に幅広い概念なのである。何しろ、
経世済民とは「世を経(おさ)め、民を済(すく)う」
「国民が豊かに暮らしていける政治をする」
ことこそが「経世済民」であり、政府の存在目的なのだ。
(漢字表記を一部変更)
私なりに整理すると、こうなります。
経済(活動)とは、「ある特定の共同体(国家、社会、地域など)
ゆえに経済活動が、つねに効率よく利益をもたらすとは限らない。
ビジネスとは、「経済活動の中で、
ここから浮かび上がってくるのは、
ビジネスであれば、事と次第によっては撤退してもいいんですね。
特定の共同体と密接不可分というわけではないし、
他方、経済はそうは行かない。
危機に陥った共同体が立ち直り、
言いかえれば、撤退は許されないのです。
『繁栄の絶対法則』で紹介されている濱口梧陵(はまぐち・
江戸末期、紀伊国広村(現・和歌山県有田郡広川町)
さらに被災地となった村が衰退しないよう、
それも私財をなげうって。
濱口家は広村を郷里とするものの、銚子で醤油醸造業を営み、
梧陵自身、12歳から30歳までは銚子や江戸にいたとのこと。
ビジネスだけを考えれば、
けれども、そうしなかった。
広村という共同体の幸福を優先したのです。
これぞ経世済民。
「地方自治というのは取りこぼしが許されない」とは、達増拓也・
しかるに気になるのは、いわゆるグローバリズムが、
ならばグローバリズムは、あくまでビジネスの方法論にすぎず、
日本の将来を考えるうえで、
ではでは♪
PS
「日本のデフレギャップは、
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<佐藤健志からのお知らせ>
1)安全保障についても、日本のパラドックスは根深い。
三橋貴明さんも「読んで『これだ!』と思った」と絶賛!
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「経済と皮下脂肪のつながり〜やせすぎも太りすぎも『デフレ』
現在の日本は、若い女性を中心としたやせすぎと、
ところが「デフレ」(需要不足)の概念を導入すると、
経済と皮下脂肪の関連とは何か?
一見、関係なさそうなもののつながりを探ると、
4/8(水)の8:00配信開始。
1時間に及ぶ音声ファイルつきです。
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バックナンバーもどうぞ。
どれも音声ファイルがついています。
「さらば、愛の行為よ〜日本で男女関係は成り立つか」
http://ch.nicovideo.jp/k-
「石原慎太郎から安倍晋三まで〜2015年はどんな年になるか」
http://ch.nicovideo.jp/k-
「アベノミクスの成否はゴジラに聞け!」
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「日本再生のめまい」
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