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2015年2月8日

[三橋実況中継]藤井号外

From 三橋貴明 http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/

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●月刊三橋最新号のテーマは「フランス経済」。

中東の混乱、ISILの背景にある「大問題」がわかる

https://www.youtube.com/watch?v=eQUSqYvie2s

「ユーロという罠」に落ちた大国の選択から、
なぜ、明日の日本が見えるのか?

フルバージョンが聞けるのは、2/10まで。

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昨日、当メルマガの執筆者のお一人でいらっしゃる内閣官房参与・京都大学大学院教授の藤井聡先生が、大阪市長橋下徹氏および大阪維新の会の「言論封殺」と思われる文書に対する抗議の緊急メルマガを配信されました。
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2015/02/08/fujiigougai/

当メルマガの責任編集者を務める三橋は、もちろん、配信前に全ての執筆者の文書に目を通しております。内容的に問題等があるとは到底思えなかったからこそ、1月27日のメルマガが配信されたのです。

改めて1月27日の藤井先生のメルマガ「大阪都構想:知っていてほしい7つの事実
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2015/01/27/fijii/

を読んでも、何が問題なのかさっぱり分かりません。

藤井先生は単に「事実」を指摘されただけであり、事実ではない内容が含まれているというのであれば、その部分を「指摘」し、修正を求めれば済む話です。

それにも関わらず、「事実ではない内容」の指摘もなく、ツイッター等で誹謗中傷的な表現を含む藤井先生に対する批判を繰り返し、京都大総長宛に見解を問う書面を送付することを表明するなど、橋下市長の対応は率直に書きますが「公権力」を担う方として常軌を逸しているとしか表現のしようがありません

さらに、メルマガで指摘された「内容」ではなく、2年2ヶ月前のインターネット動画ににおける「比喩」表現(ヘドロチックな資質)を殊更にクローズアップさせ、大元の「大阪都構想:知っていてほしい7つの事実」に真っ向から反論しようとしない態度は、極めて不誠実です。

このままでは、大阪都構想について「自由な言論」「自由な議論」が妨げられ、我が国の民主主義が極めて甚大な打撃を受ける可能性があると考え、三橋貴明は藤井先生の「言論活動」を全面的にご支援申し上げることを表明させて頂きます。

なお、大阪維新の会関係者の皆様などが、藤井先生の「大阪都構想:知っていてほしい7つの事実」の「内容」について具体的に反論したいのであれば、当メルマガを媒体として用いることは可能であることを申し添えておきます。

◆さかき漣:著「コレキヨの恋文 (PHP文庫)」が刊行になりました!
http://www.amazon.co.jp/dp/4569762883/

今回、文庫版をお買い上げ頂いた皆様には、発売のキャンペーンということで、内閣官房参与の藤井聡先生と、さかき漣、そして三橋の鼎談をプレゼント致します(動画です)。
キャンペーンページは以下になります。皆様、是非とも文庫版「コレキヨの恋文」をお買い上げ頂き、動画をご視聴下さいませ。
http://rensakaki.jp/release/korekiyo.html

◆飛鳥新社「黄金の拘束衣を着た首相─なぜ安倍政権は緊縮財政・構造改革を推進するのか」刊行になりました。
http://www.amazon.co.jp/dp/4864103917/

◆週刊新潮2月12日号「MY ONLY」に登場しています。ちょっと、珍しいコンテンツですね。三橋の「MY ONLY」は・・・?
http://www.amazon.co.jp/dp/B00SG1NT9O/

◆週刊アサヒ芸能 連載「三橋貴明の列島丸わかり報告書」 第6回「デフレを深刻化した「構造改革」でビジネスを増やした人がいた」が掲載されました。
http://www.asagei.com/

◆週刊実話 連載「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」 第112回「長期金利0.195%の衝撃」が掲載されました。
なお、週刊実話の連載は、以下で(二週遅れで)お読み頂くことが可能です。
http://wjn.jp/article/category/4/

◆Klug連載 三橋貴明の「経済ニュースにはもうだまされない」 第292回 黄金の拘束衣を着た首相
http://www.gci-klug.jp/mitsuhashi/2015/02/03/023206.php

◆有料メルマガ 週刊三橋貴明 〜新世紀のビッグブラザーへ〜 週刊三橋貴明 Vol298 所得と生産性
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
高度成長期は、潜在GDP(供給能力)と名目GDP(総需要)が共に伸びていき、インフレギャップがなかなか埋まりませんでした。理由は・・・?
キーワードは「追いかけっこ」。

◆メディア出演

2月11日(水) 文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」に出演します。
http://www.joqr.co.jp/tera/

2月11日(水) チャンネル桜「桜プロジェクト」に出演します。
http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1520

2月13日(金) TOKYO MX「モーニングCROSS」に出演します。
http://s.mxtv.jp/morning_cross/

◆三橋経済塾
2月15日(日) 三橋経済塾第四期「経済時事」第二回講義が開催されます。
http://www.mitsuhashi-keizaijuku.jp/

ゲスト講師は中野剛志様。
皆様、ふるってご参加くださいませ(講義に参加する、あるいはインターネットで視聴するためには、三橋経済塾への入塾が必要です)。

◆チャンネルAJER 今週の更新はありません。

PS
月刊三橋最新号「フランス」を聞けるのは、2/10まで
http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980/index_sv.php

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[三橋実況中継]藤井号外への5件のコメント

  1. poti より

    空気なるものは日本において最悪の因習の一つです凡そこれほど有害なものはない。同調圧力とも言いますが、これに感染すると見る間にどんなに賢い人間でも忽ち馬鹿になる現代においては大衆を拡大再生産するおぞましいものとなり果てております

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  2. 子猫三平 より

    はじめまして。「2年2ヶ月前のインターネット動画ににおける「比喩」表現(ヘドロチックな資質)」って本当ですか?? このことを号外として配っていただいてありがとうございます。橋下さんの言っている内容から、てっきりなにかの動画の「発言」が怒っている理由なのかと思いました。で、キーワードっぽい「ヘドロチック」が含まれる内容の動画をYouTubeで探しましたので、それが最近の対談であったという印象を受けました。藤井聡さんは面白いのでファンです(*_ー`) 橋下さんより信じる事ができます。ので、ちょっと今回のことは「大丈夫かな?」とか思ってたんだけど、まさしく「そういうことだったのかー( ̄◇ ̄;) 」とおもいました。びっくりです。藤井様、陰ながら応援してます!三橋様、本当にこういう情報届けていただいて感謝しております。

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  3. メイ より

     三橋先生、ありがとう・・・ありがとうございます。 全く三橋先生の仰る通りです。心から賛同いたします。 橋下市長のやり方は、本当に間違っていると思います。権力、というものを勘違いなさっていらっしゃるのではないでしょうか。

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  4. ささきじゅん より

    三橋先生はじめまして。いつも興味深く読ませていただいております。『三橋貴明の「新」日本経済新聞』 2015/02/08 についてコメントさせていただきます:橋下氏の主張は、三橋先生のおっしゃる通り非論理的だと思われますが、日本人政治家の反応としては、”戦略的にある意味正しい”と思われます。実は自分も日本人のこのような言動に長年苦しんできました。誰かこの現象を説明していないかと暗中模索した結果、以下の一冊の本に出会いました:「空気の研究」 山本七平 文集文庫 1983年この本以外に論理的に橋下氏と同様の言動を説明した文章を私は知りません。結論を端的に言うと「自分に有利な空気を醸成した者の勝ち」ということです。つまり、藤井先生は単に事実を指摘されただけですが、それを空気を読めていない者として断定することで国民および関係各位に誤認させ、最終的に政治的に葬ることによって自らの地位を安定させることが目的と思われます。この「空気の研究」では、エジプトの発掘現場で人骨が出土した際に日本人だけが精神的に不調になったり、沖縄戦での戦艦大和の専門家では絶対に選択するはずのない無謀な特攻など、空気の影響と思われる数多くの例が説明されています。私はこれらを読んで、なぜ論理的に明快に説明および回答しても、それを理解するどころか、聞きもせず読みもせず、一方的に異分子または異端として断罪するのか、初めて腑に落ちました。ここでは、論理的説明はいわゆるKYな言動と最初から規定されているため、裁判のように両方の意見を聞いた上で公平に判断されるようなレベルでは、元々ありません。今回の事象はここが一番重要な点かと思われました。「空気の研究」では以下のような記述がみられます:「至る所で人びとは、何らかの最終的決定者は『人ではなく空気』である、と言っている。」(p 15)「むしろ日本には『抗空気罪』という罪があり、これに反すると最も軽くて『村八分』刑に処せられるからであって、…」(p 19)「そしてこれが『人工空気醸成法』の基本の一つなのであって、その背後にあるものは、対象への『臨在感的把握』に基づく判断基準である。」(p 30)「こうなる『空気』とは、一つの宗教的絶対性をもち、われわれがそれに抵抗できない”何か”だということになる。」(p 31)…等々、様々な例があります。重要な点は、言論のレベルでの現象ではなく、誤解を恐れず大きく言えば、日本人の感情の使い方の問題かと思われます。つまり言語では非常に説明しづらくその理由の探求も難しいということです。以上により、橋下氏への指摘は、論理的にではなく、相手が醸成しようとする雰囲気、ムード、空気、といったものをできるだけ早期に破壊しつつ、自らに有利なそれを早急に醸成すべきと思われたのでこの度投稿いたしました。乱筆乱文お許しください。ありがとうございました。

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  5. 古事記 より

    怪しげな集団だと以前より警戒していたが、今回の件、在特会の件を冷静に判断すると、矢張り橋下市長はでは無く橋下市長も矢張りオカシイ。浪速の民の自治から、関西人と呼ばれる大阪市になり、浪速子が関西人と呼ばれる様になってから、一筋の哲学の様に怪しげな集団が出来上がり、金力、暴力、権力の支配が闊歩する都市になってしまった。維新の会の議員は皮を被ったその中に共通する何かがある様に感じる。藤井先生の逆の物を感じる。経世済民の哲学は浪速の商人自治に千年以上も前から息づき続けて来た日本人の誇りのはず。読書に藤井先生の応援をお願いします。

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