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2014年3月30日

[三橋実況中継]違うだろ

From 三橋貴明

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●韓国格差社会の正体とは?
http://www.youtube.com/watch?v=ZK5RY5rIGs8

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4月からテレビのお仕事が増えそうです。東京のみならず、大阪の仕事もこれまで以上に多くなる予定なので、新幹線に乗る機会がますます増え続けています。と言いますか、このメルマガは新大阪で書いており、この後、名古屋に向かい、講演をした後に帰京する予定になっています。

思えば昨日も、一昨日も、その前の日も新幹線に乗っているわけでございまして、きちんと運動をしなければ、またもや腰をやられることにならないかとビクビクしております。というわけで、ジム通いを再開するつもりでございます。目指せ、健康体!

先日、3月22日に品川で「田母神俊雄を励まし、日本を取り戻す会」が「盛大に」開催されたわけですが、実は事前に某桜のA君に、「三橋さん、もしかしたら今回は参加者が少ないかも知れないのです・・・」と、不安を打ち明けられておりました。桜への問い合わせが、今回はなぜか少なかったとのことです。というわけで、三橋も告知にご協力させて頂いたわけですが、いざ開催されると、会場を埋め尽くす(溢れかえる)人、人、人でございまして、あまりの熱気に吃驚してしまいました。

現在の日本の状況、特に自民党や安倍政権の政策、姿勢に不安を覚える人が少なくないということでしょうか。
歴史問題や外交の話は置いておいて、「経済政策」に話を絞ったとき、「グローバル市場で企業が稼いで経済を成長させる」と「国内市場で国民が豊かになり経済を成長させる」は、方向がまるで違います。
無論、「国内市場で国民が豊かになりつつ、企業がグローバル市場でも稼ぐ」という路線はあり得るのですが、現在の安倍政権は新古典派経済学的発想である実質賃金を切り下げる政策(雇用の流動性強化、扶養控除の縮小、外国人労働者の増大、特区における雇用規制の緩和など)ばかりを推進しているため、方向的には「グローバル市場で企業が稼いで経済を成長させる」を目指していることになります。
グローバル市場における日本企業の「国際競争力(という名の価格競争力)」を高めるためには、国内の実質賃金は抑制する必要があるのです。

違うだろ。と、心の底から言いたいわけです。三橋が2012年12月の総選挙で安倍政権実現のために懸命に戦ったのは、「日本国民が豊かになる(=所得が増える)日本を取り戻す」と、自民党が主張していると信じたためです(何しろ「日本を取り戻す」がスローガンでしたので)。そうではない、国民の実質賃金を引き下げる(=国民を貧困化させる)政策を打ち続けるというならば、当然ながら反対せざるを得ません。そして、現在の日本において、「国民の実質賃金を引き上げる」政策を掲げる政党が切実に必要であると考えているわけでございます。

◆一般参加可能な講演・イベントはありません。

◆4月3日にWAC社「三橋貴明の日本を豊かにする経済学」が発売になります。
http://amzn.to/1fNJCXI

◆4月12日にPHP研究所「「妄想大国」韓国を嗤(わら)う」が発売になります。
http://amzn.to/1gHJCsz
室谷先生との対談本ですね。

◆2月22日飛鳥新社から「愚韓新論」が発売になりました。
http://amzn.to/1en7Xak

◆現代ビジネスで「三橋貴明の第二次所得倍増計画」連載中です。
【連載第6回】第二章 防衛費拡大で日本経済大復活(後編)—国民所得を確実にあげる〜嫌われる「安全保障」支出削減して損をするのは誰か!〜
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38767

◆「経済界 2014年 4/8号」に連載「実践主義者の経済界」最終回「経済力とは何なのか?」が掲載されました。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00IKQU876/
次回4月22日号からは隔週連載「三橋貴明の深読み経済ニュース解説」が始まります。

◆3月31日から「夕刊フジ」で短期集中連載「断末魔の韓国経済」(第三期)が始まります。過去に十二回分を書いているので、第十三回からになるのかな?

◆週刊実話 連載「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」第70回 「植民地国家 中華人民共和国」
なお、週刊実話の連載は、以下で(二週遅れで)お読み頂くことが可能です。
http://wjn.jp/article/category/4/

◆Klug連載 三橋貴明の「経済ニュースにはもうだまされない」第247回 一貫して間違っている安倍政権の労働政策
http://www.gci-klug.jp/mitsuhashi/2014/03/25/021189.php

◆有料メルマガ 週刊三橋貴明 Vol253 グローバリズム派対ナショナリズム派
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
今回は日本を含む世界の「混乱の源」であるグローバリズム派とナショナリズム派の主張の違いを整理してみました。
今回、使ったグラフは以下になります。

【2013年9月末時点(確報値) 日本国債所有者別内訳(総額は818兆円)】

◆メディア出演
4月2日(水) 6時から文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」に出演します。
http://www.joqr.co.jp/tera/

4月5日(土) 9時30分から朝日放送「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に出演します。
http://o.x0.com/m/19677

4月5日(土) チャンネル桜「日本よ、今…「闘論!倒論!討論!」 アメリカはいったいどうなっているのか?」に出演します。
http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1587

◆三橋経済塾

三橋経済塾 第三期 第三回の講義が実施されました。
http://members.mitsuhashi-keizaijuku.jp/

第四回は、ゲスト講師として滋賀大学准教授の柴山桂太先生をお招きし、「大阪」で開催いたします。
三橋の講義テーマは「電力サービスと市場」になります。これを機に、関西方面の皆様も是非、当塾にご入塾下さいませ。
http://www.mitsuhashi-keizaijuku.jp/

◆チャンネルAJER 更新しました。

『G0.5(後編)3』三橋貴明 AJER2014.3.18(3)
http://youtu.be/O6Ef9nfreg4

PS
三橋無料Video「中国侵略問題」を公開中
http://www.youtube.com/watch?v=Bner2NC2O-8

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[三橋実況中継]違うだろへの13件のコメント

  1. 日本財布論、改め、日本連帯保証人論 より

    >(ちなみに野田の次は具体的に誰を考え>ていましたか?どのような具体的ビジョ>ンを描いていましたか?)。しかし、保>証人さんと私やぐぬぬ。。。

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  2. 匿各希望 より

    > 私は、自民党について、「こんな奴ら信用できない」という感情に今でも凝り固まった人間なので、なるほど保証人さんの感情は理解できました。そうであるなら、保証人さんの最初のコメントは理解できますし、民主党政権の存続という考えを持っていたことも理解できます(ちなみに野田の次は具体的に誰を考えていましたか?どのような具体的ビジョンを描いていましたか?)。しかし、保証人さんと私や三橋氏(2012年末は自民党支持を主張)は別の人間なので各人の考えが異なるのは当然で、まあ人それぞれといったところですかね。・・・と、ここで三橋氏が常々主張している価値観の戦い(時代・地域によっては宗教戦争とも呼ばれる)が思い出されます。そして価値観を定義して闘争を主張しはじめると少々うさんくさくなる(あくまで私の防衛本能から生ずる見方です)。だからこの『三橋貴明の「新」日本経済新聞』で展開される「価値観」「道徳」などの主張への誘導にも少々うさんくささを感じるときがある(当然ながら私個人の受け取り方なので一般化されたものではありません)。しかし三橋氏の所見は選択肢のひとつとして参考になる。だから私はこのメディアを購読している。ちなみに私の立場を明らかにします。現状、崩壊気味の民主党政権よりは自民党政権がマシと考えています。民主党議員の国会での大活躍()を見た結果です。2009年の衆院選では自民党議員に票を投じました。2010年の参院選では三橋氏に票を投じました。2012年の衆議院では自民党議員に票を投じました。公明党(の母体の団体)は生理的に嫌いです。

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  3. 日本財布論、改め、日本連帯保証人論 より

    >権交代」の逆バージョン的な勢い。他に>マシな選択肢も無かったですし(ありま>したっけ?)。当時、野田佳彦は失脚、民主党政権はどうにか存続、という選択肢が望ましかった。ここのサイトでは超少数派でしょうけど。>民党支持者としての)三橋氏を擁護し>てみましたが、経済評論家として>は・・・保証人さんの意見を否定しま>せん。私とは逆ですね。事あるごとに述べてきた通り、私は、自民党について、「こんな奴ら信用できない」という感情に今でも凝り固まった人間なので、自民党支持者としての氏については全く「気がしれない」という感慨しか湧きません。経済評論家としては、是是非非。反清算主義、財政不要論批判には賛成。土建国家vsニート国家(「コンクリートか人か」)ここで大きく訣れる。(反清算主義においてどちらがヨリ徹底しているかはおわかりでしょう)ついでに言っておくと、この人に「経済学学者」(経済学者、すなわち、経世済民の知恵を追求する人、ではない)としての資質を求め(「そんな事ケインズは言ってない」とか「出典を挙げよ」などと迫ったりす)るのはお門違いだと思う。

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  4. 匿各希望 より

    まあ、その前が民主党政権でしたからね・・・というバイアスというか時流の勢いがあったかと思います。つまり、無能と呼ばれた民主党が実現した「政権交代」の逆バージョン的な勢い。他にマシな選択肢も無かったですし(ありましたっけ?)。当時、安倍自民を支持することは決して非現実的な選択ではなかったとは思います。スタートダッシュも良好でしたし。・・・と、めずらしく(一国民または自民党支持者としての)三橋氏を擁護してみましたが、経済評論家としては・・・保証人さんの意見を否定しません。

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  5. 匿各希望 より

    > 歴史問題や外交の話は置いておいて、これ、置いちゃダメでしょ。あらゆる事象を関連付けて分析・予測するのが現実的な見方かと思います。

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  7. 日本財布論、改め、日本連帯保証人論 より

    私は「甘やかし上等」の思想なので、全面的には賛成しかねますが、甘やかす相手を間違えている、という限りにおいてなら、仰ることも理解できます。「弱きをくじき、強きを助く」土建国家であろうと、金融立国()であろうと、これが自民党の本性です。皆さん誤解されているかも知れないのですが、あの党は、結党以来、「個人」を守ったことは、一度としてないのです。

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  8. 子芥子 より

    大手企業のベア回答のニュース「国民の実質賃金を引き下げる政策」から目を逸らさせるための安倍政権とK団連が同じ台本で演じた茶番劇としか思えませんこのごく一部の人にしか恩恵のないベア劇場のシワ寄せ(安倍政権なら給料が上がるかも!という誤った認識)が、さらに弱い立場の人間(非正規雇用)の量産を加速しブラック化が進むんでしょうね今後とも三橋先生、国家国民のために警鐘を鳴らし続けてくださいでも、あまりご無理をなさらないようにそこが一番の心配です

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  9. べしゅばりく より

     国際競争力‥‥(安価)供給力拡大‥‥の為の規制、統制をドリルで破壊する。 ある意味、戦後の企業は規制の中であるからこそ、競争力がついてきてコストバフォーマンスに優れてきたと思えるのです。規制をドリルで破壊することは企業をぬるま湯に投じることではないのでしょうか。本末転倒です。ゆとり教育みたいに。 人の免疫だって厳しい環境だからこそ免疫力がつくものです。ある意味エリート層の脳味噌も一律画一的に免疫力がドリルで破壊された情報でしかないのではないでしょうか。 腹八分目、断食、絶食と言う言葉が死語となった気がする近代、これ以上規制を破壊していったら飽食と言うか呆職となりかねなく、エリートどころかプロレタリアートの脳味噌も身体も免疫力を失いバラバラになりそうです。 明治から百年以上も自由主義に偏向してきて飽食には成りすぎたと言え‥‥ませんね。 工業高校卒プロレタリアートの脳足りんの意見は否定されるのである。

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  10. ゆう より

    安倍政権は台湾の状況を把握してないなと言わざるを得ないですね。馬の馬鹿と安倍さんが被ってるように見えるんすよね。これ以上、馬鹿をしでかせば温厚な日本人もブチ切れて政府や管領や経団連に対して暴動が起きる事も否定できないでしょうな。そもそもアメリカの投資家や資本家の価値観は”人の命よりも利益”ですからね。マイケル・ムーアの映画を見れば嫌というほど分かりますしね。我々日本人とは大きくかけ離れた価値観を連中は持ってるんだという事を理解しないと駄目でしょうね。

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  11. ひふみん より

     浅学ながら、最近、ゾンビ経済学: 死に損ないの5つの経済思想をパラパラ立ち読みしておりましたら、過去にはアメリカでジュード・ワニスキーなる政治アドバイザーがサプライサイド経済学に基づいてずいぶんやんちゃをしたようで、そういう思想の流れが今も“死に損ない”ながらピンピンしている可能性も微粒子レベルで存在しているでしょうか。日本では新自由主義的な思想がピンピンしている印象もありますがwそれどころか、日本では新自由主義思想、トリクルダウン理論に基づいた新しい政策が生み出される可能性だってありますし・・・いや、絶望しても絶望からはじめなければというわけでこんなときにちょっと絶望の中にも笑いを探すということで、歌います!ヘイゾーマジック♪ ヘイゾーマジック♪あ、これじゃないかw

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  12. 日本財布論、改め、日本連帯保証人論 より

    >す」と、自民党が主張していると信じたためです(何しろ「日本を取り戻す」>がスローガンでしたので)。そうではない、国民の実質賃金を引き下げる(=だから、誰のため、何のための「日本」なのか、そこが問題だったのです。はじめから言われていたこと。今さらわかったようなことを言ってるというのが、片腹痛い。「日本」が主語でありさえすれば、そこにどんな述語がついても構わない、そういう勘違いをする輩が、余りにも多すぎた。そういう愚か者ばかりだから、日本人は邪な為政者にいつまでもしてやられるのです。

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