【今週のNewsピックアップ】
王手飛車取り
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12905260370.html
財務省が日本国民を飢えさせる
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12905488213.html
国民民主党の榛葉賀津也幹事長は、
参院外交防衛委員会で、
石破茂首相が国会での発言、
「日本の財政状況はギリシャよりもよろしくない」
を批判。
「外交上、ギリシャにも失礼だし、
日本は自国建ての通貨だ。
ギリシャは欧州で通貨はユーロでしょ。
いつのギリシャと
比べているんだという話だし、
国債市場に影響が
出るようなこんな発言を、
国のトップが絶対にするべきではない」
と、語りました。
確かに、失礼。
昨今のギリシャの長期金利は
3%台前半で、
特に財政危機でも何でもありません。
15年前(!)、2010年、
三橋が参議院選挙に出た際に、
ギリシャは本当に危機で
(その後、2012年に債務不履行)、
菅直人が、
「ギリシャは破綻する。
日本の財政はギリシャより悪い。
消費税増税が必要だ」
と、叫んでいました。
当時のギリシャは
確かに財政危機に陥っていたため、
後半はともかく、
前半は嘘ではなかった。
それが、石破の場合は
最初から最後まで、全部、嘘。
凄い総理大臣だ。
凄いと言えば、
新たに農林水産大臣に就任した
小泉進次郎。
コメ価格を下げると簡単に言っています。
本気でコメ価格を下げたいならば、
電気代・ガス代にしたように、
政府が補助金を出すしかない。
何しろ、現在のコメ価格急騰は、単に、
「コメの生産能力が不足している」
というだけに過ぎないのです。
「改革」とやらでは、
どうにもならない。
コメについては。
間違いなくデフレギャップが
インフレギャップになった。
日本は長年、
減反政策という異様な政策を
「自由民主党下で推進し続けた結果、
こうなった。
なぜ、自民党が減反政策を続けたのか。
それはもちろん、
財務省の緊縮財政により、
農家を守る政策を
妨害し続けたせいです。
財務省の出世コースといえば
「主計局」ですが、
その主計局の中でも
「農林水産係」が最も出世する。
理由は、
農林水産予算は
「カット」しやすく、
財務官僚にとって
「実績」を上げやすいからでございます。
『このように
エリートコースの主計官、主査の
担当の中でも
農林水産担当は花形ポスト、
エリートコースの中の
エリートコースです。
(榊原英資「財務官僚の仕事力」より)』
こんな「事実」を普通に書いてしまって、
榊原さん、バカなのでは?
と、思われたかもしれませんが、
バカではない。
そもそも、真実を書くことが
「ヤバい」と思っていないのです。
そこに、むしろ日本の闇がある。
このままでは、
自民党政権&財務省により、
国民が飢える。
夏の参議院選挙において、
何としても自公過半数割れを
実現しなければなりません。
財務官僚は、
「主計局の農林水産担当になれば、
予算カットしまくれるから、
俺、事務次官になれるんじゃね?」
という思考が
日本にとって「悪」だとは
思っていないのですよ。
だって、財務省内では普通なんだから。
これはもう、
価値観の違いなので、
どうしようもない。
政治で変えるしかない。
奴らの間違いを正そうとしても無駄。
何しろ、
本気であいつらは自分たちが
「悪」だと思っていない。
◆一般参加可能な講演会
7月10日 三橋貴明講演会
(第44回 産経新聞烏山講演会)
タイトル:
「日本に再び高度成長期を!正しい財政政策とは」
https://karasuyamakouenkai44.peatix.com/view
◆メルマガのFoomii配信を始めました。
「分配面GDPと損益計算書」
https://foomii.com/00305/20250524090000138745
◆メルマガ週刊三橋貴明Vol838
「分配面GDPと損益計算書」
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
最もマイナーなGDPと言える
「分配面のGDP」。
実は企業の損益計算書と
照らし合わせて解説すると
「なるほどなあ」と、思うのです
◆メディア出演
三橋TV、続々公開中です。
ヨーロッパはもう移民を拒めない?
グローバリズムが限界なので解説します。
[三橋TV第1018回]三橋貴明・さや
https://youtu.be/rAdEsafT4x0
重大発表があります。
[三橋TV第1019回]三橋貴明・さや
https://youtu.be/-D-jhDgvQUc
三橋TVはさやを応援します。
[三橋TV第1020回]
三橋貴明・菅沢こゆき・さや
https://youtu.be/7-K2s5uchx0
特別コンテンツ配信中。
JAも農家も悪くない。
悪いのは自民党と財務省だ!
(鈴木宣弘×三橋貴明)
【特別対談 前編】
https://youtu.be/GWeMsBO3-jA
「日本財政はギリシャより悪い」
←石破首相、私が経済を教えましょうか?
https://youtu.be/OR84tt2odQw
小泉進次郎氏の農林水産大臣就任で
何が起きるか解説します
https://youtu.be/zbZce_mI-3k
小泉進次郎が新農水大臣に就任しましたが、
これは最悪の展開です。
https://youtu.be/eBhxHtPAeAo
10年後、コメが消滅します。
https://youtu.be/oRWkCL425VA
自民党と財務省のせいで、
コメが食べられなくなります。
【新書籍「コメ消滅」出版記念LIVE】
https://www.youtube.com/live/3CcXNlrefis
◆三橋経済塾
5月17日開催、
三橋経済塾第十四期第五回対面講義が
配信されました。
https://members14.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?p=239
ゲスト講師はsaya様でした。
現時点までに決定している
十四期6月以降のゲスト講師の皆様は、
以下の通りです。
12月以外は、全て決まりました。
https://members14.mitsuhashi-keizaijuku.jp/
第六回 6月21日 中野剛志先生(評論家)
第七回 7月19日 藤井聡先生
(京都大学大学院 教授)
第八回 8月16日 荒川和久先生
(独身研究家)
第九回 9月20日 吉田敏浩先生
(ジャーナリスト)
第十回 10月18日 峯村健司先生
(一般財団法人キヤノングローバル戦略研究所 主任研究員)
第十一回 11月15日 大場 一央先生
(早稲田大学非常勤講師)
https://members14.mitsuhashi-keizaijuku.jp/
是非とも、ご入塾下さいませ。
◆チャンネルAJER
今週の更新はありません。
【三橋貴明】自民党・財務省のせいで国民が飢えるへの1件のコメント
2025年5月27日 9:36 PM
最近、TVではしきりに自称有識者が「JAが悪い!」「卸が悪い!」とわめいていましたが、米の価格が上がった原因は、、、
お米が少ないのにお米を欲する人が多いから
ですよね。で、どうしてお米が少ないのかと言うと、、、、
<米をめぐる関係資料 令和2年3月農林水産省>
昭和38年 コメ生産量1281万トン
昭和50年 コメ生産量1317万トン
平成06年 コメ生産量1198万トン
平成10年 コメ生産量896万トン
平成20年 コメ生産量882万トン
平成30年 コメ生産量778万トン
令和04年 コメ生産量670万トン
※生産量は「作物統計」における水稲と陸稲の収穫量の合計である
はい、そうですね。減反政策ということで、農家さんにわざとお米を作らせないようにしていたからです。「掃いて捨てるほど」お米を作ってしまうと、お米の値段が下がって農家さんが農業を続けられなくなってしまうからというのが理由でした。
<農業所得に占める補助金の割合(2013年)>
日本30.2
アメリカ35.2(米国は事実上の輸出補助金がここに上乗せさる)
スイス104.8
フランス94.7
ドイツ69.7
イギリス90.5
日本以外の国は、農家は半分公務員的な立場なので、農作物の値段が上がっても下がっても安定して農業を続けることができるわけですが、日本は財務官僚の出世のために農業予算を増やすことができないため、他国のような方法(戸別補償・輸出補助金)が取れず、結果、減反でコメ価格の維持をするしかなかったという。
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財務省の出世コースといえば
「主計局」ですが、
その主計局の中でも
「農林水産係」が最も出世する。
理由は、
農林水産予算は
「カット」しやすく、
財務官僚にとって
「実績」を上げやすいからでございます。
『このように
エリートコースの主計官、主査の
担当の中でも
農林水産担当は花形ポスト、
エリートコースの中の
エリートコースです。
(榊原英資「財務官僚の仕事力」より)』
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TVの自称有識者は「JAが悪い!」「卸が悪い!」と言う前に、大本の原因である「財務省」を批判すべきだと思いますが?
減反政策で昭和の時代よりも生産能力が減っているのに、昭和の時代よりも人口が増え、かつ、海外からも空きっ腹抱えた外国人旅行者が大量に入ってきて、尚且つ、肥料やガソリン価格の高騰など生産資材の高騰に対しても有効な手を打ってこなかった日本政府!そりゃあ、値段上がるよなぁ~
そういや、ガソリンの暫定税率の廃止、いつやるんだよ。
ところで、どうしてTVに出るようなコメンテーターや有名ユーチューバーは「JA叩き」をするのか。
カーギルに全農を売り飛ばしたいから~
JA共済をアメリカの保険会社様に献上したいから~
農協の子会社の全農グレインは、アメリカ農家と契約して遺伝子組み換え作物とそうでない作物とを分別して世界に出荷しているそうです。
買い手「全農グレインは丁寧に分別して出荷してくれてるのにカーギルはなんでやってくれないの?」
カーギル「うっせーわ、分別とかコストかさむだろ」
カーギル「全農グレイン邪魔だわ。潰すわ。え?全農グレインの親会社って株式会社じゃないから買収できないの?じゃあ、民営化させろよ」
小泉進次郎氏「2015年から私が行った農協改革で全農の株式会社化できるようにしましたから、へっへっへ」
ということでね。土下座外交はなにも赤沢大臣の専売特許じゃねえってことですね。加えて、農林中金やJA共済などの保険市場をアメリカの保険会社が欲しているという事情もあるようです。
人口の少ない地域にも農協はサービスを提供していますが、その赤字は農林中金やJA共済などの金融業による黒字で賄っています。それが出来なくなると過疎地域は立ち行かなくなりますが、それでいいのでしょうか。
人間なので失敗は誰でもあります。それは仕方がない。しかし、郵政民営化で大失敗した経験を今度こそ生かしていただきたいところです。
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日本郵政グループを再編させる郵政民営化法の改正が、自民党内で検討されている。ゆうちょ銀行とかんぽ生命保険の完全民営化を撤回し、日本郵便を親会社の日本郵政と合併させるのが柱だ。全国にひしめく郵便局網の維持コストを捻出する狙いで、財政での支援も検討している。政治活動に励む任意団体「全国郵便局長会」の要望をかなえる内容だ。
2024年4月
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過疎地域に行くと郵便局が「銀行」「コンビニ」「情報局」など様々な役割を兼任している実態があります。過疎地域なので、当然赤字なのですが、それを「ゆうちょ」「かんぽ」の金融業の黒字で賄っていたわけです。
小泉純一郎による郵政民営化
で、「郵便事業」と「ゆうちょ」「かんぽ」はバラバラに民営化されたので、郵便事業だけで黒字化させねばならなくなりました。そうなると、過疎地域の郵便網は維持できなくなるわけで…
全国、どこに住んでいても均一な行政サービスを受けられる
ができなくなるわけだ。
では、どうしてこのような無茶な「郵政民営化」を行ったのかと言うと、、、
アメリカ保険会社「『ゆうちょ』『かんぽ』の市場が欲しいんだが、株式会社じゃないから買収ができねえ。民営化しろ」
アメリカ保険会社「あ、儲からない『郵便事業』はいらないからな(笑」
ということだったんだな(苦笑い
今JA叩きをしている連中はどこの回し者なんでしょうか。同じ過ちを犯さないようにくれぐれもお願いします。
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