【今週のNewsピックアップ】
国債発行は、みんなの銀行預金の増加
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12887986616.html
我々は、それができる
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12888215029.html
実は積極財政派の政治家でも、
財政、国債、貨幣に関する認識を
間違えている方が少なくない。
曰く、
「日本政府は借金も多いが、
資産も多いから破綻しない」
<うん。気持ちは分かるけど、
全然関係ない。
「日本政府の借金は、
ネット(純)で見れば他の国よりいい」
<うん。確かにその通りだけど、
全然関係ない。
「日本国債は確かに政府の借金だが、
保有者である国民の資産」
<うん。確かに日本国民も
国債持っているけど、1.5%だけ。
日本政府は財政破綻しない。
と、理解した政治家、国民の皆さん。
お願いだから、正確に理解して、
財務省を批判してくれ!
まずは、ストック面。
つまりは、
「クニノシャッキンで破綻する~っ!」ですが、
まずは日本政府の資産が
「ゼロ」であっても
破綻(政府の債務不履行)できない
ということを分かってくれ。
純資産とか、政府の資産とか、
関係ないから。
理由はシンプル。
単に、日本国債が
100%日本円建てだからです。
【2024年9月末時点
日本国債所有者別内訳】
http://mtdata.jp/data_93.html#JPB24Sep
日本政府は、
子会社の日本銀行に国債を
買わせることで、
「借金」の返済・利払い負担から解放される。
日銀が保有している国債は、
地球滅亡の日まで借り換えするだけです。
利払いも、
日銀の経費分を差し引いて政府に戻り、
税外収入に組み込まれている。
これ、単なる事実だから。
国の借金(国債発行残高)で大変だ~っ!!!
というならば、
せめて日銀保有国債分は除けよ。
子会社にカネ(日銀当座預金)を発行させ、
自分の借用証書(国債)を
買い取らせることができる日本政府が、
どうやったら破綻するの?
しかも、日銀以外が保有する国債にしても、
基本的に借り換え。
これは、財務官僚が
国会で認めた事実だから。
次に、フロー面。
三橋TV第983回で解説していますが、
「政府が国債を発行する(=赤字になる)と、
民間(国民・企業)の銀行預金が
増える(=黒字になる)」
のですよ。
これを否定することは、
地球上に住んでいる以上、
不可能です。
政府の赤字は、みんなの黒字。
同様に、政府の国債発行は、
みんなの銀行預金の増加。
みんな、自分の銀行預金が増えるの、嫌?
わたくしは嫌ではない。
例えば、わたくしが住宅ローンを組み、
銀行から3000万円を借りました。
それを、不動産会社に支払いました。
わたくしの負債増が、
不動産会社の銀行預金を
3000万円増やした。
政府が国債を発行し、
銀行から3兆円借りました(日銀当座預金を)。
それを、公共事業費、社会保障費、防衛費、
農業予算、エネルギー対策費等々で、
支払いました。
(※日銀当座預金を
そのまま支払うわけではなく、
銀行口座残高を増やすだけ)
誰の銀行預金が増えた?
そりゃまあ、日本国民、日本企業でしょ?
この理屈が分からないって、
相当にバカで頭が弱いよ。
自分の銀行預金を増やす、
政府の国債発行が、なぜ問題なの?
「クニノシャッキンで破綻する~っ!!!」
?
だから、100%日本円建ての
国債の財政破綻は
「できない」のですよ。
というわけで、
「国債発行は、貴方の銀行預金を増やす」
という事実を広めて下さい。
自分の銀行預金が増えるのを嫌がる人って、
いるの?
◆メルマガのFoomii配信を始めました。
「なぜ「税収過去最高」が続くのか」
https://foomii.com/00305/20250301090000135531
◆経営科学出版から
「歴史教科書が教えない最強の天皇」
が刊行になりました。
https://dpub.jp/products/book/13162810/all
◆メルマガ週刊三橋貴明Vol827
「なぜ「税収過去最高」が続くのか」
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
2024年の経済成長率、
わずか+0.1%。
それにもかかわらず、
なぜ「税収過去最高」が続くのか?
秘密は「名目GDP」にあります。
◆メディア出演
三橋TV、続々公開中です。
なぜ所得が増えないのに
物価は上がるのか?
何やってんだ日本政府
[三橋TV第982回]三橋貴明・菅沢こゆき
https://youtu.be/J8g8m3g7KgM
なぜ「国の借金」
過去最大1,317兆円でも
財政破綻しないのか?
[三橋TV第983回]三橋貴明・菅沢こゆき
https://youtu.be/CVXgxF0aKvs
超大物ゲスト登場!
公益資本主義について
原丈人先生に解説してもらいました。
[三橋TV第984回]
原丈人・三橋貴明・saya
https://youtu.be/rCYJ_j3jolg
特別コンテンツ配信中。
【緊急】
三橋TVの名前を使った詐欺サイトに
騙されないでください。
https://youtu.be/aaKL19dbYtE
日本はデフレ脱却した。
二度目のサプライロス型インフレによって
https://youtu.be/7bhow2i0hEc
【江田憲司×三橋貴明】
食料品税率0%をどう実現する?
江田憲司議員が進める
「消費税減税」への道のりを
徹底インタビュー
https://youtu.be/CX_0O5DOhK4
Mitsuhasism第四巻
「農業は人類を幸福にしたのか?
縄文と弥生」
https://youtu.be/byiR9xG63RE
財務省解体デモを応援します。
https://youtu.be/H6ouPRYbmXk
◆三橋経済塾
3月15日(土)
三橋経済塾第十四期第三回対面講義が
開催されます。
https://members14.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?p=2346
ゲスト講師は宇山卓栄先生です。
現時点までに決定している
十四期3月以降のゲスト講師の皆様は、
以下の通りです。
12月以外は、全て決まりました。
https://members14.mitsuhashi-keizaijuku.jp/
第三回 3月15日 宇山卓栄先生(著作家)
第四回 4月19日 森永康平先生
(株式会社マネネ CEO/経済アナリスト)
第五回 5月17日 saya様
(シンガーソングキャスター)
第六回 6月21日 中野剛志先生(評論家)
第七回 7月19日 藤井聡先生
(京都大学大学院 教授)
第八回 8月16日 荒川和久先生
(独身研究家)
第九回 9月20日 吉田敏浩先生
(ジャーナリスト)
第十回 10月18日 峯村健司先生
(一般財団法人キヤノングローバル戦略研究所 主任研究員)
<<<NEW!!!
第十一回 11月15日 大場 一央先生
(早稲田大学非常勤講師)
初登場の方は、
宇山先生、吉田先生、大場先生でございますね。
https://members14.mitsuhashi-keizaijuku.jp/
是非とも、ご入塾下さいませ。
◆チャンネルAJER
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【三橋貴明】 国債発行はみんなの銀行預金の増加への3件のコメント
2025年3月4日 1:43 AM
>>自分の銀行預金を増やす、
政府の国債発行が、なぜ問題なの?
「クニノシャッキンで破綻する~っ!!!」
?
だから、100%日本円建ての
国債の財政破綻は
「できない」のですよ。
というわけで、
「国債発行は、貴方の銀行預金を増やす」
という事実を広めて下さい。
自分の銀行預金が増えるのを嫌がる人って、
いるの?>>
ということで、「ある日の思索」さんの動画がお勧めですよと⇓
税は財源ではない。では集めた税金はどうなってるの?税金は何のため?国債と税金の関係を解説
10分で大体のことがわかるって素晴らしい。
話は変わりますが、「お前が貧乏なのは財務省のせいじゃない、お前のやる気と能力が足りないせい」という意見に対し、
「社会問題の責めを国民個人の自己責任にしている。マクロ経済の話を個人の努力の話にすり替えている。財務省による入れ知恵では?」
という指摘がありました。
これについては、財務省の入れ知恵というよりも主流派経済学の致命的な欠陥が表出したといったところじゃないかと…
主流派経済学ではマクロ経済はミクロの行為主体(個人・企業)の総計なので、マクロ経済というのはミクロの行為主体の行動に還元できると考えています。(主流派経済学における「マクロ経済学のミクロ的基礎」)
だから、全体がうまく行ってないのは自己責任(個人の努力が足りない)ってわけですね。
しかし、実際にはマクロ経済はミクロの行為主体の単純な総計以上の実力を持ちます。
例:収穫逓増
生産要素の投入をN倍にすると、生産量がN倍以上になる
現実には「全体」は「部分」には還元しきれないわけです。
「マクロ経済とミクロ経済は並び立つものであり、相互に影響を与え合うが、相対的に自立的でありいずれかがいずれかを基礎付けるものではない」
この視点がないから主流派経済学をかじった者たちは自己責任論に走るわけだ。
詳しくは、
「政策の哲学 集英社コモン 著:中野剛志」
をお読みください。
主流派経済学が科学ではないということを科学的に論じているところが皮肉めいていて面白かったです。森永卓郎さんが需要不足のさなかでも緊縮増税を続ける財務省や主流派経済学者達を「ザイム真理教」と言っていましたが、主流派経済学って本当に学問じゃなかったんですね~
主流派経済学者「努力をすれば俺みたいに成功者になれるぞぉ~、お前は努力が足りない!」
鴨「どんな努力をすればいいですか?」
主流派経済学者「特別に俺が教えてやる。感謝しろよ。成功のためのノウハウが書かれた俺の本を読んで勉強すればお前も金持ちだ!」
自己啓発セミナーか!(苦笑い
おめえが喜ぶような努力なんぞ絶対しねえわ。
それから、「お金持ちになりたい」なんて言ったことないから。子供じゃないんだよ。
現代社会においてカネなどただの数字にすぎない。大切なのは商品サービスを供給する力なわけですが、肝心のその力が長年の緊縮増税による需要不足でこそぎ落とされてしまった。
仮にカネがあったとしても商品やサービスを提供してくれる人がいなかったらカネなどケツを拭く紙の代わりにもならねえわけですよ。日本は今そういう状況に片足突っ込んでいるのにそこまで熱心にカネ儲けに夢中になれるっていうのはある意味才能なのかもしれないですね。
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2025年3月6日 1:18 AM
葛「実質賃金が低いなんて言ってる奴は甘え!」
葛「努力して勉強していい大学入っていい会社に就職すれば収入が低いなんて泣き言は出てこないだろ」
少々古いですが、日経新聞2017年5月10日記事
「学歴なんて関係ない」の真実 生涯賃金これだけ違う
によると、高卒と大卒では生涯年収に確かな差があるようです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
学歴別生涯年収
<男性(退職金含む)>
高卒:約2億4千万円
大卒:約2億8千6百万円
<女性(退職金含む)>
高卒:約1億8千4百万円
大卒:約2億3千5百万円
<東大・早稲田・慶應義塾(男性)>
早稲田:約3億8千7百万円
慶應:約4億3千9百万円
東大:約4億6千百万円
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本来、大学というのは探求の場であって、就職のための箔をつける場所ではないし、企業のファームでもないわけです。
しかし、学歴で収入に大きな差がある以上、学問に興味があろうがなかろうが行けるなら行くしかない。
葛「努力して勉強していい大学入っていい会社に就職すれば収入が低いなんて泣き言出てこないだろ」
このセリフを真に受けた人達は無理をして学生ローン(奨学金)で大学に行くわけですが、三橋さん曰く返済は地獄だとのこと。もがけばもがくほど首が絞まっていくという(苦笑い
なるせゆうせい監督の映画
「威風堂々 奨学金って言い方やめてもらっていいですか?」
をご覧ください。
さて、こういった状況に対して別の葛はこう言います。
別の葛「大学は優秀な奴と金のある奴が行けばいい」
大学行けって言ったり行くなって言ったりどっちなんだい!(笑
彼らのこうした態度を見る限り、この人たちは立場の弱い人たちに対してマウントをとりたいだけなんだなと心底うんざりさせられます。ちなみに、この手の葛に限って財務省の擁護をしてたりします(苦笑い
弱い奴には強く出て、強い奴には媚びへつらう
なんて情けない。
ところで、優秀なはずの東大法学部卒財務官僚様がデフレ不況の状況で延々と緊縮増税をやるという馬鹿をやらかしてくれたおかげで「失われた30年」になっちまったわけですが、彼らは本当に優秀なんでしょうか。内戦をやっているわけでもないのに30年間経済成長横ばいって、どう考えても仕事できない人としか評価できませんけど…
別の葛「大学は優秀な奴と金がある奴が行けばいい」
財務官僚は優秀じゃないのにどうして大学に行っちゃったんですかね?親に金があったから?
※マイケルサンデル教授「東京大学の場合は、学生の60%以上が、日本の所得上位14%の家庭から来ています。」
私も昔は人の役に立とうと思っていた時期もありましたが、私とそう変わらないような葛が持ち上げられているのを目にするたびにその気持ちは失せていきました。屑、多くね?
ああ、寒い時期は葛湯が旨いな~
ところで、大学についてですが、
「学問に興味のある人、将来研究したいことがある人」
が行けばいいんじゃないでしょうか。
無償化が嫌だというのであれば、再び「一億総中流」を目指すのもいいですね。そもそも、親にカネがあれば子供を学校や習い事にやる余裕くらいはあるはずですしね…まあ、その余裕を奪ったのが財務官僚や構造改革主義者たち(自公維立)なんですけども。
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2025年3月6日 10:27 PM
昨年、馳知事が「雪が本格的に積もる前に瓦礫を何とかしたい」ということで自民党に自衛隊の災害派遣を要請していたという話が国会でありました。その際は、自衛隊災害派遣の三要件を満たしていないと自衛隊幹部が判断したということで党に正式に派遣の要請はしなかったそうです。
~~~~~~~~~~~~~~
自衛隊災害派遣の三要件
・緊急性
・公共性
・非代替性
~~~~~~~~~~~~~~~
緊急性については雪が積もる前に何とかしたいということで満たしていたと思います。公共性も言わずもがな。非代替性についても、一連の公共事業悪玉論によって地元業者が減ってしまっていて入札も不調な上え、安全が完全に確保できていない場所にはボランティアは入れないなど制限もあり、他に手がない状況であったことはわかるはずです。三要件を満たしていないので災害派遣はしなかったとのことですが、どの条件がどう満たされていないと判断したのか、今後のことも考えて問題がなかったのかどうかその担当幹部の方を国会に呼んできちんとやっていただきたいと思います。
本日の国会もみなさまありがとうございました。
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