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2022年11月24日

【藤井聡】満員御礼!京都大学レジリエンス・フェスティバル2022 ~多くの国民が今、本格的に「ニッポン…マジ、ヤバイ」と思い始めている~

From 藤井聡@京都大学大学院教授

こんにちは、表現者クライテリオン編集長、京都大学の藤井聡です。

今週土曜日26日午後開催の、京都大学レジリエンス・フェスティバル2022が、事前申し込みで満員となりました! この事は、日本人の多くが今、潜在意識の中で、「ニッポン、マジ、ヤバイ……」と思い始めていることの証左ではないかと……メルマガ『藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~』にてお話いたしました。
https://foomii.com/00178

ついては当該メルマガ、下記にご紹介差し上げます。

ちなみに、会場の様子はYouTubeで生配信でご覧いただけますhttps://www.youtube.com/watch?v=jc3-WjWU1oU)し、会場でも席が空いている限りお入りいただけますので、今から飛び入りで直接会場にお越し頂いても、席が空いている限り、ご入場いただこうと思っておりますので、ダメ元でも構わない……という方がもしおられたら(中に入って頂けるかもしれませんのでw)、是非、直接ご来場、トライしてみて下さい。

―――――――――――――――――――

『満員御礼!京都大学レジリエンス・フェスティバル2022 ~多くの国民が今、本格的に「ニッポン…マジ、ヤバイ」と思い始めている~』

このメルマガでもご紹介しましたが、今週土曜日26日の、午後1時~7時まで、京都大学にてレジリエンス・フェスティバル2022を開催いたします!
http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/resilience/festival2022.html

このフェスティバル、という呼称は、京大の学園祭「November Festival」(通称NF)から拝借したもの。今年のNFは実は19日からはじまり、本日22日に最後の盛り上がりを見せる最終日、となっています。京大の学祭=フェスティバルはもちろん、何でもありで、学生が好き勝手に(もちろんコンプラの範囲でw)何でもやってもいい、って事になっているのでフェスティバル、っていう事になっているわけですが、その勢いで、日本のあらゆる危機について考えようじゃないか、っていうのがレジリエンス・フェスティバルです。

で、ご登壇いただくのは、各界を代表する論客の皆さん。代表的な方のお名前だけご紹介すると……

「外交・安保」については、あの国際政治アナリストの伊藤貫先生、
「自然災害」については、火山研究の大家で、いつもパンクな出で立ちの鎌田浩毅先生、
「パンデミック」については、コロナについての強力なイデオローグである一方で、ウイルス研究界における世界的に有名な研究者であられる宮沢孝幸先生、そして、
「経済」については、クライテリオンの編集委員の柴山桂太先生と、新進気鋭のエコノミストであられる森永康平先生のコラボに、同じく編集委員の文芸批評家の浜崎洋介先生にご登壇いただく予定です。

で、僭越ながら、全セッションについて、当方が司会差し上げる予定にしています!

……ということで企画してみたものの、「レジリエンス」(強靱性)、なんていう地味な話ですから、どれくらいの方にお越しいただけるのか、大層心配していたのですが、先週末の時点でなんと、予定していたキャパ200人に到達しました!

ついては、今回のフェスティバルは今の所、受付は締め切り、とさせて頂きました。

参加登録頂いた皆様、本当にありがとうございました!

……ということで、今からでは、事前予約が出来なくなってしまったのですが……、当日の様子は全て、表現者クライテリオンチャンネルに開設した下記サイトから、リモートでご視聴頂けます!

https://www.youtube.com/watch?v=jc3-WjWU1oU

当日ご参加頂けない方は是非、上記サイトから当日のフェスティバルの様子、御参照頂ければ幸いです!

いずれにしても、これだけたくさんの方に、京大のレジリエンスなる少々堅めのシンポジウムにご参加頂ける、というのはやはり、今の多くの日本国民が、今の日本がホントにヤバイことになっている……ということを、本能的に理解しつつあることの証左なのではないかと思います。

デフレ不況が続いているだけでも日本は危機だったのに、
バカみたいに二度も消費税を増税し、さらに経済がボロボロになっている中、
コロナの危機が訪れ、
そのコロナに対する過剰自粛による社会経済破壊が横行し、
その疵が癒えないうちにウクライナで戦争がおこって、
その煽りを受けて物価が高くなり、
円も安くなってさらなる物価高になっていく一方で、
尖閣の地政学的危機が高まり、
北朝鮮に核ミサイルを撃ち込まれるリスクも日に日に高まり、
もう日本はダメだという状況に至っているのに、
岸田総理の無為無策故に財務省が暴走し、
防衛増税が徹底的に進められ、日本経済がさらにさらに破壊されつくされる事態に
立ち至りつつある……

というのが、今の日本の実情です。

これを危機といわずして一体何を危機と言うべきか……というほどの危機状態。

こんな状況なんですから、いくらなんでも一般の方も、そのヤバさに気が付くだろう、という状況になっているわけです。

ところが驚くべき事に、こうした危機に対処すべき我が国リーダーは
一切何も考えず、そんな危機なんてほったらかして「内閣改造」を考える程に、
自らの政権延命のことだけを考えている……という始末

まさに日本最大の危機の源が、習近平でもプーチンでも金正恩でもバイデンでも南海トラフ地震でも首都直下地震でもデフレでもなくて、岸田文雄、という我が国のリーダーだった、という笑えない状況です。

ホント、文字通り、最悪中の最悪状況にあるのが今の日本なわけですが……せめて、フェスティバルで大いに盛り上がりながら、これについてどうやっていくべきか、あれこれ考えて見よう!!!というのが、今回の京都大学レジリエンス・フェスティバル2022、というイベント。

当日ご参加頂けない方は是非、動画配信で生参加頂ければ幸いです。
https://www.youtube.com/watch?v=jc3-WjWU1oU

どうしようもない時代ですが、諦めれば終わりますが、諦めなければいつまででも戦い続けることができ、生き続けることができます。

是非、前を向いてあれこれ考えて参りましょう!

では、よろしくお願いします!

追伸1:フェスティバルの生配信は、「クライテリオン・チャンネル」の下記アドレスから。
https://www.youtube.com/watch?v=jc3-WjWU1oU

もしチャンネル登録が未だの方はこれを機会に是非、下記よりご登録下さい!
https://www.youtube.com/@user-jq4uq3wc2v

追伸2:メールマガジン『藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~』では、(ほぼ)毎日、メルマガ記事を配信しています。
https://foomii.com/00178

例えば、下記の様な記事を配信しておりますので、ご関心のものございましたらこの機会に是非、ご登録下さい。

『朝まで生テレビ』にて経済政策の大転換!(パート2) 『賃金が上がらない2つの理由』について与野党間で概ね合意!
https://foomii.com/00178/20221121231813102230

大分シンポジウムで改めて認識した『交通インフラが、文化と歴史と風土を全く違ったものに変える』という真実。
https://foomii.com/00178/20221120211350102183

『朝まで生テレビ』にて経済政策の大転換!『経済が十分成長するまで「積極財政=財政赤字の拡大」の継続が必要』について七与野党討議で概ね合意!!
https://foomii.com/00178/20221119132624102144

今から、朝生に出て、今の政府の経済対策じゃぁ、日本は地獄行き確定っすよね……って話を致してきたいと思います。よろしくお願いします。
https://foomii.com/00178/20221118204649102116

『永田町が腐敗していたとしても、永田町で政治を頑張ってもらわねば日本に未来はない……だとすればどうすればいいのか?』について。
https://foomii.com/00178/20221117100000102028

『安倍晋三元首相は国債で防衛費増を提案。しかし死去後は下火になり、増税論が台頭している』件について
https://foomii.com/00178/20221116090054102001

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【藤井聡】満員御礼!京都大学レジリエンス・フェスティバル2022 ~多くの国民が今、本格的に「ニッポン…マジ、ヤバイ」と思い始めている~への2件のコメント

  1. 利根川 より

     三橋TV視聴しました。久々のご登壇ということで。
     日本の政治家の特徴として

    需要というものが奪ったり奪われたりするものだという認識が無い

    と言うのも、日本の場合「右も左も平和主義」だからということでした。世界には悪人などおらず平和を愛する諸国民しか居ない。だから需要の収奪といった酷いことを仕掛けてくる者などいるはずがない、ということだそうです(苦笑い
     ここで言う平和主義というのは

    「平和を愛し、平和のために戦う」

    と言うことではなく

    「戦争は怖いから戦争のことは考えない」

    という意味での平和主義ということで。
     尖閣事件が起きたのはGDPで日本が中国に抜かされた正にその時でした。なので、GDP(生産能力)をあげることも国防にとって重要なことなわけですが、

    「世界は平和でわざわざミサイルを飛ばしてくる奴など居ないのだから経済成長も必要ない」

    と。だから「貧しくとも心の豊かさを求めましょう」とかトンチンカンなセリフが飛び出してくるわけだ。貧しさの程度にもよりますが、本当に困窮していたら余裕(心の豊かさ)なんてかましていられないでしょう。

    「みんな平等に貧しくなりましょう」

    とか言っていた有識者を知っていますが、そんな彼女はけっして貧しくはないという。

    「平和ならば軍隊も必要ない。国境を護る軍隊が必要ないなら、国境も必要ない。国境が必要ないなら食料などわざわざ自国で作らなくても世界のどこかから買ってくればいい」

    そんなことをやってきたせいで、今現在、輸入品が減少したことでコストプッシュインフレに悩まされているわけだ。なるほどね~。
     この間「農業国防研究所」の方の動画を見ましたが

    日本の乳業が衰退し、国産のチーズやバターが作れなくなると、日本人の乳製品の需要は海外の乳業メーカーに奪われる

    ということですが、右も左も

    「現実は見ない方針」

    の政治家ばかりではどうにもならないわけだ(苦笑い
     ところで、私も最近ようやく分かってきましたが、

    人間は理屈に合わないことをする生き物

    だということです。要は、リアリズムに生きる生き物ではなく、ユートピアニズム(思想)で動かされる生き物だと言うこと。
     理屈で考えれば、現在、コストプッシュインフレに見舞われているのは

    半導体も食料も自国で作るのをやめて海外から輸入するようになった居た所に、パンデミックや戦争で海外からの供給が途絶えて品薄になったから

    なので、解決策は

    ・短期:物価高是正のため消費税廃止ないし減税

    ・長期:政府による支出で輸入品の国産化を進めること

    になるわけですよ。でも、

    とある自民党議員「俺が苦労して導入した俺様の功績である可愛い可愛い『消費税ちゃん』を亡き者にしようなど言語道断」

    経済学者「市場原理にまかせればすべてうまくいく。汚い人間の意志を美しい市場原理システムに介入させるなど許せん。日本の乳業が衰退するなら、それが市場原理の決めたこと。市場原理は絶対」

    ということでね。
     考えてみると、大東亜戦争(第二次大戦)も、当時の日本は石油の9割をアメリカから輸入していたし、陸軍情報機関「秋丸機関」も生産能力的にも日本はアメリカには勝てないと報告していたにも関わらず日本はアメリカに「勝てる気で」挑んでしまった。
     プーチン大統領にしても、強いと言われていたロシア軍をもってしてもウクライナ全土を掌握し続けるには兵力が足らない。にも関わらず開戦に踏み切ってしまった。
     
    人間は理屈に合わないことをする生き物なのだなあと。

    だからこそ金本位制(貨幣のプール論)から現代の貨幣システム(信用創造)にチェンジしていくのは大変なんでしょうね…
     おそらく、理屈ではなく中国や北朝鮮の独裁者は「日本単体ならいつでも行ける」と自信を持ってしまっているように思います。まあ、実際、アメリカが引けば軍事力の行使などしなくても日本は媚びてくると踏んでるんでしょうね。現在のアメリカは大分断して自分のことで手一杯でしょうしね。独裁者が

    「イケる」

    と思う要素はたくさんあります。だいたいは独裁者も、その取り巻きも好材料を見る傾向にあるみたいですしね。(それでドツボにハマっているのがプーチン大統領とその取り巻きでしょう
     結構、マズイことになっている気がしますね

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      1. 利根川 より

         ところで、未だにコストプッシュインフレとデマンドプルインフレの区別もついていない人が居るというのは、かなりキツイですね。
         最近ではTVですら”輸入価格高騰によるインフレ”と説明しています。
        日本の場合、

        景気がよくてモノやサービスの売れ行きがいいから物価が上がっている(=デマンドプルインフレ)

        わけではないんですよ。なので、対策は簡単で、上で書いたように政府による財政出動で済んでしまう。
         アメリカの場合、コストプッシュインフレとデマンドプルインフレが同時にきてしまっているので、日本よりもはるかに対応が難しいわけですよね。
        で、アメリカの場合、デマンドプルインフレでもあるわけで減税策や政府支出による救済などしたら「余計にインフレになっちゃうだろ」となるわけですが、やらないわけにはいかないんだなこれが。
         そもそも、なんで過剰なインフレがダメなのかというと、どんどんモノやサービスの値段があがっていくとデマンドプルインフレの場合はお給料も上がっていくわけだが、そのお給料の上がり方にもピンキリあって、低所得層の方が飢えて死んでしまう場合があるわけですよ。
         寒い方の国であれば

        「このまま飢え死にするくらいなら隣の家に押し入って…」

        とかなってしまうので、インフレだったとしても政府支出を増やさねばならない局面もあるわけです。
         そもそも、物価の調整は国民の生命と財産を守るために行うことなのだから

        物価の調整のために国民を犠牲にしていたら本末転倒

        なわけです。
         で、コストプッシュインフレとデマンドプルインフレが同時進行している中、富裕層に金融バブルや不動産バブルを起させないようにしつつ困窮している国民に対して政府支出をして助けるというのは挙国一致でやらないといけないことなんですが、どこの国も大分断しちまってるというわけですね(苦笑い
         日本はコストプッシュインフレだけしか起こっていないのだからサッサと対応していただきたいのですが、

        とある自民党議員「俺が苦労して導入した俺様の功績である可愛い可愛い『消費税ちゃん』を亡き者にしようなど言語道断」

        経済学者「市場原理にまかせればすべてうまくいく。汚い人間の意志を美しい市場原理システムに介入させるなど許せん。日本の乳業が衰退するなら、それが市場原理の決めたこと。市場原理は絶対」

        理屈じゃないっていうのは「これもうどうしたらいいのか分からんね」

        返信

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