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日本経済

2019年9月11日

【藤井聡】『ホントに国土は強靱化できるのか』・・・について「日記」を書きました。

From 藤井聡@京都大学大学院教授

こんにちは、
表現者クライテリオン編集長、
京都大学教授の藤井聡です。

突然ですが、この度、新しい情報配信として、

藤井聡・クライテリオン編集長日記
~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~

https://foomii.com/00178/

を始めることとしました。

本メルマガの趣旨は、

「そもそも当方は、大学で勤務する傍ら、政府・行政関係やテレビや雑誌などのメディアの仕事、海外も含めたいろんな土地を周遊したり視察や本や雑誌、映画等々に触れる―――といった日常を送っておりますが、このメルマガは、そんな日常の風景を語りながら、社会や文化から政治や経済に至るまであれこれとお話ししていこう、というもの。」
https://foomii.com/00178/ より引用)

・・・であります。

一般的には、ブログなどで、
そうした情報を配信することもあろうかと思いますが・・・

『当方、大学教員という立場上、
 あまりに砕けた私的な話を書き連ねる

 「ブログ」などをやっていくのはいかがなものか―――
 とも思い、これまで自重してきた』
https://foomii.com/00178/ より引用)

のでありました。

ただ、読んでみたい、という一部の方対象になら、
そうした情報も配信してもよいのでは・・・
という趣旨にて、本メルマガを始めた次第です。

ちなみに、第一回目は、

『道後温泉をアニメでラッピング!? 
 上下(かみしも)忘れた日本行政の末路。』

というお話。

これは先週末に訪れた、
オオクニヌシノミコトからの
伝統ある道後温泉の本館が、
何の因果か、手塚治虫のアニメ「火の鳥」
ラッピングされてたんですが、
「こりゃ、いかがなものか・・・」
という話から、
日本の行政決定プロセスの劣化ぶりを批評した
お話を書いてみました。

また、今週金曜日は、

『今のままじゃ、
 日本の国土の「強靭化」なんて絶対に無理・・・というお話。』

を配信予定です。

今週月曜日に、
当方が座長を仰せつかっている、
政府の国土強靭化行政の方向を議論する
「ナショナルレジリエンス懇談会」
があったのですが・・・
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/resilience/dai50/sidai.html

この時の議論これまでの6年間の強靭化行政の展開を振り返りながら、
これまでのやり方を続けていては、
国土がホントに強靱化するなんて、できないのではないか・・・
というお話を、率直に記載いたしました。

なぜそう言えるのかと言えば、

1)国土強靱化の一丁目一番地は
東京一極集中の緩和
(あるいは、自律分散協調型国土の形成)

2)しかし、安倍内閣下で、
東京への「超過流入人口」は
年間10万人から13万人以上に拡大している!

・・・からです!

このままじゃぁ、国土強靱化なんて絶対できませんよね。

もちろん、今なお進む、
東京への人口集中が止められればいいんですが・・・

当方の個人的見解としては、
どうやらそれも難しそうだ
っていうのが現状なわけです。

もちろん、筆者は、
東京からの分散化を目指していますが、
それ以前に、
「東京への人口集中に歯止めをかける」
くらいの対策を、
全力で進めようとしていますが・・・・

それができ「そうか」、できなさ「そうか」
っていうお話しは、あくまでも
個人の「主観」の問題になりますから、
この公開メルマガでお話しするのは回避しつつ、
ご関心の方だけがご覧頂ける、
こちらのメルマガにてお話ししたいと思います。
https://foomii.com/00178/

#なお、「できそうか/できなさそうか」の
「客観的証拠」がでてくれば、
是非、本メルマガで紹介したいと思います!

・・・などなど、
プライベートから政治の現場に到るまで、
これからもいろんな「日常風景」を取り上げつつ、
普段、なかなか書きづらいテーマについて
あれこれ、「批評」して参りたいと思います。

ご関心の方は是非、ご登録ください!
https://foomii.com/00178

以上、ご紹介まで!

追伸1:

本メルマガ、ならびに、クライテリオン・メールマガジンでは引き続き、一般の方に是非知って頂きたい「客観的事実」「社会科学的批評」を中心に情報配信をして参りたいと思います。引き続きよろしくお願いします!

https://the-criterion.jp/mail-magazine/m20190909/

追伸2:
今週の週刊クライテリオン・ラジオは、こちらにアップしております。是非、お聞きください!
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1212&v=qt_FBvsOO08

追伸3:
ちなみに、この時かけたSummer Time Bluesは、今週末に収録した「LIVE版クライテリオン、藤井聡のもっとあるがままラジオ&LIVE」にて、京都のライブハウス・アックンズにて、三沢カヅチカwith friendsの皆さんに演奏頂きました! そのLIVEの様子は、来週以降、二回に渡ってお届けします!乞うご期待!
https://www.kbs-kyoto.co.jp/contents/information/2019/info_091276.htm

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【藤井聡】『ホントに国土は強靱化できるのか』・・・について「日記」を書きました。への6件のコメント

  1. たかゆき より

    「算盤」の上手な 学者

    メディアに 露出したがる学者

    信用に値しない、、

    仰っていた 学者

    小生は 心酔する アホ

    ございます 失礼 

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  2. コメント非表示でお願いします より

    Modern Money Networkと言う所とMMT発起者のミッチェル教授が、日本の保守系がMMTに関わることに対して声明を出してるようですね。
    「琉牛牛」さんと言うツイートを参照してください。

    彼らは藤井教授や三橋さんが誠実に対応していることを知りません。
    彼らは日本の保守系が、彼らの思っている差別主義者で急進的な右派でないことを知りません。
    彼らは自民党の現政権がどういった状況かは知りません。
    ケルトン教授の翻訳も曲解されていると考えいてるようです。

    薔薇マーク運動の支援にはこれからも関わるようですが、彼らよりもMMTに理解を深めているのは藤井教授の方だと思いますが、悲しい事ですね。

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  3. たけちゃん より

    藤井先生はウソつきアベに騙され続けただけですよ。
    三橋先生も騙されて、デブ社長も騙されて、
    日本会議の偽日本人には誰一人反逆出来ないママ
    ユダ金支配が強化されるって事で事でオッケー、、、
    FUCK!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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  4. 大和魂 より

    財務省とその関係者に追随する政治の腐敗を目の当たりにすれば、普通の神経なら藤井先生方の振る舞いは当然のこと。それになんだかんだしてもその背後には国際政治とそれに連なるZなのだから、それだけ容認するは、馬鹿野郎でしかありません。結局人事を尽く為て天命を待つしかないです。

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  5. 利根川 より

     今朝の新聞の一面に電力復旧2週間と見出しがあってびっくりしました。
     東日本大震災の時も長期停電や輪番停電はありましたが、まさか台風でここまで長期停電になるとは。
     思えば、昔から電線の地下埋設について、防災面からも景観面からもやる必要があるのではないかという話が度々上がっていました。
    (お金がもったいないということで、毎回却下されていたような気がする)
     今回、電力復旧が遅れている背景には、老朽化した鉄塔の崩壊や電線に倒れ掛かっている倒木の処理、また、被害エリアまでの道が不通になっているなどの影響からだそうです。
    (法律上、電線に引っかかった倒木の処理は電力会社が担当せねばならないのだそうで、これも足かせになっているとの事)
     考えてみれば、日本は台風の通り道ですし、山林も多く、倒木被害も多いのだから出来るのであれば地下埋設というのもありなのではないのでしょうか。
     こういった事は素人が判断すると酷いことになるのは一連の「構造改革」で嫌というほど思い知ったので、東日本大震災以前から一貫して災害対策の強化を訴えておられた藤井聡教授の意見や、現場の技術者の方の意見もお聞きしてみたいです。
    (落ち着いたらお願いしたいです)

     あと、断水も起こっているそうですが、水道民営化(しかも、コンセッション式)などやって大丈夫だったのでしょうか。
     海外では、水道民営化による水道料金高騰と水質悪化で、結局、再公営化が進められているそうですが、この海外の失敗例をなぜ日本が後追いで行ったのかいまだに納得できる理由を政治家の口から聞けていません。
     技術もある、道具もある、お金を払ってくれる人がいないから出来ない、ということであれば、政府がお金を出せばいいのではないでしょうか。

    政治家「そんなことしたら財政破綻してしまうだろうが」

    何度でも言いますが、日本国債の格付けが発展途上国のボツアナより低く評価された際、財務省は格付け会社に対し次のような意見書を送っている。

    「日・米など先進国の自国通貨建て国債のデフォルトは考えられない。デフォルトとして如何なる事態を想定しているのか」2002年4月30日

    財務省自らが、財政破綻など起こりえないと言っています。
     いま、災害対策をしておけば、今を生きる人の被害も減らせるし、未来の人の安全も高まります。しかも、これをやっても財政破綻などしない。
     なぜやらないのでしょうか。
     

    日経新聞「クニノシャッキン1000兆円だから重い判断すべきー」←見捨てろってこと?
    (元記事:国と地方を合わせた借金が1千兆円と財政が厳しく社会保障も膨らむなか、巨額投資によりインフラをどこまで維持していくか、重い判断が迫られる 日経新聞電子版 2019/9/14)

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  6. 斑存・不苦労 より

     何か書こうとして忘れ、ふと思ったのは省名を大蔵から財務に替えた、この意味はデカ(福岡或いは九州には容量は同じデモ、デカ牛乳と言う名称の牛乳が有ります。どうデモいいけど。)過ぎる気がしました。
    やっぱりあの頃のノーパンしゃぶしゃぶ事件での官僚叩きはその為の布石で仕組まれたモノだった気がしてなりましぇん。
    やっぱりFBI やMI6が日本国内でバイオレンスなカッコイイ暗躍をしても表沙汰になるわけがないのです。やっぱり進次郎はスパイのクルーの一員なのであります。
    もう日本の環境はズタズタに壊されます。進次郎の影の高笑いが聴こえます。
    ヌハハハハヒハヘハヒハハヒハハヒハヒハハハヒハフハハハハハハハヒハヒヒハハハハ 
    失礼しました。デモ現実も面白いのかも知れない。

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