From 三橋貴明
【近況】
というわけで、昨日の「MMTポリティクス
~現代貨幣理論~ 第二回」の撮りで、
MMT週間は終わりです。
まあ、その直後に三橋経済塾第八期
第七回講義がありましたが。
MMT週間のクライマックスであった、
スティファニー・ケルトン教授の来日では、
ハイレベルな同時通訳、史上初の議員会館からの
パブリックビューイング、さらに民放で超メジャーな
ドキュメントを製作しているチームによる撮影など、
できる手は全て打ち尽くしました。
というより、打ち尽くすことができました。
これもすべては「ケルトン教授招聘プロジェクト」に
ご寄付下さった皆様のおかげです。
ありがとうございました。
関係者の皆様、それに高家さん、
お疲れ様でございました。
個人的に一番興味深かったのは、
三橋TV「【三橋貴明×ステファニー・ケルトン】
MMTと日本経済の謎」の中で、
「クラウディングアウトは
間違っているという認識でよろしいですか?」
という三橋の質問に対し、ケルトン教授が、
「completely wrong(出鱈目)です」
と全否定し、その後、
「経済学者は円のプールがあると考えており、
政府が借金すると残りのおカネが少なくなり、
金利が上がり、企業がおカネを借りられなくなり、
投資できず、経済成長率が低迷すると言っていますが、
そんなことは起き得ないのです。
何しろ、政府が借金すると、民間の貯蓄は増えるんです」
と、三橋と同じ「おカネのプール論」のレトリックを使い、
いかに主流派経済学が
「completely wrong」なのかを説明されたシーンです。
ちなみに、三橋は対談のシナリオは書きましたが、
先方に送ったのは質問部分のみで、
ケルトン教授の箇所は全て
「Kelton: (Reply)」「Kelton: (Comments)」とし、
回答はお任せいたしました。
事前に「おカネのプール論」等について
議論したわけではないのです。
今回のケルトン教授招聘が、日本の宿痾たる
緊縮財政打破の「蟻のひと穴」になればと、
一日本国民として、
「ケルトン教授招聘プロジェクト」代表として、
心から願っています。
◆経世史論において、中野剛志氏との対談コンテンツ「歴史とナショナリズム」がご視聴可能です。是非、ご入会下さい。(8月15日まで限定公開です)
http://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/
【三橋貴明×中野剛志「歴史とナショナリズム」】
http://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/2019/06/15/video/
◆経営科学出版「知識ゼロから分かるMMT入門」が刊行になりました。
https://38news.jp/38MMT/MT_TV/
ケルトン教授招聘プロジェクトにご寄付下さった方及び月刊三橋会員の皆様には、月末に特別価格でご案内が参ります。上記URLからのご購入はお控え下さい。
◆ビジネス社「米中覇権戦争 残酷な未来透視図」が刊行になりました。
https://amzn.to/2UEWkYK
◆週刊実話 連載「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」 第329回 MMTと資本主義
なお、週刊実話の連載は、以下で(二週遅れで)お読み頂くことが可能です。
http://wjn.jp/
◆メルマガ 週刊三橋貴明 Vol530 国民経済のシンク(水槽)
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
スティファニー・ケルトン教授の「国民経済のシンク(水槽)」のたとえは、経済と財政、政府の役割を説明する上で最も分かりやすく、しかも印象的です。政府支出、徴税、デフレ、インフレ、経済成長を一枚の図で完璧に正しく説明している優れものです。
◆メディア出演
三橋TV、続々リリースされています。
三橋TV第114回【公開収録で出席者から質問を受けてみた】
https://youtu.be/NtvC5ottFRE
【三橋貴明×ステファニー・ケルトン】概論、MMT(現代貨幣理論)
https://youtu.be/sJG7gqRbsAI
【三橋貴明×ステファニー・ケルトン】MMTと日本経済の謎
https://youtu.be/1GmSBTFKeKo
7月19日(金) チャンネル桜「Front Japan 桜」に出演しました。
「【Front Japan 桜】ケルトン教授が明かした政府支出と税金の真実 / 国民の手で拉致問題解決を!!~『めぐみへの誓い』映画化[桜R1/7/19]」
https://youtu.be/ywx-vplOG60
◆三橋経済塾
令和元年7月20日(土)三橋経済塾第八期、第七回対面講義が開催されました。
https://members8.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?page_id=75
ゲスト講師は 施 光恒先生(九州大学准教授)でした。インターネット受講の皆様は、しばらくお待ちくださいませ。
◆チャンネルAJER
今週の更新はありません。
【今週のNewsピックアップ】
ケルトン教授の図をアレンジしてみた
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12495545638.html
【三橋貴明×ステファニー・ケルトン】MMTと日本経済の謎
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12495894211.html
【三橋貴明】ケルトン教授の「おカネのプール論」への1件のコメント
2019年7月22日 9:32 AM
国政選挙も終わり計画に従い、これから米国の富が発表されます。またケルトン教授の帰国と同じく、ハガティ大使の離任もされたようです。そうですこれが米国の流儀で、トランプ大統領も此までの政権と何ら変わりなく結局、米国国民のためではなく私腹を肥やす戦略を取りました。これが意味するのが、有志連合と称するパワハラの構造であり、日本の自立を妨げる試みでしょう。因みに我が国も税収は上げても、一部だけが私腹を肥やす プールとなって、これから更に肥大化すると共に、国民の貧困化が顕著になり亡国向かう公算です。
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