日本経済

2019年10月30日

【藤井聡】『MMTによる令和「新」経済論』を出版しました。是非、お読みください!

From 藤井聡@京都大学大学院教授

 

この度、今の日本に、
如何なる公共政策(財政・金融・インフラ・税・貿易政策)
が求められているのかを、
「MMT(現代貨幣理論)」に基づいて
包括的に論じた書籍、

『MMTによる令和「新」経済論』
https://www.amazon.co.jp/dp/4794971583

を出版いたしました!

これまで、MMTについて日本語で読めるテキストは
いくつか出版されていますが、本書は、

【1】「MMTの基礎理論」
  (貨幣とは何か?)

を論ずるだけでなく、

【2】「MMTの政策思想」
  (MMT論者達は、どういう国を作ろうとしているのか?)

を解説するとともに、それらを全て踏まえた上で、

【3】「日本におけるMMT実践論」
  (具体的に今の日本経済をどうしていけばいいのか?)

を包括的に論じている点に特徴があります。

あわせて、本書では、

【4】MMTについての「ありがちな批判・誹謗中傷」
  に対する「標準的な反論(集)」

をたっぷりとした紙面を使って解説しています。

MMTについての書籍の中には、
『あからさまなMMTについての「誤解」や「無理解」』
に基づいたトンデモ本の様なものもあるようですが、
きちんとしたMMTについての書籍の中でも、
【1】【2】を踏まえたうえで【3】【4】を論じている
と言う点が、本書の特徴だと考えています。

ついては、ランダル・レイの書籍をはじめとした
きちんとしたMMTの書籍をご覧になった皆様方も是非、
本書をご一読いただきたいと思います。
https://www.amazon.co.jp/dp/4794971583

ところで、MMTについて理解しようとする場合、

【1】「MMTの基礎理論」

から始めるのが一般的ですが、
しばしば、基礎理論が理解し難く、
「挫折」する方もおられると耳にします。

ついては、本書では、一般的なマスメディアや
ネット記事でMMTがどのように扱われているのかを論ずる

【4】MMTについての「ありがちな批判・誹謗中傷」
  に対する「標準的な反論(集)」

から論じ始めています(第一章、第二章)

そして、それを論じた上で、
同じくしばしばメディアやネット上で論じられている

【3】「日本におけるMMT実践論」

第三章で論じました。そしてそれを論じながら、

【2】「MMTの政策思想」

を紹介/解説するという構成にいたしました。

ご案内の通り、MMTは、
頭ごなしに否定する人や
蛇蝎のごとく忌み嫌う方々が多いのですが
実を言いますと、ここまでの議論は
そんなMMTを本能的に嫌う人々、
例えば「平均的な経済学者」の皆さんでも、
十分に抵抗感なく、
普通にご理解いただける内容となっています。

何といっても、以上の議論のベースにあるのは、
財務省が公表している
「日・米など先進国の自国通貨建て国債のデフォルトは考えられない。」
という公式見解を、全ての議論の出発点にしているからです!
https://www.mof.go.jp/about_mof/other/other/rating/p140430.htm

ただし、なぜ、財務省は、
「日・米など先進国の自国通貨建て国債のデフォルトは考えられない。」
と、ここまで強く断定しているのかと言えばーー-
やはり、MMTの基礎理論である、
「現代の貨幣とは何か?」
をしっかりと理解することが必要となります。

ついては本書では、この最後の段階の第4章にて
【1】「MMTの基礎理論」
を詳しく論じることとしました。

ここまで読み進まれた読者は、
MMTの実践面を理解されていますので、
MMTの基礎を「すんなり」とご理解いただける筈です。

それはちょうど、
ある程度ゴルフスウィングの練習をしてから、
最後に、その基礎理論、つまり「理屈」の話を聞くと、
「すんなり」と理解できるのと、
似た話ではないかと思います。

そして、最後のとりまとめ(第五章)にて、
現時点での「政治状況」も踏まえた上で、
どのような政治的実践が必要なのかを、
さらに具体的に改めて論じました。

ついては、本書は、
MMTや経済について何も知らない人でも、
逆にMMTを一定、理解されている方でも、

そして、
MMTの事が「嫌いな人」でも、
最初から最後まで「普通」にお読み戴ける本

になったのではないかと、思います。

是非、MMTのみならず、
「経済そのもの」にご関心の方は是非、
ご一読頂きたいと思います。

どうぞ、よろしくお願いいたします!
https://www.amazon.co.jp/dp/4794971583

追伸1;
オープンのメルマガではなかなか論じきれない、内容を今、こちらでお話ししております。『藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~』是非、ご購読ください。
https://foomii.com/00178

追伸2;
ビルミッチェルを招聘したMMT国際シンポジウム(11月5日@国会議員会館、主催:京都大学レジリエンス実践ユニット)がいよいよ来週となりました(京都のセミナーは今週末です!)。下記ご参照の上、是非、ご参加ください。
http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/resilience/mmtsympo_201911.html

関連記事

日本経済

【藤井聡】緊急事態が一月伸びた今こそ、落ち着いて「出口戦略」を考え始めましょう ~キーワードは「半自粛」~

日本経済

【平松禎史】「霧につつまれたハリネズミのつぶやき」第六十一話:『「わたしたちの血税」感覚が自分の首を絞める』

日本経済

【三橋貴明】現代貨幣理論が日本を救う

日本経済

【藤井聡】オリラジ中田のナイスプレー。令和の政策転換(ピボット)に兆しアリ!?

日本経済

【三橋貴明】MMTの新たなレンズ

【藤井聡】『MMTによる令和「新」経済論』を出版しました。是非、お読みください!への1件のコメント

  1. コメントに返信する

    メールアドレスが公開されることはありません。
    * が付いている欄は必須項目です

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です

名前

メールアドレス

ウェブサイト

コメント

メルマガ会員登録はこちら

最新記事

  1. コラム

    【小浜逸郎】新型コロナ、10のウソ

  2. 政治

    【室伏謙一】新嘗祭を起点に誤った「当たり前」による支配...

  3. 政治

    【三橋貴明】国民を救うための自由裁量権

  4. 政治

    【三橋貴明】リモート講演のご提供を開始しました

  5. 政治

    【施 光恒】ナショナル派とグローバル派

  6. 日本経済

    【藤井聡】今必要なのは、「公衆免疫」強靱化論です。是非...

  7. 政治

    【三橋貴明】扇の要である緊縮財政

  8. 政治

    【三橋貴明】カジノ・プロジェクトが動かす政治

  9. 政治

    【小浜逸郎】アメリカ大統領選の背後に蠢くもの

  10. 日本経済

    【藤井聡】『「自粛」と「緊縮」で日本は自滅する』を、都...

MORE

タグクラウド