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2019年4月7日

【三橋貴明】令和の政策ピボット(前編)

From三橋貴明

【近況】
新たな御代において、
政策のピボット(転換)を求める国民プロジェクト
「令和の政策ピボット」をリリース致しました。
https://reiwapivot.jp/

日本の「平成時代」は、
消費税導入(89年)を皮切りに、
ひたすら続く緊縮財政。

同時に、日米構造協議(同)以来の
アメリカからの構造改革要求を受け、
〇 緊縮財政
〇 規制緩和
〇 自由貿易
という、グローバリズムのトリニティ(三位一体)が
延々と繰り返される時代でした。

グローバリズムのトリニティとは、要するに、
「政府は国民のためにおカネを使いません。

代わりに、民間企業の
ビジネス拡大のみを図り、外資にも開放します」
という話になります。

つまりは、徹底的な「小さな政府」化です。

政府を小さくしたとしても、
公共サービスの需要は残ります。

そこに「ビジネス」が新規参入し、
誰かがボロ儲けをするという構図です。

例えば、「国の借金で破綻する!
もはや公的医療は拡大できない!」と、

出鱈目な緊縮路線を進むと、
新たな治療や薬が保険適用されなくなります。

すると、「政府はもう保険を提供できない。
これからは民間で」と規制が緩和され、

保険サービスが「ビジネス」を拡大。

もちろん、外資規制などはなされないため、
アメリカの「あの」保険ビジネスの連中もボロ儲けというわけです。

この手の「緊縮財政」「規制緩和」「自由貿易」のトリニティにより、
徹底的に国民が痛めつけられたのが平成という時代でした。

「特定の誰か」のビジネスを拡大し、
利益最大化を可能とすると同時に、
国民の安全は守らない。
公共サービスを、ひたすら切り売りしていく。

日本国民の実質賃金は15%も減り(対97年)、

同時に農協改革、種子法廃止、
水道の民営化(コンセッション)、移民受入、
電力の発送電分離、派遣労働の拡大、
漁業法改訂、カジノ解禁、
FIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)など、

国民の犠牲の上で「特定の誰か」の
利益最大化を実現するための
構造改革ばかりが進むことになりました。

反対側で、将来の安全や繁栄のために必要な
国土強靭化、第二国土軸建設、新幹線や高速道路の整備、
ILC(国際リニアコライダー)など

科学技術振興、大学の運営費交付金、
防衛力強化、教育の充実、
医療・介護サービスの拡充のためには
全くおカネが使われない。

緊縮財政路線が続いている以上、
当然と言えば当然ですが、
御代替わりを受け、
わたくし共は「平成政治」からの決別と、

〇 反・緊縮財政
〇 反・グローバリズム
〇 反・構造改革の

の三つを基本方針に、
政策転換を実現するための国民的な運動
「令和ピボット」を幅広く日本国民の皆様に
呼びかけることに致しました。

我々の子供たち、孫たち、あるいはその先の
「将来世代の日本国民」のために
繁栄した日本国を残すために、
是非とも「賛同者」宣言を。(お名前は公表されません)

【令和の政策ピボット】
https://reiwapivot.jp/

◆彩図社「亡国のメガロポリス」が刊行になりました。
https://amzn.to/2F5nqi3

◆ビジネス社「米中覇権戦争 残酷な未来透視図」が予約開始になりました。
https://amzn.to/2UEWkYK

◆週刊実話 連載「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」 第315 MMTという黒船の上陸(前編)
なお、週刊実話の連載は、以下で(二週遅れで)お読み頂くことが可能です。
http://wjn.jp/article/category/4/

◆メルマガ 週刊三橋貴明 Vol515 MMTと税金の役割
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
結局、国民がMMTや財政について正しく理解できないのは、税金について「政府の支出の財源」と勝手に思い込んでいるためなのだと思います。
というわけで、今回は税金の「正しい役割」について解説しました。

◆メディア出演

三橋TV、続々リリースされています。

三橋TV第72回【財務省のPB黒字化路線の狂気】
https://youtu.be/7mJuDtPfjgA
三橋TV第73回【カテゴライズと革命、そして伝統】
https://youtu.be/wC1A-sSS0Nk
三橋TV第74回【高家さんは福沢諭吉に会えないと寂しがる】
https://youtu.be/vIeezPAIHA8

4月6日(土) チャンネル桜「日本よ、今…「闘論!倒論!討論!」」に出演しました。
http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1655

◆三橋経済塾

平成31年4月20日(土)三橋経済塾第八期第四回対面講義申込開始致しました。
https://members8.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?page_id=75
ゲスト講師は 佐藤健志先生(作家・評論家)でございます。

◆チャンネルAJER
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【三橋貴明】令和の政策ピボット(前編)への4件のコメント

  1. たかゆき より

    熱力学と 永久機関

    IQ150 もとい 50以下の
    小生でも 財政破綻は ありえない

    そんなこと 直感で理解可能
    なのに

    経済学的熱力学では 
    日本国債による 経済学的永久機関は 存在しない
    とか 、、、

    すくなくても 小生の 2倍
    100くらいの IQは おもちでせう

    優秀な 財務なんたら って

    もしかして 白痴 ですか ♪

    返信

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  2. まったくその通りです。あと別件ですが、藤井聡教授が三橋TVに出演された時に運送業に関する緩和を提言されて実ったことを聞きました。これは平成最後の三橋さん&藤井先生タッグの勲章のように感じました。

    返信

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  3. さちこ より

    私はTwitterすらしてません

    令和の政策ピボットに賛同するだけで何もできないかもしれません

    そんな人間でもいいんでしょうか?

    返信

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  4. 京ちゃん より

    明るい将来を信じんからこそ、人は上を向いてあるけます。絶頂から奈落の底へと落ち込んだ「平成」の代は終わります。新しい「令和」の御代はきっと国民こぞって笑って豊かに暮らせる世の中になることを信じています。腐りきった財務省を叩きのめして、真の「日本国」を取り戻しましょう。

    返信

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