From 浅野久美@月刊三橋ナビゲーター&チャンネル桜キャスター
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2016年はアメリカ大統領選挙の年。11月8日に予定されている投票で、その大勢が決まる。
三橋貴明は、このトランプ氏対クリントン氏の争いを
「グローバリズム対反グローバリズム」の戦いと位置付けるが、
「人類の歴史にも関わる戦い」であるとも語っている。
「自己責任」と「奴隷制」と「富の集中」が融合する世界が勝つのか、
「管理」と「助け合い」と「富の分かち合い」が融合する世界が勝つのか。
さらにはここに「経済学」が絡み合い、アメリカ大統領選挙という場でせめぎ合う。
月刊三橋最新号
「2016アメリカ大決戦 グローバリズムと反グローバリズム、勝つのはどっちだ?」
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乾燥したほっぺに当たる風がひんやりとしてきました。
ご無沙汰しているうちにすっかり季節が変わってしまいましたね。
たびたびこのメルマガに登場させていただく我が家近くのバス停脇には、
梅・桜・紫陽花・くちなし・金木犀・銀杏・椿、
とにかく植物が豊富なお庭がありましてね・・・
この場所は、私が季節のうつろいを真っ先に感じることができる、
いちばんの風流スポットになっているんですよ。
でも、昨日は、バス待ちの間にうっかりギンナンを数個踏んでしまって、
バスに乗ってからスニーカー裏の溝にすっぽりと挟まったギンナンの、
あの独特の香りが放たれて、乗客のみなさんの眉をしかめさせたり、
激しく鼻をくんくんさせる羽目になってしまいました。
まぁだからと言って、
「ギンナンを踏んでしまいまして・・すみません」と
謝罪するほどの責任もなさそうですからねぇ・・
それを言うなら、崎陽軒のシュウマイや、
マックのハンバーガーやポテトの入った袋の方が、
よほどバツが悪い思いをしますもんね。あ、銀だこも。
最近はテロ防止の意識がますます高くなってきたせいか、
乗り物内の「異臭」にはみなさんとても敏感になりました。
以前にも、ここで匂いの強い食品のことを書きましたが、
もっと破壊力の強いアイテム・・・たとえば
おみやげでいただいた、伊豆大島のくさや・・なんかを所持していて、
万が一パッケージから匂いが漏れたりしたら、まぁ
このご時世、間違いなく電車は止まるでしょうね。
あ、電車が止まる、といえば、先日の東京大停電。
都内はダイヤも大幅に乱れ、ホームは大変な混雑でした。
たまたま私はすし詰めの車内で、
酸素を求めて悶絶したくらいで済みましたが、
「電気がない」・・あまりリアリティをもって想像したことのない状況下で、
生まれて初めて停電を経験した、という人も多かったらしく、
広大な被害エリアでは大きなパニックになったようです。
当然、改めて考えてしまうのは、いつか来る大地震。
それは昼間か夜か、真冬なのか夏なのか。
いったい自分はその時どこで何をしているのか・・・頭では何度も想像しました。
でも、その時の恐怖心までは全然シミュレーションが
出来ていないことにはたと気づかされます。
停電くらいで慌てていてはいけないのでしょうけど、
でも、ガスや水が止まることさえそれほど経験のない我々が、
家が燃えたり、建物が崩れたりする様を初めて目の当たりにする時、
どれほど沈着な行動が出来るものなのか。
とにかく、根拠のない「私は大丈夫」だけはやめよう・・ということで、
早速、明日、消火器のチェックと防災グッズの買い替えをして、
地域で配布された防災ノートをじっくりと読むことにいたします。
そして、ベッドの下に、いざと言う時に
ガラスや釘を踏まないように履いて逃げるための
スニーカー(ギンナンがついていないやつ)を常に置いておかなくちゃ、
と心に決めたマイ防災デーです。
子どもの頃は、学校での防災の日避難訓練では、
いつもきゃーきゃー言いながら、大抵の人は
緊張感もなくふざけていたものでした。
そんななか、「真面目にやろうぜ」と周囲に喝を入れ、
避難の経路を指差し確認しながら真剣に参加していたのが、
いつもはチョイワルのA君。
私にとってはデリカシーもなくただウザかっただけのA君が、
次の日からは何故か急に眩しく見え始めたことに自分でも動揺し、
いつものように口喧嘩をしながら、なぜか胸がきゅっと痛くなる・・という、
ちょっと切ない風立ちぬチックな秋となりましたっけね。
でも、たしかその切ない想いは、
キンモクセイの香りが弱まるとともに、
冬が来たら早くも消えていたような記憶があります。
ま、いわゆる女心と秋の空っつーやつでしょうな。
というわけで、胸がきゅっとすることよりは、
今では秋の味覚におなかがグーと鳴ることの方が断然多くなった浅野です。
みなさま、今週もお仕事お疲れさまでした。
いやほんと。秋は美味なものが多すぎて、
炊き込みごはんだけでも、栗、ほんしめじ、
松茸、さつまいも、その後は牡蠣・・と、
もう糖質抜きダイエットなんか、
絶対に不可能!という過酷な季節ですわね。
そして、ここ近年、
「しまった。あんまりサンマを食べないうちに旬が過ぎた」と、
毎年クリスマス前くらいになってから気づくので、
9月10月はかなり精力的にサンマを楽しんでいる今年の秋です。
有名な噺「目黒の秋刀魚」にあるように、
かつてはそんな脂ギトギトの魚は、庶民下々の食べる下魚で、
偉い方々のお口には入らなかったのだそう。
まあもったいない・・・
サンマの脂は血管を丈夫にして血液のドロドロを防ぐという
不飽和脂肪酸、DHAドコサヘキサエンや
EPAエイコサペンタエンの成分たっぷりですからね。
ストレス解消にもよいそうですよ。
時の殿様たちも、もっとサンマやサバを日常的に食べていれば、
思考や性格、体力知力にも多少違いが出て、
何かしら歴史のディテールが変わっていたのかもしれませんよね。
先日、
中国四川省に住んでいた頃の仲間のうち、
その後30代前半の若さで亡くなった
マリコの墓参りをしよう、ということになり、
彼女の実家と墓のある長崎県の松浦で、
久しぶりに8人が集まり同窓会をしました。
故人の生前の思い出や、まだ格段に不便だった頃の中国のあれこれ、
日々起こるハプニングやトラブルをはじめ、ざっくりとしたことしか
憶えていなかった様々な細かいいきさつまで、
長年埋もれていたたくさんのことが連鎖的に思い出されて、
とてつもなくわくわくと華やいだ時間でしたね。
聡明で美しいマリコの明るい声を
感じるとともに(酔っているせいもあるけど)
若造や小娘だった頃の自分たちの姿が蘇り、
ホコリの舞い上がる街中のあちこちから流れ出ていた、
唐辛子を炒める音や刺激のある匂いまでが
耳や鼻にまとわりつく感覚がありました。
枝葉末節の記憶がクリアになった分、
なんだか頭の中もすっかり若くなったような気がするのは、
どうやらサンマの脂のせいだけではなさそうです。
ところで、今回飛行機に乗る際、空港内では
「サムスンのGalaxy Note 7は機内に持ち込めません」という
アナウンスが繰り返し流れていました。
そりゃ元々の姿はスマホとはいえ、発火の可能性のあるものなんて、
搭乗口でひっかかる爆発物や危険物よりももっとタチの悪い危ないもの、
ということになりますものね。
ちょっと前まで、
「サムスン世界一!」などとドヤ顔で日本にも
発信していた彼らの映像が記憶に新しいだけに、
今回の全面生産停止はけっこうな衝撃でした。
それにしても、ロッテのお家騒動や、ナッツリターン、
韓進海運の経営破綻・・大手企業、というか財閥優先の国家づくり、
という構図だけでもなんだかドロドロして
相当血の巡りが悪そうじゃあないですか。
サムスンのダメージは国の経済にも影響が出るのだろうけど、
そういえば平昌のオリンピックは大丈夫なのかしらね・・
まぁ、とにかく、
日本のせいにしたり、不気味な慰安婦像をあちこちに建てながら、
こんな時だけ日本に金をせびるのは
どうかやめていただきたいものでございます。
ではでは、皆さまよい週末を!
健やかな秋をお過ごしくださいませ^^
—発行者より—
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2016年はアメリカ大統領選挙の年。11月8日に予定されている投票で、その大勢が決まる。
三橋貴明は、このトランプ氏対クリントン氏の争いを
「グローバリズム対反グローバリズム」の戦いと位置付けるが、
「人類の歴史にも関わる戦い」であるとも語っている。
「自己責任」と「奴隷制」と「富の集中」が融合する世界が勝つのか、
「管理」と「助け合い」と「富の分かち合い」が融合する世界が勝つのか。
さらにはここに「経済学」が絡み合い、アメリカ大統領選挙という場でせめぎ合う。
月刊三橋最新号
「2016アメリカ大決戦 グローバリズムと反グローバリズム、勝つのはどっちだ?」
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【浅野久美】EPAと秋の空への2件のコメント
2016年10月16日 11:50 PM
飲む前に拝読して、途中ふと書きたくなって書いて、飲み終えて床につきながら、ん? もしかして矛盾したことを書いたのでは、と気になって、いま読み返したら、思った通り、忘れていたことを忘れられない、と書いてました。鯛の骨たゝみに拾ふ夜寒かな 室生犀星。
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2016年10月17日 5:33 AM
梅・桜・紫陽花・くちなし・金木犀・銀杏・椿、開花の順に書いて下さっている。細部をないがしろにしない折り目のあるものに触れると、忘れていたことが泉のように呼び起こされます。お酒の席でかなり調子に乗ってしまい、怒らせてしまった某メーカーの大先輩から、「空気を商品と称して売るような人たちが一番稼いで、一番規制緩和を訴えて、そうして誰よりも一番既得権益にしがみつきたくて時の政府にすり寄る。ビジネスを語って威張る。すべては中間搾取業と言われたくない反動なんだろうけど、お里の水に浸かり過ぎて訳がわからなくならないように」静かな口調で窘められて完全に消沈、戻った明け方の近所の庭先で匂ったくちなしのかおりが、忘れられないです。そのくちなしの季節もいつの間にか過ぎてしまいました。
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