FROM 三橋貴明 http://keieikagakupub.com/38news/
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【解説】
人口減少は大チャンス!?
https://youtu.be/To6OMrIABwI
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三橋も長年のファンである塩野七海さんが、「ギリシャ人の物語」の執筆を開始されました。第一巻「民主制のはじまり」が12月18日に刊行になりました。
「民主制のはじまり」の冒頭で、塩野さんが興味深いことを書いていらっしゃいます。
「それは、昨今とみに耳にすることが多くなった、民主主義とは何か、民主制下のリーダーはどうあるべきか、についての論争が発端になる。この問題を声高に論ずるのは、政治家とマスメディアと、メディアに登場すること頻繁ないわゆる有識者たち。
しばらく交き合っていた私もついに拒絶反応を起し、これについて論ずる新聞も雑誌も読まなくなり、テレビもチャンネルを変えるようになった。騒々しく論争しても有効な対案には少しも結びついていない、と思ったからである」
三橋は別に「有識者」というわけではありませんが、塩野さんの指摘はまことにその通りで、テレビというメディアは、例えば「民主制(民主主義ではなく)」という、政治の中心たるべきテーマに関する「議論」までをも、ショー・ビジネスと化してしまいます。
ショー・ビジネスと化した討論番組では、事実やデータに基づいた「議論」「見識」は無用の長物と化します。メディアあるいはその向こう側の「大衆」が求めているのは、自己の常識に収まる格闘なのです。
というわけで、三橋が、
「日本が財政破綻する可能性はない」
「日本は公共投資を減らし続け、すでに減らしすぎの状態」
「日本の輸出依存度は諸外国に比べると低い」
「生産年齢人口比率の低下は、生産性を向上させることで、むしろ経済成長を促す」
といった正論は、本来はメディアのショー・ビジネスにおいては「異端」なのでしょう。
無論、三橋はそんなことは百も承知で、「民主制」の日本の奇妙な言論空間の中で、状況を少しでも改善するべく奮闘しているわけでございます。とはいえ、三橋の試みが巧くいくかどうか、誰にも分かりません。
「それでも、やる」
という、もはや理屈とは無関係な「根性」こそが、もしかしたら社会をまともな方向に変えるのかもしれないと、淡い期待を頂いているわけでございます。
◆「月刊WiLL (ウィル) 2016年2月号」に、連載「反撃の経済学 橋の危機という需要」が掲載されました。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00KV37JR8/
◆ビジネス社「これからヤバイ世界経済-2016年を読み解く5つのポイント-」が刊行になりました。
http://www.amazon.co.jp/dp/4828418571/
◆小学館「中国崩壊後の世界」が、早速、増刷になりました! ありがとうございます。
http://www.amazon.co.jp/dp/4098252465/
◆徳間書店「2016年 中国・ユーロ同時破綻で瓦解する世界経済 勝ち抜ける日本」が増刷になりました! これで第3刷です。
http://www.amazon.co.jp/dp/4198640475/
◆週刊アサヒ芸能 連載「三橋貴明の列島丸わかり報告書」第五十回「TPPでデフレーションが悪化することを経済学者は認めない」
http://www.asagei.com/
◆週刊実話 連載「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」 第156回「スロー・トレード」
なお、週刊実話の連載は、以下で(二週遅れで)お読み頂くことが可能です。
http://wjn.jp/article/category/4/
◆Klug連載 三橋貴明の「経済ニュースにはもうだまされない」 第337回 補正予算と新幹線
http://www.gci-klug.jp/mitsuhashi/2015/12/22/024993.php
◆有料メルマガ 週刊三橋貴明 〜新世紀のビッグブラザーへ〜 週刊三橋貴明 Vol344 人口と経済のスタビライザー
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
実は、日本の消費は人口減が続いているにも関わらず「減っていない」という事実をご存知でした?
◆メディア出演
さかき漣氏、平松禎史氏がチャンネル桜「夜桜亭日記」にご出演されましたので、ご紹介。
【夜桜亭日記】第13回、作家のさかき漣さんとアニメーターの平松禎史さんをお招きしました[桜H27/12/12]https://youtu.be/x86XuTAwH8c
12月30日(水) 6時から文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」に出演します。
http://www.joqr.co.jp/tera/
1月1日(金) 9時からTOKYO MX「モーニングCROSS TOKYO MX正月スペシャル 」に出演します。
http://s.mxtv.jp/morning_cross/
1月2日(土) 9時から佐賀テレビ「原発 私たちの選択 〜エネルギー政策の行方〜」に出演します。
http://www.sagatv.co.jp/
1月2日(土) チャンネル桜 日本よ、今…「闘論!倒論!討論!」 に出演します。
http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1587
12月23日 チャンネル桜「桜プロジェクト」に出演いたしました。
【反緊縮】デフレ脱却にはほど遠い安倍政権の経済政策[桜H27/12/23]https://youtu.be/oG_Z3vAU_is
【明るい経済教室】安全保障と経済発展の融合、メガリージョン構想で真のナショナリズム醸成を[桜H27/12/23]https://youtu.be/jJPYoLv_Ba0
【公的社会資本形成】新幹線整備事業をもっと国民的議論の俎上に[桜H27/12/23]https://youtu.be/7I5kSWJZsbk
【新国立競技場】大成建設・隈研吾連合のA案に最終決定[桜H27/12/23]https://youtu.be/02zK9N6Co0M
◆三橋経済塾
12月19日(土) 第十二回対面講義がアップされました。
http://members4.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?p=1279
三橋経済塾 2016年 第五期申し込み受付開始致しました。皆様からのお申込み、お待ちしております。
http://members5.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?page_id=38
◆チャンネルAJER 今週の更新はありません。
【おすすめ動画】
人口減少は大チャンス!?
https://youtu.be/To6OMrIABwI
[三橋実況中継]ショービジネス化する討論番組への5件のコメント
2015年12月28日 5:54 AM
一粒の麦もし死なずば、、「一粒の麦もし地に落ちて死なずば ただ一つにてあらん 死なば多くの実を結ぶべし」三橋さまの 箴言はぼくの心に 実を結んでおりますし多くの方々の心にも 届いていると存じます。人間の創った制度や規則など人間の手によって いつでも変更可能です。最後に笑う者が一番よく笑う、、、He laughs best who laughs last.どんな状況にあろうとけっして諦めさえしなければ最後に 思いっきり笑えるとぼくは 確信しているのだ♪
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2015年12月30日 2:15 AM
>メディアあるいはその向こう側の「大衆」が求めているのは、自己の常識に収まる格闘なのです。僕の様な大衆はここの処を注意していきたいもんです。TVに出始めた時より、客観的な数字とデータで語る事を信条になさっているであろう三橋さんの事を凄い存在だなと思っておりました。僕ら情報を受ける側も、ついつい面倒なので、自分にとって気持ちいい言説を鵜呑みにしがちですが、なるべく自分の頭で考えて行動できる様に心がけたいものです。国の借金云々に関しては、簿記をやっていると、その権利関係のおかしさに気付きますよね。
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2015年12月31日 7:17 PM
佐賀テレビですか?!残念ながら見れそうもありませんが、お気をつけてCROSSは視聴できそうなので、勉強させていただきます。
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2016年1月1日 8:26 AM
「大衆が求めているのは、自己の常識に収まる格闘」、名言ですね!・・・公共工事はたいがいワルイ、と思っていた私が、それはチガウかも?と思うようになったのは、私は大衆ではない、ということでしょうかネ?でも、まっとうに学問とか志す人などは、それが理だと思うと、潔く思い込みを覆される事があって、それが「君子は豹変す」でしょうねー。(かつて市大医学部の山中先生の指導教授のエピソードなど、実験が予想外の結果だと喜ばれたとか)
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2016年1月2日 6:56 AM
言葉のプロレスとか言葉の死球を見ることで視聴者も一緒に興奮する娯楽になってるのかな。人の生き死にが係ってる政治的な議論に娯楽の要素を持ち込むのは恐ろしく感じる。死を否定して生を語れないように都市に住んでると死生観とか生も軽くなるのかな。マスコミが提供するお手軽な常識に浸かっていれば喜怒哀楽の4文字以外の言葉は不要で非常に楽が出来るのか。思考の継続は海に潜るようなもので辛い。だから息継ぎにユーモアが必要になると思う。
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