From 浅野久美@チャンネル桜キャスター&月刊三橋ナビゲーター
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暑い・・・・
今週はたまたま3日間続けて渋谷に用事があったのですが、渋谷という街は、歩いている世代が若いせいでしょうか、どうも他のエリアよりも気温がかなり高いような気がするのですよ。
特に猛暑日のハチ公前交差点なんてあーた、、、いいオトナでも『ヤバいヤバい』と連呼したくなるような、息苦しいまでの激しい人の流れです。
しかも、どんなにうまく交差してもぶつかり合いながら進むので、さらなるエナジーの摩擦でぐんぐんヒートアップ・・・で、渡りきった時にはカラダの中心線がぐらついて昏倒寸前・・という、いつまで経っても都会で慣れないもののひとつなんですよね。
慣れない、といえば、コメントが溢れるようにダーッと右から左へ流れていくタイプの動画でも、同様の『クラクラ』感に見舞われてしまいます。どうも苦手。やはり私の動体視力の低下か何かが原因でしょうか。(そうだ、早く新しい眼鏡を作らなきゃ・・・)
・・っていうか、渋谷で『クラクラ』するのは、夏休みでぐっと増殖した、ハダカ同然の格好で闊歩するギャルたちのせいもあるのかもしれませんよ。
『サマーランドじゃないよね?』と突っ込みたくなるような、露出度の高い女性の多いこと・・・しかもかなりケバい。
顔面の半分を占めるつけまつげと目張り・・みたいな、キャバクラ風の金髪+盛り髪+厚化粧ブームって、多少は減ったものの、なかなか廃れていかないものなんですね。
まぁ、私もかつては湘南ギャルだった時代もあった(はずである)し、夏というだけでそれなりのアゲ空間だったのですが、しかし湘南って夏以外はただの田舎。今思えば、ほんと、素朴で健康的でしたねぇ。
スクール水着や競泳用の水着にタオルを引っ掛けただけのビーサン姿で、ガリガリ君をかじりながら商店街を歩いていても特に違和感はないという、ある意味大変開放的?な環境でした。
それが今では水着どころか、日傘と黒の長袖カーディガン必須。そして、紫外線防止のために厚くなりがちなメイクは、渋谷ギャルよりもけっこう痛いかも・・・・・
・・・というわけで、それでもガリガリ君だけはソーダ味しか認めない、昔湘南ガール、最近は田母神ガールズ(一応ね)だった浅野です。
みなさま、今週も暑い中、お仕事大変お疲れさまでした。
それにしても、今の湘南海岸は、海の家も格段にオシャレになり、ドラマの舞台になるほどあれこれ洗練されていますが、
神奈川県逗子市議会が「安全で快適な逗子海水浴場の確保に関する条例改正案」を可決して、なんと、アルコールと音楽、バーベキューも禁止にしてしまいました。これは昨年から検討されていたものですが、相当思い切った決断をしたと思いますねぇ。
長年に渡って夏の海の経済効果を実感して来た商店街や地元組合などからは当然反対もあったようですが、
近隣の住民からは(特に駅までの道は恐ろしいほどのゴミの山だったとか)治安も良くなって、安心できることが何より嬉しいという声も多いそうです。
本来、ビーチの若者グループの定番といえば、ノリのよいBGM(たいていは男の子が頑張って編集したマイフェイバリッドな音源・・・センスの有無が露呈されることしばしば)、日焼けオイルのココナツの香り、ギラギラと皮膚に食い込む太陽光線・・・そして、缶ビールをプシュッ。
そのおいしさと言ったら・・・
そのうち、日焼けのほてりを鎮めるために、砂を払ってみんなで波打ち際に入るわけですね。
『えいっ』『きゃー冷たい』『こらー、やったな』『ほほほほ、つかまえてごらんなさーい』等々、水を掛け合って遊ぶのもこれ定番。
その楽しさと言ったら・・・
(そしてたいていは、カップルになりかけの男女が荷物番として残される。いい雰囲気になることしばしば)。
しかし、それはそれとして、ここからが問題なのです。
海岸では強い直射日光と海風の塩分のせいか、アルコールは飲んでも飲んでも何故か酔わないような錯覚があり、BGMの音量もいつしか周囲を無視してただの騒音になりがち。
潮が満ち始めて波の音が強くなれば、同時に話す声も大きくなり、いちばんお調子者の男子あたりが酔って笑ってふざけながら転倒したりする。
そして、隣の家族連れのシートに背中からスライディングでなだれ込む・・・ほらね、さあ大変。
『ちょっとちょっと! 砂がやきそばに入ったわよ。どうしてくれるの』『子供の顔にタバコの火の粉が飛んで来た。謝れ』
『おいおい兄ちゃんたち、うるさいぞ。くだらない音楽今すぐ止めろ』
・・・ということで、一気に楽しくない様相に激変していくわけですね。
悪いことに、隣の家族連れのお父さん、背中のタオルを取ったらいきなり大きな緋牡丹の入れ墨が・・なんてこともなくはない。
というわけで、この種の展開、私自身も何度も何度も目撃したり当事者として経験した状況なのであります。
夏の海は楽しいけど危険やトラブルもいっぱい。
風紀の乱れがちな海岸は、小さな子供連れのみなさんや熟年のご夫婦は避けたくもなりますよね。
そんな中、今回の厳しい決まりが出来たおかげで、安全に楽しみたい家族が、徐々に夏の海に戻って来ているようです。
賑やかにエンジョイしたければ他にたくさんの海水浴場があるのですから、波の音を静かに聴いて居眠りしたり、子供たちとのんびり遊びたければ逗子海岸・・・という選択肢。お父さんのお楽しみのビールは飲めませんが、こんな棲み分けなら、悪くないと思います。
なんたって、海はみんなのものですからね・・・・
なーんて、いい子ぶってはみたものの、砂浜で飲む缶ビールの、他では決して味わえない至福の口当たりを思い出し、無性にのどが渇いてまいりました。
ところで、ビールといえば私たちはもちろんキンキンに冷えたものを好みますが、
ビールの本場、ドイツの人は冷え過ぎをものすごく嫌いますね。
しかも、__系のものなら△△℃くらい、○○系だから□□℃以下で・・・と、飲み方にはかなり細かい能書きをお持ちで、
現地では、『冷え過ぎになるくらいなら常温で飲むほうがずっとまし(キリッ)』と語る人もいましたっけ。
そういえば、ドイツの人って、几帳面な印象だし、緻密な計算も身に着いているのか・・譲れないものに対する頑固さやこだわりを通していく姿は、案外多方面に現れているような気がします。それって、(もしかしてだけど〜♪)南米大会にして見事に『これぞドイツサッカーなのだ』と、世界中のファンを『参りました』と言わしめた、ワールドカップでの圧倒的な組織力と地力の発揮展開にも関っていますよね。
あまりガツガツはしない・・・姑息なこともしないよ・・・ただし、必要なことに関しては容赦なく正当な我が道を貫きますのでそこんとこよろしく・・・・的な空気は、準決勝にて、ブラジルチームを完膚なきまで、しかもにこやかに叩きのめしたあの冷徹さにも繋がるのでしょうか。情で手を抜くのは相手に無礼だしスポーツマン精神から外れるのは寧ろ信用を失いますからね・・・汚いルール違反などしないのに、なんだか気づけばゴリゴリと確実に点を重ねている、ということになるわけですね。
勤勉さではよくドイツに似ていると言われる日本人。歴史や経済もたびたび比較されますよね。うーん、そんなに似ているかなぁ・・・
でもまあ、とりあえずビールだけは絶対に日本式は譲れませんから。
やっぱり今夜もキンキンに冷やしちゃいまーす。
ではではみなさま、のどごしのよい週末を!
PS
イラク問題から見える日本の危機とは?
https://www.youtube.com/watch?v=KHNs1OBKsVc
【浅野久美】ゆずれない夏への2件のコメント
2014年8月3日 5:35 AM
浅野先生の文章だと、ビールが不思議なほどおいしそうにみえます。ドイツ人はビール、あまり冷やさないんですね。夏はあまり蒸し暑くないのかな?
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2014年8月4日 5:18 AM
姉御様〜こんばんわ〜!。譲れねぇのは結局ビールなんっすね?!hahaha。いやいや、そんな浅い内容でないのは三橋さんはじめ、皆様がご存知なわけで。浅野さんのこちらでの存在は「オアシス」デス。拝読し、ほっとしつつも、行間に込められた「これじゃない」感が伝わってまいります。サッカーの素敵な点を一つだけ挙げさせて頂きます。田舎から東京へ転校した当時の中学の校庭の狭さったら…。昼休み、みんなで遊んだのはサッカーでした。サッカーの遊び方万能性ってのはあの頃感じましたね。ボクは野球少年でしたけど。あのスペースでもワイワイやれるサッカー。そんな、「みんなの」サッカーの延長のプロや代表に対し、コメンテイターなる輩がその敗戦ぶりを見て、「だから日本人は〜」などと一々言うのがウザ過ぎて。所詮日本人が作り上げた今のJAPANサッカーの、しかも負けちゃったからと足りてない部分に対し、まるでそれが日本人全ての問題だとのたまう輩。フィギュアスケート(真央ちゃんでしょう)まで持ち出し、それとサッカーと日本人を語るヤツってナンなのでしょうか。サッカーだけでなく、多方面にエグイ?感性をお持ちの浅野さん。次回も楽しみにさせて頂きます。いつも仰って頂いていますので、こちらから。「今週も先週もいつもお疲れ様です」。
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