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2014年2月4日

【藤井聡】「東京強靭化」を忘るべからず!

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●三橋貴明の無料動画「日本企業が中国から撤退する本当の理由」
https://www.youtube.com/watch?v=Wzz3dqOIGrY

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From 藤井聡@京都大学大学院教授

「強靱化」については、かの3.11以降、いろいろなお話を差し上げて参りましたが、「世論」の趨勢におきましては、まだまだ、その重要性の認識が十分な水準には至っていない。。。。という焦燥感が常に頭から離れなかったのですが。。。。下記グラフをみて、嬉しい驚きがありました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140201-00001224-yom-pol.view-000

地方自治体の選挙の争点として、住民の医療や福祉が一番重視されるのは、至って自然であるという事を考えると、「地震などの防災対策」が(景気や雇用対策、原発などを差し置いて)「二番目」に重視する争点となっているのは、大変に印象深く感じ入った次第です。

しかも、実に81%、つまり、5人の内4人以上の東京都民が、地震対策を重視すると回答しておられるとの事。

丁度今は、昨年末に政府の新しい首都直下地震の被害想定が公表され、多くの都民がその問題に注目しているところだ、ということなのかもしれません。

・・・・とはいえ、実際の所、多くの都民は、東京での地震対策あるいは「東京強靭化」について、漠然とした理解をしておられるとしても、

「首都直下地震が、どれくらい切迫した危機なのか?」

については、やはり、必ずしも十分に共有認識されていないように思います。

ついては、この点について、いくつか客観的な推計値をお示し致しましょう。
(以下の数値は、下記にていろいろとお話しているものの一部です。
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まず、首都直下地震が30年以内に起こる確率は70%、ということになっています。

もうこれだけでもかなりの確率なわけですが、何と言っても「三十年」っていう時間は相当長いですから、今ひとつピンと来ない方も多いかもしれません。

それに、「そっか、三十年たっても、30%も、地震が起こらない可能性だってあるんだ、だったら、結構安全じゃん」なんていう風に、都合の良い解釈をしがちなのが、人間というもの。。。

ついてはもう少し身近な範囲で、この「30年で70%」という数字の「意味」を考えていきましょう。

まず、仮に毎年、直下地震が起こる確率が一定であると仮定(※1)すると、「今年中」に地震が起こる確率がどれくらいになるかと言うと。。。。。「4%」という水準となります。

これなら、「なんだ、やっぱ小さいなぁ。。。」と思われるかもしれません。が、4%って、結構な確率です。

麻雀で言えば「親マン」で上がれる確率くらいです(余計わかりにくいかも知れませんがw 知ってる方にはしっくりくる例かも。。。? 詳細は※2を!)。

つまり、「四人の神様が毎年正月に一局だけマージャンやって、そのマージャンが、親マンで終わったらその年中に首都直下地震を起こすことにする」なんて世界に我々は住んでるわけです。

親マン、って。。。結構、普通にでますよね?下手したら、連続で出たりすることもあったりしますし。。。。おおコワ。。。

あるいは、4%と言えば、分数にして二十五分の一、「サイコロを二個ふって、1のぞろ目が出る確率」よりも高い確率です。

ってことは、

「神様が毎年元旦にサイコロ降って、1のぞろ目がでたら、その年中に首都直下地震を起こすことにする」

なんて世界よりも、さらに危ない状況に、今の首都圏の人は皆置かれてるわけです(※3)。

いやぁ。。。やっぱ、コワイ。

じゃぁ次に、2020年の東京五輪までに首都直下地震が起こる確率がどれくらいかを先と同様の前提で計算すると。。。。実に「24%」となります!

これって、四分の一、ってことですから、サイコロで「1」が出る確率よりもずっとデカイってことです。

別の確率で言うと、「全プロ野球選手の平均打率」や「広島で雨が降る確率」(※4)が、おおよそこの程度の確率となります。

つまり!

広島にふらっと遊びに行った時ちょうど雨が降っていたとか、テレビを付けた時にたまたまやってたプロ野球で、その時打席に立ってたバッターがヒットを打つとか(※5)。。。。それくらいの確率で、東京五輪までに首都直下地震がやって来る。。。。と予想されているのです。

普通、地震って言うと「万一の時に備えて」なんて言葉が使われますが、「万一」どころか、「四一」の備えをしなきゃ行けない。。。という状況にあるのが、今の東京の皆さんなわけです。

これって、ホント、ヤバクないですか?

当方、こんな事ばかり日々考えてるものですから、もう、ホンットに、首都直下地震対策については、焦りまくっているのですが、それに比べると、皆さん、ホンットにのんびりされています。

特に、しかるべき立場の方々が、一般の方と同じようにのんびりしてちゃぁ、エライ事になってしまいますよね。、、、

っていうことで皆さん、サイコロ降ってぞろ目がでたり、親マンであがったり、広島にいって雨が降ってたり、テレビ付けた時のバッターがたまたまヒット打ったりするのを目にする度に、「あっ、これって。。。」なんて思い出してみて下さい(笑)。

皆さんがそうやって思い出せば思い出すほどに、東京が強靭化され、国家が強靭化されていきます!

是非是非、危機から目をそらさず、冷静に、そして冷徹に、
「東京がどう潰れるのか?」
「日本がどう潰れるのか?」
をことある毎にイメージして、為すべき事を一つずつ、積み重ねて参りましょう。

では、また来週!

<藤井聡からのお知らせ>
「忘れた頃にやってくる災害」、でありますが、やっぱり私たちはついつい忘れてしまいます。だから改めて何度でも何度でも、「巨大地震Xデー」をイメージして参りましょう!
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(※1 厳密に言うと、その年までに地震が起こっていないという条件で、その年に地震が起こる確率が、一定であると、という仮定です。
ちなみに、こういう確率過程は、「ポアソン過程」といって、最も一般的なもので、実際に多くのシミュレーション等で平均的に用いられるものです。
なお、政府公表の確率は、どういう確率過程を前提としているのかは公表されていませんので、ここでは最も一般的な確率過程を仮定しています ←。。。みたいな事をグダグダ書いても分かりづらいだけですが、一応、ここで推計する確率は、無根拠なもんぢゃ無いですよ、という事を示すためだけにグダグダ書きました 笑)

(※2 ↓下記のゲーム統計で一般の方のマンガンを上がれる確率が、おおよそ16〜18%、親マンだとその四分の一で、おおよそ4%、となります。
http://tenhou.net/sc/profmg.html
なお、この際、マンガンが上がれる確率は、親も子も一緒だと考えて下さい 笑。ちなみに当方なら、親なら無理せず、ピンフドラ一のニックか、タンヤオドラドラのチッチあたりであがる確率が増えますが、この際、そんなこたぁ、無視して下さい)

(※3 あるいは、「フルカード」無しの頃のロケみつの早希ちゃんが、振り出しに戻っちゃう確率よりも、さらに高い確率、って言っても良いですね)

(※4 なんで広島かって言うと、各都道府県の降雨日数を調べると、広島の日数がちょうどの水準だったのでしたw)

(※5 厳密に言うと、その時に打席に立ってたバッターの次のバッターが、って言った方が厳密ですが、この際、まぁ、いいでしょう。 笑)

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【藤井聡】「東京強靭化」を忘るべからず!への4件のコメント

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  2. きらきら より

    藤井先生の仰ることは分かりますが、どれだけ言っても、危機意識は芽生えないと思います。例として、中国に進出した日本企業を出したいです。中国人は、チベットやウイグルや内モンゴル(その他省略)の人を殺して、領土を盗ってしまっているのに、自分たちは大丈夫といって中国に進出して行ったんですよ。この例より、リスクを勝手に0だと思い込み、金儲けを優先させる方々ばかりだと言えると思います。本当に残念であり、不本意ですが、利益になるビジョンを見せないと、地震までに間に合わない気がします。

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  3. arakawa より

    「震度7クラスだと、都内の建物の〇割があぶないですよー」と言っても、自分のところは大丈夫と都合よく考えてしまうケースが多いと思います。鉄道、橋、高速道路の各施設の耐震強度を明記してみるのもよいかもしれません。現実を突きつければ、普段は防災に興味のない人や、公共事業悪玉論に影響されている人でも、多少は関心を持ったり、考えを改めると思います。わが身に降りかかることを、具体的にイメージさせることは重要かなと思います。

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  4. ozmax より

    東京「強靭化」という言葉自体はこの選挙で浸透してきていると思います。しかし、「他の候補と一緒でしょ」と思われたり、「他の候補ではなく田母神さんの「東京強靭化」でないといけない」という部分は伝わっていない感もあります。単なる公共事業ではない、深い思想と人間的な配慮(つまりは竹中のような設計主義ではないもの)に基づいたものであることを有権者に知らせたいですね。

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