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2014年1月27日

【三橋貴明】呆れてものも言えません

From 三橋貴明

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●三橋貴明の無料動画「日本企業が中国から撤退する本当の理由」
https://www.youtube.com/watch?v=Wzz3dqOIGrY

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【今週のNewsピックアップ】
●脱成長を糾弾する
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11756678473.html

●討論会
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11757336355.html

呆れてものも言えません(言っていますが)。
脱原発以外の政策が「皆無」と言われ、日本記者クラブの合同会見すらキャンセルし、告示日前の討論会から逃げ回り、出馬第一声で、
「今までのような大量生産、大量消費、そういう経済成長至上主義というもので、果たして日本という国はやっていけるのかどうか、私は難しいと思います。
これからは原発をあちこちの国に売り込んだりするような、欲張りな資本主義ではなくて、もう少し自然エネルギーとか脱成長とか、そうした心豊かな生き方というもので満足できるような国づくりをすすめていかなければならないのではないか」
と、おぞましき限りを極めた演説をやってのけた細川「候補」のことです。そもそも、元総理大臣が都知事選に立候補する時点で、呆れてしまうわけですが、さらに公約が「成長拒否」。
三橋から下の年代の方はご存じないかも知れませんが、日本の国政の混乱の口火を切ったのは、まさに第79代 内閣総理大臣、細川護熙その人でした。細川内閣(わずか9カ月の内閣でしたが)から20年が過ぎ、細川氏は今度は東京都政を混沌の中に放り込もうとしています。
細川内閣は9か月しか続かなかったものの、この時、後の日本の政治に「決定的な影響」を与える政策が推進されたのです。細川首相(当時)と河野洋平自民党総裁(同)が「政治改革」で一致し、衆議院について小選挙区制が導入され、さらに政党助成金制度の導入が決定し、国会を通過しました。
すでにご理解頂いていると思いますが、小選挙区制は日本の政治風土に合っていません。「風」によって選挙結果が大きく左右され、総選挙のたびに政治が大々的に変わり、混乱の源となっています。特に、09年の総選挙では、「政権交代」という意味不明なスローガン(野党が政権交代を目指すのは当たり前でしょうに・・・)を掲げた民主党が勝利し、その後、日本は衰亡への道を辿り始めます。
小選挙区制とは、「歴史的」「伝統的」に二大政党が存在し、両政党が確固たる「国益を追求する精神」を持ち、政権交代が起きても「国益は失われない」という前提が守られなければ、まともに機能しないのです。綱領すらつくれない寄せ集めの政党が、小選挙区制という「制度」と「風」により政権を握るケースは起り得るわけで、実際に起きました。
また、政党助成金制度は、「党」の力を一気に強めました。結果的に、「党」の意向に反する政治家は、公認を得られず、さらには資金的にも弱体化することになります。
例えば、自民党は小選挙区制導入に際し、「各小選挙区の立候補者は公募で決定する」と宣言していたのです。ところが、現実には公募ではなく「政治力」で候補者が決まるケースが少なくなく、選挙区から弾かれてしまった有能な人材が、「保守分裂」覚悟で立候補するか、あるいは他党に流れてしまいました。小泉郵政選挙の際に「刺客」戦術が有効だったのも、小選挙区制だったからこそなのです。
上記の通り、日本の政治混乱の「はじまり」であった細川元首相が、東京都知事選に立候補し、「脱原発」やら「脱成長」やらを訴える。悪夢としか言いようがありません。
無論、田母神俊雄を除く他の主要候補たちにも突っ込みたい件は山ほどありますが、細川氏は群を抜いて酷過ぎます。と言いますか、細川氏が立候補を決断した時点で、東京都民、東京都の有権者が「舐められている」のだと思います。
今回の東京都知事選挙は、我々東京都民が民主主義国の主権者たりえるかを問われる、需要な選挙になりそうです。
※本コラムは三橋貴明個人の意見表明であり、選挙運動でも落選運動でもありません。

PS
月刊三橋1月号のテーマは「日本経済激震」です。2/10まで無料お試し音声を公開中
http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980/index2.php

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【三橋貴明】呆れてものも言えませんへの3件のコメント

  1. poti より

    質的に異なるものを結び付ける貨幣の機能によって、理論上の失敗、成功と収益上の失敗、成功が結びつけられてしまっている経済学宜しく、前提やら何やら無視して無理やり導入したがる半可通というのは嫌なものですね基本的に信用せず、日本に適合するか否かを慎重に検討すべきでしょう

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  2. 古事記 より

    佐川事件は運送の地域規制撤廃に関する事件です。運送事業は地域ごとの垣根が有り、一社が日本中へ直接配送出来無いシステムに成って居ました。地域ごとに許可が必要で地域の許可運送会社しか荷物を扱えないという規制です。その規制の為に現在の宅急便、個別配送が発達し無かった。この規制撤廃を佐川運送が各規制地域に東京佐川、京都佐川、等のグループ会社を作り、それ等を統合して全国ネットの宅急便システムを構築した。その規制撤廃と各地の運送会社を傘下にする為に色々なカネや裏社会のチカラや街宣右翼、商売の政治屋、政治を商売にする政商、が暗躍していたのが、所謂、佐川事件。そして田中角栄、金丸信、小沢一郎、皇民党事件で誉め殺しにされた竹下登、東京佐川の渡辺社長とかが取り沙汰された。国会で証人喚問が有り日本中が大騒ぎになった。この時に1億を佐川から借りた事が発覚した細川氏は何も語らず逃げ出し、首相を投げ出し政界を引退。そして今回の都知事選挙への立候補。本日の記事の指摘通り、無責任の極み第一号かも知れません。イヤ無責任で無くて明確な意思が脱原発、日本の成長拒否、是等は裏をめくれば在る国や業界団体の膨大な利益です。又、繰り返すつもりですか?愚衆が国を滅ぼす都知事選挙。東京だけが人口増加し日本イコール東京の状態では投票権の無い日本国民は取り残されるばかりです。責任を持ってしっかり都民に投票して貰う以外に方法は無いのが残念です__

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  3. ヌコ より

    政党助成金も小選挙区制も、裏にお縄自治労先生が居たと言う噂を聞きました。湾岸戦争の消えた130億ドルも細川先生が総理になる前後の事では無かったでせうか?また同時期に、お縄先生の日本改造計画の書籍がありますが、その英訳版には、石油メジャーの雄のロックフェラー財閥のJロックフェラー氏(何とかサックスのオーナー様との都市伝説も)が紹介文を書いたらしいどすね。次は戦略なき反原発で、日本の富が、石油メジャーさまと中東王族さまの所へと消えてしまうのでせうか?細川先生をお縄先生がご支持なさっているとニュースで観ました。事実は小説よりも奇なりなのでせうか?小生も、別にどの候補を応援する等、書いているつもりはございません。

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