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2025年9月26日
【藤井聡】「無能」な小泉進次郎は「カンペ」で「パペット」で「コピペ」だから陣営から「隠され」と「ヤラセ」で支援されるも、国民は「祭り」「炎上」で彼を強く非難・嫌悪している。

総裁選の告示日から数日が過ぎ、各候補者に全国民の注目が集まる中、各種の討論会、演説会が開催されたことで、各候補者の挙動や資質が世論において大きな話題となっている。
その中でもやはり一番多くの話題の種を提供しているのは、「一番人気」「本命」と目される小泉進次郎氏(以下、進次郎と略称)だ。
この告示から極わずかの間に進次郎がどんな風に話題になったのかをとりまとめると、以下の「八つの進次郎」が国民の批判の的になったことが浮かび上がってくる。
1.カンペ進次郎
2.パペット進次郎
3.コピペ進次郎
4.お祭り進次郎
5.炎上進次郎
6.無能進次郎
7.隠され進次郎
8,ヤラセ進次郎
以下、一つずつ解説しよう。
(1)カンペ進次郎
何といっても一番の話題が「カンペ進次郎」だ。討論会でも演説会でも、その質疑応答においても彼自身ではなく彼のブレイン達が作ったと目される「カンペ」に頼りっきりの姿が多くの国民に揶揄されている。
最初の所見演説会でカンペを見た回数も数えられてしまい、「514回」もカンペを見た事実が曝されている。
そんなカンペばかり見て、総理なんていう要職を務められるわけ無いにも関わらず、これが本命だなんて国民を舐めるのもいい加減にしてくれとウンザリした心持ちで進次郎を嫌悪し、批判する国民が急速に拡大しているわけだ。
(2)パペット進次郎
前回の総裁選の反省を踏まえ、進次郎は「選択的夫婦別姓」などの「独自色」を消し去った公約を作り、かつ、カンペばかりを見る姿勢、ならびに財務省関係者の支持者に囲まれている状況から、進次郎は単に財務省らの操り人形=パペットじゃないかという批判が拡大した。
SNS上で進次郎についての配信を分析すると「パペット」「操り人形」のキーワードが多数散見される状況となっている。
(3)完コピ進次郎
進次郎は結局、自分で考えられない以上、カンペやバックのブレイン等の外部装置に頼らなければ発言できないわけだが、彼が頼っているのはカンペだけで無く、「他の候補者の回答」をそのまま拝借し、「完コピ」して答えるという姿もメディア上で批判されている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/00ecbee8261453e60b4d720459dc249eab8bd9a2
(4)お祭り進次郎
TikTok等では「力をパワーに」「変えなければならない、だからこそ変えなければならない」などの「AはAだ」という所謂「進次郎構文」を語る進次郎を揶揄する大量の動画が、彼が総裁選の有力候補と目され始めた頃から配信され、それらが大いにバズり、いわゆる「祭り」のような状況となっている。
(例えばhttps://www.youtube.com/shorts/VColxrnLUzc)
(5)炎上進次郎
ネット上はそんな状況になっているのだが、そんな空気が全く読めない進次郎は、総裁選運動の一環としてTikTokを開設し、よろしくというメッセージを配信したところ、これに凄まじい批判が殺到する大炎上状況となった。
ちなみに当方は、そんな炎上における代表的コメントとして《頼む日本のために政治家引退してくれ》《貴方は何もしなくていい小泉構文を作ってなさい》《ほんまにやめて》等があることを紹介するツイートをX上で配信したのだが、一日で160万以上のアクセスとなっている。
https://x.com/SF_SatoshiFujii/status/1970422385561260463
つまり、進次郎を揶揄する動画は大いにバズり、進次郎がアピールする動画は大炎上する状態となっているわけである。
(6)無能進次郎
要するに、国民にしてみれば、進次郎など話せば進次郎構文になるし、演説させてもカンペばっかり見てるし、質問しても人が言うことのコピペになる。その肝心のカンペも財務省らを中心とした優秀な官僚や政治家達がつくったものになってる以上、単なるパペットに過ぎないから、ネットで「おもちゃ」にして遊ぶ以上の存在ではないわけで、そんな「おもちゃ」に過ぎない進次郎が総裁候補として自分をアピールするなど、フザケるなということで、炎上したわけだ。
そんな進次郎を一言で言い表すキーワードとして、SNS上で多用されているキーワードが
「無能」
だ。誠に身も蓋もない言葉だが、ネット上でつまり今、多くの国民は進次郎を「無能」な政治家だと見なしているわけで、だからこそ、そんな無能な人間が総理大臣になることを、心底嫌悪している状況にあるわけである。
それが「炎上進次郎」を産み出しているのである。
(7)隠され進次郎
そんな国民に「無能」と揶揄される進次郎だが、自民党の国会議員の間では凄まじい人気がある。何と言っても菅・岸田・石破という歴代および現役総理が三人、河野・加藤・野田といったこれまでの総裁選候補者が三人もが進次郎支持を打ち出している。告示日の進次郎陣営の決起集会には92名もの国会議員が(代理出席含めて)馳せ参じている。
しかし彼らは、昨年総裁選の時のように進次郎の国民への露出が増えればボロが出てしまい、失速してしまうことを恐れている。
だから小泉陣営は可能な限り進次郎の露出を抑え、ボロがでない内に総理にしてしまおうと画策し、「とにかくしゃべらせない。露出をさせないっていう」戦略をとっていると指摘されている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/afcc1e87afa678f34ed54dd415eb3fed3f423057
カンペ進次郎と揶揄されること覚悟で「カンペ」に頼るように振り付けているのも、陣営が本人の「地」がでないようにするための戦略であるし、総裁選の選挙期間が12日と規定上「最短」のものに設定されているのも事実上の小泉陣営である石破総裁の意図ではないかとも指摘されている。
つまり、小泉陣営は「進次郎隠し」を推進してきたわけで、12日の選挙期間中だけなんとか進次郎をできるだけ隠し、「無能さ」ができるだけバレないように「隠され進次郎」の状態を持続させ、何とか総理にしたてあげようと画策してきたわけだ。
実に姑息で卑劣な戦略だ。
(8)ヤラセ進次郎
小泉陣営はそんな風にして恥も外聞も無く、社会規範度外視であらゆる手段をつかってなんとか進次郎を勝たせようと躍起になり、遂に、『ニコニコ動画でポジティブなコメントを書いて欲しい』という指示を出すにまで至っている。
いわば、「ヤラセ」で進次郎を賞賛し、進次郎支持の拡大を図ったのである。
https://bunshun.jp/articles/-/82444
以上、進次郎は今、「カンペ」や「コピペ」でないとろくに話しができない「無能」な「パペット」だと揶揄され、SNS上では「お祭り」になっているにも関わらず、それを全く自覚していない愚かな投稿について「大炎上」してしまっている。そんな状態であるにも関わらず、国民の不安や危惧や怒りなどお構いなく、彼の無能ぶりができるだけバレないようにすべく「隠され」進次郎状態をつくりだし、挙げ句の果てに「ヤラセ」までやって、進次郎を総理に仕立て上げようとしているのだ。
こんな進次郎を総理に仕立て上げようとする岸破や財務省を中心とした既得権者達はもはや、完全に常軌を逸し、暴走している状態にあるのだ。
そしてそんな暴走状態にある「進次郎」を中心としたオールド自民の暴走を、オールドメディア達は批判するどころか無視し、その暴走に加担している状況にある。
これでもし、進次郎、あるいは(地頭だけは進次郎よりは良いようだが、それ以外はなんら進次郎と変わらない)林芳正氏が総裁になり、日本の総理になれば、国民不在の政治、というよりも、国民に大きな公益被害をもたらし続ける政治が展開されること必至だ。
総裁選が公正でまっとうなかたちで進められんことを、心から祈念したい。
追伸:政策論でいえば、進次郎が論外なのは言う迄もありません。
『進次郎が総理になれば、日本は地獄に落ちる…「素人の思いつき」で農政を破壊し、新米価格を暴騰させた「公益毀損」の恐るべき実態』
https://gendai.media/articles/-/157791
『小泉進次郎は自民党にとって「ヤバい」選択肢~習近平・トランプに舐められ財務省に利用され、必ず石破ジリ貧時代を超えた「ドカ貧」時代になる』
https://gendai.media/articles/-/157502
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