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2018年3月12日

【三橋貴明】危機を煽る人たちの目的

From 三橋貴明

【今週のNewsピックアップ】
危機扇動者たちの不協和(前編)
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12358769491.html
危機扇動者たちの不協和(後編)
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12359046680.html

ほとんど報じられていないのですが、
今年の冬に到来した「寒波」により、
一月後半から関東の電力需要が拡大。

ついには、東電管内の電力使用率が
「99%」に達しました。

すなわち、予備率1%です。

ちなみに、

「マスコミが絶対に伝えない
「原発ゼロ」の真実」

などで解説しましたが、予備率3%の時点で、

「ジャンボジェット機が海面すれすれを飛んでいる」

のと同じくらい「危険」な状況になります。

予備率3%どころか、1%の局面に
突入した東京電力は、他の電力会社に
電気を融通してもらい、危機を乗り切りました。

予備率1%、あるいは3%とは、
例えば火力発電所の発電機が一つ
「予期せぬ故障」になっただけで、
ブラックアウト(大停電)が起きかねない
という危険な状況になります。

さて、三橋は日本のエネルギー安全保障の
確立のためには「安定電源」が
絶対に必要であるため、
原発再稼働を訴えてきました。

別に、将来的な脱原発を
否定する気はありませんが、

● 直近の安定電源の確保
● 中期的にエネルギー安全保障が高まるエネルギーミックスを構築
● リスクがあり、かつ日本国民の所得を小さくする、外国からの鉱物性燃料(LNG、原油など)の輸入を減らす
● 使用済み核燃料の処理や廃炉のための技術投資が必要

などの理由から、原発再稼働を主張し、
かつ「このままではブラックアウトが起きかねない」と、
警鐘を鳴らしてきたわけです。

だからといって、別に「ブラックアウトが発生すればいい」
などとは微塵も思っていません。

東京電力管内でブラックアウトが起きたとき、
被害を受ける人の中に三橋も含まれるのです。

今年の寒波で東京電力が「ギリギリ」の
状況に追い込まれたものの、
何とかブラックアウトを回避できたことを受け、

「ああ良かった・・・」

と、心から思いました。

何しろ、ブラックアウトが起きると、
最終的には病院の生命維持装置までもが
停まり、「人が死ぬ」状況に至るのです。

さて、福島原発事故の発生後に
「放射能危機」を煽り立てていた人たち、
あるいは今もなお財政破綻を
叫んでいる人たちはどうなのでしょうか。

危機を煽る、あるいはリスクに対して
警鐘を鳴らすのは構いません。

とはいえ、その裏には「情報」「事実」「データ」
に対する真摯な姿勢があり、かつ
「危機が起きなかったこと」
「危機が(実は)なかったこと」
を善として受け止める心構えが
必要なはずです。

どうも、日本の「煽り屋」たちの多くは、
日本国民が苦しむ「危機」を、
むしろ期待しているように思え、
率直に書くと「不気味」なのです。

危機を煽る「言論」の目的は何なのか。

危機を煽る人たちが、本当に我々
「日本国民の幸福」を考えてくれているのか。

この種の検証を行いつつ、
自分の頭で考えなければ、
「正しい情報」には辿り着けないのだと思うのです。

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